老舗農園〈堀内果実園〉が拓く、 “食と土地”をつなぐ複合型施設。 「Land」が奈良・五條に誕生

「育てる・つくる・食べる」を体感する複合型施設

1903年創業。奈良・吉野の山奥で栽培に取り組む農園〈堀内果実園〉が、2025年8月9日(土)に五條市で複合施設「Land(ランド)」をオープンした。ここは、地元で「育てる・つくる・食べる」のサイクルを体感できる場を目指し、果実加工場、カフェ、ショップが一体となった施設として展開。“土地の恵みを、地域の人と自然とともに循環させる場”という一貫した発想のもとで誕生したこの拠点は、体験と教育、地域振興を同時に叶える新しい食の新しい食の拠点だ。

五條の恵みを未来へ受け継ぐ場

〈堀内果実園〉は代々受け継がれる果樹園を守るだけでなく、「五條に人を」というスローガンのもと、地域の活性化にも力を注いできた。「Land」では、旬の果実をその場で味わう喜びはもちろん、農業体験や製造の過程、地元の食文化にも触れられる仕掛けを整えている。単なる消費体験ではなく、五條を「五感で味わう」空間として設計されている。

堀内果実樹園「Land」の加工場、ワークショップ室、かき氷ラボ

果物の香りが広がる加工場、季節ごとの体験が楽しめるワークショップ室、創作かき氷を探求する“かき氷ラボ”も併設。

堀内果実樹園「Land」のショップ

地元作家の器や農産品が並ぶショップ。

堀内果実樹園「Land」のカフェ

フルーツや地元食材をふんだんに使った料理やスイーツが味わえるカフェも。

地産地消と地域のつながりを結ぶハブに

館内の加工場では、地元産の果実を使ったジャムやドリンクの製造・販売が可能。新鮮な原料を即加工できるメリットを活かしている。一方、カフェやショップでは、農産品や加工品、ギフト、地元作家による器など、日常使いからお土産まで揃うラインナップを用意。訪れた人が自然に地域とつながれる“地続きの物語を届ける場”として、奈良・吉野の新たな顔となるだろう。

堀内果実樹園「Land」のカフェメニュー

季節の果実を主役にしたカフェメニュー。

堀内果実樹園「Land」のカフェメニュー

パフェやタルト、フレッシュジュースなど、旬の味わいを堪能できる。

堀内果実樹園「Land」のカフェメニュー

五條のお米や旬の食材を使ったプレートや、地元“ばぁく”の豚肉を贅沢に味わえる丼、農園野菜と果実のカレーなど、多彩な料理が揃うカフェメニュー。

堀内果実樹園「Land」のカフェメニュー

果実感たっぷりのパイナップルマンゴースムージーや、バナナとコーヒーの絶妙な組み合わせを楽しめるシェイクなど、フルーツを主役にしたドリンクが勢ぞろい。

information

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堀内果実園

住所:奈良県五條市西河内町1219-1

TEL:0747-20-8013

休:火(本社業務は定休日なし)

公式サイト:https://horiuchi-fruitgarden.com

47都道府県別!集めて楽しい、 “ご当地”をテーマにした ビックリマンチョコが登場

40周年という節目にご当地ビックリマンチョコが販売スタート

1977年の誕生以来、数々のシリーズで時代を彩ってきた「ビックリマンチョコ」。80年代後半に社会現象を巻き起こした悪魔VS天使シリーズ40周年記念商品のファイナルとして登場するのは、ビックリマン史上初の”ご当地”をテーマにした特別版だ。
47都道府県それぞれをモチーフにしたシールを収録した〈東日本編〉と〈西日本編〉が、9月2日から東日本・西日本エリアごとに先行販売。全国を旅するように集められる、新しいビックリマン体験が幕を開ける。

左:〈東日本編〉パッケージ 右:〈西日本編〉パッケージ

左:〈東日本編〉パッケージ 右:〈西日本編〉パッケージ

地域とファンをつなぐ“地方創生プロジェクト”の進化形

今回の企画は、2022年から始まった「ビックリマン地方創生プロジェクト」の延長線上にある。企画担当者は「親子連れなど幅広い世代が地元の商品を楽しむ姿を目にし、この喜びを全国へ広げたい」と話す。
シールのデザインは、各都道府県の個性が映えるようキャラクターやテーマカラーを選び抜き、一部にはその土地らしいモチーフも盛り込んだ。小さな四角の中に、その地域の魅力がぎゅっと詰め込まれている。

シールは〈東日本編〉と〈西日本編〉それぞれに25種類ずつランダムで封入され、全47都道府県をコンプリート可能。袋を開ける瞬間のワクワクはもちろん、集める過程で日本各地の魅力や文化に触れられるのも醍醐味だ。
40年という長い歴史の中でも初めての試みである“ご当地ビックリマン”。ぜひ手に取って、その土地ならではの一枚を楽しんでみて。

information

ご当地ビックリマンチョコ<東日本編>、<西日本編>

発売日:2025年9月2日(火)

発売地区:東日本先行(北海道・東北・首都圏・関東信越・中部)、西日本先行(近畿・中四国・九州)

景品シールは各25種。47都道府県をモチーフにしたキラキラシールがランダムに1枚封入。

開業から1周年。 〈Restaurant SAI 燊〉が体現する、ローカルガストロノミー

山梨県・西湖に位置する〈Restaurant SAI 燊〉が、2025年6月、開業から1周年を迎えた。
〈Restaurant SAI 燊〉は、「奥・山梨料理」を料理コンセプトに、「生きとし生けるものをすべていただく」という発想のガストロノミー。1周年を迎えるこれまでと、これからの挑戦について、Head Chefの豊島雅也さんに話を伺った。

とにかく誠実に向き合う。ローカルに受け入れられるために大切にしたこと

〈Restaurant SAI 燊〉がある山梨県・西湖は、穏やかな湖面が美しく、緑豊かな青木ヶ原樹海に囲まれた、神秘的な雰囲気を持つ自然が魅力的な場所。世界文化遺産に登録される「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」を構成する要素のひとつでもある。

レストランをプロデュースするのは、2021年に本社を山梨県の西湖に移転した総合エンターテイメント企業のアミューズ。地域資産を活用したイベントの開催やアウトドア・コンテンツ事業などを進めていく中で、富士河口湖町でレストラン〈TOYOSHIMA〉を営むオーナーシェフ・豊島さんと出会い、タッグを組むこととなった。

シェフの豊島雅也さん

コロナ禍が終わってから、「そもそも人は何のために食べるのか?」という本質を改めて考えるようになった豊島さんは、見た目だけでなく、何を口に入れるかが大切だという想いをもち、3年ほど前からレストランの開業準備を始めてきた。

開業までに一番時間をかけたのは、ローカルに住む人たちと誠実に向き合うこと。プライベートの時間も使いながら、一緒に山に入ったり釣りをしたり、時には家で作ったものや実家で採れたものをお裾分けすることも。こうしたお金ではない物々交換での交流が、ローカルで受け入れられるには必要なこと。利益のためだけに西湖に来ているわけではないことを理解してもらえたことで、様々な人や食材を紹介してくれるようになった。

こうした交流の中で知った食材や西湖エリアの文化を昇華させる豊島さんの料理、これこそが「ローカル・ガストロミー」を意味するところなのだ。

シェフ自ら仕入れるこだわりの食材と、しっかり伝えたい旬のこと

「木・火・土・金・水」をデザインコンセプトとした店内に足を踏み入れると、大きな木のテーブルと、焚き火台が出迎えてくれる。〈Restaurant SAI 燊〉では、お客さん全員でテーブルを囲み、一斉に食事をスタート。シェフが薪火・炭火を操りながら調理している様子を間近で眺め、食材やメニューの解説を聞きながら、その日だけの料理を楽しむ。

シェフの豊島雅也さん

料理に使用するのは鹿肉や熊肉などのジビエ、キノコ、山菜、高原野菜、ハーブ、ヒメマスやクニマスなどの淡水魚。西湖エリアだからこそ手に入るものばかりで、狩猟免許を持つシェフ自ら、山に入り食材を獲りに行くこともある。その日のお客様や気候に合わせて調理方法や味付けも変えるため、仕込みはしないという。

西湖では、山菜などの春の食材が長く流通し、夏野菜はぎゅっと旬が短い。秋の食材の代表であるきのこは、都内よりも1ヶ月ほど早く旬を迎える。都内から想像する食材の旬とは異なるため、西湖ならではの食材の旬をきちんと伝えることも大切にしている。

ドリンクは、西湖付近の冷たい湧水から始まる。アルコールペアリングの「氵酉」(しゅ)は、ソムリエが足を運びセレクトした、県産のワインを中心に。飲んでいる本人しかわからないような平等な空間を作りたいとの想いで用意された、ノンアルコールペアリングの「氵山」(さん)はお酒が苦手な人やドライバーも大満足のラインナップ。

西湖にしかない魅力を伝えるために、ローカルを噛み砕く

〈Restaurant SAI 燊〉がオープンするタイミングで、豊島さんは河口湖エリアから西湖へとベースを移した。そのため、初めは知らない郷土料理や食材が多かったという。

「地元の郷土料理は、このエリアで代々受け継がれ、大切にされてきたもの。そういうものを食べさせていただく機会があるので、僕ら料理人のフィルターを通して、フレンチや和食の技術を使って表現できたら、このエリアのローカルフードが、県外や世界でもっと注目されるんじゃないかなと常に考えています」

1周年を迎え、現在は自分たちが試したいことができる場所として、ジビエ食肉加工処理施設を準備中。またジビエの裾野を広げていくために、学校給食でのジビエ料理の監修や、子供達への講義も行ってきた。

シェフの豊島雅也さん

「地域の子ども達が大人になって県外に出た時に『給食に鹿が出ていたんだよ』と言えるような流れを作りたいです。せっかくこの地域にはたくさん鹿がいるんだから、ジビエに対して興味を持ってもらいたいし、良さを知らないのはもったいないですよね。将来山梨県のスーパーに当たり前にジビエが並んでいる光景ができたら嬉しいです。レストランとしては、この地域の魅力をしっかり伝えていく1年にしなければなと思っています」

〈Restaurant SAI 燊〉は、ローカルガストロノミーとしての存在感はもちろん、山梨の食材の素晴らしさを発信する存在となるだろう。今後の広がりにはこれからも目が離せない。

information


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Restaurant SAI 燊

住所:山梨県南都留郡富士河口湖町西湖208-1

Web:https://restaurant-sai.com/

Instagram:@restaurant_sai_lake_saiko

コロカル編集部の食いしん坊日記 編集長が選ぶ、三重県に行ったら 食べてほしいグルメ5軒

日本全国に点在する郷土料理やB級グルメ、旬の食材を使った料理など、コロカル編集部があちこち巡り、おすすめを見つけました。 編集長Sが選んだ、三重のおすすめグルメを5軒ご紹介します。

三重といえば伊勢、伊勢といえば〈一月家〉

伊勢市駅に降り立ったら、まずは〈外宮〉、そして〈内宮〉に参拝。おすすめは、早朝から、ゆっくりじっくり、神聖な空気を吸いながら。身も心も晴れ渡ったところで、もう一度伊勢市駅方面へ。なぜってそこには〈一月家〉があるから。伊勢は、昔から、伊勢参りに訪れる人を温かく迎い入れていた土地。〈一月家〉は、常連さんで大賑わいだけど、一見さんにだって、とっても優しい。カウンターに座れば、大将との掛け合いで、お酒も進みます。絶対に食べるべきは、トコブシを甘辛く炊いた〈ふくだめ〉。伊勢をお参りしたついでに、福もたまる、そんな尊いメニューを食べ、そして飲んだら、〆はやっぱりカレーライス。

三重といえば、鶏焼き。暑い時期にこそ、行って欲しい〈とりいち〉

三重、松阪から伊勢にかけて車で向かうならば、〈鶏味噌焼き とりいち 本店〉へ。広い食堂のような店内には、常連、家族連れ、遠方からと、さまざまな人達が、テーブルにそなえつけられたガスコンロを囲み、汗をだらだら流しながら、一心不乱に食べています。昼は、白いご飯、夜はノンアルコールチームがひとりいれば、車でも安心、ビールを飲みながら。こってり味噌焼きは、部位ごとに食感も変わって飽きることなく、ごはんは一膳二膳……、ビールは2杯、3杯……、エンドレス。鶏スープも忘れずに。

伊勢のランチ、〈起矢食堂〉か〈キッチンクック〉か

伊勢うどんは、お伊勢参りに来た人たちを待たせないように、食べやすいように、と生まれた、腰のない麺に味噌たまりやたまり醤油ををからめた、ファストフード。とはいえ、店ごとに個性は様々。個人的に好きなのが、〈起矢食堂〉の月見やまかけ。するりと、でも存在感を持って喉を通る太麺に山かけの味は、毎度リピートしてしまいます。ランチはさっぱりと、なんて言っていたら、地元の友人の二人に連れて行ってもらったのが、がっつり〈キッチンクック〉のドライカツカレー。地元の人たちに愛される、まさにソウルフードな面構え。友人は、いまでも大盛りいっちゃうそうです。どちらも、胃袋が覚えて続ける、伊勢の味。

暑い時期はかき氷、寒い時期はぜんざい。〈赤福〉の季節限定メニュー

伊勢神宮〈内宮〉にお参りに行ったなら、おかげ横丁の〈赤福〉へ、は規定のルート。加えて言うならば、季節限定メニューも絶対に。暑〜い時期なら〈赤福氷〉。いわゆる赤福ではなく、氷になじむように、つくられた餡と餅が氷の中に、そして抹茶蜜がかかる、その神々しい姿だけで汗が引いていきます。赤福ぜんざいは、冬季限定メニュー。空気がピンと張り詰めた寒い中での〈内宮〉参拝は、夏とは違った神聖さ。でも、やっぱりカラダは冷えてしまう、そのタイミングでの、温かみ、ありがたみは、より一層感じるはず。添えられる、塩ふきこんぶが名脇役!

