ユキノチカラの主役たち(1)
開発した商品は、
“昔ながら”と“いま”がつまった、
人にすすめたい西和賀の味

岩手県の山間部にある西和賀町。 積雪量は県内一、人口約6,000人の小さなまちです。
雪がもたらす西和賀町の魅力あるコンテンツを、
全国へ発信していくためのブランドコンセプト〈ユキノチカラ〉。
西和賀の風景をつくりだし、土地の個性をかたちづくってきた雪を、
しっかりタカラモノとしてアピールしていくプロジェクトです。
今回は、「雪」そのものを楽しむ、西和賀ならではのアクティビティについて。
過去の連載はこちらから。

少しずつカタチになる〈ユキノチカラ〉、そこから感じるものは?

2月に行われるツアーはもちろんだが、2015年のプロジェクトスタートと共に、
第1弾として取り組んできた食ブランド〈ユキノチカラ〉の商品開発。
すでに町内でも〈湯夢プラザ〉など3か所で販売されている。
2016年は「岩手博覧会」「いわてデザインデイ」(盛岡市)をはじめ、
県内外のイベントにも出展した。ブランドイメージの白を基調にしたブースは
ユキノチカラの存在感を、静かながらも明確に打ち出している。
そんなユキノチカラブランドに期待を寄せるのは
2015年4月から西和賀町地域おこし協力隊員として働く溝渕朝子さんだ。

13年ぶりに西和賀に戻り、6次産業推進センターで働く溝渕さん。

実は溝渕さん、もともと西和賀町の出身。
「子どもの頃は山でアケビを取って食べたり、川原で遊んだり。
冬は家の庭にかまくらをつくったり、そり遊びで雪まみれになったり。
中学生になると、裏山でクロスカントリーとか、自然を満喫して育ちました」
高校卒業後は神戸の大学へ。卒業後も東京都内の企業に就職し、
営業部署で忙しい社会人生活を過ごした。
西和賀に帰るのは、盆と正月の年2回のみだったが、
そのたびに見上げる夜空の美しさによって
無意識に「ふるさとの存在」を確かめていたのかもしれない、と振り返る。
そして、東京での暮らしも9年を経た一昨年のこと、
「帰省した時に見た星がきれいで……、ふと帰ろうと思ったんですよね」
ちょうどタイミングよく募集されていた地域おこし協力隊員に応募。
いまは、町役場でふるさと納税の受付や返礼品発注などに携わる傍ら、
町内のさまざまな活動に関わる。
ユキノチカラプロジェクトに携わるひとりでもあり、
「日本初の取り組みが西和賀で始まっているってすごいですね。
デザインがいかに大切かを実感しています。
デザイナーの皆さんと一緒に仕事すること自体を、個人的にも楽しんでいます」
と顔をほころばせる。
未来への可能性を感じるモノやコトは、若者たちをふるさとへ呼び戻すきっかけにもなる。

〈湯夢プラザ〉のブース前でカタチになったユキノチカラブランドをアピールする溝渕さん。

では、そのきっかけになり得る〈ユキノチカラ〉から生まれた商品には、
どんなアイテムがあるのか?
その特徴や開発に携わった6事業者の思いなど、2回に分けて紹介していきたい。

この美しい雪は何を育むのか、そこから生まれた商品は?

〈蔵前展〉開催中。 蔵前のものづくりを 10のショップで体感!

蔵前に工房やショップを構える10社が新作発表&展示

東京の下町、台東区にある〈蔵前〉。
この蔵前のエリアは、明治時代から卸売問屋が集中し、
工場や職人たちが根付いた歴史あるものづくりのまち。
現在は、若手のクリエイターの工房や店舗が集い、
温故知新の魅力が注目されています。

そんな蔵前に工房やショップを構える10社が、
新作発表・展示をおこなうイベント〈蔵前展〉が、
2017年2月10日(金)まで開催中!

イベントでは、衣服や生活雑貨、家具や革製品、
スキンケアなど、個性豊かなショップが揃う
“メイドイン蔵前”を楽しめます。

参加店舗は、デザイン性の高いユニークな雑貨ブランド〈+d〉を
展開する〈KONCENT〉、心地の良い道具と暮らしを提案する〈SyuRo〉、
オーダーメイドの木の家具メーカー〈monokraft〉など。

それではラインナップの一部をご紹介!

〈m+〉

こちらは2001年の創業以来、植物タンニンなめしの牛皮にこだわってきた
革製品ブランド〈m+〉。
折り重ねた内装を一枚革で巻きとめた財布〈ミッレフォッリエ〉
シリーズから新色が登場です。

〈カキモリ〉

そしてオーダーメイドで文房具がつくれる文具店〈カキモリ〉のオリジナルノート。
2月1日より、12色のオリジナル顔料インクを販売開始しました。

〈TOKYO CRAFT MARKET〉 東京・青山に伝承すべき クラフトと食が集う2日間

青山通りの国際連合大学に、伝承すべき工芸と食が集結!

2017年2月11日(土)・12日(日)、東京・青山にて
〈TOKYO CRAFT MARKET|Season 04 : Winter 2017〉が開催されます。

青山通りの国際連合大学に陶器や磁器、
硝子、木工、織りもの、お茶、菓子など、
伝承すべき工芸と食が集合します。
当日は、各地の農家さんや生産者が集う〈Farmer's Market @UNU〉も同時開催。

TOKYO CRAFT MARKETは、さまざまなつくり手との
コラボレーション企画も見どころ。
今回から、コロカルでもおなじみの〈セコリ荘〉との
共同企画〈セコリ荘 FACTORY〉が始まります。
セコリ荘は東京・月島にあるものづくりコミュニティスペース。
繊維工場とアパレルデザイナーを
つなぐことから生まれる、さまざまなもの・ことをつくっています。

今回は、糸を紡ぐ人や生地を織る人、生地デザイナーさんたちと一緒に
衣服ができるまでの工程を楽しめる場をつくるとのこと。
これは楽しみですね。

注目は茶農家やお茶屋さん、茶師、お茶を飲む人によるお茶のコミュニティ
〈Next Tea Community 茶人の冒険、美味の探求〉。

2014年、静岡県浜松市でスタートした陶器ブランド〈INISHIE〉

お茶は、おいしい、楽しい、おもしろい。
でもいま、茶業界は勢いを失っています。
Next Tea Communityは、お茶に携わる人たちの横のつながりを強め、
茶文化の発展と振興を目指していこうというもの。
これから定期的にイベントを開催していく予定なのだとか。

桐専門の木工家・桐箱作家、オザキショウタロウさんの桐箱。防湿性・防虫性の高い桐箱はお茶の保存にぴったり。

今回は、IKI-YA、ひらの園、飯田園、UNI STAND
TEA BAR、小林芳香園、益井園、青鶴茶舗
八女茶くま園、豊好園などのお茶屋さんが出店します。
お茶好きな方はぜひチェックを!

