いりこだしと くるみだれのハーモニーが絶品! 岩手県・宮古市〈くるみ雑煮〉
郷土食を日本の隅々から掘り起こし、記録した名著
『日本の食生活全集』全50巻(農文協)から
料理人・後藤しおりさんが現代の家庭でもおいしく
カンタンに作れるよう再現したレシピを
お届けしている本連載。ぜひ一緒に作ってみましょう!
番外編・お雑煮レシピ
いつも後藤しおりさんによるカンタン郷土食レシピを
お届けしている本連載。
新年ということで、番外編のお雑煮レシピをお届けします。
今回ご紹介するのは岩手県宮古市の「くるみ雑煮」。
煮干しだしのすまし汁に三陸沖で採れるいくらを
たっぷり乗せたお椀と、甘いくるみだれという
とっても珍しい組み合わせ。

お椀の具は大根、にんじんさつまいもなどの根菜。
上にはいくらをたっぷりとかけます。
汁は煮干しだしの醤油ベース。
このおつゆに、焼いた角もちをひたして、
くるみだれをたっぷりつけていただきます。
魚の旨味が広がる醤油だしと、くるみだれの甘みが合わさって、
まろやかで複雑な味わいを醸し出す至福の味。
この豪華絢爛さ、まさに晴れの日のメニューです。
「このお雑煮は、見た目も華やかでおいしいと人気が高いんです。
だしに浸した焼きもちを、くるみだれに絡めていただくのがポイント。
油揚げなどを入れても、コクが出るのでおいしいですよ」(しおりさん)
それでは作ってみましょう!

★岩手 くるみ雑煮(2人分)
材料
大根 … 4cm
にんじん … 4分の1本
さつまいも … 50g
角もち … 2個
いくら … 適量
酒 … 大さじ1
醤油 … 大さじ1〜2
A:だし 【 水 … 1リットル 煮干し … ひとつかみ弱 】
B:くるみだれ 【 くるみ … 50g 砂糖 … 小さじ1 醤油 … 小さじ1 】

1. Aのだし材料を小鍋に入れ、火にかけ、沸騰直前になったら弱火にし、約10分。濾してだしを取ります。
2. 1のだしを火にかけ、さつまいも、大根、にんじんの順に入れ、火が通るまで煮たら、酒、醤油で調味します。
3. Bの材料でくるみだれを作ります。すりばちにくるみを入れて、しっかりとペースト状になめらかになるまで擦ります。しっかり擦ったら砂糖、醤油、水を加え、伸ばしていきます。

4. 角もちをコンロで焼き、両面しっかりと焦げ目がついたら2と共に椀に盛る。仕上げにいくらを添えましょう。

できあがり!

もちは3のくるみだれに絡めていただきます。
ぜひご家庭でもお試しください!
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