生産量日本一を誇る、茨城県の納豆。
そんな納豆をよりおいしく、より手間なく食べるための
うつわ、その名も「納豆鉢」というものがあります。
他の地域でも作られることがありますが、今回は茨城県を代表する「笠間焼」で作られている、
茨城の茨城による茨城のための納豆鉢をご紹介。
そもそも、納豆をおいしく食べるキモは、よくかき混ぜること。
かき混ぜることによりネバネバが出て、より風味が増すからです。
そのため、納豆鉢の外側にはしっかり抱えられる取っ手があり、
内側の底にはうずまき状の凹凸があって納豆が混ざりやすい設計。
また、混ぜた納豆を注ぎやすくするために片口になっているのです。
毎日納豆を食べる方のお手元にはぜひ置いて頂きたいうつわです。
都内のアンテナショップ茨城マルシェなどで販売されています。
・茨城マルシェ
今日のおやつは広島から。
珍しい牡蠣風味のアイスクリームと、
広島県で作られているレトロな炭酸飲料「クリームソーダ スマック G(ゴールド)」。
さわやかな組み合わせです。
パッケージに大鳥居をあしらった牡蠣アイスは、
広島市中区のお菓子やさんヴェルドゥーノ(広島市中区)謹製。
瀬戸内のレモンとミルクのコク、そして
牡蠣の香りがほんのり後味に感じられる、
広島のめぐみがたっぷりつまったアイスクリームです。
そして、謎のレトロ飲料「クリームソーダ スマック G」は、
乳酸飲料系の爽やかな酸味と、りんごの風味がスイートな懐かしい風味。
スマックというのは、もともと昭和40年頃に海外資本の
ドリンクメーカーに対抗すべく、日本の中小メーカーが作った
瓶入りクリームソーダの統一ブランド。
全国津々浦々で、いろいろなメーカーがスマックを作っていました。
このスマックGはスマックの豪華版で、
桜南食品株式会社(広島県三原市)が今も作りつづけているもの。
ほかにも三重県や福井県でもスマックを作り続けているところがあるようです。
懐かしく甘いお味でした。
暑さまっさかり!
かき氷が恋しくなる季節です。
岐阜県各務原市の木曽川沿いにある屋外型レジャー施設「オアシスパーク」内の
レストラン「スウィート テラス パティシエ」では、
なんともユーモラスな表情のかき氷「おさかなフラッペ」を販売しています。
なんともユーモアのある表情ですが、これは
オアシスパーク内の世界淡水魚園水族館や木曽川で泳ぐコイなどをイメージしたもの。
ブルーハワイのかき氷に、パイナップルや生クリーム、
チョコボール、小枝チョコ、ミカン、サクランボでお魚をあらわしました。
基本はお店の人が作ってくれますが、自分で顔を作ってみたい場合は
自由にアレンジできるんだそうです。
こどもと一緒に作ったら楽しそうですね。
・スウィート テラス パティシエ
写真:ばんちゃんの大冒険さんブログより
東京・世田谷にある豪徳寺は、招き猫の寺としても知られる
世田谷屈指の名刹。
井伊直弼で知られる井伊家の菩提を弔っているのですが、
そのきっかけになったのが猫だったことから、招き猫が生まれました。
というのも、昔はちいさいお寺だった豪徳寺。
猫を可愛がっていた住職は「お前もなにか恩返しをしておくれ」と
何気なく猫に話しかけました。
すると猫は、寺の前を通りかかった井伊直弼の先祖、井伊直孝
の前で手招きをしたのです。それに誘い込まれて寺に入ったことによって、
突然の雨を免れた井伊直孝は、「猫のおかげだ」と喜び、
豪徳寺を井伊家の菩提寺としました。
このお話が、招き猫のルーツの一つになったと言われています。
その伝説の猫ちゃんを形どった「招福最中」は、
豪徳寺の地元のお菓子やさん「亀屋」の銘菓。
ピンクは白あん、白はこしあん、茶色はつぶあんが入っています。
甘さ控えめのあんと、パリパリの最中がおいしいです。
手のひらサイズで、後姿も「かめや」とお店の名が刻まれている
立派な出来。
下記Webサイトから通信販売を受け付けています。
・亀屋
今日のおやつは、栃木うまれのとってもかわいらしい
わんこのお菓子「ぼくポチ」。
栃木県栃木市のお菓子やさん、和菓子もめん弥の銘菓です。
バターたっぷりの皮に黄味あんを入れて焼き上げました。
押し花作家の杉野宣雄氏がプロデュースした商品だそうで、
表情豊かなわんこの「ポチ」をかたちどっています。
1000匹に1匹くらいまゆ毛のある「幸運のポチ」が入っているとのことで、
もし、まゆ毛ポチを見つけたらかなりのラッキーです!
