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コロカル編集部の食いしん坊日記
編集長が選ぶ、三重県に行ったら
食べてほしいグルメ5軒

コロカル編集部の食いしん坊日記
vol.004

posted:2025.8.13   from:三重県伊勢市  genre:食・グルメ

〈 この連載・企画は… 〉  郷土料理やB級グルメ、旬の食材を使った料理など、
日本全国にはさまざまなローカルフードが点在しています。
各地にある美味しいものを求めて、コロカル編集部があちこち巡りました。
その土地を訪れる前に、ぜひチェックしてみてください。

日本全国に点在する郷土料理やB級グルメ、旬の食材を使った料理など、コロカル編集部があちこち巡り、おすすめを見つけました。 編集長Sが選んだ、三重のおすすめグルメを5軒ご紹介します。

三重といえば伊勢、伊勢といえば〈一月家〉

伊勢市駅に降り立ったら、まずは〈外宮〉、そして〈内宮〉に参拝。おすすめは、早朝から、ゆっくりじっくり、神聖な空気を吸いながら。身も心も晴れ渡ったところで、もう一度伊勢市駅方面へ。なぜってそこには〈一月家〉があるから。伊勢は、昔から、伊勢参りに訪れる人を温かく迎い入れていた土地。〈一月家〉は、常連さんで大賑わいだけど、一見さんにだって、とっても優しい。カウンターに座れば、大将との掛け合いで、お酒も進みます。絶対に食べるべきは、トコブシを甘辛く炊いた〈ふくだめ〉。伊勢をお参りしたついでに、福もたまる、そんな尊いメニューを食べ、そして飲んだら、〆はやっぱりカレーライス。

三重といえば、鶏焼き。暑い時期にこそ、行って欲しい〈とりいち〉

三重、松阪から伊勢にかけて車で向かうならば、〈鶏味噌焼き とりいち 本店〉へ。広い食堂のような店内には、常連、家族連れ、遠方からと、さまざまな人達が、テーブルにそなえつけられたガスコンロを囲み、汗をだらだら流しながら、一心不乱に食べています。昼は、白いご飯、夜はノンアルコールチームがひとりいれば、車でも安心、ビールを飲みながら。こってり味噌焼きは、部位ごとに食感も変わって飽きることなく、ごはんは一膳二膳……、ビールは2杯、3杯……、エンドレス。鶏スープも忘れずに。

伊勢のランチ、〈起矢食堂〉か〈キッチンクック〉か

伊勢うどんは、お伊勢参りに来た人たちを待たせないように、食べやすいように、と生まれた、腰のない麺に味噌たまりやたまり醤油ををからめた、ファストフード。とはいえ、店ごとに個性は様々。個人的に好きなのが、〈起矢食堂〉の月見やまかけ。するりと、でも存在感を持って喉を通る太麺に山かけの味は、毎度リピートしてしまいます。ランチはさっぱりと、なんて言っていたら、地元の友人の二人に連れて行ってもらったのが、がっつり〈キッチンクック〉のドライカツカレー。地元の人たちに愛される、まさにソウルフードな面構え。友人は、いまでも大盛りいっちゃうそうです。どちらも、胃袋が覚えて続ける、伊勢の味。

暑い時期はかき氷、寒い時期はぜんざい。〈赤福〉の季節限定メニュー

伊勢神宮〈内宮〉にお参りに行ったなら、おかげ横丁の〈赤福〉へ、は規定のルート。加えて言うならば、季節限定メニューも絶対に。暑〜い時期なら〈赤福氷〉。いわゆる赤福ではなく、氷になじむように、つくられた餡と餅が氷の中に、そして抹茶蜜がかかる、その神々しい姿だけで汗が引いていきます。赤福ぜんざいは、冬季限定メニュー。空気がピンと張り詰めた寒い中での〈内宮〉参拝は、夏とは違った神聖さ。でも、やっぱりカラダは冷えてしまう、そのタイミングでの、温かみ、ありがたみは、より一層感じるはず。添えられる、塩ふきこんぶが名脇役!

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