TOUCH JAPAN JOURNEY まだ見ぬ日本の美しい景色と 洗練された体験、新しい旅へ

LEXUSが提案する日本・再発見の旅〈TOUCH JAPAN JOURNEY by LEXUS〉はLEXUSに搭乗しながら、日本を巡るトリップツアー。日本、そして海外ゲストが楽しむこの旅の一部を実況中継。

TJJの屋久島トリップのパートナーは、LEXUSのBEV(電気自動車)専用モデルの〈RZ〉。屋久島の春田浜、ソニックカッパー〈4Y5〉カラーが、朝陽に照らされ、美しく輝く。

TJJの屋久島トリップのパートナーは、LEXUSのBEV(電気自動車)専用モデルの〈RZ〉。屋久島の春田浜、ソニックカッパー〈4Y5〉カラーが、朝陽に照らされ、美しく輝く。

クルマに乗り込み、シートにカラダを沈める。はやる気持ちをおさえて、そっと目を閉じる。これからはじまる旅の光景を想像しながら。子供の頃、遠足前の夜のような高揚感。

初めて見る、初めて体験する、初めて味わう。知床・阿寒、奥入瀬・十和田、屋久島、若狭……、いまだ掘り起こされていない日本の地域の魅力を存分に楽しむプログラムを、LEXUSのハンドルを握って巡る。

このプログラム〈TOUCH JAPAN JOURNEY by LEXUS〉は、主にLEXUSオーナーを対象にしたプログラム。各ツアーごとに用意される車種も様々。地域で選ぶか、ツアー内容で選ぶか、いつか体験したいと思っていたLEXUSの車種から選ぶか。日本在住のオーナーだけでなく、国外オーナーが応募可能な旅もある。LEXUSというアイコンを通じて、世界に日本の魅力を発信しているのだ。

トレッキングを始めて、たった5分でも、壮大な屋久島の森に圧倒される。

トレッキングを始めて、たった5分でも、壮大な屋久島の森に圧倒される。

自然の潤い。みずみずしさの奥にある島の体温を感じる。

自然の潤い。みずみずしさの奥にある島の体温を感じる。

道々で、猿たちがゆったりと毛づくろい。西部林道では、鹿たちも観ることができる。

道々で、猿たちがゆったりと毛づくろい。西部林道では、鹿たちも観ることができる。

屋久島は、温帯と亜熱帯両方の魚種が生息しており、多種多様な魚を釣ることができる。

屋久島は、温帯と亜熱帯両方の魚種が生息しており、多種多様な魚を釣ることができる。

釣った魚は、刺し身にして、のちほど食べる。最高の贅沢だ。

釣った魚は、刺し身にして、のちほど食べる。最高の贅沢だ。

屋久杉で様々な創作を続ける、岳南さんの工房にも訪れた。

屋久杉で様々な創作を続ける、岳南さんの工房にも訪れた。

鹿児島の地元焼酎蔵〈本坊酒造〉の「屋久島伝承蔵」。ジャパニーズウイスキーの貯蔵庫や焼酎造りの現場を見学。

鹿児島の地元焼酎蔵〈本坊酒造〉の「屋久島伝承蔵」。ジャパニーズウイスキーの貯蔵庫や焼酎造りの現場を見学。

今回、同行したのは、モンゴルからのゲスト。大草原と砂漠。横に横に、と広がる雄大な景色の中で暮らす人々が訪れたのは屋久島。1600〜1500万年前にマグマが隆起して生まれたこの島は、長い年月のあいだ、豊かな太陽光と豊富な雨量に恵まれ、縦に縦に伸びる美しい緑の島となった。壮大な自然の中で育ったモンゴルのゲストたちにとっても、きっと初めての景色だったのだろう、ツアーの間の興奮はさめることがなかった。

屋久島は、豊富な降水量を活かした水力発電、現地のメーカーで送配電も行うなど、カーボンニュートラルな電力自給率99.6%を実現。再生可能エネルギーで成り立つ島をゲストとともに巡ったのは、BEV(バッテリー式電気自動車)専用車〈LEXUS RZ450e〉。環境に配慮する暮らしについて体感することができるのも、この旅の魅力の一面だ。

今回のツアーは、〈sankara hotel & spa 屋久島〉の専属ガイドが案内。白谷雲水峡での軽トレッキング、千尋の滝、大川の滝、瀬切展望台所、西部林道、永田いなか浜、焼酎蔵、海釣り……。さらに〈sankara hotel & spa 屋久島〉では、地元で穫れる魚介を中心にした素晴らしいディナーと、ラグジュアリーな滞在を満喫。〈samana hotel Yakushima〉では、島の人々も愛する、超軟水のとろとろの湯に癒されて。圧倒的な緑の大自然と癒やしのアクティビティ体験は、一生の宝ものになった様子だ。

〈sankara hotel & spa 屋久島〉のインフィニティプール。屋久島の水質は軟水の中でもトップクラスの超軟水。サウナの水風呂としても利用でき、極上のディープリラックスが体験できる。

〈sankara hotel & spa 屋久島〉のインフィニティプール。屋久島の水質は軟水の中でもトップクラスの超軟水。サウナの水風呂としても利用でき、極上のディープリラックスが体験できる。

〈sankara hotel & spa 屋久島〉のゲストルーム。大自然の中の最高のラグジュアリー。

〈sankara hotel & spa 屋久島〉のゲストルーム。大自然の中の最高のラグジュアリー。

細かな部分まで”居心地”が追求されている。

細かな部分まで”居心地”が追求されている。

ゲストハウスの後ろには、荘厳な山々。眼の前には、海。屋久島でしか味わえない、壮大な世界観。

ゲストハウスの後ろには、荘厳な山々。眼の前には、海。屋久島でしか味わえない、壮大な世界観。

旅の疲れを癒やす。屋久島の自然素材とアーユルヴェーダをかけあわせ、心身を美しく整える。

旅の疲れを癒やす。屋久島の自然素材とアーユルヴェーダをかけあわせ、心身を美しく整える。

ダイニング〈okas〉で夕食を。屋久島そして九州の大地が育んだ素材をふんだんに。オープンキッチンで。

ダイニング〈okas〉で夕食を。屋久島そして九州の大地が育んだ素材をふんだんに。オープンキッチンで。

鹿児島県鹿屋の中山黒牛を使ったメイン料理。炭火でじっくりと焼き上げた肉は、驚くほどやわらかく、さっぱりと。

鹿児島県鹿屋の中山黒牛を使ったメイン料理。炭火でじっくりと焼き上げた肉は、驚くほどやわらかく、さっぱりと。

スイーツには、このツアーのために用意された、嬉しい装飾が。

スイーツには、このツアーのために用意された、嬉しい装飾が。
〈TOUCH JAPAN JOURNEY〉は、地域とのサスティナブルな関係を築きながら、旅で得たゲストの声や車両データを今後の車両開発や地域と連携した将来のインフラ開発などにも役立てていくという。カーボンニュートラル、サスティナビリティ、様々な社会課題についても考える機会を与えてくれるツアー。ぜひ一度体験して欲しい。

information

問い合わせ先
レクサスインフォメーションデスク
0800-500-5577(受付時間9:00〜17:00、年末年始を除く)

TEL:052-728-0906 (平日10時~17時)

https://lexus.jp/
XFacebookInstagramYoutube

これまでのツアーには、トヨタ自動車九州宮田工場見学や富士スピードウェイでのサーキット&オフロード走行の旅、日本の名ドライブウェイ巡りなど。通年プランからライトプランまでラインナップ、自分に合った旅のスタイルが見つけられる。

募集中の旅を見る

多摩の風景を一杯に。 醸造所〈ビアエアンスト〉が 地元産ブルーベリーの クラフトビールを発売

土地の味をビールに落とし込む

東京・多摩市の理美容院〈TAMA tumuji WERKS.〉と併設カフェ〈PARLOR〉の新たな展開として誕生したクラフトビール醸造所〈Bierernst(ビアエアンスト)〉が、多摩市産ブルーベリーを使用した新作「Nümasuguri Blueberry Sour Ale(ヌマスグリ ブルーベリーサワーエール)」を発売した。

2023年の本格始動以来、ケルシュやIPAといった定番スタイルに加え、季節やイベントに合わせた限定ビールを手がけてきたBierernst。「日常に、ちょっと粋な寄り道を」というコンセプトのもと、理美容院・カフェ・醸造所が一体となった複合的な場から、地域に根ざしたカルチャーと味わいを発信し続けている。

今回登場したサワーエールは、「多摩市を表現できるフレーバーを」「ビールが苦手な人にも飲みやすい一杯を」という想いから生まれた。多摩市産ブルーベリー果汁と乳酸菌発酵を組み合わせ、やさしい酸味とジューシーな果実感を両立。アルコール度数6.5%ながら、軽やかで飲みやすい仕上がりとなっている。

風景を纏う、faceとのコラボレーション

パッケージデザインは、多摩市出身のイラストレーター・faceが担当した。市川氏とfaceは、2023年の地元カルチャーイベントを通じて交流が始まり、「多摩市を盛り上げたい」という共通の想いから今回のコラボレーションが実現した。

モチーフとなったのは、多摩市鶴牧東公園の豊かな緑。やわらかなタッチで描かれたアートワークは、ビールを手に取る瞬間に地域の原風景を思い起こさせる仕上がりとなっている。

「Nümasuguri Blueberry Sour Ale」は、醸造所併設のカフェやオンラインストアに加え、地域で親しまれる老舗酒販店でも販売予定。また、ブルーベリーサワーエールと同時にfaceが手がけた多摩市モチーフのTシャツやタンブラーも展開される。

information

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Nümasuguri Blueberry Sour Ale

発売日:2025年12月6日

内容量:330ml

アルコール度数:6.5%

価格:990円(税込)/3本BOX 3,300円(税込)

販売場所

・Bierernst(カフェPARLOR併設/住所:東京都多摩市諏訪1-9-4)

・オンラインストア:https://www.tumuji.jp

・小山商店(東京都多摩市関戸5-15-17)

自然と人をつなぐ、“香りのラボ”。 佐賀・呼子の〈THREE〉の精油蒸留所 「THREE Aroma Distillery」

呼子の古民家に、精油の新たな拠点

ホリスティックケアブランド「THREE」が、2025年10月19日、佐賀県唐津市呼子町に「THREE Aroma Distillery」をオープンした。日本三大朝市のひとつ・呼子朝市通りに面した古民家を改装し、オリジナルの精油蒸留器と研究ラボを併設。自社ハーブガーデンで育てた植物を用いた精油の蒸留を見学できるほか、限定アイテムの販売や季節ごとのワークショップなど、香りを通じて土地とつながる体験が楽しめる。