お値段は1つ189円 (税込)。
通信販売は下記Webサイトから受け付けています。
・和菓子もめん弥「ぼくポチ」
キモかわいい容貌と、礼儀正しいキャラクターで爆発的人気を誇る、
愛知県岡崎市のゆるキャラ「オカザえもん」。
彼がいま激推ししているのが、岡崎市の新名物「岡崎まぜめん」。
岡崎名物の八丁味噌と菜種油「なたね油赤水」を使った、
汁なしの麺料理です。
岡崎市内の39店舗がそれぞれオリジナリティあふれるまぜめんを開発し、提供しています。
岡崎のまぜめんを日本そして世界にPRするために、
「まぜめんPVプロジェクト」が始まりました。
名古屋周辺で活動するアマチュアの3人組ラップグループ「CODE-G」が、
公認ソング「岡崎まぜめんラップ~混ざり合いは、正に愛~」を作り上げたのです。
「混ぜろ~混ぜろ~麺を絡めろ~」というフレーズが耳に残るキャッチーな
ヒップホップとなっております。
そんなまぜめんラップが、明日8月2日、
岡崎市で開催される「岡崎城家康公夏まつり」にてライブで披露されます。
場所は岡崎公園内グラウンド跡、時間は20時から21時まで。
このライブは撮影されてプロモーションビデオになり、
YouTubeで全世界に発信するのだそうです。
オカザえもんも出没する予定!
ご近所の方は是非お祭りに参加して、盛り上がってみてください!
・岡崎城家康公夏まつり
・岡崎まぜめんラップライブ
宮城県仙台市で行われる七夕といえば夏の宮城の
一大イベント。ただいま宮城の老舗笹かまぼこ店「阿部蒲鉾店」では、
毎年恒例の笹かまぼこセット「仙台七夕限定パッケージ」を
仙台七夕期間中まで限定販売しています。
そこに、今年はあたらしい仲間「星型チーズボール」が登場しました。
チーズボールとは、ふわふわとした食感の笹かまぼこの中に
クリームチーズが入った人気商品。
通常は丸い形なのですが、流れ星を形どった星型のチーズボールを
時々こっそり混ぜています。入っているかどうかは袋を開けてのお楽しみなんです。
ただいま好評につき増産中ということで、遭遇出来る確率がちょっと上がっております。
阿部かまの実店舗で「チーズボール5個入」限定での催しです。
星形は入ってないかもしれませんが、チーズボールは通信販売を受け付けています。
・阿部蒲鉾店facebook
・阿部蒲鉾店
今日のおやつは、山形で採れた果実の旨味をギュッと詰め込んだ
無ろ過のジュース「People's Fruits」。
りんご、ぶどう、エレファント(すもも)、ソルダム、ラ・フランス
などのフルーツのジュースのほか、りんごゼリー、りんごのドライフルーツも
手がけるブランドです。
何も加えず、生の果物そのままを瓶詰めした
「ナチュラル アンフィルタード ジュース」は、
デリケートな生の味や、品種による味の違いをも楽しめる人気の商品となっております。
このブランドの主宰は、
山形県のまんなかにある西川町出身の束松さん姉妹、姉の陽子さんと
妹のみち子さん。
地元山形に暮らすみち子さんがジュースにする果物の品種を選んでテイスティングや
ブレンド、またジュース以外の商品開発を。姉の陽子さんは東京で営業と
ディレクションを行なっている分業制です。
ガーリーなパッケージも魅力のPeople's Fruits、ぜひ通信販売で
チェックしてみてはいかがでしょうか。
・People's Fruits
コロカル読者さまには「小豆島日記」でもお馴染みの、香川県小豆島。実は日本オリーブ発祥の地なんです。
香川県は日本のオリーブ栽培を独占しており、
日本の生産量の約95%を占めているだけでなく、
県花、県木にもオリーブが指定されているほど。
小豆島では、そんな馴染み深いオリーブでサイダーを作ってしまいました。
甘さ控えめで、まるで青りんごのようなオリーブの香りを含んだ、フルーティなお味です。
使われているオリーブの果汁は、もともとオリーブオイルを作る過程で出来るけれど、
これまで使い道がなく廃棄されていたもの。これを研究し、おいしいソーダに仕上げました。
ポリフェノールがたっぷり含まれているので、
健康が気になる方にもおすすめ。お値段は一本200円(税込)です。
今日のおやつは、
千葉県成田市のお菓子やさん「なごみの米屋」の銘菓「ぴーなっつ最中」。
ピーナッツを模したモナカをあけると、
ピーナッツ味のあんこがぎっしりと詰まっています。
千葉名物の落花生を丹念に炊き上げ、
白餡と合わせたことにより、素材のピーナッツの味を
ぐっと引き出したあんが出来ました。
パッケージに描かれているのは、ピーナッツの「ぴーちゃん」。
見た目もかわいく、贈り物にしても喜ばれそうですね。
お値段は1個105円とお手頃。通信販売もあるのでお取り寄せ可能です!
