魂がこめられた製品
“0から6歳の伝統ブランド” 〈aeru〉は、
産着や食器などの乳幼児向けの日用品を展開するブランドである。
最初に発売したのは産着、タオル、靴下が入った
〈徳島県から 本藍染の 出産祝いセット〉だ。
「aeruとして最初にふさわしい商品は何かと熟考を重ねていくと、
この出産祝いセットがaeruの想いを一番体現している商品だと思いました。
日本に産まれてきてくれた赤ちゃんを、日本の愛でお出迎えしたい。
本藍染と愛情の”あい”を込めてつくりました」と話してくれたのは
代表取締役の矢島里佳さん。
商品開発には1〜3年ほどかけている。まずaeruチームがコンセプトを考える。
たとえば、“生後半年までの赤ちゃんが、離乳食を食べることを応援する器”など。
常にいろいろなことに興味と疑問を持ち、仮説も立ててみる。
その後、デザイナーと共に話し合いを重ね、デザインを具現化してもらい、
それをもとに職人に製作してもらう。
コンセプトを、デザイナーにも職人にも、しっかりと伝えることが重要だ。
「職人さんには、完璧にデザインに従わなくてもいいので、
デザインのなかでどこがポイントか、
変えていい場所と変えてはいけない場所をお伝えします。
職人さんの手の感覚に任せる余白を残すことは、
すべてのプロの立場からの知見が入った良い製品が誕生するために
大切なことだと思っています」
〈こぼしにくい器〉シリーズは、
器の内側に“かえし”がついていて、子どもでも食べやすい。
磁器の砥部焼、陶器の津軽焼、大谷焼の他、山中漆器のシリーズもある。
子どもが自分で食べられるようになるので、もりもり食べるようになるとか。
「 “食欲が3倍になった” “ごはんを集中して食べるようになった”という
お声をいただいています。やはり自分でできる、ひとりでできる、
ということは、子どもたちにとって大切な成長なのでしょうね」

aeru代表取締役の矢島里佳さん。ビジネスコンテストの優勝賞金でaeruを立ち上げた。

































































