竹細工のコーヒードリッパー! 伝統工芸の技術を生かした便利グッズ

茶こしから生まれた戸隠竹細工のヒット商品

竹で編まれた目の細かいコーヒードリッパー。
いまではなかなか手に入らない人気商品なのですが、実はこれ、
長野県の伝統工芸「戸隠(とがくし)竹細工」のアイテムのひとつなんです。

戸隠竹細工とは、この地域に自生する「根曲がり竹」(チシマザサ)という、
真竹に比べて繊維がしなやかで丈夫な素材でつくられる生活用品。
輸入品の竹細工は使っていると棘が立ってきてしまいますが、
戸隠竹細工は使い込むと飴色のような色合いになって手に馴染み、
頬ずりができるほど滑らかになってくるのです。

粘りがあって強靱な根曲がり竹の特性を生かし、箕(み)や魚籠(びく)など、自然の中や台所などで使うさまざまな道具がつくられ、重宝されてきました。

粘りがあって強靱な根曲がり竹の特性を生かし、箕(み)や魚籠(びく)など、自然の中や台所などで使うさまざまな道具がつくられ、重宝されてきました。

その真骨頂といえるのが、戸隠名物のそばを盛る「そばざる」。
若竹、2年もの、3年ものと3種類の竹を使い分けながら緻密に編むことで、
堅牢で完成度の高い一品に仕上がります。

日本三大そばのひとつに数えられている「戸隠そば」は、ざるも大切な要素。

日本三大そばのひとつに数えられている「戸隠そば」は、ざるも大切な要素。

ほかにも戸隠竹細工の用途は広がっています。

ほかにも戸隠竹細工の用途は広がっています。

この熟練の技術を用い、近頃、大きな注目を集めているアイテムが、
戸隠中社竹細工生産組合長で〈井上竹細工店〉の井上栄一さんが手がける
コーヒードリッパーです。

銀座の寿司屋から茶こしの製作を依頼されたことがきっかけで生まれたという
このドリッパー。細かい茶葉は網目に詰まってしまうため、
茶こしも紙のフィルターとセットで使う必要があるのですが、
それなら同様にフィルターを使うコーヒードリッパーにも応用できるのでは? 
と、そばざるの技術を駆使してつくったのがはじまり。

ただ、そばざる以上に先端部分の編み目が細かいため吟味した竹を使う必要があり、
より高度な技術と手間がかかるそう。
そのおかげで細かい編み目からコーヒーがゆっくりと時間をかけて抽出されるため、
渋みや雑味のないまろやかな味になるといいます。

こうした伝統の技術が凝縮された上質な佇まいと味わいが
テレビで紹介されたこともあり、
いまでは予約もできないほど人気の商品となっています。

そんな井上さんに竹細工のおもしろさを尋ねてみると
「形や大きさなどお客様の要望に柔軟に応えられることですね。
自分で山に入って材料の竹を切り出しつくっていく自己完結型であることも魅力かな」
との答えが。

また、代々竹細工をつくる家で育った井上さんは
「竹を切って割り続け、繊維のように細くし、
まったく違う立体の形として新たな命を吹き込む
祖父や父の手の動きがマジックのようだと感じた」と、幼い頃を振り返ります。

ちなみに、ナタとハサミ、切り出し小刀といった
竹細工の道具は鍛冶屋でオーダーメイド。
実は竹を割る材料づくりが最も時間も技術も要するのだそうです。

「竹は節があるし、それぞれかたさも違うんですが、
製品の種類ごとに厚さや幅を揃えていきます。
やっぱり材料がいいとよい品物ができますね」と井上さん。

竹は指先の感覚で切り出すため、昔の人は停電しても竹割りができたそう。
とはいえ、熟練した職人でもなかなか納得のいくものができないことがあるほど
難しいそうです。

最近では戸隠竹細工による弁当箱やバッグ、カゴなど時代に合ったものも手がけている井上さん。こちらは長年使い込んで飴色になった井上さんの私物。

最近では戸隠竹細工による弁当箱やバッグ、カゴなど時代に合ったものも手がけている井上さん。こちらは長年使い込んで飴色になった井上さんの私物。

〈ぬくふわハンドウォーマー〉 南極探検隊愛用の生地を再利用した あったかグッズ!

兵庫県加古川市発! 
南極探検隊愛用の極暖起毛生地をつかった
〈ぬくふわハンドウォーマー〉は、
ベテラン介護職のプロお母さんたちのデザインチーム〈KAKOGAWAミシンラボ〉と、
地元産業のコラボレーションプロダクトです。
地元・加古川のニット事業者が製品を製造する際に、
どうしても出てしまう端切れを再利用しました。

〈ぬくふわハンドウォーマー〉

長さ約14cm、置き幅8cm(個体差があります)

〈ぬくふわハンドウォーマー〉※長さ約14cm、置き幅8cm(個体差があります)

〈ぬくふわハンドウォーマー〉は、ソフトでボリューム感のある生地で作られた、
手首や足首をあたためるためのウォーマー。
というのも、もともと、南極冒険者も愛用する国産極暖起毛肌着の端切れなんです。

南極冒険者も愛用する国産極暖起毛肌着

靴下などのニット製品の日本有数の産地である兵庫県加古川市にて、
半世紀前から活動する極暖肌着メーカーがパートナーになりました。
だから、保温力は抜群。ネットに入れてまるごと洗濯できるのもうれしいところ。
価格はひとつ、800円(税込)です。

〈炎とくらす瀬戸内〉 岡山県瀬戸内市に 移住して職人めざしちゃう?

「炎にまつわるものづくり」から岡山県瀬戸内市の魅力を
発信する移住セミナー〈炎とくらす瀬戸内〉が、
2019年1月27日(日)に東京で開催されます!