なごみの米屋 ぴーなっつ最中
暑い夏の夕暮れにぴったりの、涼し気なカクテルが
北海道の阿寒湖でお目見えしました。
その名も「マリモヒート」!
ラム酒をベースに、ミントとライムを加えた人気のカクテル「モヒート」に、
りんご味のクラッシュゼリーとマリモに見立てた緑の球が入り、
水草をイメージしたミントが浮かんでいます。
飲む時は、タピオカドリンクなどで使われる
直径1センチの太めのストローで吸い上げるんです。
青りんごの味でさっぱりと飲みやすく、
とても美味しいカクテルです。
マリモヒートを開発したのは、阿寒湖温泉街で「お食事処 味心」を営む藤井貢さん。
「阿寒湖らしい飲み物を作りたい」という思いで考案し、
地元の「北海まりも製菓」がつくるゼリー「阿寒シンプイ」とコラボしました。
今後は寒湖地域全体の定番カクテルとして
広めていきたいという考えだそうです。
すごくキュートなご当地カクテル、ぜひ味わってみて下さい。
マリモヒート
首都圏において、鳥取県の認知度アップ・イメージアップを図るために
活動する「若い鳥取県応援団」。
平成15年に活動を始め、鳥取の物産を「代官山朝市」に出店するなど
活発に活動しています。
そんな若い鳥取県応援団が、東京で鳥取の酒や食の魅力を伝えるイベント
「知る、飲む、うまい! わかとりBAL」を開催。
鳥取の自然や風土、職人の技によって培われた酒や食の魅力を東京で紹介し、
見て、聞いて、味わってもらうイベントです。
7月27日(土)に開催される第1回のテーマは、
「とっとりのビールはうまい! 世界一の大山Gビール」。
鳥取の豊かなブナの森で育まれた天然水を使ったこだわりの地ビール「大山Gビール」を
紹介し、製造している久米桜麦酒株式会社社長の田村源太郎さんを
ゲストにお話を伺いながら、夏限定の銘柄「グランセゾン」を頂きます。
ほか、第二回、第三回も続いて開催予定。
会費は各回それぞれ3,500円(飲食代込み)となっています。
イベント内容や申し込み方法など、詳細は若い鳥取県応援団ブログにて。
若い鳥取県応援団ブログ
おしゃれなイメージで知られる港町、神戸は
イメージキャラクターもやっぱりおしゃれなんです。
それがこの「コーベアー」くん。
神戸の姉妹都市であるシアトルのイメージキャラクターがクマで
あることにちなんで作られました。
お菓子やぬいぐるみ、ストラップ、イヤフォンジャックなどたくさんの商品が
作られているのですが、オススメはこのキュートなクマのサブレ!
