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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
江戸時代から続く全国一の筆の産地、広島県安芸郡熊野町から、
熊野化粧筆の伝統と洗練されたデザインが融合した
ブラッシュブランド〈SHAQUDA(シャクダ)〉が誕生しました。
今年の6月、「けしきを みたす」というコンセプトのもとにスタートしたこちらのブランド。
「けしきを みたす」という言葉には、
手作業で仕上げた穂先と環境に優しいデザインが
使うひとの所作を美しく、素肌にこころよく、
心に映るけしきを豊かに満たすように、という思いが込められています。
上の写真は、SHAQUDAの〈UBU(ウブ)〉シリーズ。
木製の長い柄とこだわりの穂先がなんとも優美ですね。
デザインを手がけたのは、デザイナーの寺内ユミさん (TERAUCHI DESIGN OFFICE)。
なめらかさを追求した穂先のうつくしさを最大限に生かし、
筆本来のオーセンティックなスタイルに帰依した、
手になじむフォルムに仕上がっています。
この新しいブラッシュを手がけたのは、広島県にある化粧筆メーカー「瑞穂」。
素材選びから整毛、加工、組立、検品までの工程を一貫して行っている、筆総合メーカーです。
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世界中のメイクアップアーティストや
ブランドから高く評価されている熊野の筆は、一本一本が手づくり。
180余年熊野に受け継がれてきた技術と職人さんの手によって、
毛の性質や穂先の固さ、形状などを読みとりながら仕上げられていきます。
もちろんSHAQUDAの筆も、瑞穂の筆職人さんが手づくりしています。
化粧筆の初心に回帰した、金具も機械も使わない、エシカルなものづくり。
伝統と現代のデザイナーが出会って、
こんなに洗練されたデザインで発売されるなんて嬉しいですね。
9月16日(水)、SHAQUDAが
新宿伊勢丹B2Fの〈ビューティアポセカリー〉と
リニューアルオープンした銀座三越地下1階の化粧品売場
〈ギンザコスメワールド トータルコスメ〉にて先行発売されました。
一般発売は公式オンラインショップにて11月11日から(現在制作中)。
ウォールナットの温もりやこだわりの穂先が生み出す心地よさに、ぜひ肌でふれてみたいですね。
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