岡山といえば、桃太郎や倉敷美観地区だけじゃない。
日本を代表する美術品「備前刀」「備前焼」も岡山の誇りなのです。

穏やかな瀬戸内海に抱かれる岡山県の瀬戸内市。

穏やかな瀬戸内海に抱かれる岡山県の瀬戸内市。

そうした芸術品の故郷が岡山県の瀬戸内市。
刀作りは、室町時代“中世山陽道随一の商都”と呼ばれた
〈福岡〉のまちを有する長船(おさふね)地区で発展。

長船をはじめとする備前国で作られた〈備前刀〉は、
国宝111口のうち47口を占めると言われ、
備前国はまさに質・量ともに日本一の作刀地でした。
現在も、〈備前おさふね刀剣の里〉を中心に、連綿と日本刀がつくられています。

また、古墳時代から平安時代にかけて中四国最大の須恵器生産地であった
瀬戸内市から備前市にかけての一帯では、
のちに備前焼に発展する陶器づくりが盛んに行われました。

樹脂を含み火力の強いアカマツの木にも恵まれ、
刀づくりと陶器づくりにおいて、
瀬戸内市近辺は国内でも有数の名産地になったのです。

瀬戸内市は刀鍛冶や陶器づくりに欠かせない良質なアカマツが手に入りやすかった。

瀬戸内市は刀鍛冶や陶器づくりに欠かせない良質なアカマツが手に入りやすかった。

今回のイベントの目玉は、瀬戸内の匠たちによるトークセッション。
刀匠の森助光さんと陶芸家の末廣学さんが、
伝統文化を継承するものづくりとともに、
地方暮らしの魅力やものづくりライフについて語り合います。

鍛冶の中でも、特に刀鍛冶は多くの人が憧れを募らせる。

鍛冶の中でも、特に刀鍛冶は多くの人が憧れを募らせる。

一足で3層! 奈良発の冷え取り靴下、 RIRILA〈3SOUクツシタ〉。 これならおしゃれも楽しめます。

「冷え取り靴下」を手軽に&おしゃれに

シルクと綿の靴下を重ねて履く「冷え取り」靴下。
暖かく快適ですが重ねて履くのが面倒……、そんな悩みを解決する
〈3SOUクツシタ〉が、日本一の靴下生産・奈良県の
〈日本ニット株式会社〉から登場しました。
外観は普通の靴下に見えますが、内側が3層に分かれているんです!

3SOU靴下

〈3SOUクツシタ〉が発売されているのは、
日本ニット株式会社のブランド〈RIRILA〉から。

日本ニット社が「冷え対策のための靴下」の開発に成功したのは約15年前のこと。
今では定着していますが、いわゆるシルクの靴下と綿の靴下を重ね履きすることで
足元を温める靴下でした。開発後も色々な重ね履きの靴下を製造してきましたが、
ひとつの疑問が頭から離れなかったといいます。

それは……

お出かけにも最適

お出かけにも最適

「履くの面倒だよね」

「家の中でしか履けないよね」

「デザイン性はないよね」

ということでした。もっと簡単に冷えが取り除けて、
簡単に履けて普通に外出ができる靴下が作りたい!
そんな思いから作られたのが〈3SOUクツシタ〉なんです。

〈3SOUクツシタ〉は、足裏、指裏にあたる部分にもう一枚生地を入れ込んで、
内側と外側で機能の役割分担ができる編みで作られています。

しかも別の生地を縫い合わせるのではなく、
セパレートに編みこむ技術で作り込んでいるのが特徴。
シルクと綿の3層編みで、足元の冷えを我慢せずに
おしゃれを楽しむことができます。
国内自社生産にこだわっているからこそ、実現したアイテムです。

〈バートドリッパー〉 美味しいコーヒーが簡単に。金属加工の プロ〈シンドー〉の画期的ドリッパー

コーヒー好きにオススメしたい、新タイプのドリッパー

沸騰直後のお湯でOK。蒸らさなくてOK。
忙しい朝でも美味しいコーヒーが、手間なく淹れられるドリッパーが登場です!

つくったのは新潟県燕市にある〈株式会社シンドー〉。
「金属製品のことならお任せください!」という金属加工のプロフェッショナルです。

株式会社シンドーの自社ブランド〈SLOW&MELLOW〉シリーズ。
「ゆっくりとリラックスしたライフスタイルの提案」をコンセプトに、
日常生活を丁寧に過ごせる、生活空間のアクセントになる個性的なアイテムを展開しています。
その新商品が〈バートドリッパー〉と〈コーヒーカラフェセット〉です。

左が〈バートドリッパー〉。右が〈コーヒーカラフェセット〉。

左が〈バートドリッパー〉。右が〈コーヒーカラフェセット〉。

抽出器具によって味の方向性が決まるコーヒー。
もちろんそれぞれの器具のよさがあり、美味しいけれど
「淹れ方の自由度が高い器具」があってもいいじゃないか! 
という思いから生まれました。

マーナのバスグッズ 〈きれいに暮らす。〉に マグネット収納シリーズ誕生

使っていない時もきれい! 浴室収納の新しいカタチ

置く時に困りがちな、浴室収納グッズ。
東京都墨田区の生活雑貨メーカー〈マーナ〉から発売される
浴室収納グッズシリーズ〈きれいに暮らす。〉は、
磁石を使用して、使っていない時も“きれい”に見せる
新しいコンセプトの浴室清掃道具です。

〈きれいに暮らす。〉の湯おけ

新ラインナップの湯おけ

〈きれいに暮らす。〉は、最近のユニットバスの
内部は鋼板が入っているので壁面に磁石がつくことから、
さびないラバーマグネットを使用し壁面収納できるようにしたグッズ。

湯おけの裏面

湯おけの裏面

マグネット収納シリーズは6アイテム

置き場に困りがちな「湯おけ」(希望小売価格 1,814円・税込)は、
底面にマグネットをつけ、湯おけ自体が壁面にくっつくようになっています。
壁に収納すれば、おけの水が切れるので衛生的でもあります。

マグネットフック5連

マグネットフック5連

ほか、浴室での歯磨きに便利な「歯ブラシホルダー」、水切れの良い「石けん置き」、
コの字型で横からサッとタオルが掛けられる「タオルバー」など、
機能的かつ、コンパクトでシンプルなかたち・色のアイテムが揃っています。

希望小売価格は518円~1,814円(税込)。
専門店、量販店、公式オンラインショップなどで販売されます。

鎌倉の“コンピューターおじちゃん”
たちの挑戦。〈カマクラビットラボ〉が
地域の子どもたちに伝えたいこと

鎌倉から考えるローカルの未来

長い歴史と独自の文化を持ち、豊かな自然にも恵まれた日本を代表する観光地・鎌倉。

年間2000万人を超える観光客から、鎌倉生まれ鎌倉育ちの地元民、
そして、この土地や人の魅力に惹かれ、移り住んできた人たちが
交差するこのまちにじっくり目を向けてみると、
ほかのどこにもないユニークなコミュニティや暮らしのカタチが見えてくる。

東京と鎌倉を行き来しながら働き、暮らす人、
移動販売からスタートし、自らのお店を構えるに至った飲食店のオーナー、
都市生活から田舎暮らしへの中継地点として、この地に居を移す人etc……。