グラフィックに文具店、出版業も。 〈リトルクリエイティブセンター〉 のデザインは、 岐阜のまちの人への恩返し

〈アラスカ文具〉から始まったローカルデザインの道

岐阜駅から10分ほど歩いた場所に、〈アラスカ文具〉がある。
間口は狭いが、奥に広い。
すっきりと白い店内に、たくさんの色とりどりの文具が映える。

「海外のポップな文具と、日本に昔からある定番文具を中心に取り扱っています。
見ていてワクワクするものが好きですね」と言うのは店主の横山七絵さん。
オリジナル商品も展開していて、小さくてちょっとユニークなものばかり。
ほっこりするようなプロダクトには横山さんの人間性が表れているようだ。

両側の壁の棚に文具がギッシリ!

このアラスカ文具を運営しているのは〈リトルクリエイティブセンター〉
岐阜が地元で、同じ高校・大学に通っていた仲間3人で2011年に立ち上げた。

右から今尾真也さん、横山七絵さん、石黒公平さん、臼井南風さん。

「僕は岐阜のデザイン系の高校出身で、名古屋の芸術大学に進みました。
今一緒に働いている石黒公平と横山七絵も、同じ高校なんです。
大学時代に3人でデザインユニットみたいなものを始めたのが、
この会社に至るきっかけです」と教えてくれたのは、
クリエイティブディレクターの今尾真也さん。
大学卒業後は、それぞれの道を歩んでいった。しかし25歳頃、また仲間が集結する。

「正直にいうと、当時は何か大きな野心があったわけではなく、
このままだとマズイという漠然とした不安のほうが大きかったです」

アラスカ文具の4階が事務所。やはり細長いので横並び。

3人はグラフィックデザイナーであったので、当然、デザインの仕事をしていきたい。
しかしすぐに仕事があるわけではなかった。
そこで自分たちのデザインを外にアピールしつつ、売り上げも出していくために、
〈アラスカ文具〉としてオリジナル商品を開発していく。

「当初は紙もののグラフィックが中心でしたが、
自分たちがつくったものを全国に卸すことができれば生計も成り立つかなと思いました」

クマのメモブロック。端材を使っているので、それぞれ枚数がバラバラ。

薄紙でできたオリガミ。カラフルなストライプ。

当時は、岐阜のまちにも“シャッター”が増え、遊び場が減っていた。
そこで自分たちで場をつくるためにも、文具の卸しだけでなく店舗を構えることにした。
まずはたくさんの小さな店舗の集合体であった〈やながせ倉庫〉に出店。
その後、柳ケ瀬商店街に移転する。

この2か所に出店することで自分たちの認知度があがり、
デザインの仕事が少しずつ舞い込んでくるようになる。
当初は、名刺やパッケージのデザインなど平面のグラフィックが中心だった。
しかしローカルでは、制作にまつわるすべてを頼まれることがよくある。

「お菓子のお土産のパッケージデザインの仕事をいただきました。
でも、まずはお店のブランディングから始めたほうがいいと思い、
ロゴマークなども制作しました。
始めに依頼をもらったものとは、
最終的に違うものをつくるということはよくあります。
こっちのほうが必要なんじゃないかと、
ブランドや店舗のことを考えることはすごく楽しいです」

レトロなイラストの荷札シール。

文具柄のぽち袋。

また地域密着していれば、相手のことがよくわかる。
なるべくなら性格や人間性まで知りたいという。

「たとえば地域の個人店だと、
自分たちでスタンプを捺すようなショップツールをつくることも多いんです。
そういう場合も、相手の性格に合わせたものにしたいですね。
まっすぐ捺さなくても良しとしちゃうような、
めんどくさがり屋さんもいますからね(笑)。
極力、お話してどんなタイプか把握するようにしています」

パッケージデザインが変われば売れるという単純な話ではない。
経営者、売り手、つくり手の意識まで変えていくようなことができれば、
それこそが、デザインの力と呼べるのかもしれない。

看板も白ベースでスタイリッシュ。

ひもの形をした一筆箋。折っても良し、開いても良し。

最近では、リトルクリエイティブセンターはたくさんのイベントに関わるようになった。
〈サンデービルヂングマーケット〉〈ハロー! やながせ〉〈マーケット日和〉などに、
積極的に参加している。
もちろんデザイン面で関わっていくのだが、
立ち上げから最終的にはやはり運営面にも協力することになる。

「本当にデザインが必要だから呼ばれているというわけではないと思うんです。
日頃の関わりのなかから、
デザイナーというよりもまちの一員として“何かやろうよ”という流れです」

まちのスタッフとして、その役割がデザイナーだったというわけだ。
しかしそこにデザイナーという存在がいるかいないかでは大きく異なる。
「まちの専属デザイナー」とはいわないが、
よろず相談のようなポジションにデザインの力が及べば、いい変化が起きそう。

「まちとがっつり関わりながら仕事しているので、
僕たちがおもしろくなれば、まちもおもしろくなる。
まちがおもしろくなれば、僕たちにまた仕事がくる。
そんな相乗関係にあると思います。
クリエイティブの力でまちに刺激を与えていきたいです」

今尾真也さん、柳ケ瀬商店街のレッドカーペットを歩く。

〈HARIO LWF〉 原点回帰の新しいかたち。 手仕事復活をかけた ガラスのアクセサリー

耐熱ガラスのメーカー〈HARIO(ハリオ)〉をご存知ですか?
1921年に理化学用ガラスの製造販売を始め、
戦後はコーヒーサイフォンの製作に着手。
いまではいろんなキッチンウェアや理化学用品をつくっている、
日本に唯一工場をもつ耐熱ガラスメーカーです。

「手仕事を復活させよう」とスタートした
〈HARIO ランプワークファクトリー〉

創業当初、同社では職人が手づくりで
理化学器具や食器をつくっていました。
今ではほとんどの製品を工場で生産しています。
そこで2013年に「手仕事を復活させよう」とスタートしたのが
〈HARIO ランプワークファクトリー〉。

そこでつくられているのは従来の製品ではなく、まったく新しいもの。
職人の手仕事と耐熱ガラスの技術が生かせ、
次の世代に伝えていけるものとは……? 
そんな問いから生まれたのは、ガラスのアクセサリーでした。

