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〈古来種野菜の写真展
Piece Seed Project〉開催。
マーケットと食堂もオープン!

コロカルニュース

posted:2017.1.14   from:東京都武蔵野市  genre:ものづくり / 買い物・お取り寄せ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Yu Miyakoshi

宮越裕生

みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。

日本の古来種野菜とは?

日本の伝統的な固定種・在来種「古来種野菜」。
ふつうのスーパーマーケットではなかなか売っていませんが、
日本の農家さんが800年前から
一度も絶やすことなく受け継いできた野菜だそうです。

見てくれは、色もかたちもばらばら。
味も旨みも匂いも濃い、個性的な野菜たち。

そんな古来種野菜のみをとり扱う〈warmerwarmer〉(ウォーマーウォーマー)が、
2017年1月11日(水)〜1月22日(日)まで、
東京・吉祥寺のギャラリースペース&カフェ〈キチム〉にて
古来種野菜の写真展を開催します。

期間中にはマーケットや予約制の食堂もオープン。
本物の古来種野菜たちと出会えます。これは楽しみですね!

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ふつうの野菜と何が違うの?

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古来種野菜と一般的な野菜の違いは?

古来種野菜と一般的な野菜は何が違うのでしょうか?
大きな違いは、いまスーパーに並んでいるほとんどの野菜は、
一代限りで生を終える「F1種」だということ。

むかしは、農家さんが種を蒔き、育てた野菜から種を採り、
その種からまた野菜を育てていくというサイクルがありました。
現代の農家さんは、毎年新しく購入した種から野菜を育てているのだそう。
そのため、むかしながらの農法は途絶えつつあります。

〈warmerwarmer〉主催の高橋一也さんは、
調理師として働いていた時に有機野菜と出会い、
自然食品のお店〈ナチュラルハウス〉の経営に携わってきました。

そして東日本大震災をきっかけに独立し〈warmerwarmer〉をスタート。
以来、種が大事だといい続け、自ら売り場に立ち、古来種野菜の販売や
有機生産者を守るための活動に取り組んでいらっしゃいます。
高橋さんの活動のことは、昨年冬に出版されたばかりの本
『古来種野菜を食べてください。』にもくわしく書かれています。

古来種野菜のマーケットと食堂(予約制)は、1月21日(土) 、22日(日)に開催。
ぜひ、古来から受け継がれてきた農業や味に触れてみてください。

information

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古来種野菜の写真展 Piece Seed Project

会期:2017年1月11日(水)〜 1月22日(日)

時間:水・木・金 12:00〜19:00(L.O. 18:00)/土・日12:00〜20:00(L.O. 19:00)

※カフェのためご入店の際にご注文をお願いします。入店はラストオーダーの時間まで。

会場:ギャラリースペース&カフェ キチム

住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-14-7 B1

Web:古来種野菜の写真展 Piece Seed Project

古来種野菜のマーケット:1月21日(土)、22日(日)

入場無料、時間は11:00〜17:00

古来種野菜食堂 :1月21日(土)、22日(日)

時間は11:00〜15:00 予約はメールにて。詳細はこちら

information

書籍『古来種野菜を食べてください。』

著:高橋一也

判型:四六判

総頁:280頁+カラー16頁

定価:1650円(税抜)

発行所:晶文社

発行:2016年11月

Web:古来種野菜を食べてください。

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