その暮らし方、働き方は千差万別でも、彼らに共通するのは、
いまある暮らしや仕事をより豊かなものにするために、
あるいは、持続可能なライフスタイルやコミュニティを実現するために、
自分たちなりの模索を続ける、貪欲でありマイペースな姿勢だ。

そんな鎌倉の人たちのしなやかなライフスタイル、ワークスタイルにフォーカスし、
これからの地域との関わり方を考えるためのヒントを探していく。

ものづくり・プログラミング体験講座〈カマクラビットラボ〉が開催されている〈ファブラボ鎌倉〉は、秋田県から移築された酒蔵を改装した実験工房。レーザーカッターや3Dプリンタなどの機材が揃う。

ものづくり・プログラミング体験講座〈カマクラビットラボ〉が開催されている〈ファブラボ鎌倉〉は、秋田県から移築された酒蔵を改装した実験工房。レーザーカッターや3Dプリンタなどの機材が揃う。

リタイア後に見つけた地域との接点

東京から電車で約1時間の距離にある鎌倉は、
多くの人たちが訪れる観光地としてだけでなく、
首都圏の企業に務める会社員たちのベッドタウンとしての側面も持つ。

ライフスタイル/ワークスタイルが多様化している昨今、
この連載で紹介してきた面々のように、
さまざまなかたちで鎌倉のまちと関わるプレイヤーは年々増えているが、
一方、平日は東京や横浜などで忙しく働き、
地域と関わる時間がつくれない市民が多いことも事実だ。

小学生の頃からこのまちで暮らし、今年で66歳になる山本修さんも、
東京のエレクトロニクスメーカーで開発の仕事に携わっていた会社員時代の
およそ30年間は、鎌倉の自宅は寝に帰るだけの場所だったという。

カマクラビットラボでは、全5〜6回の講座を通して、親子で一緒にプログラミングやものづくりを学んでいく。

カマクラビットラボでは、全5〜6回の講座を通して、親子で一緒にプログラミングやものづくりを学んでいく。

そんな山本さんは3年前に退職してから〈ファブラボ鎌倉〉に通い始め、
やがてスタッフとして運営にも関わるようになった。
そして今年、同じくすでにリタイアした鎌倉在住の知人を含む、
20代から60代という幅広い世代のメンバーたちとともに、
親子向けのものづくり・プログラミング体験講座〈カマクラビットラボ〉を立ち上げた。

会社員時代、ほとんど顧みることができなかった地元・鎌倉への恩返しとして、
自らのキャリアを通して培った知識や技術を、
地域の子どもたちに伝えていく場をつくり、
世代を超えたまちのつながりを生み出す活動を始めた山本さんを訪ね、
ファブラボ鎌倉に足を運んだ。

取材時に開催されていたのは、春コースの「入門編」を終えた親子に向けた秋コース「初級編」の最終回。これまでの講座で学んだことをベースに、各自がオリジナル作品の制作に取り組んでいた。

取材時に開催されていたのは、春コースの「入門編」を終えた親子に向けた秋コース「初級編」の最終回。これまでの講座で学んだことをベースに、各自がオリジナル作品の制作に取り組んでいた。

かわいい〈つるし飾り〉 が自分で作れる! 書籍『リネンで作る、つるし飾り』発売

伝統工芸を赤一色でモダンにリデザイン!

日本各地で見られる工芸品〈つるし飾り〉。
これは、着物などの端切れを縫って綿を詰めたさまざまな飾りものを、
紐で吊るした伝統工芸品。飾りものひとつひとつに願いが込められ、
ひな段の両脇に吊るしたものが原点といわれています。

そんなつるし飾りをモダンにデザインし、自作するための
書籍『リネンで作る、つるし飾り』が発売されます。

『リネンで作る、つるし飾り』誌面

『リネンで作る、つるし飾り』誌面

自作つるし飾りの手順が掲載された誌面

『リネンで作る、つるし飾り』

書籍では、ポピュラーなつるし飾りのモチーフ、
“くくり猿”は「厄が去る」、桃は魔除けの象徴、
三角は薬袋をかたどったもので病気にならないように……などなど、
それぞれに意味を持つ、つるし飾りのモチーフの作り方を紹介。

一般的なつるし飾りは絹やちりめんを使ったカラフルなものですが、
人気イラストレーター・エッセイストの堀川波さんにより、
赤一色でモダンな作品に生まれ変わり、飾る場所を選ばないデザインになっています。
贈りものとしてはもちろん、還暦のお祝いとしても喜ばれるのではないでしょうか。

〈tokyobike paddle〉 トーキョーバイクがおくる、 2歳から乗れるオリジナルキックバイク

東京生まれの〈トーキョーバイク〉から、
2~4歳児向けのオリジナルキックバイク〈tokyobike paddle〉が登場!
親世代になった社内スタッフの声から生まれた、
自転車メーカーならではのスタイリッシュなキックバイクです。

tokyobike paddle 製品写真

tokyobike paddle

スタッフたちの、「自分の子どもに乗せたいと思えるキックバイクを作りたい」
という声から生まれた〈tokyobike paddle〉。
特徴は、トーキョーバイクらしいデザインと軽やかな乗り心地。
今までの自転車開発の経験を活かしたモデルです。価格は18,500円(税別)。

tokyobike paddle イメージ写真

滑りにくく振動吸収に優れたエアチューブタイヤと
握りやすい細身ハンドルを採用し、子どもにも軽やかな乗り心地を実現。
カラー展開はブルージェイド、モモ、マスタード、
アイボリー、トマト、シダーグリーンの6種類。
また〈こどもビームス〉の別注カラーモデルも同時発売されます。
※別注カラーモデルは〈こどもビームス〉のみで販売

〈工芸ハッカソン2018〉 富山で生まれた伝統工芸の 最新形が渋谷に上陸!