コーベアーが形どられた、食べごたえのあるスイーツです。
このコーベアーくん、
神戸栄町の出身で血液型はB型、趣味は神戸探索とショッピング、
好きな食べ物はクロワッサンというシティ・ボーイ。
いつか港町・神戸で本人にお会いしてみたいものです。
コーベアー
写真:kiyoheroさん
日本伝統のモダンデザインをコンセプトに
オリジナルテキスタイルをデザインしたファッションや
プロダクトが人気の、京都のブランド「SOU・SOU」。
このSOU・SOUと、京菓子の老舗「長久堂」がコラボレーション。
日本の伝統的な砂糖、和三盆を使って、
従来の干菓子(ひがし)のイメージを覆す、ポップなデザイン和菓子を展開しています。
今回ご紹介するのは、「葉月」バージョン。
朝顔と、京都の夏の代名詞でもある鴨川の鮎で涼しげな風情を表現しています。
背景は緑と青の金平糖、数字は和三盆、朝顔は琥珀(寒天・ザラメ糖)、
鮎は寒氷(寒天・グラニュー糖で作ったお干菓子)。
和三盆は徳島県より取り寄せたもの。
見て楽しく、食べておいしいというすぐれもの。
お値段は630円(税込)。Webサイトから通信販売を受け付けています。
SOU・SOU×長久堂 お干菓子セット 【葉月】
熊本県の離島「天草」は、
橋を渡って行けることもあり、日本で最も人口が多い離島。
栄養豊かな有明海、黒潮寄せる天草灘に面していて、海の恵みを
たっぷりと受けている土地です。
その天草の隠れた名物が「岩牡蠣」。
今回、天草の福島水産さんの「天草天領岩かき」を、
くいしんぼうの女性編集部員たちで頂きました。

この岩牡蠣は4年間もの間、天草の海で育まれていて、
殻だけで15~20cmという特大サイズ。
トンカチで殻を割り、付属のナイフでこじ開けると、
ぎゅうぎゅうに身が詰まっています。
その中には、海の恵をたっぷり含んだ濃厚でクリーミーな汁が!!
普通のカキの旨味成分を更に濃縮したような、濃厚なお味。
夏バテも吹っ飛びそうです。
ふつう牡蠣といえば冬のイメージですが、
岩牡蠣は別名「夏ガキ」と言われる違う種類の牡蠣。
熊本県内で唯一、生で食べることができる岩ガキなんだそうです。
通信販売は下記Webサイトで受け付けています。
今年の受付は残念ながら終了したので、来シーズンぜひ!
福島水産
新潟市のお祭りには必ずあるというお菓子「ぽッぽ焼き」をご存知ですか?
別名蒸気パンとも呼ばれる、新潟市民のソウルフードです。
黒砂糖と小麦粉を混ぜて細長く焼き上げたお菓子で、黒砂糖のこくのある甘みと、
モチモチとした食感がやみつきになります。
「ぽッぽ焼き」のルーツをたどると、
そもそも明治の終わりから大正の初めごろにかけて造り始められたお菓子。
新潟県新発田市周辺の発祥と言われています。
名前の由来は、焼き釜から蒸気が上がる様子が
蒸気機関車に似ていることから「蒸気パン」と呼ばれ、
その後、焼き器の蒸気口に笛をつけてポーポーと鳴る音で客寄せをしたのだとか。
それでぽッぽ焼きという名前になった、とも(諸説あり)。
新潟市民が他県のお祭りに行くと「なんでぽッぽ焼きがないの?!」と言うくらい
地元ではメジャーなお菓子なんだそうです。かなり気になる存在です!
ぽッぽ焼き
《登場人物》
松本公夫さん(以下、松本):株式会社松本醤油商店 代表取締役
ジャスティン(以下、ジャス):著者
やっぱりこだわりの食材ができるまでのプロセスを一度肉眼で見ると、
そうでないのものには戻れなくなる。
醤油の場合はなおさら。
常に手に届く範囲に置いてあるという意味でも日本の台所に最も欠かせない調味料だ。
でも味つけ大国アメリカ(僕の母国だが)には
「Soy Sauce」は単なるソース」というカテゴリーにしか入らなくて、
多くの味つけの選択肢の中のひとつにしかならない。
(一概にすべてのアメリカ人がそう思っていると言えないが)。
一方、日本食の場合、どこの地域のでも、料理に無意識に足したり、
味や風味を調整することが多い。
生まれ育ちがアメリカの僕にとっては、そのような活かし方のある調味料は、塩ぐらいだろう。
だから考える。こんなに摂っているなら、やはり「本物」が摂りたい。
そう思って、「はつかり醤油」を製造している松本醤油商店へ向かった。
ジャス
まずは、醤油のつくり方をご説明いただけますか?