写真家・長野陽一さん推薦! 近所にあってよかった、と思える 鎌倉のおすすめスポット4選

日本やグローバルで活躍するナビゲーターにご登場いただき、地元や別荘などの拠点がある土地のおすすめスポットを紹介してもらう本企画。

今回は、写真家の長野陽一さんが登場。
鎌倉に住んで20年の長野さんに、近所にあってよかった、と思える鎌倉のお気に入りスポットを教えていただきました。

食卓を豊かにしてくれる〈サカナヤマルカマ〉

一昨年できた今泉台にある鮮魚店。鹿児島県の阿久根と小田原漁港から仕入れた丸魚が豊富です。軽トラで移動販売もやってて鎌倉市民の話題のお店。〈マルカマ〉のおかげで我が家の食卓が豊かになりました。

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サカナヤマルカマ

住所:神奈川県鎌倉市今泉台4-12-1

Instagram:@sakanaya.marukama

我が家のコーヒーは〈カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ〉で

鎌倉の人気店、〈カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ〉。10年以上、我が家のコーヒー豆はここの中深煎りと決めています。季節のパフェも名物。昨年30周年を迎え、記念に出版された書籍でも撮影を担当させていただきました。

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カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ

住所:神奈川県鎌倉市小町2-1-5 櫻井ビル 1階

Instagram:@cvdimanche

〈バードマウンテン〉の洋服は欠かせない

鎌倉御成通りの近くにある洋服店。かれこれ5年以上お世話になっていて、夏にこれがないともはや生きていけないかも?と思っている薄手のパンツや気の利いたシャツ、〈VANS〉のスニーカーなど、気が付けば、代表・鳥山さんが選んだ服ばかり着ています。僕が学生の頃に撮ったモノクロの作品を飾ってくれています。

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バードマウンテン

住所:神奈川県鎌倉市御成町5-3 蔵屋敷ビル 1F

Instagram:@birdmountain_official

街中にある紫陽花

東京と行き来をしていると、鎌倉は山と海が近いので季節の移り変わりがわかりやすい、と感じます。紫陽花の季節はなにより北鎌倉が映えるので、住民はきっと誇らしく思っているはず。毎年、自宅の庭の植えた覚えのない額紫陽花が咲くと写真を撮ってしまいます。

動画はこちらから!

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Yoichi Nagano 
長野陽一

写真家。新刊『長野陽一の美味しいポートレイト』HeHeより発売中。これまでの写真集に『BREATHLESS』FOIL刊、『島々』リトル・モア刊、『シマノホホエミ』FOIL刊など。

【見逃し配信あり】 会員制スーパーマーケット 〈Table to Farm〉の可能性を探る。 生活者が「つくること」に 関わりはじめる時代へ コロカルアカデミーVol.3

日本のローカルの魅力を発信するWebマガジン「コロカル」は、新たなウェビナー講義シリーズ「コロカルアカデミー」の第3回を開催しました。今回のゲストは、7月25日のローンチに向けて注目を集める会員制スーパーマーケット〈Table to Farm〉のディレクターであり、共同発起人でもある相馬夕輝さんです。そんな相馬さんは、日本各地を丹念に取材し、その土地ならではの食材や文化を活かしたメニューやイベントの企画に携わってこられました。そんな豊富な経験を背景に、食や地域、そしてこれからのコミュニティの在り方について、幅広い視点からお話しいただきました。

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今回の登壇者は...

Table to Farm ディレクター・共同発起人_相馬夕輝(あいま・ゆうき)さん

相馬夕輝(あいま・ゆうき)さん
Table to Farm ディレクター・共同発起人
郷土料理や食文化をフィールドワークとして学び体験してきた経験を活かし、食の新たなフードシステムを構築することを目指し、2022年より本プロジェクトを始動。ブランドディレクション、商品選定、ウェブメディアや食事会などの企画編集及び執筆を担当しながら、日本各地の生産者を巡り、新たなフードシステムとしてのCommunity Supported Foodculture(CSF)を構築中。また、D&DEPARTMENT PROJECT 飲食部門「つづくをたべる部」ディレクターとして、その土地の食材や食文化を活かしたメニュー開発や、イベント企画なども手がける。2024年、初の著書となる食分野での活動をまとめた「つづくをたべる食堂」出版。

0.1%の“素の味”を求めて

0.1%の“素の味”を求めて

食とは、考えてみれば不思議なものです。外にある食べ物を、直接口に含み、咀嚼し、消化することで、自らの栄養にしていくプロセスは、生物としての根幹だと言っても過言ではありません。しかし、現代社会において、食は過度に経済合理化されてしまい、本来の感覚や価値を忘れかけている。

そうした時代にあって、〈Table to Farm〉は「滋味深く、食べ飽きることがなく、噛むたびに新たな発見があるような、とびっきりの味わい」を“素の味”と名づけ、その魅力を追い求めてきました。「“素の味”のそばには、いつも自然の恵みがある。そして、それを育む作り手の姿があり、自然と共に生きる知恵と手間が息づいています」と、相馬さん。そんな貴重で、自然の歓びに満ちた“素の味”が集まる場所。それこそが、会員制スーパーマーケット〈Table to Farm〉なのです。

Table to Farmの特徴と大きな魅力

そんな“素の味”を扱う〈Table to Farm〉で取り扱われる商品は、どれも約11ヶ月という長い時間をかけて選ばれているそう。相馬さんはこの選定のプロセスを“11ヶ月の旅”と呼んでいます。

その旅は、食材の歴史や文化的な背景を丁寧にリサーチするところから始まります。次に、実際に使ってみることで見えてくる味わいや使い心地を確かめ、さらに生産者との対話を重ねて思いを深めていく。そして最後に、それをどう伝えるかを考える。この一連のプロセスを経てようやく見出される“素の味”には、深い味わいと豊かな個性が輪郭をもって表れてくるのだと感じられる内容になっています。またお話の中では、商品を選ぶ際に設けている独自の基準や、あえて会員制という形式をとっている理由、そこに込められた哲学についても教えていただきました。

新しい食のコミュニティ「Community Supported Foodculture」という挑戦

本当に美味しいものを追求した先にある“素の味”。自然と人の織りなしによって生まれるそれらは、どうしても時間や手間がかかるものでもあります。実際、私たち自身も丁寧な暮らしや生活に憧れながらも、日々の仕事や雑事に忙殺され、結果的に効率を求めてしまっているのが多くの人の現状ではないでしょうか。
そんななか、Table to Farmで進められているのが、作り手(生産者)と食べ手(生活者)が手を取り合う新しいフードシステム〈Community Supported Foodculture〉。食べる人が作ることに関わっていくことを仕組みとして実現するこの営みは、単に自然やナチュラルなものが良いのだという視点ではなく、本当に美味しくて使いやすいものを、広くしっかりと日常に届けていく。講座内では、より具体的に、生産者が負ってきたリスクや負担をどう変えていく必要があるのか(前払いの仕組み化等)についても、踏み込んでお話いただきました。

コミュニティづくりの秘訣とは?

コミュニティづくりの秘訣は、「実際に食べることや生産者の方のもとに足を運ぶこと、そして美味しかったと気持ちを伝え、生産の現場のお話に耳を傾け、未来に向けて物理的に動いていくことに尽きる」と相馬さん。

そこで行われるプロセスの一つ一つは、一見すると素朴で、もしかすると当たり前のように感じることかもしれません。しかし、相馬さんのお話を聞いていると、そうした一つ一つについて、一見すると当たり前の人と人同士のやり取りこそ、真心こめて、真摯に真剣に取り組む姿勢こそが、普段は孤立してしまいがちな生産者の方々の結び目となっていく何よりもの秘訣なのだと感じました。すなわちコミュニティをつくり、運営していく立場を担う人こそ、扱う商品やプロダクトに愛や尊敬、こだわりを持つことが、コミュニティをつくっていくことの根幹にあるのだろうと。

その後のトークセッションでは、「地方に文化と経済の好循環を創出するために」というテーマを掲げながら、地方の生産者の方々と信頼関係を深める秘訣について、食事会の実例も交えながら、直接伝えることの価値についてもより深堀りしつつ、語って頂いています。
さらに講座本編終了後のQAでは、日本の農林水産物の価値の伝え方について、食育の投資としての給食のあり方も含め、具体的な話題が盛りだくさんでした。

地方創生における第一次産業の活性化に取り組まれている方や課題意識がある人やコミュニティというワードに関心のある多くの人にとくにおすすめです。

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能登の食と人に出会う。 被災地の今を「もっと」知る マーケットが大阪に

能登の味と人に出会えるマーケット「のともっと MARCHE OSAKA」が、8月6日(水)、大阪・梅田の〈KITTE OSAKA〉で開催される。塩や地酒、新鮮な農産物、加工品など、能登の豊かな恵みを届けようと、地域の生産者たちが大阪に集まり、顔をそろえる。

能登の“リアル”に触れる機会を

「のともっと」というイベント名には、「能登のことをもっと知ってほしい」「もっと好きになってほしい」という思いが込められている。単なる物産展ではなく、食を入口に、地域の文化や人々の営みまでを紹介する場として企画された。

今回のマルシェでは、石川県産の食材販売に加え、被災地・能登の現状を伝える展示や映像コンテンツも用意。復興に向けて取り組む生産者の姿を紹介する映像や、地域の暮らしを捉えた写真パネルを通して、食だけでは伝わらない能登の今を伝える構成となっている。

また、当日は14時から、石川県知事・馳浩氏や、地元の農業・漁業関係者によるトークイベントも実施予定。被災地の現状や課題、そこに暮らす人々の声を直接聞ける、貴重な機会となるだろう。

食で応援する「レストランフェア」も同時開催

さらに、同日より大阪駅周辺の飲食店では、県産食材を使った料理を提供する「のともっと RESTAURANT FAIR OSAKA」も初開催される。期間は8月19日(火)まで。食を通じて被災地を支援する“応援消費”の輪が広がることを期待したい。

のともっと MARCHE OSAKAの様子

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のともっと MARCHE OSAKA

会場:KITTE OSAKA 2F @JPcafe イベントスペース A・B

住所:大阪府大阪市北区梅田3-2-2

日時:2025年8月6日(水)11:00〜18:00(※一部販売・展示は20:00まで)

HP:https://notomotto.com/

*入場無料・予約不要
*14:00〜14:30には石川県知事・馳浩さんをはじめとする関係者によるトークイベントも開催。
*同日より大阪駅周辺で「のともっと RESTAURANT FAIR OSAKA」もスタート。8月19日(火)まで開催予定。

地元の家族や友人の喜ぶ顔が見たい! 〈グランスタ東京〉で選ぶ、 東京駅限定“推し土産”ベスト10

旅の始まりや帰省の玄関口としてにぎわう東京駅。そのエキナカ商業施設〈グランスタ東京〉で、駅で働く614人のスタッフが選んだ“リアルにおすすめしたい”東京駅限定スイーツランキングが発表された。対象は、グランスタ東京で年間を通して販売されている限定商品。普段からお客さんの反応を見ているキャストたちが「自分で買うならこれ! 」と本音で選んだ10商品は、味の良さはもちろん、パッケージの可愛さや話題性なども折り紙付き。帰省や夏の小旅行、ちょっとした贈りものにもぴったりなラインナップとなっている。

見事1位に輝いたのは……?