2018年11月30日(金)〜12月2日(日)、東京・渋谷の〈EDGEof〉にて、
〈工芸ハッカソン2018〉が開催されます。

これは、展示やトークセッション、ワークショップなどを通じて
日本の手仕事とテクノロジーの融合によるイノベーションの可能性を探るイベント。

工芸ハッカソン2017の様子

工芸ハッカソン2017の様子

工芸ハッカソン2017の様子

「ハッカソン(hackathon)」とは、ソフトウエア開発者たちが
共同でプログラムの開発やサービスの考案などを行い、
その技能やアイデアを競う催しのこと。

2017年に富山県高岡市で開催された工芸ハッカソンでは、
多様な分野の一線で活躍する37名が参加し、話題を呼びました。

今年の工芸ハッカソン2018には、昨年のハッカソンで生まれたプロジェクトが登場。
漆塗りを用いたインスタレーションや伝統工芸にIoTを組み込んだプロダクト、
AIと職人の協働による作品、エンジニアリングを用いた
技術継承のための新しいシステムなどが並びます。

富山で生まれた7つのプロジェクト

〈素材調〉による作品

〈素材調〉による作品

もともとは2017年に〈国際北陸工芸サミット〉の一環として
富山県高岡市で始まったというこのイベント。

昨年は、金属工芸や漆芸の技と心意気を400年以上受け継ぐ高岡市を舞台に、
地元の伝統産業に携わる職人と、エンジニア、研究者、アーティストなど
異分野のクリエイターがチームを組み、7つのプロジェクトが生まれました。
今年はそこから生まれたプロジェクトの最新の状況を
展示やトークセッションを通じて紹介します。

工芸ハッカソン2017の様子

工芸ハッカソン2017の様子

〈MEETS! FURNITURE〉 家具をつくる人たちと出会う、 ものづくりの現場から生まれた見本市

〈齋藤製作所〉

2018年11月21日(水)・22日(木)、
東京・東雲にあるTOLOT/heuristicSHINONOMEにて
国産家具生産者の見本市〈MEETS! FURNITURE(ミーツファニチャー)〉が開催されます。

これは、家具のつくり手たちが共同開催し、
広く住生活の向上に役立つ家具の活用や技術に触れることができる見本市。
3回目を迎える今年は「家具と創る暮らし」をテーマに家具メーカー7社が集まります。

MEETS! FURNITURE

企画展〈7社の可能性〉では齋藤製作所、境木工、
シキファニチア、杉山製作所、園田椅子製作所、
立野木材工芸、松井木工の仕事を紹介。

〈園田椅子製作所〉

〈園田椅子製作所〉オリジナルソファや椅子を中心に製造。木工から張りこみまでの全工程を社内で行い、使う人の顔を思い浮かべながらひとつずつ心を込めてつくることを大切にしているのだとか。

〈シキファニチア〉

〈シキファニチア〉「末永く使ってもらえるモノづくり」を目指し、ダイニングチェア一筋に技術を磨き、現在はチェアに合うテーブルも含めたダイニングセットを製造。

既製品の展示のみならず、家具メーカーの技をいまの暮らしに
どういかせるのか、具体的な活用例から
メリットまで、わかりやすくご紹介します。

〈MEETS! FURNITURE〉展示の様子

書籍『日本ワインと手仕事の旅』刊行。 後藤由紀子さんと大野明日香さんが 見つけたワインと手仕事のおいしい関係

2018年9月、書籍『日本ワインと手仕事の旅』が出版されました。
これは、静岡県沼津市にあるセレクトショップ〈hal〉店主の後藤由紀子さんと
ワインスタイリストの大野明日香さんが日本各地を旅して、
お薦めのワイナリーと手仕事を紹介する本。

旅のきっかけは大野さんが
「一度一緒にワイナリーに行ってみませんか?」と後藤さんを誘ったこと。
大野さんの「日本ワインをもっと身近に気軽に、
暮らしを作る手仕事の雑貨のように楽しんでほしい」という
思いが後藤さんに伝わり、ふたりの旅が始まったといいます。

〈備前一陽窯〉岡山県 撮影:中川正子

〈備前一陽窯〉岡山県 撮影:中川正子

大野さんがセレクトしたワイナリーはdomaine tetta(岡山)、
CAVE D’OCCI WINERY、胎内高原ワイナリー(新潟)、金井醸造場、
勝沼醸造、シャトージュン(山梨)、ドメーヌ タカヒコ(北海道)など。

そして手仕事は、後藤さんがセレクト。
一陽窯(岡山)、ジョンブル(岡山)、安部太一さん(島根)、
F/style(新潟)、大泉物産(新潟)、evam eva(山梨)、
辻有希さん、SAVON de SIESTA(北海道)などが登場します。

一度はいってみたい!日本のワイナリー

ワイナリー〈ドメーヌテッタ〉岡山県 撮影:中川正子

〈domaine tetta(ドメーヌテッタ)〉岡山県 撮影:中川正子

山々に囲まれた岡山県新見市哲多町。
ワイナリー〈ドメーヌテッタ〉はそんな自然豊かなまちのぶどう畑のなかにあります。
これがワイナリーなの? と見まごう外観の建物は〈Wonderwall〉の
片山正道さんが手がけたのだそう。
こちらでは、石灰岩の土壌でぶどうを育てるところからワインづくりに取り組んでいます。
また、エチケットにパンダのイラストが描かれたシャルドネは、
ドメーヌテッタの代表銘柄のひとつ。

大野さんに、ドメーヌテッタをお薦めする理由を聞いてみました。

「ドメーヌテッタの取材では、ワイナリーが“デザインが人を集める”という
コンセプトを持っていたことに、日本ワインが新しいステージにきたことを感じました。
さまざまなイベントも開催しているので、
ワイナリー巡りの旅のきっかけにしていただけるような場所です」(大野さん)

新潟県胎内市にある〈胎内高原ワイナリー〉は、日本でも珍しい市営のワイナリー。

〈胎内高原ワイナリー〉新潟県 撮影:砂原文

〈胎内高原ワイナリー〉新潟県 撮影:砂原文

「胎内高原ワイナリーは市営のワイナリーという面白さと、
醸造家の佐藤さんの静かな情熱が印象に残っています。
古い映画のような静けさと実直さがあるワインです」と、大野さん。

〈山とアソブ日〉 兵庫県・神鍋高原にて開催。 山とものづくり好きが集う2日間!

