「朝からお母さんがつくるちゃんぽんを食べます」長崎は茅島みずきさんがいつでも“素”の自分に戻れるホーム
“家族の気配”を感じると「帰りたい」って思います
ー 高校生の時に上京されたということですが、今でも地元にはよく帰るんですか?
「年4回くらいは帰っています。お仕事も大好きなので、東京にいる時はすごく仕事モードになっているのですが、1週間くらいの長い休みが取れるってわかった瞬間に、帰ろうって思います。10代の頃は3日間休みがあれば帰っていました(笑)。
長崎にいると自分がオフになるんです。仕事のこととか何も考えない時間が過ごせるのはやっぱり地元ですね」

ー 東京で過ごしていて、ふと地元を思い出す瞬間はありますか?
「中学の時にはもう東京と長崎を行ったり来たりする生活をしていたので、ちゃんと地元で過ごしたのは小学校までなんです。だからなのか、“家族の気配”みたいなものを感じると地元が恋しくなりますね。たとえば誰かの家からカレーの香りがしてきた時や、目の前で親子が歩いているのをみた時とか、1人でしんみりして、『帰りたいなぁ』って思い出しちゃいます」
ー 家族との思い出の場所ってどこですか?
「私はプロを目指してゴルフをやっていたんですけど、練習や大会の帰りに〈若竹丸〉という回転寿司に連れて行ってもらうのが好きでした。そこのコウイカが大好物で。〈若竹丸〉オリジナルのちょっと甘いお醤油があるんですけれど、お母さんにそれを送ってもらって、東京でもそのお醤油でお刺身を食べたりしています」
ー 長崎ではやっていたけれど、東京だとなかなかできなくなったことはありますか?
「花火!手持ち花火をできる場所って、都内にあるんですかね。長崎は海も近いのでできる場所がいくつかあって。夏は毎年家族でやっていたんです。東京でもできたらやりたいです」

地元に帰って毎朝食べるのは、母のちゃんぽん
ー 長崎に帰ったらどんなことをするんですか?
「食べて、寝て……あと、ドライブもします。自分で運転をして、いろんなところを巡りますよ。夜だと鍋冠山(なべかんむりやま)の夜景を見に行くのが好きで。長崎で夜景っていうと、稲佐山(いなさやま)が有名じゃないですか。でも地元では、鍋冠山のほうが好きって人が結構多いんです。どっちも本当に夜景が綺麗なんです」
ー 必ず食べるものもあったりしますか?
「お母さんがつくるちゃんぽんです。毎日、朝ごはんに食べます。手羽先とかを煮込んでスープから作ってくれていて、夜中に小腹が空いたらスープだけ飲んだりして。あっさり系の味付けも好きだし、私の好きな具材(もやしとイカ)をたっぷり入れてくれるのも好き。長崎の人は、ちゃんぽんは家で食べるものだと思ってるんじゃないかな。朝から食べるのは、たぶん私だけですが(笑)」
ー 自然を感じられる場所もお好きなんですね。
「伊王島や野母崎など、海も景色も最高です。大人になって自然を求める機会が多くなってきて、1日とか2日休みがある時に、海とか山にすごく行きたくなります。長崎にはすぐ近くに自然の景色があったから、素敵な場所に住んでいたんだなって思いますね。最近は路面電車もいいなと思っていて。あんなゆっくり走る電車、東京にはないじゃないですか。長崎は人もまちも全部ゆっくり。誰も急いでいないのがいいなぁと思います」

いつか自分に縁のある場所で作品が作れたら
ー 2022年に公開の映画『サバカン SABAKAN』では、初めて撮影された作品に出演されたんですよね。
「セリフが長崎弁というのが新鮮でしたね。私が演じた由香という役は複雑な背景のある子でしたが、自分と同じ長崎弁を話すというところでは親近感を感じながら演じることができました。監督も長崎出身の方だったので、撮影中も長崎をたっぷり感じられて。家族と行ったことのある場所や、家の近くで撮影しているのも不思議な感覚でした」
ー これから地元でやりたいことはありますか?
「長崎の中でも、すごく自分に縁のある場所で何か作品を作ってみたいです。オランダ坂とか中華街、グラバー園とか。それを見た人が長崎を知ってくださって、行きたいなと思ってもらえたらうれしいです。お芝居を通して長崎の魅力を届けることが、私が頑張れることかなって思うので」
ー 最後に、茅島さんにとって“地元”とは?
「『家』ですかね。一番落ち着く場所だし、どんな時でも私を迎え入れてくれる家。いくら東京に家があっても、私の家は長崎だなって思います。本当にひたすら大好きです」

Information
長崎県出身。2004年生まれ。アミューズのオーディションでグランプリ受賞。俳優やモデル、歌手としても活躍中。Instagram:@mizukikayashima_official
2026年4月29日(水)より舞台「春琴抄」に出演。詳しい情報は公式サイトをチェック。
公式X:@shun_kin_syo
公式Instagram:@shun_kin_syo