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Maruko Kozakai
小堺丸子
こざかい・まるこ●東京都出身。
読みものサイト「デイリーポータルZ」ライター。江戸っ子ぽいとよく言われますが新潟と茨城のハーフです。好きなものは犬と酸っぱいもの全般。それと、地元の人に頼って穴場を聞きながら周る旅が好きで上記サイトでレポートしたりしています。
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撮影:水野昭子
高知県ではただいま〈志国高知 幕末維新博〉が開催中!
大政奉還150年となる今年と、明治維新から150年となる平成30年にかけ、
歴史を中心とした大規模な観光博覧会を催しています。
幕末維新博のなかで今最も注目されているのは、
なんといっても昨年新らしく発見された〈坂本龍馬の書簡〉の公開。
京都で暗殺される5日前に書かれた手紙で、
〈新国家〉という文字が初めて確認されたという貴重な資料となっており、
龍馬が〈新しい幕府〉ではなく〈新しい国家〉の設立を
目指していたことがよくわかります。
しかしもちろん、幕末維新博の魅力はそれだけではありません。
龍馬の書簡が展示されている高知城歴史博物館や、
坂本龍馬記念館(平成30年春リニューアルオープン)といった施設のほかに、
高知県内各地にある歴史文化施設が会場となっているのです。
その数なんと23か所!
土佐が生んだ多くの偉人達ゆかりの地を巡りながら、
そこにしかない貴重な歴史資料を見たり、
各地域ならではのおもてなしが体験できるようになっています。
また、歴史を学びつつ注目したいのがやっぱり食!
幕末維新博をまわりながら食べられる
おいしいものたちを、一部ですがご紹介したいと思います。
今回周ったのは、龍馬の盟友である中岡慎太郎の生家と、
海援隊を支え、現在の三菱グループの礎を築いた岩崎弥太郎の生家。
どちらも高知県の東側に位置する安芸・室戸エリアで、
ゆずやナスや海産物が豊富な地域です。
安芸地方にきたらぜひ食べたいのがちりめん丼。
他の地域で食べるシラス丼と一風違うのが、
地元産のユズ酢をかけて食べるところです。
特にかき揚げとの相性はバッチリ!
爽やかでサッパリとした風味がクセになります。
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安芸観光情報センターで見つけたのは、
地元産の素材にこだわった〈安芸グループふぁーむ〉がつくるご当地アイス。
室戸の海洋深層水で育てられミネラル豊富な海苔をつかった
〈青のりの香るアイス〉はクリーミーな口当たり。
少し甘めでふんわりと海苔の風味が広がります。
いっぽう、安芸産のナスを炭火でじっくりと焼き、
ペースト状にして配合された〈焼きナスのアイス〉は、サッパリとした口当たり。
ナスの皮が焼かれた部分の、あのスモーキーな香ばしさがよく再現されており、
意外なおいしさ。
紅茶アイスの香ばしさが好きな人には特に試してほしい一品です。
最後に紹介するのは、岩崎弥太郎生家前にあるオープンカフェ
〈まる弥カフェ〉で見つけたかんば餅。
天日で干した芋を粉末にしてお餅に練り込んだもので、
高知県の東部地方ならではのものだそうです。
食べ方は、トースターや網で3分から5分焼くだけ。
噛むほどに干し芋の優しい甘みが増してきて、感動するおいしさでした。
お土産にも喜ばれること間違いなしです。
以上、安芸・室戸エリアでみつけたおいしい食を紹介しました。
歴史と食を同時に楽しむ旅は一段と楽しいものです。
ぜひトライしてみてください!
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