「Water Drops ネックレス アール」7,500円(本体価格) 雨粒でできたレースのネックレス。

〈倉敷製蝋〉デビュー! 居山浩二×倉敷の老舗 キャンドルメーカー 〈ペガサスキャンドル〉がコラボ

老舗キャンドルメーカー〈ペガサスキャンドル〉と
アートディレクター居山浩二さんのコラボ

岡山県倉敷市で昭和9年に創業したキャンドルメーカー、
〈ペガサスキャンドル〉が、アートディレクターの居山浩二さんとコラボ! 
あたらしいキャンドルブランド〈倉敷製蝋〉が誕生し、
薄い板状の〈CARD CANDLE〉など、これまでにない
キャンドルが発表されました。

CARD CANDLE

〈CARD CANDLE〉は板ガムのようなカード型キャンドル。価格は2,160円(税込)。
厚みが3mmの薄い板状という、最も特徴的なキャンドルです。
真鍮製のホルダーにキャンドルを立て火を灯すと、
ほとんどロウが垂れることがなく、周囲のロウを溶かしながら燃焼します。

CHOCOLATE CANDLE

〈CHOCOLATE CANDLE〉は粒チョコレートを模したキャンドル。
5個入りで3,240円(税込)。トレーに入った状態で使用します。
無香なのでシチュエーションを問わずに使えるのが特徴。

TEST TUBE CANDLE

〈TEST TUBE CANDLE〉は試験管に入ったキャンドル。
キャンドル1本とホルダーのセットで7,560円、
キャンドル3本+3本用ホルダーは21,600円(いずれも税込)。
木製のスタンドに立てて使います。

〈古来種野菜の写真展 Piece Seed Project〉開催。 マーケットと食堂もオープン!

日本の古来種野菜とは?

日本の伝統的な固定種・在来種「古来種野菜」。
ふつうのスーパーマーケットではなかなか売っていませんが、
日本の農家さんが800年前から
一度も絶やすことなく受け継いできた野菜だそうです。

見てくれは、色もかたちもばらばら。
味も旨みも匂いも濃い、個性的な野菜たち。

そんな古来種野菜のみをとり扱う〈warmerwarmer〉(ウォーマーウォーマー)が、
2017年1月11日(水)〜1月22日(日)まで、
東京・吉祥寺のギャラリースペース&カフェ〈キチム〉にて
古来種野菜の写真展を開催します。

期間中にはマーケットや予約制の食堂もオープン。
本物の古来種野菜たちと出会えます。これは楽しみですね!

〈GOCCO.(ゴッコ)〉 岐阜・大垣の 注目ベンチャー企業が提案する、 ちょっと先の 「たのしい未来」とは?

IAMASで学んだこと、得た仲間

“楽しさぞくぞく開発中”という、ワクワクするキャッチフレーズを掲げている、
クリエイティブカンパニー〈GOCCO.(ゴッコ)〉は、
岐阜県大垣市にある4階建てのビルをまるごと1棟リノベーションして
シェアオフィスにしている。3階にGOCCO.が入り、2階は〈南原食堂〉
4階は建築設計事務所〈TAB〉と、仲間の企業や飲食店が入っている。

2階にはデジタルファブリケーション機器も設置してある。

代表取締役である木村亮介さんは名古屋出身。
教育大学の美術科を卒業し、印刷会社に入社。
パンフレットやウェブサイトなどの制作ディレクターとして働いていた。

「その会社では3年半くらい働きました。
でもどうしても海外に行きたくなってしまって、お金を貯め始めたんです。
飲み会も断り、ボロボロな車に乗って(笑)。
お金が貯まったので、いわゆる海外放浪に出ました。
行き当たりばったりで1年半。帰国後、やはり日本を客観的に見るようになるんですね。
そうすると課題とか問題点がたくさん見えてくる。
それに対して自分は何がしたいのか、何ができるのか。
そこでもう一度学び直したいと思って、
〈IAMAS(岐阜県立情報科学芸術大学院大学)〉に入学しました」

GOCCO.代表取締役の木村亮介さん。

〈IAMAS〉とは、先端メディアと芸術的創造を学ぶ学校。
専門的な教員陣がいて、芸術系大学を卒業した学生や一度社会で働いた学生など、
幅広いジャンルが集まってくる。
木村さんはこのとき29歳。

「入学したら、思った以上に、おもしろい人たちに出会うことができました。
海外と同じくらい多種多様で、動物園みたいに個性的(笑)。
年齢のこともあって、ただ学ぶだけではなく、
自分から動いて挑戦していかないといけないという焦りもありました」

入学してすぐ出会ったのが現パートナーともいえる森 誠之さん。
すぐに意気投合し、1年生の夏には、一緒に会社を立ち上げることを決めた。

「生きてきた道やジャンル、考え方は少し違うけど、目指すものが一緒だったんです。
だからスムーズに話をすることができました」

1階エントランスはいきなりグラフィカル。

GOCCO.はみんなバラバラで個性的

クリエイティブカンパニーとして、GOCCO.はさまざまなジャンルの仕事をしている。
中心にあるのはスマートフォンアプリの開発だ。
とはいえ、どれも小難しいものではなく、
子どもたちがドキドキするような楽しさにあふれている。

「 “楽しさぞくぞく開発中”というキャッチフレーズは、
学生の頃に考えてから変わっていません。
ちょっと先の未来にこんなことができたらおもしろいんじゃないかということを
提案することが僕たちの役割。中心メンバーはIAMAS出身ですが、
みんな個性的でやりたいことがバラバラだったりします。
でもそれを逆手に取ればいろいろなことができるし、
技術や知識を結集させれば新しいものが生まれます。
今後、世の中がどうなっていくかということを考えながら、
いま、自分たちがやらなければならないことを見つけていくという
プロセスを大切にしています」

楽しそうな仕事の作品などが並ぶ。

最近では、子どもたちへ向けた取り組みを盛んに行っている。
まずは働き方。大人が楽しく働いていないと、子どもへは響かない。

「日本は仕事に対してのマイナスイメージが強い。
ブラックとか、社蓄とか、サビ残(サービス残業)という言葉が社会で躍っていますよね。
本来、仕事しないと生きていけないし、多くの時間が割かれるもの。
仕事がおもしろくなかったら、人生おもしろくない。
それは働き方であり、内容であり、仲間であると思います」

GOCCO.では、みずからそうした「仕事」をやっている姿を見せる。

「たとえば、『こういういいビルがあったらまるごと借りてリノベーションしちゃうよ』
というのもひとつ。
お父さんが楽しく働いていなかったら、
子どもは仕事に対していいイメージを持てないし、将来社会に出たくなくなる。
『ゴメン、お父さん、楽しいから仕事行くわ』くらい言ってほしい。
そこに遊び心があれば続けていけると思います」