植物の力を、土地の力へ

佐賀県内のハーブガーデンでは、ローズマリーやティーツリー、ロザリーナなど、土地の風土に適した芳香植物を栽培している。玄海灘を望む上場台地は水はけがよく、海風が通り抜ける環境。THREEはこの土地の特性を生かし、収穫から蒸留、研究まで一貫して手がける仕組みを構築した。蒸留所の開設は、空き家再生や観光誘致を進める呼子町のまちづくりとも呼応しており、地域の新しい循環の拠点としても期待されている。

佐賀県のハーブガーデンで育つローズマリー。ここから精油が生まれる。

佐賀県のハーブガーデンで育つローズマリー。ここから精油が生まれる。

蒸留所では今後、「アロマブレンドディフューザー クラフト」や「精油蒸留体験」など、体験型プログラムも展開予定。植物の香りを楽しむだけでなく、香りが生まれるプロセスを五感で学べる場だ。THREEが掲げるのは、「苗づくりから収穫、蒸留、研究まで」という一貫した精油づくりの哲学。自然と調和する美しさを探求してきたブランドが、佐賀の地に新たな香りの文化を育てていく。

アロマワークショップでは、THREEオリジナル精油を使ってポプリやエアーリフレッシャーを調香。香りのブレンドを専門家が丁寧にサポートしてくれる。

アロマワークショップでは、THREEオリジナル精油を使ってポプリやエアーリフレッシャーを調香。香りのブレンドを専門家が丁寧にサポートしてくれる。

information

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THREE Aroma Distillery(THREE呼子蒸留所)

所在地:佐賀県唐津市呼子町呼子3769-1

営業時間:平日9:00〜15:00/休日・祝日9:00〜17:00

定休日:火・水・木曜日

公式サイト:https://www.threecosmetics.com

Instagram:@threecosmetics

ブリの水揚げ急増を追い風に。 北海道・白糠町のブランド魚 「極寒ぶり」と 釧路の地酒〈五色彩雲〉の 限定ラベルが発売

新しい地域資源〈極寒ぶり〉と、未来を仕込む酒〈五色彩雲〉

2025年11月、北海道・白糠町のブランド魚「極寒ぶり®」と、釧路市の老舗・福司酒造が手がける新ブランド〈五色彩雲(ごしきのくも)〉がコラボレーション。「五色彩雲 Nusamai 極寒ぶり限定ラベル」が発売された。

背景にあるのは、白糠町が取り組む「極寒ぶり®プロジェクト」。地球温暖化により秋鮭の漁獲量が減る一方、北海道でブリの水揚げが急増。これまで食文化として根付かなかったブリを、地域の未来を支える“新たな資源”へと育てる試みだ。ブランド認定されるのは、白糠町で水揚げされた天然ブリのうち、船上活〆で丁寧に扱われた7kg以上の個体のみ。海の変化を価値へ転換する挑戦として、町と漁協、民間企業がタッグを組んだ。

そして、釧路の地で百年以上酒を醸す福司酒造が立ち上げた〈五色彩雲〉は、古来より吉兆を示す「彩雲」を名前に冠したブランド。伝統製法を大切にしながらも新しい技術や素材を取り入れ、未来へつながる酒づくりを目指している。〈Nusamai〉は、釧路の象徴・幣舞橋に由来した銘柄。北海道産米「吟風」で醸した味わいは、冷やでも燗でも楽しめる幅の広さが魅力だ。

今回のコラボレーションは、「過去を想い、未来を仕込み、次の食文化を創る」という理念を共有する両者だからこそ実現したもの。寒海で育まれた極寒ぶり®の濃厚な旨みに、〈五色彩雲 Nusamai〉の奥行きのある味わいが寄り添い、道東の自然と人の技が一杯の中に結晶する。

道東の“海と酒”が重なり合う〈五色彩雲 Nusamai 極寒ぶり限定ラベル〉。

道東の“海と酒”が重なり合う〈五色彩雲 Nusamai 極寒ぶり限定ラベル〉。

さらに極寒ぶり®は、白糠町のふるさと納税返礼品としても人気だ。ぶりしゃぶセットや漬け丼の素など、自宅でも道東の旬を味わえるラインナップが揃う。地域の資源を未来へつなぐプロジェクトを、家庭の食卓から応援できるのもうれしい。ぜひチェックして。

【極寒ぶり ぶりしゃぶセット】

【極寒ぶり ぶりしゃぶセット】

ふるさと納税サイト:https://item.rakuten.co.jp/f016683-shiranuka/016683-0953/

【極寒ぶり 厳選3 種漬け丼の素セット】

【極寒ぶり 厳選3 種漬け丼の素セット】

ふるさと納税サイト:https://item.rakuten.co.jp/f016683-shiranuka/10000887/

information

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五色彩雲 Nusamai 極寒ぶり限定ラベル

価格:3,500円(税込)

内容量:720ml

原料米:北海道産 吟風

販売サイト:https://www.amazon.co.jp/dp/B0FN3TK9NH

今治のタオル、山形のニット。 地域の技が息づく、 〈KIMONO ARCH〉の 秋冬コレクション

“ジャパンクオリティ”を纏う

きものブランド〈KIMONO ARCH〉が、2025 Autumn & Winter Collection第3弾を発表した。テーマは「ジャパン・クオリティを纏う」。愛媛県今治市の高品質なタオル生地や、山形県の老舗ニットメーカー・米富繊維との協業によるローゲージニットを採用し、織と編の技を融合させた新作が登場する。ブランドのコンセプトは「きものを通して世界を見わたす」。きものを軸に、地域に根ざすものづくりと現代的な感性を架け合わせたデザインが特徴だ。

信頼の産地と紡ぐ、革新のかたち

新作では、節のある糸を織り上げたタオル生地を使った羽織「タオル cozy」、残糸を再利用して立体的な模様を生み出す「タオル cycle」など、サステナブルな素材づかいが光る。また、米富繊維と製作したニットゆかたやカーディガン、フェアアイル柄の羽織も登場。伝統的な技法を現代のテキスタイルとして再構築している。袖や丈、衿など、きものの仕立て(縫製)でありながら、洋服としても違和感なく取り入れられるデザインは〈KIMONO ARCH〉ならでは。

職人と暮らしをつなぐ、〈KIMONO ARCH〉のものづくり

〈KIMONO ARCH〉は、各地の職人や素材と協働し、伝統を今の暮らしに溶け込ませる取り組みを継続してきた。残糸を再利用したシリーズでは、渋谷区の〈シブヤフォント〉と連携し、デザインを通じて障がいのある人の創作活動を支援するなど、社会的なアクションも積極的に行っている。日本のものづくりを、身に纏う体験として伝える〈KIMONO ARCH〉の挑戦は、今季も続いていく。

information

取扱店舗:KIMONO ARCH 原宿、下北沢、KIMONO ARCH / Y. & SONS in Paris

公式サイト:https://www.kimonoarch.com/

Instagram:@kimono_arch

茨城発、農業廃棄物から生まれる 新しい体験型ショップ〈futashiba248〉。 “色と香り“で地域をめぐる

農業の副産物が、色に変わる

茨城県つくば市に、古民家をリノベーションした体験型ショップ〈futashiba248(フタシバ)〉がオープンした。夫婦ユニットによるこの店では、農業廃棄物を染料として再生する独自技法「農color(ノウカラー)」を中心に、和紙や香りを組み合わせた新しい創作体験を提供している。

ブドウの葉や木の枝、果皮など、これまで廃棄されてきた素材を「地域の色」として染料化。その土地の農家や自然の物語を“色”として可視化するアプローチが特徴だ。

古民家で出会う、五感を満たす時間

体験プログラムでは、農作物で染める「クラフト染色セッション」や、香りと和紙を重ねる「センス オブ ペーパー」など、五感を刺激するワークショップを展開している。2025年10月からは茨城県初のニッチフレグランス取り扱いも開始。香りが古民家に漂い、自然と人、記憶がゆるやかに交差する。

地域資源を、未来のクリエイションへ

〈futashiba248〉の活動は、クラフトにとどまらない。企業とのアップサイクル企画や教育機関との環境学習など、地域資源を軸に多様なコラボレーションを生み出している。「農業廃棄物」という課題素材を、美しい表現へと変換するデザインの力。色・香り・素材を通して、土地の記憶とつくり手の想いを未来へつなぐプロジェクトが、つくばの地から新たに始まっている。

G7茨城水戸内務・安全担当大臣会合 記念品制作

G7茨城水戸内務・安全担当大臣会合 記念品制作

手漉き和紙を使ったパネル

手漉き和紙を使ったパネル

カフェエプロン染色(全て栗染め)

カフェエプロン染色(全て栗染め)

学校イベント(大根の葉染めランチマット、ハンカチ)

学校イベント(大根の葉染めランチマット、ハンカチ)

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futashiba248(フタシバ)

所在地:茨城県つくば市作谷201-1

公式サイト:https://www.futashiba248.com

Instagram:@futashiba248

ゼロから未来をつくっていく。富岡町で動き出した若きプレイヤーたち

福島県の海沿い約100kmに及ぶ地域は「浜通り」と呼ばれていて、そのちょうど真ん中あたりにあるのが双葉郡富岡町。太平洋に面しているので気候は穏やかで、夏には気持ちのいい浜風が吹き、冬は晴れる日も多い。全町避難を経験した東日本大震災からまもなく15年。一度は静まり返ったこの町で、新しい未来を作ろうと奮闘する若い世代が増えている。
どんな人たちがいて、どんなプロジェクトが動き出しているのか。今回は富岡町出身で、現在は南相馬市を拠点に観光業を立ち上げた日下あすかさんにコンタクト。彼女のガイドで、富岡町のかっこいいプレイヤーたちに会いに行った。

浜通りをロードトリップの聖地に。自由気ままなキャンピングカーの旅をつくる
/一般社団法人コトづくり代表理事 日下あすかさん

コルドバンクスというキャンピングカーに乗って、日下さんは富岡駅前にやってきた。7人乗りの車内には広いテーブルやキッチン、5名まで寝られる設備も完備されていて、予想以上に広くて快適だ。

一般社団法人コトづくり代表理事 日下あすかさん

日下さんは富岡町の夜ノ森(よのもり)地区出身。東京の隈研吾建築都市設計事務所で約3年間勤務した後、「浜通りに人を呼びたい」と福島県へUターン。2025年2月から南相馬市で、キャンピングカーを軸にした観光事業をスタートした。