2018年10月20日(土)・21日(日)、
兵庫県豊岡市のアウトドアのメッカ、神鍋高原にて〈山とアソブ日〉が開催されます。

これは、アウトドア・アクティビティやものづくり好きが集うお祭り。
自然のなかで、思いっきりアウトドア・アクティビティや
ワークショップ、おいしいものが楽しめます。

モトクロスの様子

本イベントを中心となって進めているのは、
アウトドアをフィールドとした学校
〈かんなべ自然学校〉の校長、前田敦司さん。

自然の中で遊ぶ機会が減ってきているいま、
もっと自然を身近に感じてほしい、
自然のなかで遊ぶ楽しみを知ってほしいという
思いからこのイベントを企画したのだとか。

山とアソブ日の楽しみ方

ぜひトライしたい〈なないろクライミングウォール〉でのボルタリング

ぜひトライしたい〈なないろクライミングウォール〉でのボルタリング。

初日の10月20日(土)は、ボルダリングをはじめとする
アウトドア・アクティビティやおいしいものなどが楽しめます。

下の写真は「ロープで木登りツリーイング」。
安全を確保しながら、ロープを使って登っていき、
木上の世界を冒険できます。

ロープで木登りツリーイング

こちらは岡山県にある油屋〈ablabo.(アブラボ)〉さんに教わる「油絞り体験」。

油絞り体験

搾った油は容器に入れてお持ち帰りできます。
当日は自社工房で搾ったオイルを使ったアヒージョも販売されるそう。

このほか、プロライダーに教わるハイエンドバイクの乗車体験や、
高原サイクリングツアー、神鍋火山お手軽トレッキング、
スラックライン、ジャンベワークショップ、コーヒー焙煎体験、
天然酵母のピザ作り体験などが、ワンコインから1,000円程度で楽しめます。

〈白金五丁目アワード〉 KIGIらが発信! 白金五丁目から始まる わたしたちのアワード

2018年8月、東京都港区白金にある〈OUR FAVOURITE SHOP〉で
「ジュエリー・クラフト」「フード」「アート」のつくり手を育て、
価値あるものを発信していく〈白金五丁目アワード〉が始まりました。

こちらが、111もの応募作品のなかから選ばれた
ジュエリー・クラフト部門のグランプリ受賞作品『floating』です。

白金五丁目アワード ジュエリー&クラフト展 グランプリ 上島珠恵『floating』作品価格:19,440円(税込・送料別)審査会では、今までに見た事のない技法と、細部にまでこだわったデザインなどが評価されました。

白金五丁目アワード ジュエリー&クラフト展 グランプリ 上島珠恵『floating』作品価格:19,440円(税込・送料別)審査会では、今までに見た事のない技法と、細部にまでこだわったデザインなどが評価されました。

『floating』の材料は、なんとトレーシングペーパー。
熱を加えて加工することにより、トレーシングペーパーが
繊細な表情のアクセサリーに生まれ変わりました。
そのほかの作品も、独創性あふれるものばかり!

白金五丁目アワード ジュエリー&クラフト展 準グランプリ Emika Komuro『something rather than nothing』作品価格:37,800〜96,200円(税込・送料別)

白金五丁目アワード ジュエリー&クラフト展 準グランプリ Emika Komuro『something rather than nothing』作品価格:37,800〜96,200円(税込・送料別)

白金五丁目アワード ジュエリー&クラフト展 グランプリ 優秀賞 MANAMI AOKI『櫛いれる木』作品価格:24,840円(税込・送料別)

白金五丁目アワード ジュエリー&クラフト展 グランプリ 優秀賞 MANAMI AOKI『櫛いれる木』作品価格:24,840円(税込・送料別)

白金五丁目アワード ジュエリー&クラフト展 グランプリ OFS賞 koichimatsumoto 作品価格:7,560〜9,720円(税込・送料別)

白金五丁目アワード ジュエリー&クラフト展 グランプリ OFS賞 koichimatsumoto 作品価格:7,560〜9,720円(税込・送料別)

OUR FAVOURITE SHOP(以下OFS)は植原亮輔さんと渡邉良重さんによる
クリエイティブユニット〈KIGI〉が、〈bluestract〉〈丸滋製陶〉とともに、
2015年7月に開いたギャラリー&ショップ。

左上より〈三人の装丁〉(葛西薫+服部一成+菊地敦己)/〈アワ フェイバリット笑店〜沖縄料理と落語の夕べ〜〉/ 〈dropス〉(薗部悦子×渡邉良重)/〈オードリーのための音楽会〉(阿部海太郎、Janis Crunch、葛城梢)

左上より〈三人の装丁〉(葛西薫+服部一成+菊地敦己)/〈アワ フェイバリット笑店〜沖縄料理と落語の夕べ〜〉/ 〈dropス〉(薗部悦子×渡邉良重)/〈オードリーのための音楽会〉(阿部海太郎、Janis Crunch、葛城梢)

白金五丁目アワードはロフトワークの新サービス〈AWRD(アワード)〉の
編集長、金森さんの発案が発端となり「お店とクリエイターが
出会うきかっけになるようなアワードをつくろう」と始まったのだとか。

今回のアワードを通じ、さまざまな作品との出会いに刺激を受けたという主催者の皆さん。
「この優れた作品をお客さんの手元に届けたい」「今後もこのアワードを継続していきたい」
という気持ちが高まり、クラウドファンディングを立ち上げました。

目的は、8月に開催された受賞作品展の連動企画として
クラウドファンディングを開催し、支援のリターンに作品を提供すること。
今後もアワードを継続し、クリエイターを支援するとともに
白金五丁目を盛り上げていくこと。

このクラウドファンディングはクリエイターが作品を販売する場になり、
支援は各デザイナーの活動資金となります。
また、資金は展示とイベントの開催費用にも当てられます。

〈大坊珈琲店〉など各界の カリスマが登場する ワークショップ祭 〈ものことひと市〉開催!

2018 年11月17日(土)・18日(日)、渋谷のspace EDGEにて
衣食住の達人たちが教えるワークショップ祭〈ものことひと市〉が開催されます。
これは、“つくるもの、つくること、つくるひと”のための
ワークショップ&マーケットイベント。

講師および出店者は、老舗出版社〈誠文堂新光社〉から出版された
ベストセラーを著した作者をはじめとする、各界のカリスマたち。
2日間のあいだに、コーヒー、スイーツ、おいしいもの、編みもの、織りもの、
お絵描き、イラストレーション、ハンドクラフト、インテリア、花など、
さまざまな分野のクリエーションと出会えます。

伝説の名店〈大坊珈琲店〉の大坊勝次さんが登場!

〈大坊珈琲店〉の店主・大坊勝次さん

〈大坊珈琲店〉の店主・大坊勝次さん

初日は、南青山で38年間愛され、 2013年に閉店した
〈大坊珈琲店〉の店主・大坊勝次さんが一日大坊珈琲店を開きます(要予約)。
いまでも自宅で珈琲豆を焙煎し、珈琲にまつわるイベントなどに参加されている大坊さん。
この日は珈琲2種類(3番と4番)とチーズケーキを提供されるそう。
焙煎の仕方や珈琲の淹れ方についても語ります。
大坊さんのお話、ぜひ聞いてみたいですね!

〈カマルクジャパン〉が切り込むのは
日本人が持っている家具への価値転換。
家具のサブスクリプションとは?