1棟まるごと借り切っているSTUDIO3ビル。

子どもたちに対する直接的な取り組みとしては
〈ミニフューチャーシティー〉というプロジェクトがある。
子どもたちが運営する小さなまち。仕事を考えてお店を開き、売買活動をする。
その際「LITコイン」という端末システムを使用する。

ひとりひとつずつコイン型端末を持っており、
それぞれの端末のボタンを押すとLEDが光る仕組みになっていて、
その光のパターンをアプリが認識し、必要な情報を呼び出すもの。
すべてのお店での支払い、ATMでのチャージ、仕事管理、会社の立ち上げ・廃業など、
会場中にあるiPadと連携して行うことができる。

コイン型端末のLEDを光らせて、iPadに認識させるシステム。

「僕たちが会社をつくったときの感覚を
子どもたちにも体感してほしいというワークショップです。
デジタルネイティブである子どもたちのほうが、直感的に使い方を理解しますね。
“こういう考え方をするんだ” “この機能が使いにくいんだ”
“誰もこの機能は使ってないね”など、子どもたちから学ぶところがたくさんあります」

子どもたちが自ら考え、選んで、体験する。
そこから得た学びで、また次の仕事に向かう。こうした体験ができる小さな未来のまち。
その未来にあるであろうICTシステムを活用していく。

GOCCO.が独自開発した特殊インクを使った印刷物をiPadなどの端末に触れることで認識させることができるPITシステム。その一例である〈POCARI MUSIC PLAYER〉は紙を当てるだけで、音楽再生ができる。

里山十帖・岩佐十良さんによる 新たな視点を取り入れ、 〈ユキノチカラ〉は 「つくる」から「売る」の ステージへ

岩手県の山間部にある西和賀町。 積雪量は県内一、人口約6,000人の小さなまちです。
雪がもたらす西和賀町の魅力あるコンテンツを、
全国へ発信していくためのブランドコンセプト〈ユキノチカラ〉。
西和賀の風景をつくりだし、土地の個性をかたちづくってきた雪を、
しっかりタカラモノとしてアピールしていくプロジェクトです。

クリエイティブ・ディレクター岩佐十良さん、晩秋の西和賀を訪ねる

2014年5月のオープン以来、コンセプトや宿泊客満足度、
部屋稼働率などあらゆる面から注目を集めている新潟県の温泉宿〈里山十帖〉。
それを運営しているのが、
クリエイティブ・ディレクターで雑誌『自遊人』編集長の岩佐十良さんだ。
ほかにも移住先の新潟県南魚沼市で米づくりを行うだけでなく、
オーガニック食品の企画・商品化、
さらには市の委員や広域観光圏のアドバイザーなども務めるという、
多忙を極める岩佐さんが西和賀町を訪れたのは、晩秋の色濃い11月の半ばのことだった。

実は今年度〈ユキノチカラプロジェクト〉は、次のステージへ一歩踏み出すことになった。
ユキノチカラをキーワードにした地鶏のブランディングと、
「ユキノチカラ=西和賀の魅力」を体感してもらうモニターツアーの実施だ。
雪国の食と文化を伝える観光の視点から、アドバイザーとして指名されたのが、
岩佐さんだった。

新潟県南魚沼市の温泉宿「里山十帖」。写真:岩佐さん提供

岩佐さん自らつくった米を味わうことができる。写真:岩佐さん提供

「岩佐さんには、西和賀の雪国文化をまちの魅力としてどのように生かしていくかを
一緒に考えていただきたいとお願いしました。
岩佐さんにお願いしたのは、デザイン・クリエイティブの価値をよく知り、
自らそれを生かしてビジネス展開している実践者だからです。
また、岩佐さんのような方にプロジェクトに参加していただくことで、
外部地域とつながったり、プロジェクト全体の視野を広げることができればと考えています」と、プロジェクトの運営や広報をとりまとめる日本デザイン振興会の鈴木紗栄さんは期待する。

鈴木さん(右から3人目)と、ユキノチカラプロジェクトのデザイナー6人。デザイナーは普段それぞれの事務所で仕事をしているので、西和賀でのプロジェクト会議は、顔を合わせる貴重な場だ。

〈肥前やきもの圏ミュージアム〉 有田焼、唐津焼、波佐見焼など 佐賀・長崎の器を見て触って 使ってみよう

日本遺産に認定された〈肥前やきもの圏〉

2017年1月6日(金)から、2月5日(日)の1ヶ月間、
東京・渋谷のカフェ〈Shibuya City Lounge〉にて、
期間限定イベント〈肥前やきもの圏ミュージアム〉が開催されます。

このイベントは、“肥前やきもの圏”こと佐賀・長崎県産の陶磁器を
テーマにした、観て、触って、体験できる器のミュージアム。

肥前やきもの圏とは、日本磁器のふるさとである佐賀県有田町のほか、
唐津市・伊万里市・武雄市・嬉野市と長崎県佐世保市 (三川内)・平戸市・
波佐見町の8市町で構成されるエリア。

イベントでは現地から取り寄せた器陶磁器を展示するほか、
佐賀・長崎両県の食材をふんだんに盛り込んだ特別メニューを提供。
このお食事の際には、来場者が器を選び、実際に使う体験ができるのも特徴です。

えらべる陶磁器 スペシャルコーヒー

ディナーメニュー(波佐見焼)

好きな器を選んで注文することができるのは、
ドリンクメニューのカップとディナーメニュー(1月10日から提供開始)のお皿。

ディナーメニューでは、肉質やわらかな佐賀県産ふもと赤鶏をグリルした
「佐賀県産 ふもと赤鶏のトマト煮込みマレンゴ風」や、
「長崎県産 茄子と海老のチーズ焼き」などを提供。
陶磁器7種の中からお好みの皿を選ぶことができます。

ランチでは有田焼、伊万里・鍋島焼、唐津焼、武雄焼、
肥前吉田焼、三川内焼、波佐見焼の器を使用

肥前の器を楽しむ[佐賀・長崎県産]のごちそう

ランチメニューの「肥前の器を楽しむ[佐賀・長崎県産]のごちそう」では、
有田焼、伊万里・鍋島焼、唐津焼、武雄焼、肥前吉田焼、三川内焼、波佐見焼
の器を使用。
「ふもと赤鶏 ねぎ味噌焼き」や「飛魚のエスカベッシュ」、お米は「さがびより」など、
佐賀・長崎県産のご当地食材を味わうことができます。

〈大縁起物市〉 三越伊勢丹×ビームス の新プロジェクト開始!

いまの感性が生み出す新たな「縁起物」とは?