キャンピングカーの中でお話を聞かせてくれた日下あすかさん。東京の建築事務所勤務を経て福島県へUターン。2025年2月に一般社団法人コトづくりを立ち上げた。

キャンピングカーの中でお話を聞かせてくれた日下あすかさん。東京の建築事務所勤務を経て福島県へUターン。2025年2月に一般社団法人コトづくりを立ち上げた。

「設計事務所で働いているときに、富岡町と同じく震災後の原発事故で全町避難になってしまった浪江町の駅前開発を担当したんです。気合いを入れて取り組みましたが、建築の力だけでは町に人を呼び戻すことは難しいと痛感した。こっちに戻ってきて、自分が現地で“人を呼べる人”になろうと思ったんです」

現在取り組んでいるのは、キャンピングカーで巡る浜通りのツアー事業。北は宮城県との県境である新地町から、南は〈スパリゾートハワイアンズ〉で有名ないわき市まで、約100kmもある浜通り。キャンピングカーで車中泊しながら巡れば、各地の見どころが繋がる。日下さんは各町の観光スポットにRVパークを作り、よりその観光コンテンツが楽しめるようにした。実際に周るモデルコースを作ってモニターツアーを開催し、来年度からはいよいよキャンピングカーのレンタル業もスタートする。

「浜通りはロードトリップに最適なんです。大きな道が3本通っているのですが、天気の良い日は海沿いの浜街道を走ったり、秋は山側の山麓線で紅葉を楽しんだり。各町の魅力的なスポットはもちろんですが、まだ知られていないスポットも発見できるかもしれません」

日下さんが富岡町のお気に入りスポットに連れて行ってくれるという。その時に通ったのが、JR富岡駅の横に新しくできた「汐橋(うしおばし)」。国道6号線から浜街道に向かう道路は海に向かってアーチ形に延びていて、車で走ると目の前が海と空でいっぱいになる。富岡町に来たらぜひ走ってみてほしいと日下さん。

到着したのはこぢんまりとした漁港だった。窓を開けると目線の先には海だけが広がる。日下さんが豆を挽き、コーヒーを淹れてご馳走してくれた。こんな特等席で静かな漁港の景色を楽しみながら、温かいコーヒーがいただけるのもキャンピングカーの魅力の一つ。

「キャンピングカーなら、こうして好きな場所で車を停めて、食事やお茶を楽しむことができる。観光で訪れる方にも、このような楽しみ方をしていただきたいんです。キャンピングカーで来る人が増えたらスポット名がついて、ここでお店を開こうかなという人が出てくるかもしれない。そうなったらもう狙っていた通り。短いスパンでもとにかく人を呼んできて、町を体験してもらえる機会を作りたいです」

一般社団法人コトづくり代表理事 日下あすかさん

福島県にUターンして気づいたのは、富岡町には美しい景色と豊かな時間があるということ。
「夜ノ森地区には有名な桜のトンネルもありますし、富岡駅近くにはこの海の景色もある。特に海は震災があったからこそ、特別な景色に変わったんじゃないかなと思います。このエリアは、震災だけを切り取って見ると、悲しい場所のように映ってしまうかもしれません。しかし実際には、震災をきっかけに新しい観光コンテンツが生まれ、少しずつ広がってきました。震災前から受け継がれてきた風景や文化、そして今この土地に芽吹いている新しい観光のかたち。その両方を体感しに、ぜひこの地を訪れてほしいと思います。この美しい町を未来へつないでいくために、これからも自分にできることを考えながら、一歩ずつ取り組んでいきたいです」

取材者情報

日下あすか

一般社団法人コトづくり:https://www.kotozukuri.com/

Instagram:@asuka.kusaka

将来的には世界のトップブランドに。桜の名所・夜ノ森で誕生したデニムブランド
/YONOMORI DENIM 小林 奨さん

次に訪れたのは日下さんが生まれた夜ノ森地区で、2022年に誕生したリメイクデニムのブランド〈YONOMORI DENIM〉のショップ。創業者の小林奨さんは日下さんの同級生だ。

「小学校の担任の先生誰だっけ?」と、昔話に花が咲く日下さんと小林さん。「同い年で地元で起業して頑張っている奨くんみたいな存在は、とっても心強いですし、一緒になにかできたらと思います」と日下さん。お互いに地元を盛り上げようと奮闘する強力な同志だ。

「小学校の担任の先生誰だっけ?」と、昔話に花が咲く日下さんと小林さん。「同い年で地元で起業して頑張っている奨くんみたいな存在は、とっても心強いですし、一緒になにかできたらと思います」と日下さん。お互いに地元を盛り上げようと奮闘する強力な同志だ。

震災後、全町避難で関東に引っ越した小林さん。東京で社会人になりアパレル会社で販売員として働くなかで、業界が抱える大量生産・大量廃棄の問題を知る。環境に配慮したブランドや取り組みをしたいという思いと、地元の雇用を創出したいという思いが重なり、夜ノ森で〈YONOMORI DENIM〉を立ち上げた。

もともとはサッカーをやっていたが、怪我で引退。次に好きだったのがファッションだったという小林さん。起業もいつかはしたいと思っていたそうだ。

もともとはサッカーをやっていたが、怪我で引退。次に好きだったのがファッションだったという小林さん。起業もいつかはしたいと思っていたそうだ。

「地元がすごく好きなんです。県外に出てその思いが一段と強くなりました。僕は不便な生活に魅力を感じるみたいで、関東だと何でも苦労せず手に入っちゃうのが面白くなかったんですよね(笑)」

〈YONOMORI DENIM〉で扱うのは、リーバイスの名デニム、501のみ。東京の協力会社(株式会社ヤマサワプレス)が廃棄寸前のデニムを回収、それをYONOMORI DENIMで洗浄・解体などをし、パーツごとに加工。また〈One-o-Five〉というブランド名で、古着デニムをリメイクしたパンツやジャケット、小物なども販売。
「将来的には職人ブランドとして、世界中で『デニムと言えば〈YONOMORI DENIM〉だよね』と言われる存在になりたいです。小さなアトリエから始まった……というストーリーで」

デニムを選んだのは老若男女、世代問わずで履けるほど丈夫な素材だから。たとえパンツとして履けなくなっても、たくさんの端切れを合わせれば新しい服や小物に生まれ変わる。それはたくさんの人の力が集まれば、富岡町が復活するという思いにも繋がっている。

「一度は誰もいなくなってしまったけれど、新しい人がやってくればまた新しい富岡町ができる。ここはゼロから挑戦できる町です。僕は新しいアイデアを持ってこの町に来てくれる人の活動や思想を、手助けできる環境を作れたらいいと思っています」

YONOMORI DENIM

取材先情報

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YONOMORI DENIM

住所:福島県双葉郡富岡町本岡清水前122−17

営業時間:平日10:00~14:00、土日12:00〜16:00

Instagram:@yonomori_denim

富岡の美味を知ってほしい。富岡産ワインと地元食材を楽しむワイナリーレストラン。
/とみおかワイナリー 根本綾乃さん

富岡町にはワイナリーがある。海が見える場所に広がる畑には、震災前の町民の数と同じ1万6000本のブドウの苗木が植えられており、畑を見守るように〈とみおかワイナリー〉の醸造所が建っている。

とみおかワイナリー

代表の遠藤秀文さんは富岡町出身。震災後、ふるさとを元気づけようと、長年の夢だったワイナリーを作ることにした。2016年4月からプロジェクトをスタートし、想いに賛同した仲間たちと200本の苗木を植える。資金を出し合って毎年数百本ずつ増やしていき、3年目に初めて数十キロのブドウを収穫。山梨県のワイナリーの協力のもと、最初のワインが完成した。

「ブドウ畑の作業はボランティアも募集していて、県外からもたくさん来られるんだそうです。自分が関わったワインには愛着が湧くし、町にとっては一つのコミュニティになっていると思います」と、案内してくれた日下さんは話す。

「ブドウ畑の作業はボランティアも募集していて、県外からもたくさん来られるんだそうです。自分が関わったワインには愛着が湧くし、町にとっては一つのコミュニティになっていると思います」と、案内してくれた日下さんは話す。

現在は富岡町の気候に合う品種も分かり、白ブドウはシャルドネやソーヴィニヨン・ブラン、アルバリーニョ、赤ぶどうはメルローを栽培。今年からは自社の醸造所が稼働し始め、100%富岡産のワインを醸造中だ。ブドウ栽培と醸造を担当する細川順一郎マネージャーは「いまはフレッシュな早飲みタイプがメインですが、今年からは深い味わいのワインにも挑戦しています。ブドウの樹齢が上がれば品質も変わってくるので、楽しみにしていただきたいです」と話す。

醸造所の2階にはレストラン〈ラレス〉がある。〈とみおかワイナリー〉のワインが飲めるのはもちろん、常磐ものの魚介類を使った料理が美味しいと評判だ。360度ガラス張りの店内からは、海の前に広がるブドウ畑や常磐線の線路などが一望できる。

とみおかワイナリー

「コース料理や単品でピザやパスタ、アクアパッツァなどもご用意しています。海風の影響かうちのワインはほんのり塩味を感じる味わいが特徴なんです。常磐もののヒラメなど、白身のお魚ととっても相性が良いんですよ」と、教えてくれたのは、キッチンで働く根本さん。

「富岡町は食材が豊富で、お魚も野菜もお米もとっても美味しいです。地元食材が扱えて、ワインのことも勉強できるなんて、私にぴったりの職場だ!と思いました」と目を輝かせる根本さん。

「富岡町は食材が豊富で、お魚も野菜もお米もとっても美味しいです。地元食材が扱えて、ワインのことも勉強できるなんて、私にぴったりの職場だ!と思いました」と目を輝かせる根本さん。

今年3月に入社したという根本さんは21歳の新米料理人。このレストランを職場に選んだのは、地元を盛り上げたいという思いからだった。
「都会に出てお料理をするよりも、復興を頑張っている地元で自分もなにかできたらと言う夢がずっとあって。そのために地産地消を大事にしたかったので、このレストランはぴったりだと思いました」