東京駅で働く人が本音で選んだ「自分で買いたい」スイーツ、栄えある1位は、〈Brick bake bakers by Pâtisserie ease〉の「クラフトフィナンシェ(プレーン)」。東京駅の赤レンガを模した見た目も印象的だが、何より魅力なのは店内のオーブンで焼き上げることによる香ばしい香りと焼きたての味わい。ショップ近くを通るたびにその香りに吸い寄せられて買ってしまう、というスタッフの声も多数。外はカリッと香ばしく、中はしっとりとした食感が楽しめる。

クラフトフィナンシェ(プレーン)/Brick bake bakers by Pâtisserie ease

1位:クラフトフィナンシェ(プレーン)/Brick bake bakers by Pâtisserie ease
B1F改札内 銀の鈴エリア。1個 300円。

2位〈Mr. CHEESECAKE〉の「Mr. CHEESECAKE Petit Tokyo Assortment」は、限定のフレーバーやパッケージが魅力のアソートセット。持ち歩きやすく、ご褒美スイーツとしても高評価。ほかにも〈喫茶店に恋して。〉の「クレームブリュレタルト」、〈カヌレリテ〉の「GRANSTA Box」など、手のひらサイズでちょっとずつ楽しめるスイーツも上位に名を連ねた。味わいだけでなく、デザイン性やシェアのしやすさなど、ビジュアルと実用性のバランスも選定の決め手となった。

Mr. CHEESECAKE Petit Tokyo Assortment/Mr. CHEESECAKE

2位:Mr. CHEESECAKE Petit Tokyo Assortment/Mr. CHEESECAKE
B1F改札内 銀の鈴エリア。3個入 2,727円。

クレームブリュレタルト/喫茶店に恋して。

3位:クレームブリュレタルト/喫茶店に恋して。
B1F改札内 銀の鈴エリア。4個入 950円。

サンドクッキー ヘーゼルナッツと木苺/COCORIS

4位:サンドクッキー ヘーゼルナッツと木苺/COCORIS
1F改札内 中央通路エリア。6個入 1,560円。

GRANSTA Box/カヌレリテ

5位:GRANSTA Box/カヌレリテ
B1F改札内 銀の鈴エリア。2個入 1,280円。

甘くない派にも嬉しい、和テイストのチップスが登場

甘いお菓子ばかりではないのも、今回のランキングの特徴。6位の「じゃがボルダチップス 鰹と昆布のうまみだし味」は、東京ばな奈とCalbeeの異色コラボによる新感覚のスナックがランクイン。和風だしの豊かな風味と厚切りならではの歯ごたえが特徴で、甘いお菓子が苦手な人への手土産にも適している。また、粉が手につきにくい製法を採用しており、外出時でも扱いやすい点も魅力のひとつである。

Calbee+×東京ばな奈 じゃがボルダチップス 鰹と昆布のうまみだし味/じゃがボルダ

6位:Calbee+×東京ばな奈 じゃがボルダチップス 鰹と昆布のうまみだし味/じゃがボルダ
1F改札内 吹き抜けエリア。4袋入 1,047円。

ランキングに名を連ねたのはいずれも、東京駅だけで出会える限定スイーツばかり。帰省や旅行の際の手土産にはもちろん、自分へのちょっとしたご褒美にもぴったりだ。移動の前に立ち寄って、お気に入りの一品を探してみてほしい。

おいしい「選ばれし逸品」を手に取ってみてはいかがだろうか。

7位〜10位も発表!

ガレット ショコラ エピス/ピエール マルコリーニ

7位:ガレット ショコラ エピス/ピエール マルコリーニ
B1F改札内 銀の鈴エリア。8個入 3,888円。

メープルクッキー詰合せ缶/ザ・メープルマニア

8位:メープルクッキー詰合せ缶/ザ・メープルマニア
1F改札内 吹き抜けエリア。2種各8枚入 2,500円。

キャラメルバターサンドイッチ/(NO) RAISIN SANDWICH

9位:キャラメルバターサンドイッチ/(NO) RAISIN SANDWICH
1F改札内 吹き抜けエリア。4個入 1,580円。

東京鈴もなか/香炉庵 KOURO-AN

10位:東京鈴もなか/香炉庵 KOURO-AN
B1F改札内 銀の鈴エリア。1袋2玉入 320円

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場所:JR東京駅構内「グランスタ東京」

公式サイト:https://www.gransta.jp/mall/gransta_tokyo/

三菱電機トップアスリート フェンシング選手・宮脇花綸さん推薦! 遠征から帰ってきたときでも 安心できる“いつもの”スポット4選

日本やグローバルで活躍するナビゲーターにご登場いただき、地元や別荘などの拠点がある土地のおすすめスポットを紹介してもらう本企画。

今回は、三菱電機トップアスリート フェンシング選手・宮脇花綸さんが登場。 国内外に遠征にいくことが多い宮脇さんが、地元に帰ってきた時に安心できる“いつもの”スポットを教えていただきました。

キングオブパスタは〈ANTICA TRATTORIA CIBO〉の「トマトとチーズのスパゲティ」

ANTICA TRATTORIA CIBOのトマトとチーズのスパゲティ

小学生の時から家族と練習帰りに通っていたイタリアン〈ANTICA TRATTORIA CIBO〉。当時から変わらず頼むのがトマトとチーズのスパゲティです。もうメニューから消えて久しいですが、それでも“いつもの”とお願いすると作ってくれます。姉も私も家を出て、家族で外食も珍しくなりましたが、「世界中どこを回ってもこれを越えるパスタはないな」と懐かしくなる、私のキングオブパスタです。

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ANTICA TRATTORIA CIBO

住所:東京都目黒区自由が丘1-26-8キクモトビル2F

Instagram:@anticatrattoria_cibo

帰国後に食べたいのは〈さらしん〉のお蕎麦

さらしんの小海老せいろ

日本に帰ってきて食べたくなるのが、寿司でも焼肉でもなく蕎麦!小さい頃から〈さらしん〉の白っぽい更科系のお蕎麦が大好きです。おすすめは大葉の入った小海老せいろと、茗荷と穴子の甘酢和え。

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さらしん

住所:東京都世田谷区奥沢5-25-1

練習帰りに通ったカフェ〈カスタネット〉

祝賀会の様子

昔からあるカフェで、ここもスクールの練習帰りに通っていたお店のひとつです。パリオリンピックの祝勝会も〈カスタネット〉で行いました。 目玉焼きが乗った昔ながらの薄いパンケーキに、自分でこれでもかとメープルシロップをたっぷりかけるのが幸せ。

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カスタネット

住所:東京都目黒区自由が丘2-9-23

Instagram:@jiyugaokacastanets

おやつ休憩で立ち寄る〈多摩川遊園のベンチ〉

愛犬とベンチ

犬との散歩中に(犬の)おやつ休憩のため立ち寄る古い木のベンチ。映画『アット・ザ・ベンチ』のロケ地になって驚きました。

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多摩川遊園のベンチ

住所:東京都世田谷区玉堤2丁目1−1先

動画はこちらから!

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Karin Miyawaki 
宮脇 花綸

東京都世田谷区生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。三菱電機株式会社に所属。幼稚園時代に姉の影響を受け、フェンシングを始める。種目はフルーレ。
2023全日本選手権において個人戦準優勝。パリ2024オリンピック団体戦では、日本フェンシング女子史上初のメダル獲得となる銅メダルに輝く。
自ら応募して出演となったクイズ番組において全問正解を達成するなど、「頭脳派」としての一面もあり。

ビールの聖地、長野・佐久で “大人の社会科見学”。 「よなよなエール」醸造所ツアーが 今年も開催

クラフトビール好きの間で密かに人気を集めている「よなよなエール 大人の醸造所見学ツアー」が、今年の夏も長野・佐久で開催される。主催するのは、香り豊かなペールエール「よなよなエール」などで知られる〈ヤッホーブルーイング〉。1997年に長野県・軽井沢町で創業したクラフトビールメーカーだ。遊び心と本気のクラフトマンシップを大切に、日本のビール文化に多様性を届けてきた。

2025年で15周年を迎えるこのツアーは、8月2日(土)から9月7日(日)までの毎週土日(※8月30・31日を除く)に実施。完全予約制で、1日4回・各回20名限定という特別感も魅力のひとつだ。

見どころは、ガラス越しではなく、実際の仕込み現場に足を踏み入れて体験できる点。これまでに累計約1万7千人が参加し、昨年は約9割が県外からの来場者という、クラフトビールファン注目のツアーとなっている。

見て、触れて、飲む。五感で楽しむクラフトビール

このツアーの魅力は、何といっても“リアルな現場”に入り込めること。ガラス越しではなく、ブルワーが実際に働く仕込み室の中へと案内され、麦芽の甘い香りに包まれながら、醸造の工程を間近で見ることができる。

原材料であるホップや麦芽に触れたり、アルコール発酵前の麦汁の試飲や、缶のフタを締める「巻締体験」など、まさに“つくる現場”を五感で学べる構成だ。日替わりで登場するガイドは、製造や営業など実際に〈ヤッホーブルーイング〉で働くスタッフたち。専門職ならではのリアルな話と、ビール愛たっぷりのトークが、参加者の満足度97%(※自社調べ)という高評価を支えている。

できたてをその場で。直売所も見逃せない

醸造所見学中には、タンクから直接取り出した無濾過の生クラフトビールを試飲できる特別なひとときが待っている。お店では味わえない“まろやかさ”と“酵母のコク”は、現地ならではの体験だ。さらに、エリア限定ビールを含む5種類の本格テイスティングも用意されており、香り・色・味に注目した飲み方も伝授される。

敷地内の直売コーナーでは、限定Tシャツやグラス、特別なビールセットなども販売。ツアー参加者以外でも立ち寄れるので、近隣ドライブの目的地としてもおすすめだ。

詳細や予約は公式サイトから。クラフトビールを“知って・感じて・味わう”この夏だけの体験をお見逃しなく!

Information

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「よなよなエール」醸造所ツアー

開催期間:2025年8月2日(土)〜9月7日(日)の毎週土日
※8月30日・31日を除く

開催時間:1日4回(各回 約110分)
①10:00〜11:50 ②10:40〜12:30 ③14:00〜15:50 ④14:40〜16:30

定員:各回20名(完全予約制)

料金:1,980円(税込)

会場:〈ヤッホーブルーイング〉 佐久醸造所(長野県佐久市小田井1119-1)

詳細・予約:https://yonasato.com/event/brewery/

冷蔵庫には必ず入っている!? 岐阜県民のソウルフード〈明宝ハム〉

岐阜県民にとってハムといえば「明宝ハム」。1953年の創業当時から変わらない製法や、素材にも徹底的にこだわった名産品です。実はハム以外にも地元ではお馴染みの商品がいろいろとあるんだそう。今回は「明宝ハム」を製造している〈明宝特産物加工株式会社〉の人気商品ランキングと、70年以上愛され続ける商品の魅力を営業部・鷲見拓也さんに教えてもらいました。

ソーセージやフランクフルトも。人気商品ベスト3

【1位:明宝ハム】

もちろんトップは全商品の売上の70%を占めるというこちら。少し値段がリッチなのは、並々ならぬこだわりの証です。原料は一度も冷凍していないフレッシュな国産豚もも肉。塊のお肉から包丁を使って赤身だけを取り出しているので、かみごたえがあり肉肉しい、豚肉のおいしいところが凝縮されています。

岐阜ではお土産や贈答品の定番でもあり、家の冷蔵庫に必ず入っているという“ソウルハム”です。

【2位:ポークソーセージ】

明宝ハムをつくる時に出る新鮮なスジ肉を使ったソーセージ。

明宝ハムをつくる時に出る新鮮なスジ肉を使ったソーセージ。

香辛料をピリッと効かせたシンプルなポークソーセージ。「明宝ハム」をつくる時に出たスジ肉をミンチ状にして使っているのでお肉の質は抜群です。価格は明宝ハムよりもお手頃。

「ボロニアソーセージというジャンルの中でも太めのサイズです。歯ごたえがあり、ピリッとした味わいなのでビールにぴったり。地元ではお肉の代わりに料理に使う方もいます!」

そのまま食べるのはもちろん、お肉の代わりにポテトサラダや野菜炒めに入れるのもおすすめ!