日本全国の地域活性化に貢献したい。
日本の優れたモノやコトを国内外に発信したい。

そんな志のもと、三越伊勢丹とビームスが手を組み、
新たなプロジェクト〈STAND FORTY SEVEN〉をスタートしました!

プロジェクトでは、三越伊勢丹ホールディングスとビームスが、
日本47都道府県のまだ知られていないプロダクトや、
各地に伝わる技術、新旧のクリエイティビティとの出会いを求めて協働。
その奥深さや面白さを紹介したり、繋げたりすることで、
新しい価値を創出、提案していくそうです。

プロジェクトの本格的なスタートは2017年3月。それに先駆け、
プレイベントとして、伝統的な縁起物を新たな感性でプロデュースする〈大縁起物市〉が、
2016年12月26日(月)から2017年1月10日(火)まで、
「伊勢丹新宿店」「日本橋三越本店」「銀座三越」「ビームスジャパン」
の4店舗で、開催されます!

2017年が良い年になるように、という願いを込め…。
主に東北、九州エリアの伝統的な縁起物やラッキーアイコンを素材に、
クリエイターやアーティストが独自の感性でアレンジした、
〈大縁起物市〉オリジナルのアイテムが生まれました。

リサ・ラーソンがデザインした波佐見焼の招き猫 各14,000円(税抜)

福を招く招き猫は、スウェーデンの陶芸家、リサ・ラーソンがデザイン。
長崎県の波佐見焼で作られています。

花井祐介デザインの岩手県産こけし 5,000円(税抜)

岩手県産のこけしは、
どこかノスタルジックなタッチの作品で見る者を惹きつける花井祐介のイラストで、
一風変わったファニーなこけしに!

〈ケイタマルヤマ〉のスカジャン 79,000円(税抜)

数々の縁起物を刺繍したスカジャンは、〈ケイタマルヤマ〉デザイン。
そのほかにも、さまざまな“あたらしい縁起物”が販売される予定です。

福を呼ぶ〈LUCKY 12〉 干支をモチーフにした 楽しい美濃焼の器

2017年は酉年。お正月には酉の杯でお神酒をいただくと楽しいかもしれません。
実はこれ、十二支の動物たちをモチーフにした、その名も〈LUCKY 12〉という杯。
福を呼ぶ縁起物で、伏せておけば置物としても楽しめるというユニークな器です。

つくっているのは、岐阜県土岐市にある〈ヤマ亮横井製陶所〉。
鋳込み製法を得意とする、大正13年から続く美濃焼の窯元です。

鋳込み製法とは、石膏型を使って成形する手法。
手間がかかるため、この技術を持つ製陶所は少なくなってきていると言われています。
成形後も、ひとつひとつ面取りしてから素焼きをし、
絵付けなどの装飾をしてから釉薬をかけて焼き上げるという、とても大変な工程。

〈Premium Fuji-Hunger〉 茨城の熟練職人が作る 富士山型自立ハンガー

おうちのハンガーラックに、クリーニング屋さんからもらう
針金ハンガーがずらりと並んでいる…。そんなことありませんか? 
このたびクラウドファウンディングで応援を募集中の〈Premium Fuji-Hunger〉は、
日本の優れたアルミ鋳造技術を活かした、こだわりのハンガーです。

自立するのがポイント

アルミ鋳造で作られた〈Premium Fuji-Hunger〉の厚さは6ミリと薄く、軽いのもポイント。
鋳造とは、固められた砂で作った砂型の薄い隙間に、
溶かされたアルミを流し込んでいく製法。
流し込むアルミの温度・速度など、長い経験が必要なんです。

こちらが砂型

製造を手がけるのは、茨城県の弘中鋳造さん。
木型に人の手で砂を込めていく、大変な作業です。

トライ&エラーを重ねてできた 〈mikketa(ミッケタ)〉の 毛糸のプロダクト

発見と工夫がつまったプロダクト

綿織物などを石の上に置いて木の棒で叩くと表面がなめらかになって艶が出てくる。
こうした「艶つけ業」として1887年に始まったのが、
現在の〈三星テキスタイルグループ〉
糸や生地をつくったり、染色や加工などを含め、多角的に展開している。
現社長の岩田真吾さんは5代目。
異業種の他社で会社員を経験後、2009年に三星に戻ってきた。

「業界的に素人目先で工場を歩いていると、
もちろん商品となる美しい柄の生地などがたくさんあるわけですが、
一方で、短くなった糸もきれいだなと感じたんです」

細かい糸や綿ぼこりが袋に集められる。

商品をつくる過程で生まれてしまう端材やゴミ。
しかし岩田さんの目にはきれいなものだと映った。
のちに〈mikketa〉というブランド/プロジェクトになる原点だ。

「こうしたものはもちろんリサイクルとして使われることもあります。
しかし、ただリサイクルすればいいという気持ちにはなれませんでした。
それでは、“美しいな”という感情がどこかにいってしまいますから。
つまり価値が下がってしまうと思ったんです」

美しいものを、美しいまま活用したい。
ただリサイクルするのではなく、おもしろいことがしたい。
そう思っていたときに、IAMS(情報科学芸術大学院大学)の小林 茂教授を介して
〈TAB〉の山下 健さん、横山将基さんに出会った。TABは建築設計事務所。
住宅、オフィス、店舗などの設計や改装などのほかに、
家具やインテリアなども手がけている。
だから毛糸というやわらかい素材にはあまり馴染みがなかった。

「樹脂や和紙などに毛糸を混ぜ込むことができるのではないかと思いました。
ゴールは見えていなくても、まずは板状にすれば、後々、加工がしやすいですからね」
と言う横山さん。
樹脂製作は羽島市のプロスパー、和紙製作は美濃市の丸重製紙に依頼した。

「商品化は見越していましたが、実際にどうなるかわかりませんでしたから、
とにかくおもしろがってトライしてみる環境が必要でした。
そういう意味では横山さんをはじめ、話を受けてくれた職人さんたちも、
新しい取り組みの心意気を感じてくれる人たちです。
樹脂もたくさんの種類を試したし、毛糸もいろいろな含有量を試しました。
丸重製紙さんには『これ本当だったら異物混入ですよ』と笑われたり。
一緒につくり上げていく精神を持った人たちでよかったです」(岩田さん)

和紙の折り紙。

樹脂でできた一輪挿し。お花は折り紙で折ったものだ。

結果的に、材料も製造も、岐阜県内で賄えた。
岩田社長いわく「閉じているつもりはまったくない」が、
岐阜にはそれだけものづくりの素地が集積しているということだろう。
特にトライ&エラーを重ねる必要がある段階で、
しかもそれが実際のプロダクトである場合には、距離的な近さは意味を持つ。