富岡町は食材豊かな土地。野菜は朝早くからシェフが市場に買い出しに行って、福島県産のものを仕入れている。魚介類は主にいわき市の久之浜漁港を中心に、シェフが仕入れる自慢の常磐ものだ。
「富岡町は自然豊かですし、海が近くにあるってすごく素敵なことだと思います。海を眺めながら仕事ができるのは幸せです。富岡町の農家さんは皆さんとても暖かく、『野菜持っていき〜』って分けてくださったりします。今は実家の田村市から通っているのですが、いずれは引っ越したいですね」

いつか自分のレシピで、常磐ものの魚料理を作るのが根本さんの夢。ワインと一緒に味わえるのが楽しみだ。

とみおかワイナリー 根本綾乃さん

取材先情報

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とみおかワイナリー

住所:福島県双葉郡富岡町小浜反町36-1

営業時間:

レストラン ラレス

平日ランチ 11:00〜15:00(L.O.14:00)

土日祝ランチ 10:30〜15:30(L.O.14:30)

ディナー(予約必須) 17:00〜21:00(L.O.20:00)

定休日:水曜

ワイン&ギフト テルース

10:00〜17:00

定休日:火・水曜

Web:https://tomioka-winery.jp/

Instagram:@tomioka.wine.2016

アートは町の見え方を変えてくれる。宮島達男さん新美術館プロジェクトも進行中
/NPO法人インビジブル 日向志帆さん

最後に訪れたのは、アートの力で富岡町を動かす〈NPO法人インビジブル〉の日向志帆さん。大学でコミュニティデザインを専攻していた日向さんは、自らを「ぶらんなー(造語)」と呼び、ぶらぶらと外から町にやってきた人間が、その町でどんな変化を起こせるのかを研究。なかでも「地域と教育」に関心があり、富岡町でも主に子供たちと関わってきたそう。

今年3月に大学を卒業し、4月から本格的に富岡町で暮らし始めた日向志帆さん。プロジェクトで関わる子供たちからも愛称の「おひな」と呼ばれているそう。

今年3月に大学を卒業し、4月から本格的に富岡町で暮らし始めた日向志帆さん。プロジェクトで関わる子供たちからも愛称の「おひな」と呼ばれているそう。

インビジブルが行っているのは、町内に唯一ある富岡町立小中学校にアーティストや職人などが“転校生”としてやってきて、校内で子供たちと交流する「PinSプロジェクト」や、夜ノ森地区で秋口と春先に開催される「夜の森ピクニック」、富岡駅近くの月の下と名がつく交差点脇のスペースを拠点とした「月の下アートセンター」という文化活動など。どれもアートをきっかけにした、住民巻き込み型プロジェクトだ。

なかでも町民の期待を集めているのが、現代美術家の宮島達男さんの「時の海 – 東北」プロジェクト。宮島さんが3000人の人たちと対話しながら創り上げる《Sea of Time – TOHOKU》という作品を展示する美術館が富岡町にできるというものだ。日向さんは地元住民が立ち上げた「《時の海 – 東北》美術館を応援する会」の運営事務局として、定期的に住民のみんなと集まり、美術館建設予定地で草刈りや芋煮をしたり、美術館ができたらやりたいことのアイデア出しなどを行いながら、完成までの時間を住民みんなで温めている。

「アートには地域の見方を変えてくれる力があると思います。例えば以前、影絵師の川村亘平斎さんと影を写しながら夜ノ森を練り歩くイベントをやったんです。除染によって更地になった夜ノ森の町には余計なものがないから、影がくっきり浮かび上がって。本当に生きているみたいに見えて、そこから歌ができたり、昔話を語る人が出てきたりということがあった時に、何もないことをネガティブではなくて、“余白”として捉えることができた。正しさみたいな指標では測らないということが、この富岡町にとってすごい大事なことなんじゃないかと思っています」

この町に来て、自分のロールモデルになるような先輩プレイヤーにたくさん会うことができたという日向さん。自分のような“ぶらんなー(造語)”が新たに町に来たらうれしいと話す。
「自分のプロジェクトを頑張っている先輩や、アイデアを形にするために一緒に悩んでくれる大人が身近にいること、それが富岡町の自慢ですね。自分が何者でなくても、富岡町で出会った人々は、まちの一員として受け入れてくれました。この町への関わり方として、やりたいこととか目的すらも町に来てから探すくらいの余白があってもいいんじゃないかと思います」

NPO法人インビジブル 日向志帆さん

富岡町が大好きで、町の未来を作ろうとそれぞれのステージで奮闘する若きプレイヤーたち。まずはキャンピングカーを借りて周ってみるのもいいかもしれない。

取材先情報

NPO法人インビジブル

information

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富岡町移住定住相談窓口『とみおかくらし情報館』(運営:一般社団法人とみおかプラス)

住所:福島県双葉郡富岡町大字小浜字中央338

営業時間:10:00〜17:00(土日も開館)

休館日:年末年始、GW、お盆、メンテナンス日等

(休館日はHPをご確認ください)

WEB:https://www.tomioka-iju.jp/

Instagram:@tomioka_iju

広島の食文化をクラフトビールで発信!〈OK!!広島〉×〈しまなみブルワリー〉×〈ヒロシマ ネイバリー ブリューイング〉がコラボ

“真っ赤なビール”に込めた広島のエネルギー

広島県の食の魅力を全国に発信するプロジェクト「OK!!広島(おいしいけぇ、ひろしま)」と、尾道市の「しまなみブルワリー」、広島市の「HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING(HNB)」がコラボレーション。オリジナルクラフトビール「OK!!広島 RED LAGER」と「OK!!広島 RED IPA」が誕生した。赤いパッケージと赤色の液体が印象的なこの2種は、まさに“広島の情熱”を象徴するような仕上がりだ。

左:「OK!!広島 RED LAGER」右:「OK!!広島 RED IPA」。赤色が広島らしさを感じさせる。

左:「OK!!広島 RED LAGER」右:「OK!!広島 RED IPA」。赤色が広島らしさを感じさせる。

尾道と広島、それぞれの個性が生んだ2種の味

「RED LAGER」は、しまなみブルワリーが世界的なコンペティションで日本一に輝いたラガー「ストライクピルスナー」をベースに開発。しっかりとした麦の旨味と雑味のない味わいが特徴で、どんな料理にも寄り添う一本だ。一方、「RED IPA」はHNBが手がけ、広島・安芸高田市の川根柚子を使用。ホップの柑橘香と柚子の爽やかさが絶妙に重なり、見た目のインパクトとは裏腹に飲み飽きないバランスのよさが魅力。

パッケージデザインは、広島県公式Xでの人気投票によって決定。2本を並べると「OK」の文字が浮かび上がる仕掛けもユニークだ。広島県の食の魅力を首都圏をはじめとした全国へ発信するプロジェクト「OK!!広島」。地元のクラフトブルワリーが加わることで、よりリアルでおいしい“広島の今”を伝える一歩となった。

2本を並べると「OK」の文字が現れる遊び心あふれるデザイン。

2本を並べると「OK」の文字が現れる遊び心あふれるデザイン。

information

OK!!広島 RED LAGER/OK!!広島 RED IPA

発売日:2025年10月10日(金)

WEB:しまなみブルワリー公式サイト、HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING公式サイト

プロジェクト公式サイト:OK!!広島

滋賀・信楽の“土の器”を日常に。 プロの業務用ブランド『TOU』が 一般販売を開始

信楽から生まれた、新しい日常の器

信楽の土を活かした業務用食器ブランド『TOU(トウ)』が、2025年8月より一般向け販売をスタートした。開発したのはフードゲート株式会社。これまで飲食店のプロフェッショナル向けに展開してきた同ブランドが、ついに一般の食卓へと門戸を開いた。「気を使わずに毎日使える土の器を届けたい」という思いから生まれた『TOU』は、信楽の強化陶器の技術をもとに、土の温もりと釉薬の豊かな表情を両立。軽く扱いやすく、電子レンジや食洗機にも対応する。10年以上の試行錯誤の末に完成したこの器は、「重い」「扱いにくい」という従来の土ものの印象を覆し、日常に自然と溶け込む存在だ。

プロの現場から暮らしへ

『TOU』は、業務用としての実績を背景に誕生した。料理を引き立て、耐久性を備えながらも、プロの現場で扱いやすい軽さとデザイン性を実現。シリーズは「TOU BASIC」と「TOU Meister」の2ラインに分かれる。BASICは軽量で重ねやすく、現代の食卓に寄り添うスタンダードライン。Meisterは天然釉薬を使い、土の質感をそのまま残した味わい深いシリーズだ。どちらも、料理人や陶工の声を取り入れながら進化を重ねてきた器。プロ仕様の品質をそのまま家庭に届けることで、食卓の風景をより豊かにしてくれる。

“作家”ではなく“作り手”として

信楽の地には、今もなお静かに器づくりを続ける職人たちがいる。『TOU』が大切にするのは、名前を出して作品を売る“作家”ではなく、地場産業の一端を担う“作り手”としての誇りだ。控えめながらも確かな手仕事が、料理人や家庭の食卓を支える。「主役は料理」という思いを込めてつくられた器たちは、華美ではなく誠実。使うほどに手に馴染み、暮らしに溶け込んでいく。

information

TOU(トウ)

販売:TOU公式オンラインストア https://tou.direct/

問い合わせ:tou@foodgate.net

Instagram:@tou.direct

工芸が息づく場所を探して。 HULS GALLERYが初のブランドブック『工芸の居場所』を刊行

日本の工芸を、世界の視点で見つめ直す

日本の現代工芸ギャラリー「HULS GALLERY(ハルス・ギャラリー)」が、創業以来初となるブランドブック『工芸の居場所』を東京・シンガポール・香港の3拠点で同時発売。運営元の株式会社HULSは、2016年にオンラインメディア「KOGEI STANDARD」を立ち上げて以来、全国の工芸産地を取材し、陶磁器や漆器、金工、染織など、多彩な手仕事の背景を発信してきた。2017年にシンガポール、2019年には東京・赤坂にギャラリーを開設し、現在では国内外10か国以上のファインダイニングに工芸品を届けている。

“工芸のいま”を記録する、写真とことば

本書では、代表でありキュレーターでもある柴田裕介が執筆したコラムと、フォトグラファー須田卓馬による工芸産地の写真を収録。日本各地の風土と人々の美意識を背景に、「工芸が現代社会で果たす役割」を問う内容となっている。収録作品には、李荘窯(佐賀)や加藤亮太郎(岐阜)、坂倉正紘(坂倉新兵衛)(山口)など、HULS GALLERYが取り扱う18点の工芸品を掲載。また、「侘び寂び」「間と余白」「用の美」「もののあはれ」など、日本の美意識を読み解くコラムも収められ、日英併記で世界の読者にも開かれた一冊だ。