【3位:フランクフルト】

1本70gのボリューミーなフランクフルトは子どもたちに大人気。地元ではイベントや道の駅などで焼いて売られている定番商品なんだそう。

1本70gのボリューミーなフランクフルトは子どもたちに大人気。地元ではイベントや道の駅などで焼いて売られている定番商品なんだそう。

鷲見さんが個人的に一番好きだというフランクフルトは、プリッとした食感がやみつきに。すじ肉と脂身を合わせてミンチにしているので、肉肉しさとジューシーさも楽しめます。

地元では学校給食に採用されており、イベントや道の駅では定番のスナックとして親しまれていて、ホットドッグに使う飲食店もあるそうです。

ほぼ全工程が手作業。村の宝物として生まれたプレスハム

〈明宝ハム〉はもともと農協の食肉加工所として1953年に創業。自然豊かな村の恵みを生かし、地元の人々の生活の糧となる一品としてハム製造が始まります。

「一番の目的は村の中で雇用の場をつくること。また戦後の食料不足のなか、タンパク質が豊富で保存性のある食べ物を地元に届けようと考えられたのがハムだったんです」

当時の地名だった明方村から「明方ハム」と名付けられたハムは、1980年にメディアに取り上げられたことで一気に知名度が全国区に。生産が追いつかないほどの人気を得たことで一時は入手困難になり、“幻のハム”と呼ばれたそうです。

明宝ハム

「人気を受けて、村の特産品として育てていこうと増産の計画が持ち上がったのですが、隣町に工場を移転する話に村が猛反発。最終的に会社を分けることになり、創業の地に残ったのが弊社です。名前は“明方村の宝を残す”という意味を込めて〈明宝ハム〉になりました。ちなみに『明方ハム』もまだ生産されていて、スーパーでは2つが並んでいることもありますよ」

明宝ハム

〈明宝ハム〉のこだわりは、「大手メーカーでは真似できないほどコスパが悪いです」と鷲見さんが笑うほど、ほぼ人の手で作る昔ながらの製法と原料です。使うのは国産豚肉のもも肉のみ。それも冷凍していないフレッシュなものだけに限ります。肝となるのは下処理で、7〜8kgほどある塊のお肉をひとつひとつ熟練の職人が包丁で解体していくのです。量にして1日に2t、お歳暮時期などの繁忙期には3tもの量をさばくそうです。

「明宝ハム」はプレスハムという日本独自の製法で作られており、ぎゅっと詰まった肉肉しい食感が自慢。添加物を極力ひかえ、加水もしていないので、一般的なハムとはまったく違う味わいです。東海エリアを中心に、岐阜県内ではスーパーやお土産店に並ぶ定番商品。〈道の駅 明宝〉では「明宝ハム」を使った料理も楽しめるので、岐阜に来たらぜひ味わってほしいと鷲見さん。

〈道の駅 明宝〉で提供しているメニュー

〈道の駅 明宝〉で提供しているメニュー

「いろんな土地のハムを食べてきましたが、『明宝ハム』の右に出るものはいないと自負しています。営業として胸を張って、商品を売ることができるのは幸せです。全国のみなさんに味わっていただきたいですね」

オリジナルキャラクター「ブーボー」「ブービー」「ブーブー」は、それぞれ郡上名物の郡上踊りが大好きだったり、磨墨太鼓の特訓を重ねていたりと、地元・郡上市への愛が詰まっています。また名前にはこんな秘密も。

「郡上弁で男の子を『ぼー』、女の子を『びー』と呼ぶことから、この子たちの名前がつきました。『ブーブー』はおそらく“ばびぶ”の流れ(笑)。郡上市のことを知ってもらうきっかけになればと思っています」

オリジナルキャラクター「ブーボー」「ブービー」「ブーブー」

オリジナルキャラクター「ブーボー」「ブービー」「ブーブー」

百聞は一見にしかず!「明宝ハム」のこだわりがわかる工場見学

郡上市明宝にある工場では工場見学を実施。豚肉の解体から出荷前のチェックまで、「明宝ハム」ができるまでの流れをばっちり見学できます。実際に見れば、「明宝ハム」のおいしさの秘密を体感できるはずです。

①豚肉の解体

「明宝ハム」づくりの心臓部。大きな豚もも肉の塊から、細かな筋や脂身を切り取っていく姿はまさに職人技。解体したあとはサイコロ状にカットし、一定の温度で1週間ほど熟成させて旨味を凝縮させます。

「明宝ハム」づくりの心臓部。大きな豚もも肉の塊から、細かな筋や脂身を切り取っていく姿はまさに職人技。解体したあとはサイコロ状にカットし、一定の温度で1週間ほど熟成させて旨味を凝縮させます。

②パッケージに充填

お肉を詰める工程も手作業! 3人ひと組で行います。一番左の人はパッケージにお肉を詰める係。隙間なく均等に入れるのは至難の業です。お肉が入ったパッケージを網目状の型にはめるのが真ん中の人。お肉の量が適量かどうかもここでチェックします。最後に右の人がクリップをつけて封をしてボイルの工程へ。

お肉を詰める工程も手作業! 3人1組で行います。一番左の人はパッケージにお肉を詰める係。隙間なく均等に入れるのは至難の業です。お肉が入ったパッケージを網目状の型にはめるのが真ん中の人。お肉の量が適量かどうかもここでチェックします。最後に右の人がクリップをつけて封をしてボイルの工程へ。

③ボイルする

網目状の型をはめたままボイル。熱を加えることでお肉が膨張しギュッとプレスされるので、あのポコポコした形になっていたんですね。鷲見さんいわく、茹でたての「明宝ハム」は格別のおいしさだそう……なんとかして食べられる日を夢みます。

網目状の型をはめたままボイル。熱を加えることでお肉が膨張しギュッとプレスされるので、あのポコポコした形になっていたんですね。鷲見さんいわく、茹でたての「明宝ハム」は格別のおいしさだそう……なんとかして食べられる日を夢みます。

④検品して出荷

X線検査で異物混入がないかを確認。重さが適正でないとレールで弾かれるシステムになっています。最後は目視で細かいところまで品質をチェックしてようやく出荷。ほぼ手づくりのため、繁忙期でも1日に6000本ほど作るのが限界だそうです。

小さな村で生まれた手づくりハムが、岐阜県を代表する名産品へ。70年前から変わらない手間暇をかけた製法は、「明宝ハム」だけの個性になっています。岐阜を訪れたらぜひ味わってみてください。

information

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明宝特産物加工株式会社

住所:岐阜県郡上市明宝気良33-2

Web:https://www.meihoham.co.jp/

Instagram:@meihoham

コロカル編集部の食いしん坊日記 郷土料理を食べ尽くす! 熊本グルメ4軒

日本全国に点在する郷土料理やB級グルメ、旬の食材を使った料理など、コロカル編集部があちこち巡り、おすすめを見つけました。
今回は編集部Mが選んだ、熊本のおすすめグルメを4軒ご紹介します。

熊本名物の「あか牛」を食べるならどんぶりで!〈あか牛丼専門店 ごとう屋〉

熊本の特産品のひとつ、「あか牛」は外せません。適度な脂身と赤身が多めのお肉を食べるなら、やっぱりご飯と一緒にかき込みたい!というわけで〈あか牛丼専門店 ごとう屋〉へ。柔らかいお肉がたっぷり、横に添えられた「秘伝のあか牛肉みそ」をつけてみたり、たまごを崩して濃厚さをプラスしたり、一度で何味も楽しめます。「阿蘇高菜あか牛丼セット」は白米ではなく、これまた熊本名物の高菜がご飯に混ぜ込まれていて、お肉との相性はバッチリでした。

〈あか牛丼専門店 ごとう屋〉

〆に食べたい〈ライフイズジャーニー〉の熊本豚骨ラーメン

飲んだ〆にラーメンを食べるなら、繁華街の路地裏にひっそりとある〈ライフイズジャーニー〉で。メニューはシンプルな豚骨ラーメンの「はじまり」と、マー油とニンニクチップが入った熊本豚骨ラーメン「ここから」の2種類がありますが、熊本に来たからには、おすすめはやはり「ここから」!
スルッと食べられてしまう細麺と、ニンニクが効いたコクのある濃いめのスープで、飲む手が止まりません。メニュー表にある「カチャー」は方言で「固い」という意味だそう。

〈ライフイズジャーニー〉

海鮮も馬肉も味わえる〈月まる 新市街店〉

日曜日の夜遅くまで空いているお店が少ない、熊本市の新市街エリア。深夜まで営業している〈月まる 新市街店〉は救世主のような存在です。新鮮な魚メニューも豊富ですが、ここに来たらぜひ「馬レバー刺し」を!新鮮な馬のレバーは、ぷりぷりとした歯ごたえがあってクセになります。そして熊本の郷土料理「一文字ぐるぐる」も忘れずに。「一文字」という名前のネギをゆがいてから結んだもので、酢味噌をつけていただきます。箸休めにぴったりの一品です。

県民に愛されている優しいおやつなら〈熊本蜂楽饅頭〉

熊本県民に愛されているおやつのひとつが「蜂楽饅頭」。「今川焼」に近く、味は白あんか黒あん(粒あん)の2種類から。しっかり詰まったあんこと蜂蜜の甘さのハーモニーがたまりません。ぜひ出来立てのほかほかを味わってみて。
かき氷の種類も豊富で、こちらも気になります!

コロカル編集部の食いしん坊日記 ソウルフードや老舗居酒屋、 チェーン店まで!京都グルメ4軒

日本全国に点在する郷土料理やB級グルメ、旬の食材を使った料理など、コロカル編集部があちこち巡り、おすすめを見つけました。
編集部K.Oが選んだ、京都のおすすめグルメを4軒ご紹介します。

ちょっと贅沢なうなぎランチを食べるなら〈碓屋〉

二条城で開催していた「アンゼルム・キーファー展」を見た後に、ランチで訪れたのは二条城駅前駅から徒歩圏内の三条の〈碓屋(うすや)〉さん。実は杉江編集長から教えてもらったグルメスポットです。皮はパリッ、中身はフカフカで幸せな時間でした!

インパクト抜群!まるごとフルーツチューハイが楽しめる〈ふる里〉

地元民に愛される四条大宮の老舗居酒屋〈ふる里〉で1日の疲れを癒して。生搾りのフルーツチューハイが有名。ジュースでもオーダーできるのも◎。甘なつ、キウイ、メロンなど多彩なメニューですが、個人的ベストは2個ほどのトマトで作るトマトチューハイです!どろっとしていて美味。

こんな松屋は京都にしかないかも!?〈松屋 ホテルユニゾ京都烏丸御池店〉

近くのホテルに併設されている〈松屋〉が気になって、朝ごはんに行ってきました。宿泊客、ご近所さんの食堂替わりになって午前中から盛り上がってました。和風なお庭を眺められる席や、4人がけの円形テーブルなど、ゆっくりできる仕様でした。

やっぱり外せない町中華〈マルシン飯店〉

京都市民のソウルフードとも名高い町中華〈マルシン飯店〉へ。天津飯と餃子はマストです!行列で有名ですが、久々に訪れたら500円のファストパス制度が導入されていたのにも驚きました。深夜も開いているのも嬉しい!

編集者・市谷未希子さんの出張日記。 コンパクトな名古屋市内で、 仕事以外の時間も有効活用

日本のローカルを知り尽くしたクリエイターの出張についていき、出張先で食べたものや出会った人やもの、過ごし方を見せてもらう本企画。

今回見せていただくのは編集者・市谷未希子さんの名古屋出張。2025年7月9日(水)に開業する〈BASE LAYER HOTEL(ベースレイヤーホテル)〉の内覧会取材です。

出張には欠かせない三種の神器

1.〈Jabra〉「Elite 10」
フリーランスで仕事をしているので、出張先に限らず移動しながら電話やオンライン会議なんてこともしばしば。そういう時に欠かせないのがこのワイヤレスイヤホンです。ペアリングがスムーズで、装着してすぐに「ふぁーん」と、外界をシャットアウトするような静寂が訪れるところがお気に入り。重くて包み込むような音質が好きな私にとってはパーフェクトな設計で一生使いたいブランドなのですが、このモデルを最後にイヤホン市場から撤退するとのことで、在庫をストックしておくべきか真剣に悩んでいます(笑)。

2.〈THREE〉「エッセンシャルセンツ 06 TASTE THE AIR」
風をイメージして、シトラスやハーバルの香りを中心に調香したオードトワレ。残り香が軽いので人とたくさん会う日や仕事の前の気分転換にひとつあると安心。癖が少ないので旅先で部屋の香りが気になるときにもさっと使える手軽さが気に入っています。

3.〈Goldwin〉「コンプレッションカーフスリーブ」
〈Goldwin〉の着圧ソックス。運動時に着用することで、疲労軽減やむくみ対策が期待できるということで、たくさん歩く街取材や旅先では重宝しています。

仕事も観光も抜かりなし!市谷さんの出張中の過ごし方

名古屋に到着早々、今回の内覧に一緒に参加する友人とひつまぶしの名店〈錦三丁目 いば昇〉でランチ。一般的な店では一人ずつ定食セットで出てくるのですが、ここは大人数の場合は大きなおひつでまとめて出してくれるのが新鮮でした。

〈錦三丁目 いば昇〉のひつまぶしと友人。名古屋で活躍されているクリエイティブディレクター、グラフィックデザイナーの二人も合流しました。

〈錦三丁目 いば昇〉のひつまぶしと友人。名古屋で活躍されているクリエイティブディレクター、グラフィックデザイナーの二人も合流しました。

〈錦三丁目 いば昇〉のひつまぶし定食。胃袋のコンディションに合わせてお椀に取り分けることができるので、無駄なく満足度も満点!