「近いからすぐに確認しやすいし、細かな修正もしやすかったです。
みなさん、その場で『もうちょっと毛糸増やしてみる?』って、
すぐにやってくれますからね」(横山さん)

岐阜県立森林文化アカデミーの和田賢治先生につくってもらったナラの木のイスとコラボ。座面は布のようにデザインされているが樹脂である。

左から三星毛糸の伊佐友美子さん、代表取締役社長の岩田真吾さん、TABのデザイナー横山将基さん。

計算できない毛糸の動きがつくる一点もの

毛糸の色と分量は調整できるが、柄となる毛糸の動きはコントロールできない。
うまく分散することもあれば1か所にかたまることもある。
「意図(いと)できない。糸(いと)次第」と岩田社長。
だから同じ商品はふたつとない。
気に入った柄を見つけたときは、「みっけ!」と言って買ってほしい。

バングルやペンダントなどのアクセサリーは、伊勢丹との共同開発。一緒にブレストしながらつくり上げていった。

ペンスタンドは糸の巻き芯を利用している。
柄はつくったものではなく、もともとの巻き芯の柄のままである。
不思議とユニークで“使える”柄が揃っている。

「巻き芯の工場がわざわざデザインしているわけではないと思うんですよね。
おそらくこれ自体も余った紙を再利用していると思います。
でもストライプとかハートとか、かわいい柄があるんです」(横山さん)

不思議とポップでかわいい柄が多い巻き芯を利用したペンスタンド。

〈西本喜美子さん プロデュース年賀状〉 熊本在住、88歳の アートディレクターとは!?

アマチュア写真家の西本喜美子さんをご存知でしょうか?

ゴミ袋に本人が入った自撮りや
道路でバイクが横転している自撮りなど、
インターネットにアップロードして話題となっている
熊本在住のアマチュア写真家のおばあちゃんです。

自分で撮った写真をPCで画像加工処理まででき、
作品の陽気な愛らしさが注目され、
PhotoshopやIllustratorで有名なアドビ システムズ
2017年賀状フォーマットのアートディレクターに起用されました。

1928年5月22日生れの西本喜美子さんは、Photoshop歴14年。
好きな機能はレイヤー効果/切り抜き/フィルター。
70代から創作活動を始めたそうで、
何歳からでも始められるという励みになる存在です。

鋭意製作中!

〈九谷焼 ガンダム 庄三風赤い彗星図〉 シャア・アズナブル のうつわ

アニメ『機動戦士ガンダム』に登場する“赤い彗星”こと
シャア・アズナブルが、石川県の伝統工芸品である九谷焼とコラボ!
マグカップ、飯碗、急須、猪口、皿、全5種類の
〈九谷焼 ガンダム 庄三風赤い彗星図〉が、
このたびバンダイ公式ショッピングサイト〈プレミアムバンダイ〉にて
予約受け付けを開始しました。

〈九谷焼 ガンダム 庄三風赤い彗星図 飯碗〉2,808円(税込)

〈九谷焼 ガンダム 庄三風赤い彗星図 急須〉5,940円(税込)

しかも、絢爛豪華な“彩色金襴手”が特徴の“庄三風”との
コラボレーションということで、
華々しい彩りと、細かい絵付けがお見事!
“庄三風”とは、江戸後期から明治にかけて活躍した
九谷の陶画工、九谷庄三(くたに しょうざ)が生み出した技法。
幕末から明治初期にかけて輸入された洋絵の具を
いちはやく取り入れ、中間色の絵付けを可能にするとともに、
金を使った金襴手(きんらんで)を組み合わせることで、
多彩で絢爛豪華な色付けが可能に。
“ジャパン・クタニ”として海外でも広く知られる
きっかけとなりました。

りりしいお姿!〈九谷焼 ガンダム 庄三風赤い彗星図 7号皿〉32,400円(税込) 

このたび発売される〈九谷焼 ガンダム 庄三風赤い彗星図〉は、
そんな庄三風で描かれたもの。
なかでも7号皿は、石川県小松市高堂町で約80年続く工房〈九谷光崖窯〉の
高聡文氏が金の加飾を行った特別な逸品。

7号皿 特製桐箱入 飾り台付

彩色金襴手とよばれる細描で絵を描き、さらにその上から純度約96%の金で
装飾した、歴史ある技法がふんだんに施されています。
皿の裏面にはシャアのエンブレムが描かれていたり、
箱ごと飾りたいほど美しい特製桐箱に入っていたり、
ファンの心を震わせる仕掛けがたくさん。

7号皿 特製桐箱入 飾り台付

リノベ施設〈THE 6〉 築36年の集合住宅を シェア型複合施設に!

集合住宅をまるごとシェア型複合施設にリノベーション!

宮城県仙台市にオープンした〈THE 6〉(ザ シックス)は、
築36年のオフィス併設集合住宅を一棟丸ごとリノベーションし、
シェアオフィス、アパートメント、イベントスペースなどを備えた
シェア型複合施設に変身させたプロジェクトです。

〈THE 6〉があるのは、仙台市中心部から程近い、
せんだいメディアテーク北側の仙台市青葉区春日町。

利用者として想定されるのは、仙台のクリエイターや学生、
また東北各県の企業人や、首都圏をはじめとした大都市圏からの
出張族など。利便性の良いエリアなので、幅広い方の利用が見込まれています。

それでは〈THE 6〉をご紹介!
施設は6フロアからなり、機能も6つ。

1. シェアオフィス

3階に位置するシェアオフィス。
フリーデスクエリア、固定デスク、個室タイプなど用途に
よって使い分けられる。

2. アパートメント

住居としてもSOHOとしても利用可能。
フリーデスクのフルタイム会員利用権付きのアパートメント。

3. イベントスペース

3階にある、トークやワークショップが行われるイベントスペース。

4. ショップ

オフィス関係者などのグッズを販売するショップ。

5. ルーフトップ

3階利用者に開放されているルーフトップ。
入居者向けのBBQイベントなどが開催されている。

6. シェアキッチン

シェアオフィススペースにある、充実のシェアキッチン。
クッキングのイベントなども開催。

『五島と鎌倉』 2つの地域を繋ぐ メディアとイベント

鎌倉と日本各地のさまざまな地域との交流を促すメディア、
○○と鎌倉』が創刊されました。
地域密着型のペーパーメディアですが、
既存のメディアと違うのは、地域と地域の交流を促していること。
つまり、鎌倉と、他の地域のコラボをテーマにし、
イベント連動型とする、まったく新しい形のメディアです。