工芸の未来に“居場所”を

HULS GALLERYの取り組みは、工芸を「過去の文化」ではなく「今の文化」として世界に伝える試みでもある。創業者・柴田氏は、「多くの物に囲まれながらも、どこか物足りなさを感じる現代の暮らしに、手仕事の温度を届けたい」と語る。

東京・赤坂のギャラリーでは、毎月企画展を開催。格子や畳を配した日本建築の空間に、陶磁器やガラス、木竹工品が並び、現代の暮らしの中で生きる“工芸の居場所”を体現している。

information

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HULS GALLERY Brand Book『工芸の居場所』

著者:柴田裕介

写真:須田卓馬、柴田裕介

仕様:B5判/80ページ/日英併記

価格:2,860円(税込)

販売場所:HULS GALLERY 各店舗およびオンラインストア

オンラインストア:https://store.hulsgallerytokyo.com/

公式サイト:https://hulsgallerytokyo.com

ロングコートダディが旅する 広島の“B面”。カセットテープで 聴く、ゆるやかなローカル体験

“観光地の裏側”を歩く、新しい広島の旅

お笑いコンビ・ロングコートダディのふたりが、広島電鉄・宮島線沿線を旅する様子を収録したカセットテープ『B-SIDE TRIP HIROSHIMA MIYAJIMA-LINE』が発売された。企画したのは、パルコや広島電鉄などが参加する「B-SIDE TOUR製作委員会」。宮島や原爆ドームといった有名な観光地(A面)ではなく、地元の人しか知らないスポットや日常(B面)に目を向ける旅の形を提案する。

笑いと風景が混ざり合う“音の旅”

このカセットでは、ロングコートダディのふたりが西広島駅から宮島口駅までをぶらり旅。食堂でのランチや蒸留所でのテイスティング、地元の人たちとのちょっとした会話など、旅先の空気がそのまま録音されている。A面では沿線のカルチャーを、B面では彼ら自身のこれまでの道のりをテーマに、素のトークが展開。付属のパンフレットは『NEUTRAL COLORS』の加納大輔によるデザインで、リソグラフ印刷ならではの温かみのある仕上がり。どこか懐かしく、手ざわりを感じるプロダクトになっている。

B-SIDE TRIP HIROSHIMA MIYAJIMA-LINE

アナログがつなぐ、まちと人の新しい出会い

音声はスマートフォンでも再生できるQRコード付き。デジタルで手軽に聴くこともできるが、あえてカセットという“ひと手間”ある形式を通して、じっくり耳を傾ける時間を楽しむことができる。笑いとともに広島の風景を追体験できる“音の旅”が、ここに誕生した。

Information

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B-SIDE TRIP HIROSHIMA MIYAJIMA-LINE

出演:ロングコートダディ

価格:2,500円(税込)

販売:ONLINE PARCO、広島PARCO「BOOK PARK CLUB」ポップアップストア(11月14日〜12月26日)ほか

公式サイト:https://b-sidetrip.com

ONLINE PARCO商品ページ:https://online.parco.jp/shop/g/gP030225-00001/

大阪・梅田に都市型酒蔵が誕生。 酒造りを“見ながら飲める” 〈KOFUNE SAKE BREWERY〉

都会の真ん中で、酒造りを体感できる新拠点

大阪・梅田の中心に、酒造りを間近で体験できる新たな拠点「KOFUNE SAKE BREWERY(コフネ サケ ブリュワリー)」が、2025年11月1日にグランドオープンした。醸造所と立ち飲みパブを併設した“都市型酒蔵”として注目を集めており、ガラス越しに麹造りや仕込みの様子を見ながら、タップから注がれる出来立てのSAKEを味わうことができる。開業直後から多くの来場者で賑わい、都市の真ん中で酒造りを体験するという新しい楽しみ方が話題を呼んでいる。

醸造家の個性を支える“レーベル型”の仕組み

「KOFUNE」は、“音楽レーベルのSAKE版”を掲げる日本初のSAKEレーベルとして誕生。資金調達や製造免許の取得など、醸造家にとって高いハードルとなる部分をレーベルが担い、造り手が自由に表現できる環境を整えている。使用する米や酵母、副原料、製法は各醸造家によって異なり、個性豊かな味わいのSAKEが次々と誕生。伝統的な日本酒の製法にハーブや果実を掛け合わせた“新しいSAKE”も人気を集めている。

レーベルロゴ。「音楽レーベルのように、醸造家の個性を尊重する」という発想から誕生。

レーベルロゴ。「音楽レーベルのように、醸造家の個性を尊重する」という発想から誕生。

オープニングイベントも盛況に開催

開業を記念して、11月1日から3日まで開催されたオープニングイベントでは、福岡や大阪の料理人が参加し、KOFUNEのSAKEに合わせた限定メニューを提供した。「昼は会社員、夜は醸造家」という多様なバックグラウンドを持つメンバーも集う空間として、今後はワークショップや限定醸造イベントも予定。営業日やイベントの詳細は、Instagramでチェック。

多くの来場者で賑わったオープニングイベント。

多くの来場者で賑わったオープニングイベント。

Information

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KOFUNE SAKE BREWERY

所在地: 大阪府大阪市北区大淀中1-7-19

公式Instagram: @kofune.sake

サッカー元日本代表・石川直宏が 長野・飯綱町で育てた、 “なおもろこし”がビールに

“奇跡のとうもろこし”が一杯に宿る

元サッカー日本代表・石川直宏氏が長野県飯綱町で育てるとうもろこし「なおもろこし」。その実と芯をまるごと使ったクラフトビール「NAOMOROKOSHI BEER」が誕生した。醸造を担うのは、神奈川県横須賀市のブルワリー GRANDLINE BREWING。2025年10月10日(金)より、タップルームとオンラインストア「KANPAI SHOP」を中心に全国で順次販売を開始した。

自然の甘みを生かした、まろやかな一杯

このビールは、「なおもろこし」の実と芯を丸ごと活かし、自然な甘みとまろやかなボディを持つクリームエールスタイルとして仕上げられた。アルコール度数5.0%。使用ホップにLibertyを選ぶなど、原料から製法に至るまでこだわりが詰まっており、つくる過程における農業・醸造・土地・人のつながりを味わえる一杯となっている。また、新商品の発売に合わせてブランドムービーが公式YouTubeチャンネルで公開され、農園・醸造所・人が交わる様子が“背景ごと味わえる”仕様だという。

スポーツから農へ、そして地域へ

石川氏はサッカー引退後、「喜びを届ける手段をスポーツ以外にも広げたい」と農業に挑戦。自身が育てた作物を通じて地域に貢献する新たな形を模索してきた。

今回のプロジェクトでは、ビールという媒介を通じて、土地の恵みを都市へと届け、地域と消費者の距離を縮めている。畑から醸造所へ、そしてグラスの中へ。ひと口の“乾杯”が、人と土地をもう一度つなぎ直す。

information

NAOMOROKOSHI BEER 

ビアスタイル:Cream Ale with Fresh Corn

アルコール度数:5.0%

販売場所:GRANDLINE BREWING タップルーム、KANPAI SHOP、全国一部酒販店

公式サイト:https://grandlinebrewing.jp/

湯治文化を未来へ。千年の温泉街・ 俵山に「まちごと旅館」が誕生

千年続く温泉地に新たな息吹を

山口県長門市にある湯治場〈俵山温泉〉は、古くから「西の横綱」と称される名湯として知られてきた。その地で2025年10月10日、まち全体を一つの宿に見立てた新しい宿泊モデル「俵山まちごと旅館」が誕生した。

運営を担う株式会社俵山クリエイトは、旧町湯「川の湯」を受付棟として機能を集約し、宿泊者がまちを歩きながら湯に浸かり、地域と交わる“まちごと滞在”を提案。このプロジェクトは、地域・行政・民間企業・金融機関が連携し、温泉街の再生を進める官民協働の取り組み。地域法人と事業会社が役割を分担する二層構造によって、短期的な観光振興にとどまらない長期的な地域再生を見据えている。

湯治の暮らしを現代の旅へ

千年以上の歴史を持つ俵山温泉には、いまも2つの共同浴場「町の湯」と「白猿の湯」が残り、昔ながらの外湯文化が息づいている。宿泊者には滞在中(チェックイン〜翌日15時まで)に何度でも利用できる「入浴手形」が渡され、まち歩きと湯めぐりを通して土地の空気に自然と溶け込むことができる。単なる宿泊ではなく、まちの暮らしそのものを体験する仕組みは、観光と地域の日常のあいだに新たな接点を生み出している。

湯治を終えた人々が置いていったという松葉づえ。その数が、このまちで多くの人が元気を取り戻してきた証として、静かに語りかける。

湯治を終えた人々が置いていったという松葉づえ。その数が、このまちで多くの人が元気を取り戻してきた証として、静かに語りかける。

湯治宿の趣を残しながら、新たな受け入れ体制へ

宿泊対象施設は「保養旅館 京家」(8室)と「泉屋旅館」(1室)。いずれも伝統的な湯治宿の趣を残しつつ、マットレスの導入など快適性を高めるリニューアルを実施した。老舗旅館を残しながら宿泊受け入れ機能を横串で束ねるこのモデルは、個々の施設の負担を減らし、まち全体のブランド力を高める仕組みでもある。湯治文化を次の世代へと受け継ぎながら、観光と暮らしの新しい共生モデルを提示している。

information

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住所:山口県長門市俵山5153番地

アクセス:JR「長門湯本駅」からバスで約30分、「俵山温泉」下車

予約サイト:https://www.chillnn.com/198a114032dfc

Instagram:@tawarayama_machigoto_ryokan

栃木・大谷町に、アートと食の複合施設「大谷グランド・センター」が開業 YOSHIROTTENによる初の常設展示も

大谷に誕生するアートと食の拠点

2026年1月、栃木県宇都宮市大谷町に「大谷グランド・センター」が開業。昭和期に親しまれた複合施設「山本園大谷グランドセンター」をリノベーションしたこの施設では、アートと食が融合する新たな体験が用意されている。

アートプロデュースを手がけるのは「ArtSticker」を運営するThe Chain Museum。空間全体を「気づきのトリガー」として再生し、まちを再び活気ある場所として開くことを目指す。

