【見逃し配信あり】〈Dooox〉に学ぶ、地域密着型の地方創生・新規事業のつくり方
コロカルアカデミーは、コロカル編集部が主催するウェビナーシリーズ。地域づくりやブランディング、観光、ものづくりなどをテーマに、各地で活躍する実践者をゲストに迎え、現場の知見や取り組みを学ぶ場として開催しています。
第15回は、「とにかく行動しないとわからない」を信条に、地域に“素手”で入り込み、地元の人を主役にした事業創出を伴走支援する〈株式会社Dooox〉代表・久保寺亮介氏をゲストにお迎えしました。
人口減少、空き家問題、地域資源の活用不足など、地域にはさまざまな課題が存在します。しかし〈Dooox〉は、それらを単なる課題として捉えるのではなく、地域の人たちとともに意思決定を重ね、事業として自走する形へと育ててきました。
本セミナーでは、奈良県田原本町でのマンゴー栽培プロジェクトなどを事例に、地域課題を「事業」に変えるための実践のプロセスをひもときました。
本講座で語られたこと
・〈Dooox〉の歩みとスタンス
・小さく実践しながら育てる、自走モデルのつくり方
・地域課題を「事業」に変える方法
見逃した方、もう一度じっくり学びたい方のために、アーカイブ動画を公開しています。
講座で語られた、〈Do〉を無限に生み出すということ
講座全体を通して、久保寺さんから感じたのは、とにかく〈Do〉を大切にする行動哲学です。
いいアイデアや熱量だけでは、何も変わらない。まずはチャレンジしてみないとわからない。言われてみれば、その通りだと思うことでも、いざ仕事の課題や現場を目の前にすると、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
だからこそ、久保寺さんのお話を伺って改めて感じたのが、スピード感を持ってスモールステップを踏みながら、トライアンドエラーを重ねていくことの大切さです。特に、地域にコミットしながら事業を生み出し育てていくには、大きなビジョンを描くことだけでなく、目の前の現場に柔軟かつスピーディーに向き合い、一つひとつ行動に移していくことが重要なのではないかと感じました。
そもそも〈Dooox〉という社名には、「Doを無限に生み出す会社」という意味が込められているそうです。きっと、この記事を読んでいる方の中にも、たくさんの素敵なアイデアや熱量があると思います。久保寺さんのお話には、そうしたアイデアや熱量を、実際の行動=〈Do〉へと落とし込んでいくためのヒントが詰まっていました。

参加者の声
「地元の人を主役にしていくというアプローチが大変参考になりました。また機会があれば、地域の人たちの主体性を醸成する工夫や苦労について、より詳しく聞いてみたくなりました」(経営者・60代)
「思いつきから広がっていくこともあるのだと目から鱗でした。行動することも大切に、日々の仕事に活かしていければと思います」(農業・林業・漁業・40代)
「今までボンヤリとイメージしていたことを、すでに実践なさっている講師の方々のリアルで力強い言葉に、視界が開けていく思いです」(小売・60代)
担当編集のひとこと
久保寺さんのお話を聞いていて強く感じたのは、「現実を見据えた理想主義」という姿勢の重要性です。
「こんな未来があったらいいな」というビジョンは明確に持ちつつ、それを実現するための方策やアプローチに徹底してこだわる。そのための方法として、「Do」がある。完璧な計画を立てようとせず、素手で地域に入り、小さく試す。行動して初めて、道が見えてくる。
これらを徹底することが、久保寺さんの哲学であり、現在の〈Dooox〉を形づくる一貫した行動指針なのだと感じました。
プロジェクトを新しく立ち上げたい。前に進めたいと思っているけれど、なかなか動かせずにもどかしい思いをしている。そんな方々に、ぜひおすすめしたい講座です。
登壇者プロフィール
久保寺 亮介
くぼでら・りょうすけ/〈Dooox〉代表取締役。岐阜県出身。東京大学工学部卒業後、株式会社電通に入社。セールスプロモーション施策の企画・運営に携わる。その後、外資系生命保険会社にて事業承継を中心としたオーナー経営者向けの業務に従事し、新人として史上最高業績を記録。中堅・中小企業への伴走支援の必要性を感じ、2021年に〈Dooox〉を設立。社外社長室サービス「特命社長室®」や地域活性化事業「街盛PJ」を軸に事業を展開中。熊本市スタートアップメンター、IU大学客員教授、静岡県小山町・南伊豆町政策アドバイザーも務める。公式サイト:https://dooox.co.jp/
杉江 宣洋
すぎえ・のぶひろ/コロカル編集長。マガジンハウス入社後、『anan』『BRUTUS』などの副編集長を経て、2022年『Hanako』編集長就任。2025年より現職。