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posted:2015.9.7 from:大分県竹田市 genre:ものづくり
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
九州内陸の“おへそ”に位置する、
大分県竹田市の城下町エリア。
9月12日(土)から10月3日(土)までの土日・祝日の10日間、
このまちを舞台にアート・クラフト・食・まちあるきが楽しめる
イベント「TAKETA ART CULTURE 2015 暮らし/衣食住」が開催されます。
竹田の城下町は、およそ400年の歴史をもつまち。
江戸時代には日本南画界の巨匠、田能村竹田(たのむらちくでん)が居をかまえ、
多くの南画家たちが 絵や書、煎茶に取り組んでいたのだそう。
また、一般市民のあいだには、江戸時代から
能楽をたしなむ文化が受け継がれてきたそうです。
まちでは、田能村竹田が暮らした旧竹田荘や
音楽家の瀧廉太郎が10代の一時期を過ごした瀧廉太郎記念館も公開されています。
「TAKETA ART CULTURE」は、そんな城下町で
2011年から始まったアートプロジェクト。
イベントの醍醐味は、作品展示に加えて、
染織や竹細工などの作家さんに学ぶワークショップや、
食事会、トークイベントなど、参加型プログラムがたくさん用意されていること。
朝からまちあるきを楽しみ、
お腹が空いたら古民家カフェでモーニング、
午後は創業二百十年を超える和菓子屋さんで
お抹茶体験…などといった楽しみ方ができるんです。
10月3日(土)は、竹田分館にて中村好文さんによる
無料のトークイベント「住宅建築家の流儀」も。
住宅設計と家具デザインをライフワークとする中村さんが、
個とまちの関わりを、あらためて見つめます。
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「TAKETA ART CULTURE 2015」の発起人は、
2011年に移住してきた美術ユニットOlectronica(オレクトロニカ)さん。
彼らの発案により、少子高齢化や不景気の影響を受け、
刻々と変化するまちなみと向き合い、
“竹田の新しい文化や価値を創造していこう”と始まったのだとか。
コンセプトは「竹田だからできること」。
たずさわっている方々は、竹田で生まれ育ったUターン組も含む、
20~40代の移住者の方たちが中心。
みんなでアイデアを出し合いながら、
会場から什器、フライヤーまで、手づくりでイベントをつくっています。
城下町に新しい空気を吹き込んでいる「TAKETA ART CULTURE」。
今年は、国内外で活躍する現代美術家・木村崇人さんによる作品展示や、
ザ・キャビンカンパニーの絵本
「ハテナはかせのへんてこいきものずかん」の展覧会なども開催されます。
イベントの中には、すでに満席となってしまったプログラムも。
お出かけになる方は、お早めにチェックを!
TAKETA ART CULTURE 2015 暮らし/衣食住
日程:2015年9月12日(土)、13日(日)、19日(土)、
20日(日)、21日(月・祝)、22日(火・振休)、
23日(水・祝)、26日(土)、27日(日)、10月3日(土)
時間:11:00~17:00 ※プログラムにより異なる
会場:大分県竹田市城下町一帯(15か所程度)
アクセス:JR豊後竹田駅から徒歩10〜30分圏内
主催:竹田アートカルチャー実行委員会
一部共催:大分県(平成27年度大分県地域創造力活性化事業)
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