旧「山本園大谷グランドセンター」外観

旧「山本園大谷グランドセンター」外観
大谷石の岩山に抱かれるように建つ歴史ある複合施設。2025年秋、アートと食の拠点として再生される。

YOSHIROTTEN、初の常設展示に挑む

本施設のアートスペースで常設展示を行うのは、欧米ラグジュアリーブランドともコラボレーションし注目を集めるアーティストYOSHIROTTEN。彼にとって初の常設展示となる本作では、大谷でのフィールドリサーチで収集した素材を音や映像に落とし込み、岩山と呼応するインスタレーションを展開する。季節や時間の移ろいによって表情が変化し、自然とアートが溶け合う空間を体感できる。

食とともにひらかれる土地の魅力

〈大谷グランド・センター〉にはレストランも併設。栃木出身で「LIFE」オーナーシェフの相場正一郎氏と、スイーツ界の名匠・江森宏之氏がタッグを組み、この土地ならではの一皿を提供する。

フランク・ロイド・ライトも愛した大谷石の産地で、アートと食が織りなす体験を通じて、大谷の自然や歴史に新たな光を当てる。

アートと食が交わる新しい施設

アートと食が交わる新しい施設
大谷グランド・センターには、栃木出身のシェフとパティシエによるレストランも併設。土地の魅力を五感で体験できる。

information

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大谷グランド・センター

所在地:栃木県宇都宮市大谷町1396-29

アクセス:JR「宇都宮」駅より車で約30分/関東バス「大谷観音前」下車すぐ

開業:2026年1月5日

施設内容:アートスペース、レストラン・カフェ、ショップ

公式サイト:https://oya-grand-center.com

〈ティファニー銀座〉を包む、 久遠色の天井。金沢の金箔メーカー が紡ぐ、伝統と未来

ティファニー銀座の天井に輝く“久遠色”

東京・銀座に今夏オープンした「ティファニー 銀座」。その2階天井を見上げると、やわらかな光を放つ金箔が空間を包み込む。その輝きを生み出したのは、金沢の金箔メーカー・箔座株式会社による「縁付金箔 純金プラチナ箔(久遠色)」。およそ2,500枚の箔を職人が一枚ずつ貼り上げ、伝統と現代デザインが響き合う新たな空間をつくりあげた。

箔座が独自に開発した「純金プラチナ箔」は、金とプラチナを融合させた世界初の合金製箔。今回採用された「久遠色」は、金の温もりとプラチナの静謐さが溶け合うような、シャンパンゴールドの光沢をたたえる。伝統的な「平押し」ではなく、あえてランダムに貼る新技法を用いたことで、光が呼吸するように揺らめく。ティファニーが掲げる“日本文化への敬意”を、素材の表情そのものが体現している。

ティファニー銀座2階天井に施工された「純金プラチナ箔・久遠色」〈左:永遠色、右:久遠色〉。

ティファニー銀座2階天井に施工された「純金プラチナ箔・久遠色」〈左:永遠色、右:久遠色〉。

約2,500枚の箔が職人の手で貼られた。

約2,500枚の箔が職人の手で貼られた。

無形文化遺産を未来へとつなぐ

このプロジェクトの背景には、ティファニーとワールド・モニュメント財団(WMF)が2022年に立ち上げた「金沢縁付金箔職人育成プログラム」がある。ユネスコ無形文化遺産「伝統建築工匠の技」にも登録された縁付金箔の保存と継承を目的に、文化庁や金沢市、金沢金箔伝統技術保存会と連携。ティファニー銀座の天井は、その理念を“かたち”にした象徴的な成果といえる。金箔のまち・金沢から、世界へ。伝統の技は、いま再び新しい光を放っている。

金沢の工房で製造される「縁付金箔」。ユネスコ無形文化遺産の技を、現代へと受け継ぐ。

金沢の工房で製造される「縁付金箔」。ユネスコ無形文化遺産の技を、現代へと受け継ぐ。

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箔座株式会社

住所:石川県金沢市森山1-30-4

公式サイト:https://www.hakuza.co.jp

Instagram:@hakuza_official

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ティファニー銀座

住所:東京都中央区銀座6丁目9-2

営:10時30分~20時30分

TEL: 03-5005-0108

広島の温泉宿〈江田島荘〉が世界に 羽ばたく。「ミシュランガイド ホテルセレクション2025」に選出

世界的ガイドで評価された、島の小さな温泉宿

広島県江田島市にある温泉宿〈江田島荘〉が、2025年10月8日(フランス・パリ時間)に発表された「ミシュランガイド ホテルセレクション2025」に選出された。宿泊体験の質を国際的に評価する同ガイドでは、「旅の目的になる宿」であること、優れた建築・デザイン、快適なサービスなど、厳選された5つの基準を満たす宿のみが掲載される。

同館は2024年、「World Luxury Hotel Awards 2024」で国内唯一の最高位も受賞しており、今回の選出は、その実力がさらに国際的に認められた証といえる。

新料理長を迎え、食の魅力もさらに進化

〈江田島荘〉では今春、新料理長として倉地 大を迎えた。倉地はイタリアの星付きレストランで研鑽を積み、国内の一流ホテルやレストランで料理長を歴任。地元食材を活かした四季折々のコース料理で、滞在体験をさらに豊かにしている。

全室オーシャンビューの客室と、源泉かけ流しの天然温泉、そして瀬戸内の恵みを映す料理。島の自然と調和した空間が、訪れる人を包み込むように迎える。

地域とともに歩む、温泉宿の未来

2021年の開業以来、江田島荘は小さな温泉宿として成長を続けてきた。2025年には、広島県勢として初めて「日本秘湯を守る会」に加盟。温泉文化の継承や観光による地域の活性化にも積極的に取り組んでいる。

国際的評価を追い風に、島の湯宿は次のステージへと歩みを進めている。

「訪れる人にとって“もう一つの我が家”となる宿を目指している」と阿部直樹総支配人。

「訪れる人にとって“もう一つの我が家”となる宿を目指している」と阿部直樹総支配人。

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江田島荘

住所:広島県江田島市能美町中町4718

受賞:「ミシュランガイド ホテルセレクション2025」選出

開業:2021年7月

公式サイト:https://etajimasou.jp

Instagram:@etajimasou

奈良・吉野檜の香りに包まれる。 地産地消サウナ「kupu sauna」 誕生

木と人を再びつなぐ、家具メーカーの挑戦

1928年創業、100 年経っても世界の定番として愛される木工家具づくりを目指す〈マルニ木工〉が、新たなプロジェクトとして「kupu sauna(クプ サウナ)」を発表した。

フィンランド語で「ドーム」を意味する“kupu”の名の通り、やわらかに人を包み込むハーフドーム型のサウナは、地元・奈良県吉野産の檜を贅沢に使い、家具メーカーならではの木工技術と審美眼を活かして生まれたものだ。

このプロジェクトの背景にあるのは、木材調達のグローバル化が進む中で、改めて日本の森に目を向けた同社の姿勢。家具の枠を超え、林業と地域の未来を見据えた新たなものづくりのかたちとして、檜の香りと木の温もりを暮らしに取り戻す試みである。

吉野檜×北欧の知恵が生む“包まれる空間”

「kupu sauna」は、伝統的なバレルサウナの構造をハーフドーム型へと進化させ、熱と蒸気を効率的に循環させる設計を採用。樹齢を重ねた吉野檜の板を一枚ずつはめ込む独自の工法により、高い気密性と耐久性を実現した。檜の香りが時間とともに広がり、空間全体が柔らかく包み込むような体験を演出。下段ベンチの取り外しや連結モジュールによる拡張性など、家具の発想を取り入れた自由度の高い構造も特徴だ。

ハーフドーム型構造が空間の一体感と心地よさを生む

ハーフドーム型構造が空間の一体感と心地よさを生む

地域の森をめぐる、サウナを起点とした循環

使用される吉野檜は、古くから日本の風呂文化を支えてきた木材。北欧で人気のアスペン材に近い特性を持ち、香りや肌触り、湿熱との相性に優れている。地域の森の恵みを活かすことで、林業者・製材業者・デザイナーが協働する“地産地消の循環”がここに生まれる。プロダクトデザインは、フィンランドでの留学経験を持つデザイナー・熊野亘が担当。檜の質感、光の反射、音の静けさまでを設計に落とし込み、自然と人が交わる“人生の質を高める空間”としてのサウナを描き出した。

デザイナーの熊野亘。北欧のサウナ文化を背景に、日本の木工技術と融合した空間デザインを生み出した。

デザイナーの熊野亘。北欧のサウナ文化を背景に、日本の木工技術と融合した空間デザインを生み出した。

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お披露目イベント

会期:2025年10月16日〜11月9日

会場:maruni tokyo(東京都中央区東日本橋3-6-13)

問い合わせ:03-3667-4021

ブランド力を故郷へ還流する、 “逆輸入型”地方創生。 〈h.u.g-flower〉が岐阜で 再オープンを目指す

2008年、岐阜で花屋として創業した〈h.u.g-flower〉。その後2019年からは、グルテンフリーのチーズテリーヌブランドとして、岐阜・横浜・東京の3拠点で展開を続けてきた。

しかし2023年、外部トラブルの影響により岐阜店を閉店。望まぬ形での撤退を余儀なくされた。その一方で、横浜・東京での需要は急速に拡大し、現行の製造拠点では生産能力や保管スペース、人員体制の面で限界を迎えることに。

「もう一度、岐阜にお店をつくりたい」という想いと、「持続可能な製造体制を整えなければならない」という課題。この二つが重なり、故郷・岐阜での店舗再開を目指して、目標金額300万円を掲げたクラウドファンディングを実施している(〜2025年11月12日)。

従来の「地方から都市へ」という流れではなく、「都市で育てたブランドを地方へ還流させる」という新しい形の地方創生だ。

今回再開を目指す岐阜店。

今回再開を目指す岐阜店。

岐阜の素材とともに再び“原点”へ

〈h.u.g-flower〉は、これまで岐阜の枝豆や飛騨モモ、飛騨リンゴといった地元素材を活かし、チーズテリーヌを都市部で人気商品へと育ててきた。ブランドの原点である岐阜の地に、今回ふたたび製造・販売の拠点を築く。単なる店舗の再開だけではなく、地域の恵みを自らの手で届ける仕組みを取り戻す挑戦だ。

多彩な返礼品でつながる、地域と都市

クラウドファンディングの返礼品には、定番のチーズテリーヌから季節限定フレーバーまで、多彩なラインナップが揃う。都市で培ったブランド力と産地の素材力が融合した味わいは、まさにこのプロジェクトの象徴。地域と消費者をつなぐ新しいかたちとして、岐阜からの再出発に注目したい。

information

h.u.g-flower 岐阜店再開プロジェクト

実施期間:2025年9月28日〜11月12日(45日間)