〈錦三丁目 いば昇〉のひつまぶし定食。胃袋のコンディションに合わせてお椀に取り分けることができるので、無駄なく満足度も満点!

今回の仕事は、7月9日に開業する新ホテルブランド〈BASE LAYER HOTEL〉の内覧会の取材です。〈BASE LAYER HOTEL〉は、「街を遊ぶ、ビジネスホテルの新しいカタチ」を提案する、カルチャー感度の高いビジネスパーソンのためのビジネスホテル。

取材のあとは友人と一緒に名古屋の夜を満喫。一軒目に立ち寄ったのは今池エリアにある立ち食い居酒屋〈マグロー〉。18時ごろに到着したのですが、店内はお客さんでパンパン。ダメもとで人数を伝えると、お客さんたちが少しずつ詰めてくれて無事に入店することができました。ご飯や大将たちの雰囲気はもちろん、常連さんたちによって生み出されるローカル感が癖になるお店です。

豊富なマグロメニューから、赤身やトロ、トンボ(ビントロ)をオーダー。狭い店内では、近くにいるお客さんが配膳をサポートするのが当たり前。

豊富なマグロメニューから、赤身やトロ、トンボ(ビントロ)をオーダー。狭い店内では、近くにいるお客さんが配膳をサポートするのが当たり前。

夜はUK発の音楽プロデューサーでアーティストのMura MasaのDJセットを観に、老舗のライブハウス〈THE BOTTOM LINE〉へ。フジロックでは二番目に大きなホワイトステージのトリを務めるほど日本でも人気のあるMura Masaの音楽をあんな至近距離で浴びて踊れるなんて最高の時間でした。

終演後の〈THE BOTTOM LINE〉の様子。地元の若者たちも多い印象で、醒めやらぬ興奮を共有しあう姿にさらに胸が熱くなりました。

終演後の〈THE BOTTOM LINE〉の様子。地元の若者たちも多い印象で、醒めやらぬ興奮を共有しあう姿にさらに胸が熱くなりました。

この日のラストは、おしゃれなワインバー〈Paradise Nature wine&vinyl〉が終着点。私が毎年行っている「Rainbow Disco Club」という音楽フェスでナチュラルワインを提供しているお店なのですが、店舗にお邪魔するのはこの日が初めて。おしゃれな外観で、扉を開けると壁一面のレコードと音響設備にまずテンションアップ。

カウンターの奥には広いワインセラーもあり、ボトルを選ぶこともできるそう。良質な音楽とワインで最高の締めくくりになりました。

カウンターの奥には広いワインセラーもあり、ボトルを選ぶこともできるそう。良質な音楽とワインで最高の締めくくりになりました。

2日目。名古屋といえばモーニング!ということで、チェックアウトの前に早起きしてホテルの目の前にある〈STILL THINKING COFFEE〉へ。このあとのスケジュールを整理したりと、ゆったりとした時間を過ごすことができました。

私はアーモンドトーストと深煎りのブラックコーヒーをチョイス。甘さと苦さがバランスよく、頭もスッキリ!

私はアーモンドトーストと深煎りのブラックコーヒーをチョイス。甘さと苦さがバランスよく、頭もスッキリ!

ランチは知人におすすめしてもらった〈ジャズ喫茶YURI〉へ。ジャズ喫茶と聞くと敷居が高く感じますが、客層は老若男女さまざまでカジュアルにランチを楽しむ人たちが多い印象。平日は24時までやっているので夜カフェとしても愛されているそうです。キッチンを囲うようにそびえるレコードコレクションも圧巻でした。

この日は特に予定がなかったので、電車で東山公園まで足を伸ばしてずっと行ってみたかった本屋〈ON READING〉へ。本屋の奥にはギャラリースペースもあって、この日はイラストレーターのユカワアツコさんの個展が行われていました。

新幹線に乗る頃にはすっかりクタクタになった私は、降車駅の新横浜駅周辺でひとっ風呂浴びたいなと検索して、横浜線で隣駅の菊名にある「福美湯」へ。しっかり整えて、リカバリーまでするのが大人の出張旅の醍醐味、なのかもしれません。

前々から気になっていたこの銭湯は、薪で沸かした超微粒子のお湯が肌や髪にいいということで銭湯好きの間でも人気のスポット。なかには露天風呂やロッキーサウナ、水深90cmの水風呂など公衆銭湯とは思えないほどの充実っぷりで気づけば2時間以上滞在していました。

前々から気になっていたこの銭湯は、薪で沸かした超微粒子のお湯が肌や髪にいいということで銭湯好きの間でも人気のスポット。なかには露天風呂やロッキーサウナ、水深90cmの水風呂など公衆銭湯とは思えないほどの充実っぷりで気づけば2時間以上滞在していました。

仕事以外も有効活用しやすい名古屋のまち

今回見せていただいたホテルは、出張や、宿泊へのこだわりが少ないひと向けのビジネスホテルがベースですが、サウナやファミリールームがあり、アメニティも充実していて、痒いところに手が届くようなホテルでした。地方都市への出張の際、食や観光を重視する人にとっても、綺麗で気持ちの良いホテルは重要な選択肢になると思います。

そして名古屋は道が分かりやすく、移動がしやすかったです。名古屋市内はコンパクトで、仕事以外の時間も有効活用できました。ローカルフードの飲食店や、モーニングを楽しめる店が多く、食に貪欲な街なのかなと思います。

市谷未希子

いちたに・みきこ●1989年⽣まれ。美容師、ファッションメディアの編集者を経て、フリーランスのエディター/ライターとしてファッションや美容、カルチャーなど幅広いジャンルで活動中。趣味は映画、ドラマ、ライブ鑑賞と食べ歩き。
Instagram:@mikk0

〈IDÉE〉のディレクター・ 大島忠智さん推薦! 箱根でほっと一息つける スポット5選

日本やグローバルで活躍するナビゲーターにご登場いただき、地元や別荘などの拠点がある土地のおすすめスポットを紹介してもらう本企画。

インテリアブランド〈IDÉE〉のディレクター・大島忠智さんが登場。最近箱根の小さいマンションを購入した大島さん。週末ゆったりと過ごしたい時におすすめのスポットを教えていただきました。

こだわりの詰まった移動式カフェ〈Cafe Ryusenkei〉

移動式のカフェ〈Cafe Ryusenkei〉。知人でもある〈ima設計事務所〉の小林さん夫妻が内装を手掛けていて、デザインにもすごくこだわりが詰まっています。私はホットのカフェラテがおすすめです。

information

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Cafe Ryusenkei

住所:箱根、横浜、湘南エリアに出店

Instagram:@cafe_ryusenkei

特別な時間を過ごすなら〈富士屋ホテル〉の朝食

少しお値段は高いですが、〈富士屋ホテル〉朝食もお気に入りです。和洋折衷の空間の中で、シルバーのカトラリーを使い、ホテルのサービスを受けながら朝食を食べる、特別な時間が過ごせます。友人が箱根に来たときに、ここで朝ごはんを食べることも。

information

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富士屋ホテル

住所:神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359

Instagram:@fujiya_hotel

日常生活に馴染んだ〈勝俣豆腐店〉

仙石原にある〈勝俣豆腐店〉。自家製豆腐はもちろん、週末限定のおからドーナツがすごく美味しくて、おやつに食べています。お惣菜やおでんの種も作っていて、生活する中でよく訪れるスポットです。

information

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勝俣豆腐店

住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原116

Instagram:@sasatofukatsumata

〈箱根 彫刻の森美術館〉内にある〈ピカソ館〉

〈箱根 彫刻の森美術館内〉にある〈ピカソ館〉。主にピカソの陶器作品が貯蔵されていて、すごく見応えのある美術館だと思います。

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箱根 彫刻の森美術館

住所:神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121

Instagram:@thehakoneopenairmuseum

自然豊かな〈ポーラ美術館〉

〈ポーラ美術館〉は山の中にいきなり出てくる、自然あふれた美術館。室内の展示はもちろんなんですが、外を散策しながら展示が見られるおすすめのスポットです。

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ポーラ美術館

住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285

Instagram:@polamuseumofart

動画はこちらから!

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Tadatomo Oshima 
大島 忠智

インテリアブランド、IDÉEのディレクター。宮崎県出身。大学卒業後、1998年にIDÉE入社。飲食マネージャー、広報、バイヤー・商品企画・開発を経て、現在はブランドのディレクションを担当している。インタビューウェブマガジン「LIFECYCLING」と音楽レーベル「IDÉE Records」の企画・運営にも携わる。また、無印良品のギャラリー「ATELIER MUJI」で企画展示も手掛けている。公私共に親交の深い染色家、柚木沙弥郎さんとの「草の根運動」を綴った書籍「柚木沙弥郎 Tomorrow」も出版。

【見逃し配信あり】 本と場所の関係を考える。 内沼晋太郎さん登壇 コロカルアカデミーVol.2

日本のローカルの魅力を発信する「コロカル」は、ウェビナー講義シリーズ「コロカルアカデミー」の第2回を開催しました。ゲストはブック・コーディネーターの内沼晋太郎さん。東京・下北沢にて新刊書店〈本屋B&B〉の運営や、「本のまち」を掲げる青森県八戸市の市営書店〈八戸ブックセンター〉のディレクターとしての活動など、本を通じた多様かつ個性的な取り組みで注目を集める内沼さんに、本をめぐる環境や、ローカルと本屋の関係について、深く語っていただきました。

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内沼晋太郎(うちぬま・しんたろう)さん ブック・コーディネーター 1980年生まれ。株式会社NUMABOOKS代表取締役、株式会社バリューブックス取締役。新刊書店「本屋B&B」共同経営者、「日記屋 月日」店主として、本にかかわる様々な仕事に従事。また、東京・下北沢のまちづくり会社、株式会社散歩社の代表取締役もつとめる。著書に『これからの本屋読本』(NHK出版)『本の逆襲』(朝日出版社)などがある。現在、東京・下北沢と長野・御代田の二拠点生活を営む。

内沼晋太郎(うちぬま・しんたろう)さん
ブック・コーディネーター
1980年生まれ。株式会社NUMABOOKS代表取締役、株式会社バリューブックス取締役。新刊書店「本屋B&B」共同経営者、「日記屋 月日」店主として、本にかかわる様々な仕事に従事。また、東京・下北沢のまちづくり会社、株式会社散歩社の代表取締役もつとめる。著書に『これからの本屋読本』(NHK出版)『本の逆襲』(朝日出版社)などがある。現在、東京・下北沢と長野・御代田の二拠点生活を営む。

本は、本単体では存在しない

内沼さんが自己紹介の中でお話して下さった中で印象的だったのは、「本は本だけで存在しているわけではない」とのこと。本は誰かに手に取られ、読まれ、その行動に影響を与え得るものであるということ。本屋は、本を売るだけの商売が難しくても、地域にとって必要な拠点として人々から必要とされ得ること。

本を考えることは、場所について考えることなのかもしれない。そんな発見がありました。

出版業界の現状と、都市/ローカルそれぞれから見た書店の現在地

ではそんな本をめぐる状況は今、どうなっているのか。内沼さんによれば、出版数は今、ピーク時の半分以下に減少しているそうです。ただ、2014年以降は電子書籍のようなデジタル(とくに漫画)の増加によって、カバーされているような状況。同時にいわゆる書店の数も減少しているようですが、今回のメインテーマでもある独立(系)書店と呼ばれる小さな書店は増えていっているとのことでした。

SNSやシェア型書店、文学フリマなどといった活動も含め、本をめぐる状況は、確かな変化が起きているようです。都市とローカル、それぞれの側から見た書店の現在地とその後の在り方の展望についてもお話いただきました。

