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新ブランド〈或(アル)〉誕生。
製作過程のアルミパーツが
そのままプロダクトに変身!

コロカルニュース

posted:2018.10.4   from:東京都練馬区  genre:ものづくり

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

東京都練馬区で創業70年以上の老舗アルミメーカー〈アカオアルミ〉と、
クリエイティブエージェンシー〈博報堂ケトル〉がコラボ。
溶接前のやかんのそそぎ口を一輪挿しにしたり、
キッチン空調の組み込む前のパーツを茶匙にしたプロダクトを販売する
新ブランド〈或(アル)〉が立ち上がりました!

「或」ICHIRINZASHI

ICHIRINZASHI 6000円(税別)

「或」KAKI

KAKI 12000円(税別)

「或」SAJI

BON 3600円、SAJI 3000円(税別)

「或」MARU-KAKI

MARU-KAKI 3500円(税別)

よく飲食店で使われている空調のパーツ、
穴あけや加工前の無垢の造形が花瓶に。
空調のフタが茶匙に。やかんの注ぎ口は一輪挿しになっています。

ローカルの中小企業の職人のクラフトマン魂が、
日常使いできるプロダクトになったこのプロジェクト。
「博報堂ケトルのロゴデザインがアカオアルミさんのやかんのシルエットを使っている」
ということがきっかけで始まりました。

一からデザインするのではなく、
やかんなどのパーツを製品化するという試みが斬新! 
アカオアルミのアルミは練馬区の成増で精製されており、
或は東京産のアルミを栃木の工場で職人の手によって
ひとつひとつ加工されているそうです。

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製作過程の“パーツ”をそのまま新しく“製品”にする試み

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アルミやかんの注ぎ口パーツ

アルミやかんの本体の製造風景

磨かれる前のアルミやかん本体

パーツたち

或の総合プロデュースを行ったのは
博報堂ケトルクリエイティブディレクター/プロデューサーの船木研さん。

「工場見学をさせて頂いた時に製造過程の製品(パーツ)の造形が美しく、
これを製品にしたら面白いかもというのから始まりました。
ご提案から約2年半をかけて試作品を繰り返し
今回発売までようやくたどり着きました」とのこと。

〈アカオアルミ〉の職人が、一点一点キレイに磨き上げアルマイト加工することで、
美しいプロダクトデザインに生まれかわった8点のラインナップが、
2018年10月10日(水)から新宿のBEAMS JAPAN 1Fにて先行限定発売されます。
いままであるようでなかった、アルミの日常製品の可能性を今後も大きく広げ、
日本が誇る永年培った、アルミ加工技術を世界へ発信していくこのプロジェクト。
ぜひ注目してみてください。

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或(アル)

10月10日から新宿のBEAMS JAPAN(東京都新宿区新宿3-32-6)1Fにて、8点のラインナップを先行限定発売

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