音楽や映画のように、家具も定額で

音楽や映画などを、定額で観ることができるサービスを利用している人も多いだろう。
このように月額などの定額サービスを受けられる仕組みをサブスクリプションという。
近年話題の用語だ。
新しいサービスの仕組みゆえ、まだまだその文化は一般に浸透しきってはいないだろう。

ここで、到底サブスクリプションに向いていなそうな商材を
“サブスク”モデルで扱うサービスに挑戦している企業がある。
家具ベンチャーの〈カマルクジャパン〉だ。

シンガポールでOEMの家具製造を担う工場の代表であった和田直希さんは、
OEMだけでなく自社ブランドを立ち上げて表に出たいと思っていた。
そんなとき町野 健さんと出会い、2015年に〈KAMARQ〉を立ち上げた。

〈カマルクジャパン〉代表取締役社長の町野 健さん。

〈カマルクジャパン〉代表取締役社長の町野 健さん。

「家具業界では新しいことに挑戦している企業はかなり少ない。
だからこそ、逆にやれることがたくさんあります」と言うのは、
〈カマルクジャパン〉代表取締役社長の町野 健さんだ。

「私は以前、キュレーションメディア〈antenna〉にいました。
〈antenna〉を立ち上げた当初、メディアの経験はありませんでした。
今回も同様に家具業界のプロではありません。
しかし、わからないからこそ新しいことができるというのが私の信条です」

立ち上げ当時から大きなビジョンを持っていたわけではない。
家具×インターネット、つまりIoTでおもしろいことをやりたいという
漠然としたものだった。
しかし「自社工場を持っているということは最大の強みになると思った」という。

〈カマルクジャパン〉のオフィス内は、さながらオリジナル家具のショーケースのよう。

〈カマルクジャパン〉のオフィス内は、さながらオリジナル家具のショーケースのよう。

まず取り組んだ商品は〈SOUND TABLE〉。
テーブルの天板全体がスピーカーになっているもので、
音源再生などのコントロールはスマートフォンで行う。
IoTをわかりやすく具現化したのだ。
とにかく何かをカタチにしないとわかりにくいということで、
急ピッチでつくり上げたが、これが特に海外で受けた。

最初に商品化したスピーカー内蔵型テーブル〈SOUND TABLE〉。音楽好きの和田さんと町野さんらしいアイデア。(写真提供:カマルクジャパン)

最初に商品化したスピーカー内蔵型テーブル〈SOUND TABLE〉。音楽好きの和田さんと町野さんらしいアイデア。(写真提供:カマルクジャパン)

「普通の家具で音が出るというものは意外と少なくて、海外でバズりました。
それでアメリカで行われた大きなスタートアップイベントに、
この〈SOUND TABLE〉をプレゼンしに行ったんです。
そこで出合ったのが、サブスクリプションの波でした」

2016年、当時のアメリカはサブスクリプションブーム。
日本ではまだあまり語られていなかったそのビジネスモデルだったが、
アメリカではこれから多くのサービスがサブスクリプションになっていくという。
そこで家具とサブスクリプションを組み合わせたらどうなるのか。
イノベーション好きの町野さんがそう考えたのは必然かもしれない。
そこから事業計画を練り始め、
今年2018年の3月にベータ版、5月には正式にローンチを果たした。

〈QM weather.(クムウェザー)〉はインターネットの天気情報に合わせて変化するIoTサイネージ。

〈QM weather.(クムウェザー)〉はインターネットの天気情報に合わせて変化するIoTサイネージ。

日本の道具店〈日東堂〉オープン。 日本独自の細やかな 技術にフォーカスした日用品 がラインナップ

2018年9月、京都・八坂にオープンしたコンセプトストア
〈日東堂(にっとうどう)〉。日本独自の細やかな技術にフォーカスした
日用品や生活道具を取り扱うお店です。

日東堂にあるガラスの和室「美庵」

日東堂にあるガラスの和室「美庵」

この日東堂を運営するのは、粘着クリーナー〈コロコロ〉で知られる〈ニトムズ〉。
クリエイティブディレクションを水野学さん(good design company)が手がけています。
築40年の建造物をリノベーションした店舗の一階は、物販スペース。
コロコロをはじめとした4ブランドの製品と共に、
日常を丁寧に支える日本の道具を取り揃えています。

また併設するコーヒースタンド〈KYOTO COFFEE〉は、
フードプロデューサー小川弘純さんの監修の下、
5種類の厳選した豆をブレンドしたオリジナルブレンドをご用意。

ミルクは、京都にあるクローバー牧場が提供する、
牛の飼育管理、搾乳、生乳の処理を一環して行い、
厳しい検査をクリアしたものだけが対象となる特別牛乳を採用しています。
2階は、物品・カフェメニューの購入者に向けた憩いの場。
八坂の塔(法観寺)を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

新ブランド〈或(アル)〉誕生。 製作過程のアルミパーツが そのままプロダクトに変身!

東京都練馬区で創業70年以上の老舗アルミメーカー〈アカオアルミ〉と、
クリエイティブエージェンシー〈博報堂ケトル〉がコラボ。
溶接前のやかんのそそぎ口を一輪挿しにしたり、
キッチン空調の組み込む前のパーツを茶匙にしたプロダクトを販売する
新ブランド〈或(アル)〉が立ち上がりました!

「或」ICHIRINZASHI

ICHIRINZASHI 6000円(税別)

「或」KAKI

KAKI 12000円(税別)

「或」SAJI

BON 3600円、SAJI 3000円(税別)

「或」MARU-KAKI

MARU-KAKI 3500円(税別)

よく飲食店で使われている空調のパーツ、
穴あけや加工前の無垢の造形が花瓶に。
空調のフタが茶匙に。やかんの注ぎ口は一輪挿しになっています。

ローカルの中小企業の職人のクラフトマン魂が、
日常使いできるプロダクトになったこのプロジェクト。
「博報堂ケトルのロゴデザインがアカオアルミさんのやかんのシルエットを使っている」
ということがきっかけで始まりました。

一からデザインするのではなく、
やかんなどのパーツを製品化するという試みが斬新! 
アカオアルミのアルミは練馬区の成増で精製されており、
或は東京産のアルミを栃木の工場で職人の手によって
ひとつひとつ加工されているそうです。