目標金額:300万円

返礼品例:通常チーズテリーヌ、岐阜素材を使った限定テリーヌ(焼き芋・ショコラ・ラムマロンほか)

公式通販サイト:89cheeseterrine.com

方言の読み聞かせも!沖縄 「バンタカフェ by 星野リゾート」 で海を眺めながら楽しむ、 秋の読書会

沖縄の自然と文化が出合う読書空間

「読者より著者が多い」と言われるほど出版活動が盛んな土地、沖縄。読谷村の「バンタカフェ by 星野リゾート」では、2025年9月20日(土)〜11月9日(日)の期間、読書の秋を楽しむイベント「よんなー BOOKdays」を開催する。浜辺へと続く広大な敷地を舞台に、海風を感じながら本と向き合う時間を提案する企画だ。

イベント期間中は、県内の作家や民話、レシピ本など、沖縄の文化が息づく書籍を中心にラインナップ。カフェ内の様々なエリアに設置された本箱から自由に本を手に取り、海を見渡すテラス、木陰、砂浜など、お気に入りの場所でゆったりと読書を楽しむことができる。

週末には古本市や方言の読み聞かせも

週末には、県内の古書店や棚主型書店によるブックフェアを開催。地元でしか出会えない本や、独自の棚づくりを楽しむことができる。また、沖縄の方言「しまくとぅば」での読み聞かせ会も予定されており、失われつつある言葉の文化に触れる機会にもなる。

さらに、カフェメニューには本に見立てたオリジナルスイーツ「ブックレープ」が登場。クレープの生地を“ページ”に見立て、具材を重ねたユニークなスイーツで、読書と甘い時間を楽しめる。

自然と本を通して、土地を味わう

バンタカフェは、崖地と海辺をつなぐランドスケープが特徴的な場所。海風や波の音を感じながら本を読むという体験は、自然と文化をつなぐ時間そのものだ。イベントを通じて、訪れる人が沖縄の風土や言葉、暮らしの奥深さに触れるきっかけとなるだろう。

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よんなー BOOKdays

期間:2025年9月20日(土)〜11月9日(日)

場所:バンタカフェ by 星野リゾート(沖縄県中頭郡読谷村儀間560)

アクセス:那覇空港から車で約60分、またはリムジンバスで約90分

植物に触れて学べる森の素材研究室 「TENOHA TATESHINA Lab.」が 八ヶ岳の麓・蓼科に誕生

八ヶ岳の麓である長野県茅野(たてしな)市を拠点に、地域の林業事業体と提携しながら森林資源の利活用に取り組む株式会社ヤソがプロデュースした「TENOHA TATESHINA Lab.(テノハ蓼科ラボ)」が2025年7月26日、八ヶ岳の麓・蓼科にオープンした。(運営:東急リゾートタウン蓼科)

ここは、東急リゾートタウン蓼科内の敷地を舞台に、植物に触れ、森の素材を五感で学ぶ体験施設。森林資源の循環と地域資源活用を目指す取り組みを背景に、間伐材の活用、精油蒸留、草木染め、標本制作などを通じて、森と共存する観光の新しいかたちを提案している。

森の素材を研究・体験する拠点

施設は、研究所・ギャラリー・アトリエという三機能を備えている。来場者は草木染め、蒸留、植物標本づくりなどの体験ワークショップに参加でき、森の素材を「見る」「香る」「知る」といった切り口で学ぶことができる。標高1,300mの立地ゆえに、季節や標高差がもたらす植物の表情の違いも体験の一端となる。

さらに、施設内には草木染めを用いた衣服制作を行うブランド「MARU TO」のアトリエも併設。素材の研究と実践を融合させ、森が育んだ「色」「香り」「形」の可能性を探求する場にもなっている。

新しい観光としての意義

〈TENOHA TATESHINA Lab.〉は、ただの自然体験施設ではない。地域資源の循環を前提に、展示・研究と体験をつなげ、観光を通じて「学び」と「気づき」を生む場を目指している。間伐材を建材や什器に使うなど、施設自体が森との関係性を体現する構成になっており、将来的には雨水利用やコンポスト導入など、オフグリッド運営にも取り組む予定だという。

森林と観光、地域資源と体験を結び、訪れる人と土地を再びつなぐ拠点として、蓼科に新たな光を灯す挑戦は、始まったばかりだ。

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TENOHA TATESHINA Lab.(テノハ蓼科ラボ)

所在地:長野県茅野市北山 鹿山4026-2(東急リゾートタウン蓼科内)

営:10:00~16:00 ※体験プログラムは週末のみ開催。平日は観覧のみ

併設施設:草木染め衣服ブランド「MARU TO」アトリエ

公式サイト:https://www.tateshina-tokyu.com/tenoha/

Instagram:@tenoha.tateshina.official

青森食材のおいしいごはんを囲んで UIターンした“先輩”とおしゃべり。 「青森とわたしのこれから会議」

暮らし方や働き方の選択肢が多い分、悩みや迷いも多い現代の女性たち。
ちょっと立ち止まって、いまの自分を見つめ直し、
“これから”についてもう少し考えてみようかな……
と思っている人も少なくないかもしれません。

そんな女性にぴったりの交流イベント「青森とわたしのこれから会議」では、
青森県にUIターンした先輩のリアルな体験談を
ランチやスイーツを楽しみながら聞くことができます。
今年11月16日(日)と来年1月24日(土)の2日間、東京で開催。
どんな先輩たちに会えるのか、ハッシュタグとともにご紹介します!

申込フォームはこちら

【Iターン】
弘前市でりんごをテーマに起業した永井温子さん

りんごを収穫する作業中。

りんごを収穫する作業中。

福島県出身の永井温子さんは弘前大学卒業後、一度は東京の大手広告代理店に就職。
「いつかは東北で地域に関わる仕事がしたい」という大学時代からの夢を叶えるため、
2019年に弘前市へIターン。地域おこし協力隊を経て、
現在はりんごをテーマにした農業関連企業〈Ridun(リズン)〉を立ち上げています。

#Iターン #弘前市在住  #福島県出身 #起業 #DINKS

【Uターン】
青森市でこれまでの経験を生かして働く佐々木芽さん

Uターン後は趣味のカメラを片手に出かけることも。

Uターン後は趣味のカメラを片手に出かけることも。

佐々木芽さんは、東京都内の短大を卒業後、不動産関連企業などに勤務。
30代が近づいた頃、育児や介護など将来の生活を考え、2019年に青森市へUターン。
無垢材、漆喰、自然素材を使った住宅設計を得意とする〈日野建ホーム〉へ入社し、
現在は接客と営業の業務経験を生かして、ホームアドバイザーとして活躍しています。

#Uターン #青森市出身 #青森市在住 #転職 #単身

【Uターン】
八戸市で子育てしながら、ライターを続ける栗本千尋さん

お店には子どもたちが顔を出すことも。

お店には子どもたちが顔を出すことも。

八戸市出身のライター栗本千尋さんは、
東京の編集プロダクションやフリーライターとして実績を積むなか、
地元で子育てしたいと考え、家族とともに2020年にUターン。
移住後、3人目を出産し、子育てをしながらライターの仕事を続けています。
2024年、夫とともに八戸市内で〈NOMUU(ノムウ)〉という
ビストロをオープンしました。

#Uターン #八戸市出身 #八戸市在住 #リモートワーク #子育て

第1回は、日比谷OKUROJIにある、八戸圏域の魅力を発信する〈8 base(エイトベース)〉で開催。

第1回は、日比谷OKUROJIにある、八戸圏域の魅力を発信する〈8 base(エイトベース)〉で開催。

11月のイベントでは、以上の3人が登壇。
来年1月には、以下の3人が登壇予定です。

【Uターン】
弘前市のIT企業へ転職、週末は農業を手伝う太田真季さん

りんご畑で農作業することも。

りんご畑で農作業することも。

五所川原市出身の太田真季さんは、弘前大学卒業後、大手の人材系ウェブ広告会社に就職。
祖父が体調を崩したことをきっかけに移住を意識するようになり、
2018年に五所川原へUターン。地元のウェブコンサル会社〈コンシス〉に転職し、
最近では祖父母の農業も手伝っています。
Uターン後、青森で結婚し、新居も構えました。

#Uターン #五所川原市出身 #五所川原市在住 #転職 #IT #兼業農家 #DINKS

【Uターン】
青森市でサウナ事業を起業した冨岡未希さん

岩木山を望みながら“ととのう”ことも。

岩木山を望みながら“ととのう”ことも。

むつ市生まれ、八戸市育ちの冨岡未希さんは、大学進学を機に上京。
都会暮らしで疲れた心身をサウナでリセットできた体験から、
「これを青森に伝えたい!」と、2023年に青森市へUターン。
移動式サウナを提供する〈UNITED AOMORI〉を立ち上げ、
つがる市のキャンピングカーをベースに、青森ヒバの内装、五戸町製のストーブなど、
青森にこだわったサウナカーで事業を展開しています。

#Uターン #むつ市出身 #青森市在住 #起業 #単身

【Iターン】
弘前市観光案内所で働きながら、アウトドアを楽しむ佐藤宣子さん

東北の山を登山するのが休日の楽しみ。

東北の山を登山するのが休日の楽しみ。

東京都生まれの佐藤宣子さんは、自転車ツーリングイベント参加のため訪れた
弘前のまちにひと目惚れし、数年後にIターン。
現在は弘前市観光案内所で見どころの紹介や観光コースの提案などを行っています。
休日はキャンプやカヤック、登山、スキー、自転車など、
アウトドアを楽しむ日々を送っているそう。

#Iターン #東京都出身 #弘前市在住 #転職 #DINKS

第2回は東北の食材をふんだんに使った料理を味わえる、赤坂の〈東北cafe&dining トレジオンポート〉で開催。

第2回は東北の食材をふんだんに使った料理を味わえる、赤坂の〈東北cafe&dining トレジオンポート〉で開催。

2回のイベントでファシリテーターを務めるのは、
青森県出身のフリーアナウンサー、千葉真由佳さん。
キャリアコンサルタントの資格も持つ千葉さんが、
みなさんのUIターン前後と「これから」を深掘りします。

青森県産食材を使ったランチ、スイーツやドリンクも!

第1回登壇者・永井さんが手がけるりんごジュース〈ヒビノス林檎園〉もご用意!