この度創刊された第一号のタイトルは『五島と鎌倉』。
フィーチャーしたのは、美しい教会や寺社など、
独特の文化と歴史を持つ長崎県の五島列島。
まったく異なるバックグラウンドを持つふたつの地域の
共通点や違いを探しながら、
五島と鎌倉だからこそできる紙面づくりを行ったそう。

紙面では、五島うどんを鎌倉スパイスでアレンジする企画も。

タブロイドは、鎌倉市内、東京都内、五島列島で配布されています。

紙面では、地域密着型ミュージシャン対決や、
鎌倉の食堂と五島のコミュニティーカフェの
スタッフ対談、
“鎌倉スパイスでアレンジする五島うどん”レシピなど、
ユニークなコンテンツがいろいろ。

そんな『五島と鎌倉』のイベントが、
2016年11月26日(土)と27日(日)の2日間に渡って開催されます!
五島列島と、鎌倉の人や店がコラボレーション。
五島の椿をテーマに、トークショーやワークショップ、
鎌倉で活躍する作家による椿の木を使った限定商品の販売など、
鎌倉市内各所で交流イベントが盛りだくさんです。

〈わふフェス2016〉開催! インド・ワルリの循環の 知恵を学ぶイベント

コロカルの連載『貝印 × colocal「つくる」Journal!』でも
活動をお伝えしていた〈ウォールアートプロジェクト〉。
インドの先住民族・ワルリの素朴な暮らしから循環の知恵を学び、
環境負荷の低い暮らしを提起する〈ノコプロジェクト〉の一環です。
詳しくは連載記事にて!

今週、本プロジェクトにまつわる2つのイベントが、
東京と福島県・猪苗代で行われます。

東京会場のタイトルは『わふフェス2016 ワルリ族とノコプロジェクトを知る一日』。
開催は、2016年11月18日(金)の13時〜20時まで。
場所は貝印株式会社にあるコミュニケーションスペース〈KaiHouse(カイハウス)〉。
多彩なゲストを招き、3部構成で開催されます。

なんとイベントにはインドから特別にワルリ族を招きました。
伝統的な家を建て、伝統的な暮らしをする彼らの体験から、
さまざまな智恵を学ぶ...。直接ワルリの文化を伝える充実のセッションです。
お好きな時間に、ご参加ください。

ワルリの家

昨年までの取り組み

そして2016年11月20日(日)には、福島県の猪苗代町にて
〈ウォールアートフェスティバル in 猪苗代〉が開催されます。

日光杉の〈杉膳〉 木工職人が腕をふるった 現代のお膳

その昔、豪華絢爛な日光東照宮を造るにあたり、
各地から腕利きの職人が集結したことで名を馳せ、
今もなお卓越した技術を継承し続ける、栃木県鹿沼市の木工職人。

そんな鹿沼の木工職人による技術が活かされたプロダクト〈杉膳〉が登場しました。

ランチマットになる〈食膳〉(6,000円)

ティーマットになる〈茶膳〉(4,000円)

晩酌盆として使える〈酒膳〉(3,000円)

コースターとして使える〈呑膳〉(2,000円)の全4種類。

栃木の“日光杉”を素材にしています。(※いずれも税抜価格)

日本の膳の文化が始まったのは平安時代のこと。
〈杉膳〉は、今のライフスタイルに、カッティングボードやランチマットとして
“膳”を取り入れるのがコンセプトのプロダクトです。

食膳

呑膳

〈杉膳〉の木の目が美しいのは、銘木と呼ばれる
良質な日光杉の柾目を使い、さらに希少な赤身や黒芯部分を中心とした
厳選材料を使用しているからなんです。

家康公の甲冑を蘇らせる! 国宝〈久能山東照宮〉の チャレンジとは…

静岡県静岡市にある、徳川家康公をお祀りする神社、
〈久能山東照宮(くのうざんとうしょうぐう)〉。
国宝に指定されているこの神社には、国内で唯一、
徳川家歴代15代将軍のすべての鎧甲冑が保存されています。

しかし長い年月の経過により、鎧甲冑は劣化し、
修復もされていない為、公開されていないんです。
鎧甲冑の修復には膨大な費用がかかるんですね。

そこでこのたび、徳川家康公ご鎮座400年を記念し、
クラウドファウンディングで修復資金を募ることに! 
〈徳川家歴代15代将軍 鎧甲冑 夢のそろい踏みプロジェクト〉
が立ち上がり、修復費の約500万円への支援を募集しています。

修復するのは、徳川家康公の甲冑〈白檀塗具足〉です。
金箔の上から透明の漆を塗るという、豪華な仕上げの甲冑。

甲冑は鉄だけではなく、皮や漆、糸などで作られているので、
修復が手遅れになるとサビや繊維の劣化で朽ち果ててしまいます。
しかし維持や修復は高額で、かかる費用は、なんと1領(着)につきおよそ1,000万円!

文化財に指定されたものは、国や県、市など行政からの
補助金が交付されますが、それでも1領につき
500万円くらいを捻出する必要があるのだそう。

〈未来工業〉 日本一幸せな会社をつくった、 「常に考える」精神

「97%の逆を行く」、創業時の発想

“日本一幸せな会社” “超ホワイト企業”などというキャッチフレーズが踊る企業がある。
岐阜県にある未来工業だ。
電設資材や管工機材を中心に製造するメーカーで、
そのひとつ、電気のスイッチボックスは100種類以上発売されており、
国内シェア約70%を誇っている。

スイッチボックスの数々。

1965年創業。現社長である山田雅裕社長の父である山田昭男氏が創業者である。
創業当初は「食べていくのが精いっぱい」。
ブラックだホワイトだと言っている場合ではなかったが、夢は大きかった。
山田雅裕社長が先代の創業当時を語る。

「大垣は戦前から工業のまちでした。
そこで創業メンバーは下請けはやめて、メーカーとして勝負していこうと考えたようです。
そして国の発表している高額所得法人に名を連ねる企業を志したと聞いています」

この高額所得法人は当時、法人総数の3%程度であったという。
しかし創業メンバーはその3%の真似をするのではなく、
「残り97%がやっていないことをやろう」と考えた。
成功モデルといえども、真似はしたくない。ユニークな発想である。
97%の逆張りをするということは、他社と同じことはやらないということ。
大多数が持つ常識や慣習など、すべてを疑っていく。

山田雅裕代表取締役社長。派手な柄シャツには意味がある。

山田昭男氏のよく知られている逸話がある。

「高級料亭などに行っても、靴を脱ぎっ放しにして揃えないんです。
それは自分がやることではないと。
バカと言われようが、変人と言われようが、徹底して人と違うことをやり続ける。
そういう生き方で未来工業を守ってきたんです」