松本
大豆を蒸して、大豆を蒸す機械、
大豆蒸煮(じょうしゃ)缶と言うんですけどね。
小麦のほうは、一番端に小麦を煎る機械があって、そこで煎っているんです。
そして、小麦と蒸した大豆をまぜて、一番大事な工程だといっていい麹をつくる。
お酒なんかをつくる米麹はよくご存知だと思うんですが、
醤油の場合、米麹とは全く違ってどっちかというと麦麹に近い。
大豆と小麦を混ぜて、麹をつくってやります。
ジャス
麦麹に近いと言いますと、混ぜているからってことですか?
松本
「とも麹」という呼び方をするんだけど、大豆と小麦を混ぜて、
そこに麹菌を増やしてやるということです。
で、麹菌を増やすというのは、大豆と麹でカビを増やしてやるっていうことなので、
原理としては米麹でも、そういうものと同じですが、ただ麹の菌の種類が違う。
そういうことで、醤油をつくるための醤油の麹菌というものが
米麹とは違う種類なのです。

ジャス
自宅でお味噌をつくったりしている人はわりと多いと思うんですが、
醤油づくりってなかなか難しいってよく聞きますが、それはなぜでしょうか?
その麹をつくることが難しいんですか?
松本
そうですね。みなさんが使っているのはほとんど米麹なんですよ。
味噌も米麹。酒も米麹。
米麹を買ってきて、大豆と混ぜれば味噌になるということで、
みなさん自分でもよくつくるかと思うのですが、
麹自体をつくるのは一般の家庭じゃなかなか難しいんですよ。
ジャス
でも昔、醤油は一般の人もうちでつくったりしたんじゃないですか?
松本
昔は、我々のように会社としてやっているのではなく、
いろんなところをまわってお醤油とかつくってあげるっていう一般の人が、
川越あたりにも随分いたんですよ。
ジャス
なるほど。川越ではどこの地域にも一般的につくっていたのですね。
松本
いたんですよ。私は40年くらい前から醤油づくりに携わっていますが、
醤油づくりを始めた頃はまだひとりかふたり、
いろいろな道具、例えば醤油を絞る袋とかをわけてくださいって来る人がいました。

松本
製品になる場所がこちらです。
2階にもタンクが並んでいますが、製品を全部2階のタンクに上げ、
プレートヒーターという機械で瓶づめをします。
ちょっと特殊でして、普通醤油は常温で詰めちゃうんだけど、
うちの場合は防腐剤も使っていないし、
いま当たり前になっているアルコールの添加もしないんですよ。
ですから、夏場なんか発酵する恐れもあります。
埼玉で江口卯三夫先生という醤油の権威の先生が研究をなさっているのが、
加熱充填という方法です。
味をおとさないようにして発酵菌も抑える温度設定をしています。
機械屋さんと一緒に新しい機械をつくって、
それで詰めて、アルコールの添加もしない。
防腐剤なども一切入れません。
ジャス
じゃあアルコール添加をしているところが結構……。
松本
ほとんどでしょ。
だから原材料のところに、
大豆・小麦・塩・アルコールっていうのは必ず入っていると思いますよ。
アルコールを入れちゃうほうが簡単なんだけど、
せっかくここまでやっているんだから、
アルコールは入れないでやりましょうよ、っていうのがモットーなんで。
松本
一回だけ。
味に影響してしまうので、あんまり火を何度も通さないほうが良いんですよ。
加熱充填の温度は秘密ですし、特殊です。
ジャス
この桶の、趣というんですかね。
見た目だけじゃなくて
醤油づくりには本当にかけがえのない存在だと思うんですけど、
修理とかはどうされるんですか?

松本
いま、頭が痛い問題なんですよね。
その竹で出来ているのがタガ(箍)というんですけどね、
ジャス
これ、この周囲をとめている輪っかの部分ですか?