そもそも、書店や本屋の価値とは──

そもそも本が並んで売られている書店や本屋という場所にはどんな価値があるのでしょうか。その問いに対して、内沼さんは「大きな本棚」ということばを使って、説明します。
「一度にたくさんの本を実際に目の前にすることで、世界の圧倒的な大きさを知る。そのことで、自分が世界について知っていることの少なさに気づくことができる。知識を増やさない限り、検索やAIも使いこなせないし、知っていることを増やすことで、自身の潜在的な関心にも気づき、もっと考えたいという知的好奇心を育むことができる=考える人を増やすことができる」とのことでした。

スマートフォンを開けば膨大な情報があるようにも感じますが、その情報はあくまで数インチの電子媒体の中に詰まっています。そう思うと、たしかに「大きな本棚」を目の前にし、それを一堂に目に入れ、物理的な本の重みや手触りを五感で味わいながら、身体を使って知ることには大きな価値があるはず。

同時にまた、内沼さんは、「大きな本棚」について、物理的な大きさも大事だけれど、何より「世界の広さ」が大事だと語っていました。哲学の棚が消えてしまえば、その世界から哲学がなくなってしまうというお話は、まさに「大きな本棚」という概念の持つ奥行きと、本を並べるという行為の価値に紐づいていると感じました。

「書店」と「本屋」の違い、そしてローカルな本屋とは

一般的には同義語とされる「書店」と「本屋」という言葉について、内沼さんはニュアンスの違いを語ります。書店は立地であり、サービス。売れ筋が揃う便利な場所であり、拡大を目指していくビジネス。一方本屋は、人であり、コミュニケーション。維持を目指すスモールビジネスとして、あるいはライフワークとして存在するもの。

小さく、便利ではないかもしれない本屋ですが、ここにこそ、ローカルな、それぞれの価値を生み出せる可能性があるのではないか、とのことでした。講義の中ではさらに踏み込んで、ローカルに根差した本屋の具体的なスタイルや、独立系の書店はむしろ地方の方が成り立ちやすいといった興味深い視点も紹介されていました。

コミュニティの可能性としての本屋──

内沼さんが書店や本屋というビジネスを薔薇色の儲かる商売として語ることはありません。ですが、同時に内沼さんが一貫して強調していたのは、「本というものを通じて世界の広さを知り、考えられるようになる豊かさ」と、そして何より「コミュニティのハブとしての本屋の可能性」です。

地域(ローカル)の人たちが集まり、語り合う場所として、公民館を使うことはできるかもしれない。でも、普段あまり入ったことのない、壁が真っ白な会議室で話すよりも、普段から道行く場所にあり、古今東西さまざまなことばの詰まった書物の並ぶ本屋という場所で話す方が人も集まりやすいし、語りやすいし、話すこともより濃密なものになっていくのではないか。本屋の店主の多くも、本を媒介として、お客さんといきなり深い話ができた経験を持っているそうです。

本は、私たちを結びつけながら、より遠くに、より深く連れていってくれる「場所」そのものかもしれない。そんな本の無限の可能性を知り、それを生かしていくきっかけを感じる講義でした。

講座本編終了後のQ&Aセッションでは、ローカルな本屋を支援するための海外事例との比較や、ローカルな専門店形式の書店についてのこと、ローカルで本屋をやるにあたって土地による地域差に着目するべきなのかなど、より具体的な話題も盛りだくさんでした。

本が好きな人、本屋が好きな人、地域に根ざしたお店・場所を作りたいと考えている人などに、とくにおすすめです。

見逃し配信を視聴したい方はぜひ、こちらからお申し込みください。
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フードディレクターの浅本充さんが推薦! 地元・神戸の知る人ぞ知るフードカルチャー4選

日本やグローバルで活躍するナビゲーターにご登場いただき、地元や別荘などの拠点がある土地のおすすめスポットを紹介してもらう本企画。

今回はフードディレクターの浅本充さんが登場。地元・神戸にある、知る人ぞ知るフードカルチャーを教えていただきました。

古い理髪店をリノベーションした〈DORCIA〉

同い年の友人が経営する喫茶店〈DORCIA〉。古い理髪店をリノベーションしていて、神戸のまちに馴染んだかっこいいお店です。クラシックなクロックムッシュやコーヒー、カフェオレを飲みながらゆったりと過ごせます。きっとこれからの神戸のまちのスタンダードになっていくであろうスポットです。

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DORCIA

住所:兵庫県神戸市中央区旭通3-1-29

Instagram:dorsia_kobe

幼少期からの思い出の味〈フロインドリーブ〉

コーヒーとパンが好きだった家系なこともあり、浅本家では、毎朝挽きたてのコーヒーとパンが定番。〈フロインドリーブ〉のドイツ系のパンが食卓に出てくる日は嬉しかったことを覚えています。香ばしいソフトグラハムやライの食パンがおすすめです。教会をリノベーションした建物の2階には喫茶店があり、シャンデリアとステンドグラスが印象的。ここで食べられるサンドイッチとコーヒーは、浅本家の最高の贅沢です。

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フロインドリーブ

住所:兵庫県神戸市中央区生田町4-6-15

Instagram:ghb.freundlieb

今の仕事につながるきっかけの場所〈エビアンコーヒー〉

祖父が大好きだった神戸の本町にあるコーヒー屋さん〈エビアンコーヒー〉。小学生の頃からカウンター席に座って、サイフォンで淹れるコーヒーの不思議な所作と、魔法のように上がっては落ちるドリップを見てワクワクしていました。

朝早く起きて、カウンター席でサイフォンを見ながら、マスターとの軽い会話を交わし、どんどん訪れる常連と一緒に過ごす時間は、神戸の喫茶文化の歴史とリテラシーを感じられます。今の僕の仕事に繋がる、大きなインスピレーション・ソースとなっています。

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エビアンコーヒー

住所:兵庫県神戸市中央区元町通1-7-2

Instagram:kobe_evian

まるでパリにいるような〈アリアンスグラフィック〉

大好きな海岸ビルヂングという建物の中にあるカフェ〈アリアンスグラフィック〉は、ウディ・アレンの映画『ミッドナイト・イン・パリ』(2011年)の世界へ迷い込んだような錯覚になるほど、1900年代初頭のパリを感じられる場所。コーヒーを飲みながら本を読んだり、書き物をしながら過ごしています。「フランス人に教えてもらったカレー」という、ユニークな名前の美味しいフードメニューもあり、大好きな場所のひとつです。

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アリアンスグラフィック

住所:兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-5

Instagram:alliance_graphique

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Makoto Asamoto 
浅本 充

株式会社unite代表代表取締役。兵庫県出身。都内のレストランで従事したのち、BROOKLYNに渡米。2009年株式会社ユニテを設立。帰国後は「自由が丘ベイクショップ」をディレクション。
現在は、様々な企業の飲食部門やライフスタイルのコンサルティングに参加。最近の主なワークスとしてSATURDAYS NYC、agnes b、GAP、MARNI、LACOSTEなどのカフェなどがある。

あふれるチーズ愛で商品開発。 兵庫発・プロセスチーズの パイオニア〈六甲バター〉

日本の食卓にプロセスチーズを広めた〈六甲バター〉の人気商品を、ランキング形式でご紹介。14種類ものフレーバーがある「QBBベビーチーズ」、あなたはいくつ食べたことがありますか?兵庫の食品メーカー〈六甲バター株式会社〉広報の柿本賢佑さんに、ユニークな商品が生まれる秘密を伺いました。

不動の一位はもちろんアレ。人気商品ランキング

【1位:QBBベビーチーズ】

1972年に誕生したベビーチーズの元祖。年間の販売数はなんと2億本以上(!)ということで、日本人1人が1年に約2本は食べているという人気商品です。

特に2025年3月発売の新商品「炙り明太子」がおいしすぎるとSNSで話題に。開発者は入社当時から明太子入りのチーズが作りたかったそうで、何百回も試作を繰り返してやっと商品化することができたとか。思わず「ビールください!」と言いたくなる味わいです。

【2位:チーズデザート6P】

シルクのようになめらかな口当たりのクリームチーズに、季節の果物を合わせたチーズのデザート。スイーツとして味わえるのに糖質は少なく、リッチな風味で小腹も心も満たされます。

ちなみに「チーズデザート」シリーズは海外でも人気で、昨年は台湾のSNSで大バズりしたそうです。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000097662.html

【3位:ひとくちチーズデザート あまおう®苺】

コロンと丸いクリームチーズの中に、福岡県産あまおう®苺入りのソースを閉じ込めたユニークな一品。発売から3週間で10万パックを出荷するという、予想を上回る大ヒットに驚いたそうです。

こちらがシリーズ第一弾商品ということで、第二弾の発売に向けて開発チームが動いているとか、いないとか。

スティックチーズからヴィーガンまで、豊富なチーズを開発

「QBB」というブランド名が有名ですが、会社名は〈六甲バター〉。1948年12月の創業時、海外で“人造バター”と呼ばれていたマーガリンの製造をしていたことからこの社名になりました。業務用や給食用チーズを合わせると商品数は300種類以上。ちなみに創業以来、バターを作ったことは一度もないそうです。

プロセスチーズという分野で、常に斬新な商品を生み出してきた〈六甲バター〉ですが、なかでもエポックメイキングなのが、1960年に誕生した世界初の「スティックチーズ」。個包装で食べやすいチーズの登場で、日本の食卓とチーズの距離はぐっと近づきます。

「最初はカルトンチーズという大きなブロック型のチーズを販売していたのですが、『毎朝朝食用に切るのが大変』という創業者の奥様の声がきっかけで、個包装チーズの開発がスタート。魚肉ソーセージにヒントを得て『スティックチーズ』が誕生しました」

その後も1971年には日本初の「個包装のスライスチーズ」、その翌年に現在の主力商品「ベビーチーズ」、2008年にはデザートとして楽しめる「チーズデザート6P」が誕生。チーズのおいしさや楽しさをさまざまな形やフレーバーで表現するアイデアの源は、社員のあふれるチーズ愛にあると柿本さんは話します。

「商品開発部の熱量はかなりすごいと感じます。若手とベテランが一丸となって、新しいものを生み出していこうという勢いがある。なにより自社の製品を好きな人が多いんです。味はもちろん食感も大事にしていて、何度も試作を繰り返した末にお蔵入りすることも。手前味噌ですが、チーズのプロとしてのプライドがあるからこそ、どの商品を食べてもハズレがないのが自慢です!」

そんな〈六甲バター〉が未来へ向けて発信するのが、動物性素材を使わないプラントベースのチーズ。開催中の大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンでは、「QBBこれもいいキッチン」と題して、ヴィーガンチーズ商品「Pシュレッド」を使ったメニューを提供しています。

「どんな人にも、どんな時代でもチーズを楽しんでほしいという思いから、植物性のチーズ代替商品の開発にも取り組んでいます。アレルギーや宗教的理由で乳製品が食べられない方にもチーズのおいしさをお届けできますし、サステナブルの観点でもこれが未来のチーズのスタンダードになるかもしれません。もちろんずっとチーズを作り続けてきた私たちだからこそできる、しっかりチーズのコクが生きたヴィーガンチーズになっています。万博のブースは大変好評をいただいていて、世の中から求められているのを感じますね」

チーズランドの王子・Qちゃんがお出迎え。工場見学もおすすめ

最後に少しだけ本社を見せていただきます。本社は兵庫県神戸市中央区にあり、近くにはコアラなど約130種の動物が観られる〈王子動物園〉や、神戸市民のソウルフードと言われる〈もっこす〉という中華そば店があります。柿本さんのお気に入りは、隣駅の三宮からほど近い元町中華街にある〈老祥記〉の豚饅頭。「蒸したて熱々を買えるので、その場で食べてしまうくらいおいしいです」

また、本社からは少し離れた山のほうには、⽇本最⼤級のプロセスチーズ⼯場「六甲バター㈱神⼾⼯場」併設したQBBプロセスチーズパークがあり、事前予約をすれば工場見学が楽しめます。ベビーチーズの生産ラインが見学でき、試食やお土産もあって人気なのだそう。