モリサワ×竹野染工がコラボ! 日本のフォントの 美しさを手ぬぐいに。 〈MORISAWA TYPE PRODUCT〉

2018年9月、大阪に拠点を置くフォントメーカー〈モリサワ〉から、
〈MORISAWA TYPE PRODUCT〉のオリジナルグッズ第2弾が発売されました。

MORISAWA TYPE PRODUCTは、モリサワの書体と
日本のものづくり企業がコラボレーションし、
オリジナルグッズを制作するプロジェクト。

日本のデザインや品質、機能性を世界に発信していくことを目指して、
第1弾ではフォントのお香〈hibi×モリサワ 書体で感じる日々の香り。〉を発表しました。

第2弾は手ぬぐい〈竹野染工×モリサワ 四季が染まった書体手ぬぐい〉と、
世界的タイプデザイナー、サイラス・ハイスミスとのコ
ラボレーションによる〈ABC UCHIWA ボックス〉。

〈竹野染工×モリサワ 四季が染まった書体手ぬぐい〉新ゴ[夏]1,620円(税込)

〈竹野染工×モリサワ 四季が染まった書体手ぬぐい〉新ゴ[夏]1,620円(税込)

手ぬぐいをランチョンマット的に使用

いずれも色鮮やかでフォント好きの
心をくすぐる仕上がりとなっています。

今回モリサワとコラボした竹野染工は
昭和36年の創業以来、江戸時代から和晒(さらし)産業が盛んな大阪・堺市を拠点に、
ロール捺染(※1)という全国で唯一の手ぬぐいの両面染色技術を用いて
手ぬぐいや浴衣、布おむつを生産してきました。

手ぬぐいを風呂敷のように使った様子

竹野染工×モリサワ 四季が染まった書体手ぬぐいは、
ロール捺染の技術を用いて実現した、表と裏で色が違う不思議な手ぬぐい。
日本の四季をモチーフとした書体を和の色彩で表現しています。

この通り、表と裏で色もデザイン違うんです。

この通り、表と裏で色もデザイン違うんです。

〈竹野染工×モリサワ 四季が染まった書体手ぬぐい〉A1明朝[春]

〈竹野染工×モリサワ 四季が染まった書体手ぬぐい〉A1明朝[春]。モリサワの書体「A1 明朝」が持つ、美しいカーブとエレメントが際立つデザインを春の色で染色。1,620円(税込)

〈竹野染工×モリサワ 四季が染まった書体手ぬぐい〉タカハンド[冬]

〈竹野染工×モリサワ 四季が染まった書体手ぬぐい〉タカハンド[冬]。モリサワの書体「タカハンド」が持つほのぼのとしたあたたかさ、親しみやすさをモダンな冬の色で染めました。1,620 円(税込)

〈竹野染工×モリサワ 四季が染まった書体手ぬぐい〉光朝[秋]。モリサワの書体「光朝」が持つ堂々とした品格と繊細な美しさを兼ね備えた造形をあたたかな秋の色で染めたもの。1,620円(税込)

〈竹野染工×モリサワ 四季が染まった書体手ぬぐい〉光朝[秋]。モリサワの書体「光朝」が持つ堂々とした品格と繊細な美しさを兼ね備えた造形をあたたかな秋の色で染めたもの。1,620円(税込)

※1 捺染(なっせん):染色法のひとつ。染料を糊(のり)にまぜ、布に直接すりつけて染めること。特に型紙を用いて模様を染めつけること。

〈尾道デニムキャラバン@飛騨〉 ユーズドデニム好き大歓喜、 あなただけのオンリーワンに出会おう!

全国のユーズドデニムファン待望のイベント〈尾道デニムキャラバン〉が
岐阜県飛騨市古川町の〈円光寺〉で開催されます。

このキャラバンのもととなっている〈尾道デニムプロジェクト〉は、広島県尾道市が舞台。
「地元・備後地方で作られるデニムを漁師や柑橘農家、大工、住職など尾道のワーカーが
1年間ワークパンツとして穿きこむことで、
通常の加工では表現できない“リアルユーズドデニム”を創作する」
とてもユニークな取り組みです。

仕事や日々の生活の中で刻まれたシワや自然な色落ちなどの個性があふれる。

仕事や日々の生活の中で刻まれたシワや自然な色落ちなどの個性があふれる。

こちらのデニム、当初は1点1点の風合いの違いや
そこに刻まれたストーリーを熟知しているスタッフとお客さまの接点を重視し、
尾道のショップのみで販売を行っていました。
しかし、より多くの方に尾道デニムの魅力を届けるため〈尾道デニムキャラバン〉と題して、
東京、大阪、名古屋をはじめ、熊本、鎌倉、香川県小豆島など、
これまで全国各地で開催し地域の方々と交流してきました。

尾道デニムはすべてが一点物。こちらは飛騨キャラバンのきっかけをつくった高原直也さんのデニム。

尾道デニムはすべてが一点物。こちらは飛騨キャラバンのきっかけをつくった高原直也さんのデニム。

東京で開催された際の〈尾道デニムキャラバン〉。

東京で開催された際の〈尾道デニムキャラバン〉。

〈こもガク×大日本市菰野博覧会〉 三重県菰野町と中川政七商店がおくる “工芸、温泉、こもの旅”

2018年10月12日(金)〜14日(日)、三重県三重郡菰野町(こものちょう)にて
〈こもガク×大日本市菰野博覧会〉が開催されます。

これは菰野町のイベント〈こもガク〉と
「日本の工芸を元気にする!」をビジョンに掲げ、
工芸業界初のSPA業態を確立する〈中川政七商店〉主催の
〈大日本市博覧会〉の協業により開催される、初めての試み。

名古屋から1時間でいける工芸と温泉のまち、菰野町のあちこちで
工場見学や温泉、里山を体験できます。

工芸に欠かせない道具たち

三重県三重郡菰野町の風景

トークイベント〈工芸産地の未来〉に登壇する〈山口陶器〉の山口典宏さん。

トークイベント〈工芸産地の未来〉に登壇する〈山口陶器〉の山口典宏さん。

菰野町は人口4万人の小さなまち。そこには、300年の歴史をもつ〈萬古焼〉や
今年開湯1300年を迎える〈湯の山温泉〉、名山「御在所岳」など、さまざまな魅力があります。

ところが近年は、
「温泉しかないまち」「出ていった若者が戻らないまち」
といったイメージが先行し、まち本来の魅力が知られる機会が限られていたのだそう。

そこで本イベントでは、まちのみなさんが一致団結して
地元工芸の工場見学やワークショップなどを開催。
温泉街で1泊し、里山体験やまちの人との触れあいなど、
寝ても覚めても菰野町の魅力を体験できる3日間を提供します。

工房/ギャラリー〈而今禾(Jikonka)〉

工房/ギャラリー〈而今禾(Jikonka)〉

〈山口陶器〉

〈山口陶器〉

「中川政七商店」の期間限定ストア〈大日本市菰野博覧会〉

三重県初進出となる「中川政七商店」の期間限定ストア〈大日本市菰野博覧会〉。全国の工芸産地と一緒につくったアイテムや、東海より選りすぐりのメーカーを集めた出店エリアも。

体験の数は、およそ95。
工場が10社、ショップが7店、トークイベントが2件、里山体験2カ所、
「こもガク塾」と呼ばれるワークショップが60件、温泉街が14カ所と、
かなりの充実ぶり。次のページでは、おすすめのイベントをご紹介します。

職人が息づく「現役 産業遺産」 を未来に。大盛り上がりの 〈鉄工島 FES 2018〉開催!

