連載
posted:2025.6.6 from:京都府京都市 genre:食・グルメ
〈 この連載・企画は… 〉
郷土料理やB級グルメ、旬の食材を使った料理など、
日本全国にはさまざまなローカルフードが点在しています。
各地にある美味しいものを求めて、コロカル編集部があちこち巡りました。
その土地を訪れる前に、ぜひチェックしてみてください。
writer profile
Nobuhiro Sugie
杉江宣洋
すぎえ・のぶひろ●コロカル編集長/MAGAZINEHOUSE CREATIVE STUDIO ブランディングプロデューサー。1997年マガジンハウスに入社。『anan』編集部を経て、2008年『BRUTUS』配属、10年同誌副編集長に。『BRUTUS』では「居住空間学」(インテリア特集)「音楽と酒」シリーズなどをヒット企画に育てた実績を持つ。また、「桑田佳祐」「山下達郎」「松本隆」「スタジオジブリ」などの特集も担当。2022年Hanako編集長就任。2025年より現職。
日本全国に点在する郷土料理やB級グルメ、旬の食材を使った料理など、コロカル編集部があちこち巡り、おすすめを見つけました。今回は編集長が選んだ、京都滞在の定番グルメを5軒ご紹介します。
おいしい店はいっぱいあるのに、いつも同じ店ばかりに通ってしまう。この傾向が高くなってくると、旅先、出張先だった、よそゆきの町が、身体的にも精神的にも馴染んだ町へと変化する分岐点になっていると思う。京都は、さまざまな雑誌が毎年のように特集を組むほどに、おいしい店が多数あり、かつ、新しい店が続々と登場する町である。かれこれ10年、いろいろな理由で京都に通い詰めている。新しい店にトライすることはあるけれども、必ず、朝に夜に(夜を楽しむために、昼を抜くことが多いのも京都滞在の定番)行くのは、この5軒。食べることの喜びとともに、これらの店が、大変な努力のもとに営業してくれていることの奇跡に、日々、西の方向に足を向けてなど、眠れないのである。
「ういきゅう」(上ウインナートースト)に「上たまごサンド」は、滞在中は必ず。〈切通 進々堂〉のBGMは、常連の京都弁。
〈一品料理 高倉〉の鯖のきずし。しめ鯖の概念を覆す、宇宙一のしめ鯖。季節ごとの薬味とのハーモニー、おかわりしたい欲高まる。
京都らしい食材にエスニックテイストを交える〈ブランカ〉では、夜がふけると突然に握りが始まる、おにぎりもうまい。
〈洋食 おがた〉に行くと、頼むアジフライ。メニュー数相当あり、違うものを頼みたいと思うが、やっぱり、いつもアジフライ。
ふつうのまちのそば屋さんなのだけど、やっぱり特別なそば屋さんの〈通しあげ そば鶴〉。おいしく、楽しく、泣ける店。
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