第1回登壇者・永井さんが手がけるりんごジュース〈ヒビノス林檎園〉もご用意!

イベントでは、青森県産食材を使ったランチとスイーツ&ドリンク、お土産をご用意。
UIターンを具体的にイメージできていなくても参加OK。
ランチやお茶を楽しみながら、ゲストと一緒に“これから”について考えてみませんか?

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青森とわたしのこれから会議

対象:青森県へのUIターンに関心のある女性

定員:各回20名(応募多数の場合は抽選)

参加費:無料(会場までの交通費等は自己負担)

問い合わせ:info(半角アットマーク)colocal.jp(「青森とわたしのこれから会議」事務局)

主催:青森県

イベント申込フォーム「青森とわたしのこれから会議」

 

第1回

日時:2025年11月16日(日)11:30~14:00(11:15受付)

場所:8base(東京都千代田区内幸町1-7-1 日比谷OKUROJI)

ゲスト:佐々木芽さん、栗本千尋さん、永井温子さん

応募締め切り:2025年10月31日(金)23:59

 

第2回

日時:2026年1月24日(土)11:30~14:00(11:15受付)

場所:東北cafe&dining トレジオンポート(東京都港区赤坂3-12-18)

ゲスト:太田真季さん、冨岡未希さん、佐藤宣子さん

応募締め切り:1次 2025年11月28日(金)23:59/2次 2026年1月9日(金)23:59

 

【当日タイムスケジュール】

11:15 受付

11:30 オープニング

11:40 ゲスト紹介・クロストーク

12:20 ランチ交流タイム

13:00 スイーツ&お茶歓談タイム

13:40 クロージング

14:00 終了

※内容や時間配分が多少変わる可能性があります

青森へのUIターンに興味を持ったら「あおぐら」へ!

今回のイベントに限らず、青森県へのUIターンに興味を持ったら
〈青森暮らしサポートセンター〉、通称「あおぐら」へ。
東京交通会館の〈ふるさと回帰支援センター・東京〉内にある、
青森県の移住にまつわる総合相談窓口です。
青森での仕事や暮らし、各種移住イベントなどの情報を得ることができます。

information

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青森暮らしサポートセンター 

住所:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館8F(ふるさと回帰支援センター・東京内)

Web:青森暮らしサポートセンター

北の宝、北海道の自然環境を守る NPO法人サロンルンカムイの 気になる活動

2023年に設立された、北海道・弟子屈町(てしかがちょう)の自然保護・環境保護を目的としたNPO法人弟子屈自然共生協会「サロルンカムイ」。特別記念物である丹頂鶴、弟子屈町に生息する野鳥・絶滅危惧種や、屈斜路湖、釧路川をはじめとするダイナミックで美しい自然環境を保護する活動を行っている。

TAMATEBAKO AYNU

「サロルンカムイ」は、書家・美術家である川邊りえこが設立。そんな彼女が弟子屈に開設した「TAMATEBAKO AYNU」には、7つのゲストルームと、誰もが集える大きな応接スペースが備えられ、まるでシェアハウスのような場になっている。

「TAMATEBAKO」の庭の池。

「TAMATEBAKO」の庭の池。

AI化によりどんどん便利になる現代。「サロルンカムイ」では、多少遠回りでも未来につながるための営みを続ける、アイヌ文化のライフスタイルについて発信。2025年8月末にはアイヌ村ともいわれる平取町二風谷より、平取アイヌ文化保存会 食文化部長、貝澤美和子先生を迎え「アイヌ伝統料理の宴」を。札幌大学教授の本田優子先生による「アイヌの食文化」の講演を2日間にわたって主催した。

自然、植物、道具、現象、あらゆる存在に宿る魂を持つ霊的存在=カムイの信仰に基づき、カムイに感謝し共存するのがアイヌの生き方。食事ひとつとってもシンプルで無駄がなく、物も情報も過多な現代人にとって学びの宝庫といえる。

大地の恵みと共生し、自然のいち部として生きる知恵に支えられているアイヌ民族は、必要以上に採らず、次の世代や他の生き物のために残すことで自然の循環を守ってきた。未熟な作物を無駄にせず、自然との調和を大切にする暮らしの知恵はまさに目から鱗。

ちなみに弟子屈町の圧倒的な北海道の自然の美しさを守りたい気持ちに誰もがなる、屈斜路エコツアーズーは、屈斜路湖や釧路川源流のカヌー体験、自然体験ができるので併せておすすめ。まだ見ぬ北海道の扉を開く、サロルンカムイの活動は以下のリンクにて参照。

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サロルンカムイ

温泉に浸かって、音楽を楽しむ。 別府の繁華街エリアを使った 都市型フェス『いい湯だな!』開催

ライブハウスや映画館、飲食店など。別府市の繁華街を舞台に、温泉に入りながら、音楽を楽しむ、『おんせん都市型音楽祭「いい湯だな!」2025 Supported by 西の星』が、今年も開催される。

ライブのラインナップは安藤優子、小袋成彬(DJ SET)、奇妙礼太郎、さとうもか、優河、DYGL、Wendy Wanderなど。さらに、別府を拠点に活動するミュージシャンも出演。トークショーやレコードショップの出店など。2023年の初回から更なる発展を遂げ、街ぐるみの催しとなりそうだ。

2024年「いい湯だな!」、映画館「ブルーバード会館」でのバンド・GOAT BELLのライブの様子。

2024年「いい湯だな!」、映画館「ブルーバード会館」でのバンド・GOAT BELLのライブの様子。

音楽ライブの会場となる、個性豊かな3会場

古くから温泉街として知られている別府の繁華街。「いい湯だな!」の会場には、昭和のレトロな雰囲気が漂う店舗や施設が会場になっているのがおもしろい。

「ライブハウス・ステージ」になっている、元キャバレーだった店舗を改装した「別府COPPER RAVENS」には、DYGLや井上杜和バンドらが出演。眩いネオンと、吹き抜けの2階席からステージを見下せる場内など、猥雑な雰囲気を堪能しながらライブが楽しめる。地元のバンドはもちろん、ツアー中の全国区のバンドが大分県の会場に「COPPER RAVENS」を指名するケースも多い。

そして、安藤優子や優河らが出演する「シネマ・ステージ」は、1949年の創業の老舗映画館「別府ブルーバード会館」。昭和レトロを感じる内装と、繊細かつ暖かく響きわたる音響が特徴。

さらに、奇妙礼太郎やミゾベリョウ(odol)らが出演する「旅館ステージ」は、別府湾を一望できる眺望とアクセスが魅力の老舗旅館型ホテル「ホテルニューツルタ」。ここではレコード市などの出店も予定されている。フェス自体は全会場、午後12時頃からの開演予定だが、タイムテーブルには、温泉に入ったり、飲食を楽しむ「15時ごろから「温泉タイム」が予定されている。また、それぞれの会場が徒歩10分以内で行き来できるため、アクセスも便利な都市型温泉フェスティバルになっている。

ライブ会場は合計3カ所。まず「ライブハウス・ステージ」は、別府唯一のライブバー「別府COPPER RAVENS」。

ライブ会場は合計3カ所。まず「ライブハウス・ステージ」は、別府唯一のライブバー「別府COPPER RAVENS」。

会場2つ目の「ライブハウス・ステージ」は、もうすぐ創業80年をむかえる老舗映画館「別府ブルーバード会館」。

会場2つ目の「ライブハウス・ステージ」は、もうすぐ創業80年をむかえる老舗映画館「別府ブルーバード会館」。

そして、「旅館ステージ」のホテルニューツルタ。フェス期間内に宿泊なら、この温泉施設も利用可。

そして、「旅館ステージ」のホテルニューツルタ。フェス期間内に宿泊なら、この温泉施設も利用可。

別府は、日本のジャズの発祥地!?

温泉以外に、古くから音楽の街でもある別府。話は戦後に遡る。満州から引き揚げ、米軍キャンプやダンスホールなどを沸かせた少女がいた。それが、後にアメリカへ渡ってステージを沸かせ、世界中のレーベルから作品を発表したピアニストの秋吉俊子(現在は龝吉俊子)だ。彼女の活躍がキッカケとなり、1972年に日本ではごく初期のジャズフェスティヴァル「城島ジャズイン」(後の「国際ジャズフェスティヴァル」)を開催。実は、“日本ジャズの発祥地”ともいわれている。現在でも、ライブミュージックを楽しむ傾向は、現在でも脈々と受け継がれており、「別府COPPER RAVENS」はもちろん、オールディーズの生演奏が楽しめる「ヒットパレードクラブ」。

そして、テレビ塔である別府タワーの一階に店を構える「CREOLE CAFÉ」は、国内はもちろん、海外からもDJを招いたパーティを開催している。街の規模に対して、ライブ演奏が楽しめる店舗が多いのが印象的。こうした環境を、2000年に創立された立命館アジア大学(APU)の学生たちが親しみ、盛り上がった環境から「いい湯だな!」の開催にも繋がっているようだ。

温泉と音楽を堪能したら、真っ青な「海地獄」、真っ赤な「血の池地獄」、そして間欠泉で滝のように吹き出す「竜巻地獄」といった源泉を巡るツアー「べっぷ地獄巡りツアー」もおすすめしたい。

おんせん都市型音楽祭「いい湯だな!」2025 Supported by 西の星のラインナップ。

おんせん都市型音楽祭「いい湯だな!」2025 Supported by 西の星のラインナップ。

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おんせん都市型音楽祭「いい湯だな!」2025 Supported by 西の星

開催日:10月18日(土曜日)
ライブは、別府COPPER RAVENS、映画館・別府ブルーバード会館、ホテルニューツルタの全3会場。また、カフェ tsuchiumuでは、冥丁×上野雄次のインスタレーションやトークライブを開催予定。

公式URL:https://iiyudana-beppu.com/

出演者の楽曲をまとめたプレイリストを配信中
Apple Music:https://music.apple.com/jp/playlist/%E3%81%8A%E3%82%93%E3%81%9B%E3%82%93%E9%83%BD%E5%B8%82%E5%9E%8B%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E7%A5%AD-%E3%81%84%E3%81%84%E6%B9%AF%E3%81%A0%E3%81%AA-2025-supported-by-%E8%A5%BF%E3%81%AE%E6%98%9F/pl.u-RRbVYJ7F3NXjLlE
Spotify:https://open.spotify.com/playlist/7fs0SJ83lDYnRJJlXqhfro?si=kQG0LZAtRgONhaQxK55PZQ&pi=Wbb QiJEFTfOfD