全国の食卓にチーズのおいしさを届けるため、情熱を持って商品をつくり続けている〈六甲バター〉。今度スーパーで見かけたら、ぜひ手にとってみてくださいね。

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六甲バター

住所:兵庫県神戸市中央区坂口通1-3-13

電話番号:078-231-4681

URL:https://www.qbb.co.jp/

Instagram:https://www.instagram.com/qbb_official/

【ウェビナー見逃し配信】 クラフトビールで未来を切り拓く 〈奈良醸造〉の舞台裏 コロカルアカデミー Vol.1

「コロカル」は2025年5月15日、ウェビナー講義シリーズ「コロカルアカデミー」の記念すべき第1回を開催しました。

ゲストは、奈良からクラフトビールの新しい可能性を切り拓く〈奈良醸造〉代表兼ヘッドブルワーの浪岡安則さんです。現在国内のクラフトビールでは唯一ナイトロ缶ビールを製造し、地域企業とのユニークなコラボレーションをするなどニュースの絶えない〈奈良醸造〉。その背景にある哲学からブランド戦略、これから目指す未来まで、熱く語っていただきました。

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〈奈良醸造〉代表兼ヘッドブルワーの浪岡安則さん

〈奈良醸造〉代表兼ヘッドブルワーの浪岡安則さん

奈良生まれ奈良育ちの浪岡さんは、「地元を舞台に仕事をしたい」という思いから、奈良で醸造所を設立。これまでに150種類を超えるビールをリリースしてきました。瓶内二次発酵を採用し、熟成期間を経て完成させた贅沢なビールや、クリーミーで微細な泡が特徴のナイトロ缶など、造り手のこだわりが随所に光ります。

日本各地で醸造所の数が増加する中、独自の世界観と品質でクラフトビール界の中でも、注目の〈奈良醸造〉。現在は、北海道から沖縄まで全国47都道府県に出荷しています。

あえて定番ビールを多くは持たない〈奈良醸造〉

あえて定番ビールを多くは持たない〈奈良醸造〉

ビールは嗜好品。だからこそ届けたい価値

浪岡さんが一貫して語っていたのは、「ビールは嗜好品である」という考え方。「生活必需品ではなく、飲めば飲むほど健康になるものでもない。でも、あればもっと暮らしが豊かになるもの」と話します。そんな存在として丁寧にビールを造り、ファンになってもらうことを大切にしています。

にもかかわらず、自社のビールを「おいしい」と自ら発信することはありません。味の良し悪しは、あくまで飲み手が感じるもの。SNSでも飲んでくれた人が発信する言葉を大事にする、静かな美学を持っています。

無限の可能性を秘めたコラボレーション

〈奈良醸造〉は、ビールを通して奈良の魅力を発信することにも注力しています。中でも注目を集めているのが、異業種とのコラボレーションです。清酒発祥の地とも言われる奈良には多くの酒蔵があり、日本酒蔵〈油長酒造〉ともタッグを組みました。実際に商品を口にした杉江編集長は「一杯目にはビールを飲みたいけど、刺身には日本酒を合わせたい……そんな悩みを解決してくれた貴重なビール」と語ります。

熟したリンゴやパイナップル、濃厚なイチゴなど、圧倒的な吟醸香が感じられる

熟したリンゴやパイナップル、濃厚なイチゴなど、圧倒的な吟醸香が感じられる

ミシュラン2つ星のガストロノミーレストランとの取り組みでは、「あえて完全なものは作らないでほしい」という珍しいリクエストがあったそう。料理とのペアリングで完成させることを前提に、カカオニブや八角、奈良産の和ハッカで斬新な味わいを実現しました。

さらに、奈良の靴下メーカーとのコラボでは「奈良は靴下生産量日本一」という意外な事実も紹介されました。「奈良の魅力を知ってもらうきっかけを作るのは、創業当初からやりたかったこと。靴下の品質もとても良いんです」と浪岡さん。ビールというジャンルを超えて、地域資源とつながるユニークな取り組みが広がっています。

缶のラベルとソックスがコラボ限定デザインに

缶のラベルとソックスがコラボ限定デザインに

奈良の「お土産」ビールを超えていく

現在、〈奈良醸造〉の出荷量の約半数は関東が占めています。これは、奈良のお土産としての消費に依存しないブランド戦略によるもの。“地ビール“として定着してしまうと、県外に住む人の日常の暮らしには入り込めないと考え、奈良のイメージが強い鹿や大仏とのコラボレーションも意図的に避けてきました。「奈良といえば鹿、と思う人もいれば、そうじゃない人もいる。それが販路の限界になることもある」と語ります。従来のご当地戦略に頼らず、広く愛されるプロダクトを目指しています。

関東地方の割合が増加し、現在では約半数に

関東地方の割合が増加し、現在では約半数に

自分の足で一歩一歩積み上げた信頼関係

開業当初、浪岡さんはスマホを片手に東京駅に降り立ち、クラフトビールと検索して出てきた飲食店を訪ね歩いたと言います。茅ヶ崎まで足を運び、直接交渉したというエピソードを披露。「今でも繋がっているのは、値段ではなく中身や想いに関心を持ってくれたお客さま」。そんな方々を「語り部」と呼び、自社のビールを代弁してくれる存在として大切にしています。人との信頼関係こそが、〈奈良醸造〉のブランドを支えているのです。

奈良で飲まれる機会も増やしていきたい

ウェビナー中には参加者から「奈良での消費量を増やすための施策は?」という質問も寄せられました。浪岡さんは「実は奈良県の一人当たりのビール消費量は全国最下位クラスなんです」と驚きのデータを紹介。ビールは家庭での消費量よりも飲食店での消費量が多いため、観光客が奈良で“夜に滞在”する仕掛けが必要だといいます。現状ではアクセスのよい京都や大阪に泊まる人が多く、どう奈良の夜に引き留めるかが今後の課題とされました。

目指すのは「奈良発・世界品質」

奈良という名を冠していなくても、世界に通用する品質にしていきたい。それが浪岡さんの目指す姿です。クラフトビール業界はまだ若く、現在はブームの中で多くの人材が参入しています。しかしその一方で、「夢だけではやりがい搾取にもなりかねない」と語る浪岡さん。給与水準も見直すことで製造業としての健全な魅力を持った業界に育てていきたいという想いが伝わってきます。

経営者としての視点と、造り手としての感性。その両輪で〈奈良醸造〉を前進させる浪岡さんの言葉には、土地に根を張りながら、未来を見据える静かな意志が宿っています。

奈良という場所を起点に、唯一無二の価値を丁寧に積み重ねていく。その歩みは、地域発のものづくりがもつ可能性を、改めて教えてくれるものでした。

ウェビナー後半では、クラフトビールのセレクトショップを開業予定という参加者からの質問や、新しいビールのアイデアのヒントをなども伺います。
見逃し配信を視聴したい方はぜひ、こちらからお申し込みください。

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YASUNORI NAMIOKA
浪岡安則

なみおか・やすのり●奈良醸造 代表兼ヘッドブルワー。1979年生まれ、奈良県出身。京都大学卒業後、奈良県庁にて技術吏員(土木)として主に道路行政に従事。2015年に退職後、京都醸造株式会社に入社。アシスタントブルワーとしてクラフトビール造りを学んだ後、2017年に奈良醸造株式会社を創業。代表取締役として経営を行う一方、醸造責任者として2018年の醸造開始より150種類以上のビールをリリースして現在に至る。

銀座ロオジエ アシスタントヘッド ソムリエの松本有佑子さんが推薦! 地元・福岡県北九州市の 思い出の味3選

日本やグローバルで活躍するナビゲーターにご登場いただき、地元や別荘などの拠点がある土地のおすすめ3スポットを紹介してもらう本企画。

資生堂が経営するフレンチレストラン銀座ロオジエ アシスタントヘッドソムリエの松本有佑子さんに、地元・福岡県北九州市で思い出の味を厳選してもらいました。

地元の穴場名店〈永目〉

地元の穴場名店〈永目〉

地元にいる時から、家族でずっとお世話になっています。地元の野菜をふんだんに使っていて、最高のお肉をコース仕立てで出していただけるお店で、誕生日にはいつも行っています。大将は福山雅治似の爽やかイケメンで、地元の社長さん、お医者さんなどグルメな人で知らない人はいない、穴場名店になりつつあります!

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永目nagame

住所:北九州市小倉北区鍛冶町1-1-14

Instagram:https://www.instagram.com/nagame_irori29/

改札内にわざわざ入って食べたい〈ぷらっとぴっと7・8番ホーム〉

改札内にわざわざ入って食べたい〈ぷらっとぴっと7・8番ホーム〉

小倉駅の改札内にあるんですが、電車に乗らないのにわざわざ食べに行くくらいお気に入りのお店です。ねぎと甘いかしわがたっぷりとのっていて、北九州らしい甘めの出汁との相性が抜群。とっても美味しいので、ぜひ食べに行ってほしいです。

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北九州駅弁当かしわうどん ぷらっとぴっと7・8番ホーム

住所:北九州市小倉北区浅野1-1-1 JR小倉駅7・8 ホーム

Instagram:https://www.instagram.com/kitakyu.ekiben1891/

ボリューミーなサンドイッチが食べられる〈OCM〉

ボリューミーなサンドイッチが食べられる〈OCM〉

ここは私の両親が高校生の頃から行っていた老舗。リーズナブルな価格帯なのにボリューミーで、好きな具材を選べるアメリカンなサンドイッチ屋さんです。パンは小倉では一番有名な〈しろや〉のものを使っていてふわっふわ。テイクアウトもできておすすめです。

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OCM

住所:福岡県北九州市小倉北区船場町3-6

Instagram:https://www.instagram.com/sandwichfactoryocm/

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Yuko Matsumoto 
松本有佑子

福岡県北九州市出身のソムリエ。新卒でウェディング・レストラン事業の会社に就職後、ソムリエの資格を取得。その後、東京・渋谷のフレンチレストラン〈モノリス〉を経て、「ミシュランガイド東京 2025」にてミシュラン3つ星を獲得したフレンチレストラン〈SÉZANNE〉へ。現在は、日本を代表するグランメゾン〈L'Osier〉のアシスタントヘッドソムリエとして活躍中。

コロカル編集部の食いしん坊日記 編集長が選ぶ、 京都滞在の定番グルメ5軒

日本全国に点在する郷土料理やB級グルメ、旬の食材を使った料理など、コロカル編集部があちこち巡り、おすすめを見つけました。今回は編集長が選んだ、京都滞在の定番グルメを5軒ご紹介します。

おいしい店はいっぱいあるのに、いつも同じ店ばかりに通ってしまう。この傾向が高くなってくると、旅先、出張先だった、よそゆきの町が、身体的にも精神的にも馴染んだ町へと変化する分岐点になっていると思う。京都は、さまざまな雑誌が毎年のように特集を組むほどに、おいしい店が多数あり、かつ、新しい店が続々と登場する町である。かれこれ10年、いろいろな理由で京都に通い詰めている。新しい店にトライすることはあるけれども、必ず、朝に夜に(夜を楽しむために、昼を抜くことが多いのも京都滞在の定番)行くのは、この5軒。食べることの喜びとともに、これらの店が、大変な努力のもとに営業してくれていることの奇跡に、日々、西の方向に足を向けてなど、眠れないのである。

滞在中に必ず訪れる〈切通 進々堂〉

「ういきゅう」(上ウインナートースト)に「上たまごサンド」は、滞在中は必ず。〈切通 進々堂〉のBGMは、常連の京都弁。

宇宙一のしめ鯖〈一品料理 高倉〉

〈一品料理 高倉〉の鯖のきずし。しめ鯖の概念を覆す、宇宙一のしめ鯖。季節ごとの薬味とのハーモニー、おかわりしたい欲高まる。

突然に握りが始まる〈ブランカ〉

京都らしい食材にエスニックテイストを交える〈ブランカ〉では、夜がふけると突然に握りが始まる、おにぎりもうまい。

〈洋食 おがた〉で安定のアジフライを

〈洋食 おがた〉に行くと、頼むアジフライ。メニュー数相当あり、違うものを頼みたいと思うが、やっぱり、いつもアジフライ。

特別なそば屋さん〈通しあげ そば鶴〉

ふつうのまちのそば屋さんなのだけど、やっぱり特別なそば屋さんの〈通しあげ そば鶴〉。おいしく、楽しく、泣ける店。

コロカルアカデミー Vol.3 会員制スーパーマーケット 〈Table to Farm〉の可能性を探る。 生活者が「つくること」に 関わりはじめる時代へ

コロカルアカデミー Vol.3 会員制スーパーマーケット〈Table to Farm〉の可能性を探る。生活者が「つくること」に関わりはじめる時代へ

地域の暮らしや文化に根ざした新しい学びの場、「コロカルアカデミー」の第3回が開催されます。主催は、日本各地のローカルの魅力を伝え続けるWebマガジン「コロカル」。