松本
そうそうそう。
それの掛け替えをしなきゃなんないんですよ。
それでタガがダメになっちゃったから、いま鉄の板を使っているでしょ。
でも、それをやると桶が傷んじゃうんですよね。
だから、本来は竹のタガのほうがいいんですよ。
掛け替えをしたいんですけども、
いまそれを掛け替えできる職人さんもあまりいなくなってしまいました。
これだけ大きい桶ですと、竹自体もかなり長さがないと使えませんので、
それもなかなか難しいのです。
この桶を直すのにこの間、見積もりを取りましたら、
一本を直すのに100万円って。
新しく桶をつくろうとしても、
うちにある桶と同じくらいの大きさだと370万かかっちゃう(笑)。
仕方なくうちで全部直しちゃうんですよね。
鉄の板はターンバックルというやつで。だめになりそうになったら、それをやって。
でも桶本体が傷んできちゃうんで、どうしようかと悩んでいます。
松本
そうそう。建物も毎年どっか直していますし、
10年、15年に一度は大規模な修復工事をしています。
ジャス
じゃあ、その修復ができる人、その職人さんはまだいらっしゃるんですね。
松本
昔のものを見たり、
蔵の修復に知見があるお年寄りが「いやここはこうだな」とかやりながら。
うちの蔵の工事をやる場合は、
若い人も見習いで入れるようにという指導があるんです。
なぜ、そんな古い醤油蔵が残っているかというと、
醤油蔵が川越市の都市景観重要建築物になったので、
大工事をやるときは市のほうで半分持ってくれるんですよ。
ですから、壁の工事をやったときも、
壁を直すだけで、1千万かかったんですが、
500万円は市で負担してくれるので直すことができました。
ジャス
でも、その昔ながらの天然熟成というか、
醤油づくりの技術はもちろんですけど、
どちらかというと桶。
これをつくれる技術とか職人さんがいなくなるほうが心配で……。
松本
そうですね。心配です。
古い建物を残そうとして、残してきたわけじゃないんですよね。
なんで残ってきたかというと、建物自体に微生物が潜んでいるので、
建物を取り壊すということは、微生物を捨てることになってしまいます。
その微生物を守るために、
やっぱり建物を守っていくのが一番良いということなんですね。
松本
そうなんですね。それが一番の財産ですね。
この蔵でなければできないというものなので、
条件が変わっちゃうと、もう同じようにはできないですから。

ジャス
これから時代が変わっていくとともに、
微生物は醤油の味に影響を与えるんじゃないですか?
100年前の松本醤油さんのお醤油を味わってみたいな。
その微生物たちで、味わいがどういう風に変わってきたとかね。
松本
大変いいお醤油が微生物のおかげでできているということで、
全国の品評会なんかでも何度も日本一になったりしていますので、
もう絶対この蔵の微生物は残していかなきゃと。
昔はよく醤油工場に行くと、
こっそりハンカチとかでなぞったりなんかして、
その酵母菌などを盗んできて、培養をしたりする人もいたから、
その防衛策として、
蔵の中には同業者は絶対に入れないというところもあったりしたそうです。
結局はそこの場所の菌を外に持って行って、
培養して増やそうと思ってもダメみたいです。
そこの場所に合った菌というのがいるからです。
まだまだ酵母菌はわからないところだらけだし、だから面白いんですよ。
ジャス
すごく面白い。
やっぱり地域ならではの味というか、そこでしか表現できない味なんですね。
松本
だからね、まだ我々みたいな企業が生き残れるのは、
やっぱりその計り知れないものがあるからなんですよ。
松本
そうなんですよ。食品というのは、やはり千差万別で
1000人いたら1000人味覚が違うというところが、
我々みたいな小さいところが残っていけるひとつのアイデアだなと思っています。
ジャス
普通の消費者は醤油をどういう感覚で選んでいるんでしょうね。
まあ、そんなに考えていないかなと思いますけど。
新しいものを試してみても、
必ずしももう一回買ってくれるわけではないですよね。
普通に手元にあるものを買ったり使ったりとか、
無意識に近い感じで買ったり、摂ったりしていると思いますが……。
松本
特に調味料というのは、
使い慣れているものと違うものだと
ちょっと料理したときに違いが出てくるんでね。
わりと使い慣れたものを使っていくという人が多いんじゃないかと思いますよね。
後編では、こだわりの醤油を使ったオリジナルレシピをご紹介します!
to be continued!