山田昭男氏は夏はじんべえ、冬は作務衣を着ていたという。
一方、山田雅裕社長は、いつもアロハシャツを着ている。トレードマークだ。
取材日は秋を意識して茶系のシャツだったが、それでもハデな総柄シャツ。

山田雅裕社長の代になって4年。変えたことはあるのだろうか。

「何も変えていません。むしろ守ることに尽力しています。
放っておくと、人間はどんどん普通になっていくと思うんです。
そうならないために、いかにそこを引っ張りもどすか。
それが自分の仕事だと思っています」

普段から人と違うことをしていることで、
会社としてもライバルと差別化をつけていくことができるという哲学だ。

工場ではキャップ着用。

電気ケーブルが通るPVKボックスの仕上げ工程。

社内のルールは「常に考える」のみ

未来工業を語るうえで欠かせない、いくつもの有名な社内ルールがある。
“ホウレンソウ”禁止、残業禁止、ノルマ禁止など。
しかし未来工業のなかでは、報告・連絡・相談は普通に行われている。
それらがないとコミュニケーションが成り立たないだろう。

「“ホウレンソウ”をしなさいというキャンペーンや、
会社からの押し付けはやらないという意味です。
上司が部下に対して『なぜ報告しないんだ』と怒ることもありません。
そんな人は上司の資格なし」

ちょっと勘違いして世間に伝わっている部分もある。
明文化されているわけでもないし、
山田雅裕社長いわく「父が勝手にしゃべっただけ」という。
だから本当はルールではない。
しかしそれはきちんとした意味をともなって、今でも未来工業に伝わっている。
ノルマ禁止も世間のイメージとは少しニュアンスが違った。

「生産計画に基づく、売り上げ目標や計画はありますよ。
ただしそれを達成できなかったとしても、ペナルティはありません。
うちは毎年、新商品がたくさん発売されます。
全盛期は年間1000個以上、今でも500個は発売されていて、
期待値はとても大きいと言えます。
なぜそんなにたくさん発売できるかというと、お客様から情報を集めているから。
未来工業の営業マンは、“商品を売ること” “情報を集めてくること”。
このふたつが仕事なんです。
ノルマを取り入れて、売り上げに固執すれば、みんな一生懸命売ると思いますよ。
それでも数年はいいでしょう。でも情報収集がおろそかになります。
すると10年後、20年後、新商品を出すことができない。
そんな未来工業は、もしかするとこの世にいないかもしれません」

たくさんの製品が並ぶショールーム。一般にはお目にかからないものばかり。

こうしたルールの根底にあるのは、社是でもある「常に考える」。
会社を訪問するとわかるが、社内のいたるところにこの社是が掲示されている。
本当に右を向いても左を向いても、この言葉が視界に飛び込んでくる。

「中途採用が多いのですが、
転職組は過去の会社で叱られたり、命令されて仕事をしてきた経験があります。
未来工業に来て『好きにやっていい』と言われて、最初はとまどうみたいですが、
慣れると楽しくなってくるようです。
うちは何をしても怒られない。失敗して怒るのはとても簡単です。
管理職は命令も禁止。説得して納得させます。
子どもに対するのと同じようなアプローチで命令するのはかっこ悪いですよ」

だから山田社長は自信を持って言う。
「未来工業では、“常に考える”ことしか社員に要求しません」

「常に考える」ばかり見ていると……

「常に考える」癖がつく。

〈Cloud クラウド〉 美濃焼×シンガポール、 アジアの雲をイメージした磁器

岐阜県東部にある瑞浪市は、多治見市、土岐市と並んで、
“美濃焼”と総称される、磁器の産地。

ここで、白磁を手がけるブランド〈深山〉が、
シンガポール人のデザイナーとコラボレーションした
エスプレッソカップ&ソーサー〈Cloud(クラウド)〉
2016年12月より販売開始します。
アジアの空に浮かぶ雲をイメージした、エスプレッソカップ&ソーサーです。

プラナカンブルーのソーサー

クラウドは、たまごのような丸い形のカップに
雲型の持ち手がついた、ユニークな形状が特徴。
マットな質感のカップに、シンガポールを象徴する
プラナカンブルーのソーサーを合わせました。

この繊細なデザインは、“鋳込み”という手法で作られています。
鋳込みとは、ろくろを使わず、石膏で作った型を用いる器の成形方法のこと。
薄さと強度を兼ね備えた器づくりが可能になるんです。

そして、絵付けは、ひとつひとつ職人の手によって行われる〈里泉焼〉。
銅板を印刷原板とした和紙を用いて、線画を磁器に転写する技法です。

白磁の上に刷毛で貼りつけた和紙を素早くはがすと、文様が浮かび上がり、
特別な手触りを生み出します。
現在ではごく一部の窯元だけが継承する貴重な手法なんだそう。

深山の工房

〈ウルトラJ〉プロジェクト。 日本の伝統工芸と ウルトラマンがコラボ!

日本のヒーロー〈ウルトラマン〉が、
日本の匠の工芸品とコラボするプロジェクト〈ウルトラJ〉。

ただいま公式サイトにて、
ウルトラマンシリーズのキャラクターとのコラボグッズや、
47都道府県の地域情報を配信しています。
本日は、〈ウルトラJ〉で販売中の、ウルトラマン×伝統工芸の
キュートなコラボグッズをご紹介!

ウルトラマン×備前焼の徳利

岡山県の伝統工芸、備前焼の作家・延原勝志氏による徳利。
江戸時代に流行した彩色備前の技法で、ウルトラマンと
人気怪獣を一つひとつ手描きしています。
お値段は16,500円(税抜)。

ウルトラマン×愛知の前掛け専門店

こちらは、生地、染めと、昔ながらの本物にこだわった
染め生地を使用した前掛け。
日本屈指の前掛けの産地、愛知豊橋の職人達と糸から創られた
特製オリジナル品です。

ウルトラマン×「卯三郎」こけし

そしてこちらが、匠の技の伝承の中に、デザイン性と“かわいい”感性を
取り込んだ、群馬県の〈卯三郎こけし〉とのコラボこけし。
シンプルな流線の造形でありながら、ウルトラマンや怪獣達の特徴を
しっかりと捉えた作品になっています。
やさしい温もりのある木の風合いを活かした、
表情や色のにじみなども、手作りならでは。
全7種類の展開で、バルタン・ピグモン・エレキングの小サイズは3,200円、
ゼットン・ウルトラマン・ダダ・ベリアルの大サイズは
3,900円(いずれも税抜)となっています。

〈ウルトラマンこけし〉バルタン・ピグモン・エレキング