今回のテーマは「生活者が“つくる”に関わりはじめる時代へ」。注目の会員制スーパーマーケット〈Table to Farm〉を取り上げます。

〈Table to Farm〉は、自然と人が織りなす“とびっきりのおいしさ”を未来へ残していくためのスーパーマーケットとして始動しました。現在わずか0.1%しか流通しない『素の味』を体感できる会員制の宅配スーパーマーケットであり、自然栽培で育つ在来種の米や野菜、伝統的な木桶仕込みの醤油、日本最古の和牛などを取り扱っています。

ゲストには、〈Table to Farm〉のディレクターであり共同発起人の相馬夕輝さんをお迎えします。相馬さんは、暮らしや観光をロングライフデザインの視点で紹介する〈D&DEPARTMENT〉の食部門ディレクターとしても活躍され、日本各地を取材し、その土地の食材や食文化を活かしたメニュー開発やイベント企画などを手がけてこられました。

後半には、コロカル編集長・杉江宣洋との対談形式で「地域に文化と経済の好循環を生むには?」をテーマに深く掘り下げるセッションも予定しています。

食や地域、コミュニティの未来に関心のあるすべての方へ。新しい「食の選び方」のヒントが見つかる1時間。ぜひご参加ください。

【概要】
コロカルアカデミー Vol.3「生活者がつくることに関わりはじめる時代へ。会員制スーパーマーケット〈Table to Farm〉の可能性」
日時:2025年7月2日(水)15:00〜16:00(14:50開場)
費用:無料(要事前申込)
形式:Zoomウェビナー
お申し込みはすでに終了しております。

【コロカルアカデミーとは】
ローカルを舞台に活躍する人々のリアルな情報を通して、日本の魅力を再定義するウェビナーシリーズです。
地域を活性化させるために働きたい方、ローカルでビジネスを始めたい方、自治体や企業で地域創生に携わる方に向けて、新たなヒントを提供します。

第1回(vol.1)では、奈良県のクラフトビールメーカー〈奈良醸造〉代表・浪岡安則さんを迎え、異業種からクラフトビール業界へ転身した背景と、地域を活かしたものづくりの魅力について語っていただきました。

第2回(vol.2)では、〈本屋B&B〉共同経営者であり、青森県八戸市の〈八戸ブックセンター〉ディレクターも務める内沼晋太郎さんを迎え、「独立系書店とローカルの未来」をテーマに、地域と本屋のこれからのあり方を探りました。

登壇者は、地域の文化資産や資源を掘り起こし、その価値を世界に伝える新しいリーダーたち。ローカルビジネスにおける強みと課題、問題解決のプロセス、未来を変える次の一手についてもリスナーの皆さんと一緒に考えていきます。

【本ウェビナーで学べること】
・Table to Farmとは|設立と経緯、想い
・日本の地方に眠る美味しい素材
・Table to Farmが目指す新しい食のコミュニティ
ローカルビジネスに関心のある方はもちろん、食文化や新しいフードシステムに興味のある方にも楽しんでいただける実践的な時間をお届けします。

【こんな方におすすめ】
・食や旅、ローカルカルチャーに関心がある方
・企業や団体の経営層、広報・マーケティングご担当者
・地域観光やDMO(観光地域づくり法人)に携わる方
・会員制スーパーマーケット、またはTable to Farmの活動に関心のある方

【登壇者プロフィール】

相馬夕輝

相馬夕輝(あいま・ゆうき)
Table to Farm ディレクター・共同発起人
郷土料理や食文化をフィールドワークとして学び体験してきた経験を活かし、食の新たなフードシステムを構築することを目指し、2022年より本プロジェクトを始動。ブランドディレクション、商品選定、ウェブメディアや食事会などの企画編集及び執筆を担当しながら、日本各地の生産者を巡り、新たなフードシステムとしてのCommunity Supported Foodculture(CSF)を構築中。また、D&DEPARTMENT PROJECT 飲食部門「つづくをたべる部」ディレクターとして、その土地の食材や食文化を活かしたメニュー開発や、イベント企画なども手がける。2024年、初の著書となる食分野での活動をまとめた「つづくをたべる食堂」出版。
▶︎ Table to Farm公式サイト

杉江宣洋

杉江宣洋(すぎえ・のぶひろ)
コロカル編集長/MAGAZINEHOUSE CREATIVE STUDIO ブランディングプロデューサー
1997年マガジンハウスに入社。『anan』編集部を経て、2008年『BRUTUS』配属、10年同誌副編集長に。『BRUTUS』では「居住空間学」(インテリア特集)「音楽と酒」シリーズなどをヒット企画に育てた実績を持つ。また、「桑田佳祐」「山下達郎」「松本隆」「スタジオジブリ」などの特集も担当。2022年Hanako編集長就任。2025年より現職。

【注意事項】
・本イベントはオンライン開催です。
・参加用URLは、事前申込をされた方に前日までにご案内します。
・音声・映像が乱れる可能性があります。ご了承ください。
・配信内容の録画・録音・再配信はご遠慮ください。
・オンライン配信サービスの接続方法についてはサポート対象外です。

ブランディングディレクター福田春美さんが推薦! 地元・北海道札幌市で心がゆるむスポット5選

日本やグローバルで活躍するナビゲーターにご登場いただき、地元や別荘などの拠点がある土地のおすすめスポットを紹介してもらう本企画。

今回はブランディングディレクター福田春美さんが登場。
緊張感のある東京から地元に帰ったときに、ホッと一息つける心と胃袋が緩むスポットをセレクトしていただきました。

実家近くのパワースポット〈北海道神宮〉

実家の近くにあって、小さいころからよく行っていました。山道がすごく長くて、自然も多く、さささっとリスが木々の隙間を走っていることもあります。そこに立つ大きな木々たちが放つ神聖な空気に満ち溢れ、内地にはない大らかなパワースポットです。そして北海道神宮内にある〈六花亭〉でしか食べられない「判官さま」というおまんじゅうが温かくておいしくて最高です。

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北海道神宮

住所:札幌市中央区宮ヶ丘474

Instagram:https://www.instagram.com/hokkaidojingu/

札幌といえば欠かせない!〈六花亭 札幌本店〉

“北海道人のまごころ”のような存在である老舗の〈六花亭〉。事前予約が必要な「おやつやさん」という特別なお菓子や、ポイント貯めて交換できる特別なクリスマスケーキがあったり。小さい頃からわくわくをいつも提供してくれる場所です。ちなみに〈六花亭〉の包み紙の花柄は、坂本龍馬の末裔の坂本直行さんが描いています。

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六花亭 札幌本店

住所:札幌市中央区北4条西6丁目3-3

Instagram:https://www.instagram.com/rokkatei.official/

世界観にうっとり、心地のいいスポット〈GRIS〉

札幌市の狸小路の外れにある〈GRIS〉。東京から来る方からも地元の方からもとても愛されています。ここに来ないと感じられない〈GRIS〉の空気感と美しい器たちに、シェフ・小野シロキさんが作るその時々の食材の食感と味、りえこさんがサーブする景色は見入ってしまいます。すごく心地いい場所です。

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GRIS

住所:札幌市中央区南2条西8-5-4 FABcafe4F

Instagram:https://www.instagram.com/gris.4f/

霊園と公園が一体化した〈真駒内霊園〉

家族のお墓もある〈真駒内霊園〉。私が小さい頃は普通の霊園だったのに、10年ほど前から巨大モアイ像や、大仏がすっぽりと納められた安藤忠雄さん設計の「頭大仏殿」が作られていてびっくりしました。ちょっと不思議な世界観なので、ここに寄ってみるのも楽しいと思います。

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真駒内霊園

住所:札幌市南区滝野2

Instagram:https://www.instagram.com/takinoreien_official/

札幌で愛されるローカルスーパー〈フーズバラエティすぎはら〉

〈北海道神宮〉から少しいったところにある、札幌で愛されるローカルなスーパーマーケット。昔ながらの店構えで、商品のセレクトも多種多様なのが特徴で、全国のシェフたちも通っているそうです。Netflixのオリジナルドラマ『First Love 初恋』のロケ先にもなったお店。

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フーズバラエティすぎはら

住所:札幌市中央区宮の森1条9-3-13

Instagram:https://www.instagram.com/foods_variety_sugihara/

動画はこちらから!

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Harumi Fukuda 
福田春美

北海道札幌市出身のブランディングディレクター。セレクトショップ〈WR〉のディレクターを経て、2007年から3年半パリで暮らす。現在はCM制作や企業のブランディング、ローカルの町づくりなど、多方面で活躍する。

Instagram:https://www.instagram.com/haruhamiru/?hl=ja

独立系書店とローカルの未来とは。 内沼晋太郎さんと考える 「コロカルアカデミー」Vol.2 開催

日本のローカルの魅力を発信する「コロカル」による、新たなウェビナー講義シリーズ「コロカルアカデミー」の第2回の開催が決定しました。

6月4日に開催する今回のテーマは「独立系書店と日本のローカルの未来」です。「本が売れない時代」といわれて久しい昨今。本の売り上げだけでなく、全国の書店数も大きく減少しています。現在では、全国の市町村の4分の1以上が「書店ゼロ」の町になっているといわれています。

一方で、個人オーナーが営む独自セレクトの小規模な独立系書店は、全国各地で次々と誕生しているという驚きの事実も。こうした書店は、新しいかたちの「まちの本屋」として、地域に根ざしながら確かな存在感を示しているのです。

今回のゲストは、ブック・コーディネーターの内沼晋太郎さん。東京・下北沢にて新刊書店〈本屋B&B〉の運営や、「本のまち」を掲げる青森県八戸市の市営書店〈八戸ブックセンター〉のディレクターとしての活動など、本を通じた多様な取り組みで注目を集める内沼さんとともに、本をめぐる環境や、ローカルと本屋の関係について考えます。

後半では、コロカル編集長・杉江宣洋とのトークセッションも開催。「地域に文化と経済の好循環を生むには?」というテーマで、具体的なアクションについても深掘りしていきます。

本にまつわるリアルな現場の声を、ぜひお聴きください。

【概要】
タイトル:コロカルアカデミー vol.2「独立系書店と日本のローカルの未来」
日時:2025年6月4日(水)15:30~16:30(15:20開場)
費用:無料(要事前申込)
形式:Zoomウェビナー
申込締切:2025年5月28日(水)12:00
申込受付は終了いたしました。

【コロカルアカデミーとは】
ローカルを舞台に活躍する人々のリアルな情報を通して、日本の魅力を再定義するアカデミーです。地域を活性化させるために働きたい方、ローカルでビジネスを始めたい方、自治体や企業で地域創生に携わる方に向けて、新たなヒントを提供します。
登壇者は、地域の文化資産や資源を掘り起こし、その価値を世界に伝える新しいリーダーたち。ローカルビジネスにおける強みと課題、問題解決のプロセス、未来を変える次の一手についてもリスナーの皆さんと一緒に考えていきます。Vol.1 奈良酒造(5/15終了)

【本ウェビナーで学べること】
・本をめぐる環境の変化
・ローカルにおける独立系書店のあり方
・ローカルでの本屋開業・ビジネス実例
・世界をより良い方向に動かす手段としての本屋と本

ローカルビジネスに関心のある方はもちろん、出版業界に興味のある方にも楽しんでいただける実践的な時間をお届けします。

【こんな方におすすめ】
・書籍や本屋、出版に関心がある方
・地方での企業に意欲のある方
・ローカル×ビジネスの実例を知りたい方
・課題解決のヒントを得たい方

【登壇者プロフィール】

内沼晋太郎(うちぬま・しんたろう)

内沼晋太郎(うちぬま・しんたろう)
ブック・コーディネーター
1980年生まれ。株式会社NUMABOOKS代表取締役、株式会社バリューブックス取締役。新刊書店「本屋B&B」共同経営者、「日記屋 月日」店主として、本にかかわる様々な仕事に従事。また、東京・下北沢のまちづくり会社、株式会社散歩社の代表取締役もつとめる。著書に『これからの本屋読本』(NHK出版)『本の逆襲』(朝日出版社)などがある。現在、東京・下北沢と長野・御代田の二拠点生活を営む。

杉江宣洋

杉江宣洋(すぎえ・のぶひろ)
コロカル編集長/MAGAZINEHOUSE CREATIVE STUDIO ブランディングプロデューサー
1997年マガジンハウスに入社。『anan』編集部を経て、2008年『BRUTUS』配属、10年同誌副編集長に。『BRUTUS』では「居住空間学」(インテリア特集)「音楽と酒」シリーズなどをヒット企画に育てた実績を持つ。また、「桑田佳祐」「山下達郎」「松本隆」「スタジオジブリ」などの特集も担当。2022年Hanako編集長就任。2025年より現職。

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