「鉄工島FES 2017 PBC Live」(c) 鈴木雄介

東京ベイゾーン・羽田空港の対岸たった100mにある人工島・京浜島。
ここには、世界的にも貴重な技術をもった鉄工所や職人が集まっています。

この島を舞台にした〈鉄工島 FES 2018〉が今年も開催!
2018年11月4日(日)の昼夜にわたり、音楽とアートの祭典が繰り広げられます。

「鉄工島FES 2017 Art 藤元明」(c) 越間有紀子

「鉄工島FES 2017 Art 藤元明」(c) 越間有紀子

京浜島は、大田区のモノづくりの最前線。
現役で稼働する鉄工所を舞台に、“工場 × アーティスト” をテーマとして、
多種多様なジャンルのライブやアート展示が展開されます。
2016年京浜島に誕生した滞在制作型アートファクトリー〈BUCKLE KÔBÔ〉をハブに、
京浜島内を回遊しながらサーキット形式で楽しめるイベントです。

「鉄工島FES 2017 メインゲート」(c) 鈴木雄介

「鉄工島FES 2017 メインゲート」(c) 鈴木雄介

「鉄工島FES 2017 Art SCENERY_SHUHALLY 松村宗亮」(c) 鈴木雄介

「鉄工島FES 2017 Art SCENERY_SHUHALLY 松村宗亮」(c) 鈴木雄介

ものづくりの未来を鉄工所から考える「ラウンドテーブル」や、
京浜島の職人の表情を映し出す「鉄工島ポートレートセッション」、
「都市防災ブートキャンプ」などのプログラムを実施予定です。

〈工芸都市 高岡の秋。2018〉 開催。100超の会場で高岡の モノづくりと祭りに出会おう!

ものづくりのまち、富山県高岡市にて、
来る2018年9月21日(金)~25日(火)にかけて、
ものづくりのフェスティバル〈工芸都市 高岡の秋。2018〉が開催されます。

「工芸都市」としてのまちの魅力を知ってもらうべく開催されるこのイベント。
中心市街地の約100箇所で展示・販売や、工場23箇所の見学、
約3000点のクラフト作品の展示など、盛大なクラフトのおもてなしを実施!

〈工芸都市 高岡の秋。2018〉

〈工芸都市 高岡の秋。2018〉

市内約100以上の会場にて開催されるイベントのメインとなるのは、
「高岡クラフト市場街」、「銅器団地オープンファクトリー」、
「ミラレ金屋町」、「工芸都市高岡2018クラフト展」の4つ。

「高岡クラフト市場街」は、歴史的な土蔵造りのまち「山町筋」を中心に開催。
地元の食とクラフトのコラボレーションや、職人さんと交流できるカフェや食事会、
鋳物体験・螺鈿体験をはじめ、「観る」「買う」「体験する」「食べる」を
網羅したイベントです。こちらの開催は、9月21日(金)~24日(月・祝)。

鋳造から加工、仕上げまで、各製作現場が特別に一般開放される「銅器団地オープンファクトリー」

銅器団地オープンファクトリー

銅器団地オープンファクトリー

個人的にオススメしたいのは、
数十社のものづくり企業が集まる高岡銅器団地で、鋳造から加工、仕上げまで、
各製作現場が特別に一般開放される「銅器団地オープンファクトリー」。
職人さんによる説明には目からウロコがポロポロ落ちちゃいます!
技術的な見どころだけでなく、各社の個性ある人々にも注目です。
こちらは9月22日(土)10~17時、戸出銅器団地エリアにて。

鋳物師の町・金屋町の魅力を工芸品の展示・販売などを通して体感するイベント「ミラレ金屋町」

ミラレ金屋町

そして「ミラレ金屋町」は、江戸時代の趣を残す風情のある
鋳物師の町・金屋町の魅力を、おもてなし茶会や住民によるガイドツアー、
工芸品の展示・販売などを通して体感するイベント。
石畳の通りを艶やかに彩る着物ファッションショーも実施します。
開催は9月22日(土)~23日(日)、詳細はこちら

〈Creema Craft Caravan in 桐生〉 開催! 群馬ほか全国から 約70名のクリエイターが集結

ハンドメイドマーケットプレイス〈Creema(クリーマ)〉が
全国各地のものづくりに縁のある街を訪れ、
その地の人々とともに市を開く〈Creema Craft Caravan(クリーマクラフトキャラバン)〉。

その第6弾が、群馬県桐生市にて
2018年10月27日(土)・28日(日)の2日間にわたって開催されます!

クリーマクラフトキャラバンの様子

クリーマクラフトキャラバン

クリーマクラフトキャラバンは、2017年9月に福岡県糸島市からスタート。
これまで、福井県鯖江市、広島県尾道市、兵庫県豊岡市、福島県福島市で開催されてきました。

桐生では、器やインテリア雑貨、アクセサリー、フードなど、桐生など群馬県で
活躍しているCreemaクリエイターをはじめ、全国各地から約70名が集合し、
オリジナル作品が並ぶマーケットとワークショップを展開します。
登場するクリエイターはこちら!(一部)

渋川飯塚ファーム

渋川飯塚ファーム

古川真紀子

古川真紀子

KIRYU TENUGUI

KIRYU TENUGUI

odd massimo

odd massimo

工房西岡

工房西岡

群馬県の美味しいフルーツにハーブを組み合わせたジャムをつくる〈渋川飯塚ファーム〉、
桐生市に工房を構える〈古川 真紀子〉、
一枚一枚ていねいに手ぬぐいを染める〈KIRYU TENUGUI〉、
カップとソーサー照明をてがける〈odd massimo〉、
自然をモチーフとした木工品をてがける〈工房西岡〉らが参加します。