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posted:2015.8.28 from:岩手県岩手郡雫石町 genre:アート・デザイン・建築
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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
コロカルにも寄稿して頂いている、
岩手県在住の写真家、奥山淳志さんが、
ただいま東京・銀座の「ニコンサロン」にて、
個展「あたらしい糸に」を開催中です。
奥山さんがこれまで撮りためた、
青森の恐山、秋田の象潟などで行われる東北の祭礼の写真、
40点を展示しています。
奥山さんはもともと大阪出身で東京に住んでいたのですが、
東北の文化に惹かれ、10年前に岩手県雫石町に移り住みました。
岩手では、プロカメラマンとして活動しながら、
仕事の合間をぬって、東北各地の祭礼を訪ね歩いています。
撮影はフィルムにこだわり、本展覧会に展示されている写真も、
すべて奥山さんが自ら銀塩プリントしているもの。
銀塩プリントの繊細な表現で、
東北の美しい自然と、昔ながらの祭礼に関わる人たちの
心の機微を描き出します。
奥山さんは、それらを通して、「東北の現在」を伝えたいと語ります。
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時代の変化によって、その姿を変えていく、伝統的な祭礼。
東北の祭礼を外部から捉えようとすると、単に「共同体の神話」や「アニミズム」に
帰結してしまいがちなのですが、今を生きるひとたちが祭礼を作りあげる以上、
もっと「今」と関わることを見るべきではないか?
そんな思いで作られた展覧会、ゼヒご覧になってください。
■奥山淳志「あたらしい糸に」
期間:2015年8月26日 (水) ~9月8日 (火) 会期中無休
時間:10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会場:ニコンプラザ銀座内 銀座ニコンサロン
住所:〒104-0061
東京都中央区銀座7-10-1
STRATA GINZA(ストラータ ギンザ)1・2階
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