今日のおやつは、編集部の榎本市子さんが買ってきてくれた
山形県のお菓子屋さん、作和庄の名物「伝承ゆべし」です。
ドラマ「あまちゃん」にも登場したゆべし。
地方によっていろいろ違ったレシピで作られているので、
お国柄が出て面白いんですよね。
この「伝承ゆべし」は、
厳選された山形米と蔵王山系の冷水を使用して作られているのが特徴。
むっちり&モチモチな食感の生地に、ぎっしりとごまが練りこまれています。
このほかに、くるみ味もアリ。お店のWebサイトから通信販売も可能です。
お値段は8個入りで850円からとなっております。
伝承ゆべし
コロカル×「デイリーポータルZ」さんの
コラボ企画「パンの数だけ抱きしめて」がスタート!
日本全国津々浦々のご当地パンをTwitterで募集しております。
応募期間は7/19(金)11時 〜 7/25(木)11時。
応募の方法は、ハッシュタグ #pan_dc をつけて写真をツイートするだけ。
さてコロカルニュースからは、
ヤマザキパンの中華蒸しパン「馬拉糕」(マーラーカオ)を推薦。
黒糖の甘みとレーズンの酸味が絶妙で、
いくつでも食べられてしまいそうなおいしさです。
牛乳と一緒に食べるともう天国のよう。
これは私の出身の宮城県ではスーパーでよく販売されていたのですが、
東京ではほとんど見かけたことがありません。
たまに恋しくなるとお母さんに送ってもらったりしてます。
などなど、買ったパン、作ったパン、おしゃれな店で、
昔ながらの街のお店で買ったパン、
スーパーのパンやコンビニのパンなど、ぜひ教えてください!
応募の詳細はこちら
大阪を拠点に展開する、地元のパン屋さん
「cookhouse(クックハウス)」で販売されている、
かわいい「なかよしひよこパン」が話題になっています。
その愛らしい姿がこちら!
仲良く並んでさえずる声が聞こえてきそうなひよこのパンです。
つぶらなチョコレートの目に、アーモンドのくちばし。
左の子にはカスタード、右の子にはチョコクリームが入っています。
カロリーは1個あたり337kcal、価格は200円(税別190円)となっております。
独り占めするもよし、お友達と分けて食べるもよしです。
なかよしひよこパン
写真:BlueSky2525さん
今日のおやつは、高知県で採れるフルーツ「夏文旦」。
他の県では河内晩柑や美生柑、宇和ゴールドと呼ばれている
文旦の突然変異種です。
ゴツゴツとした見た目からは想像できないほど
果実が柔らかく、酸味がほとんどなくて甘い果汁がたっぷり。
暑〜い夏に冷やして食べると、とってもおいしいんです。
実は夏文旦は、柑橘類では珍しく1年以上も樹になっています。
その間に、皮はごつごつとして汚れていくのですが、
中身の果実はじっくり熟成されて甘く熟れていくというわけです。
オレンジピールやマーマレイドにしてもおいしいですよ。
5Kg(8~15個)1,800円(税込)などで通信販売されています。
おおぐし農園 夏文旦
世界文化遺産登録が正式決定され、世界から注目を集める富士山。
今日のおやつは、雪を頂く富士山をかたちどった、
みなとぱんさんが作る「富士山の雪化粧メロンパン」です。
静岡県静岡市のエスパルスドリームプラザ内にある
みなとぱんさんの店舗で販売されています。
抹茶味のパンに、ホワイトチョコレートがかかっていて、
外はカリッと、中はふわっとしています。
すぐに売り切れてしまうそうなので、お買い求めの際はご注意を。
エスパルスドリームプラザ みなとぱん
皆さん、「象鼻杯」(ぞうびはい)という習慣をご存知でしょうか?
ハスの葉に穴を開け、ストロー状となっている茎から
飲み物を飲むというもので、
古代中国の暑気払いで行われていました。
そんな象鼻杯がいま大阪府の万博公園で体験できます。
ただいま万博公園内の日本庭園にある「はす池」では、
幻想的なハスの花の見頃に合わせて金土日祝に早朝開園しており、
土日祝には先着順で象鼻杯を行っているんです。
神戸の菊正宗酒造さんの提供による、ハス酒の試飲会も開催されます。
どんな味がするのか、興味津々です。
ほか、全国各地でも象鼻杯イベントが行われていますので、
お近くのはす池をチェックすると象鼻杯が見つかるかもしれません。
万博公園 早朝観蓮会&象鼻杯