47都道府県のワーストを
アプリで解決（したい）！
第７回：石川

第７回：「いまひとつになろう！石川県」

コロカル読者のみなさん、こんにちは。
ワーストバスターズです。

タイトルの「いまひとつになろう！ 石川県」は、
「キミの企画、”いまひとつ”だね～」の「”いまひとつ”になろう」ではなく、
「今こそひとつになろう」の「今ひとつになろう」という意味です。

解説が必要なタイトルにしてしまったのには、ワケがあります。
石川県のワーストを解決すべく、面白法人カヤックの石川県関係者たちと、
ブレーンストーミング（話しあい）をしていたところ、
不都合な真実を知ってしまったのです。

じつは石川県民は、石川県民である意識が低いようです。
21世紀美術館のある金沢県と、
日本地図でたまに省略されるセンターフックの部分、能登県に分かれている
といっても過言ではありません。

この２つの石川シティは、犬猿の仲ではありませんが、敬遠の仲なのです。
能登の人たちは、金沢を東京のつぎにオシャレな街だと敬遠。
一方で、金沢の人たちは、能登のことを「別に…」という感じで、
空気扱いで、とくに気にしていない放置という名の敬遠。

こんなにも敬遠するのは、やはり石川のスター松井秀喜選手が、
甲子園で５打席連続敬遠にあったからでしょうか。
金沢と能登は、なんだか、石川のカリスマ本田圭佑選手の両腕の時計のようです。
つまり、とても近い場所にいるのに、別々の時を刻んでいます。

おなじ県にいるのに、敬遠しあう街は、
おなじ家にいるのに、会話のない夫婦のようです。

愛のキューピットにはなれないけど、県のキューピットにはなれるはず。
なんとしてでも、石川県をアプリでひとつにします。
では、考えたアプリを見てください！

ネクラであることをこっそり告白する「i暗い度」

カヤックの石川県民たちは、仲が良さそうです。
おそらく、おなじ会社で働くという共通項から、仲良くできるのでしょう。
つまり、何かおなじ共通項でくくってあげれば、みんな仲良くなれるはず。

では、石川県民に共通するものとは何か？
カヤック社内に限りますが、例外ない共通項が見つかりました。
それは、プリクラでも、テレクラでもなく、ネクラです。
石川県民は、基本的に暗いのです。（カヤック社内に限りますが）
日本海サイドで、晴れの日が少なくクラウドな日々ばかり経験しているために
ダンゴムシのように、徐々に暗いところを好むようになったのでしょう。

そして、この根が暗いところをうまい具合に解決するのが「i暗い度」です。
このアプリをインストールしている人同士が近くにいると、お互いに
「暗い度メール」が届き、相手の「暗い度」を通知します。
これにより、「あ、あの人暗いんだ」「明るくしてるけど本当は暗いんだ」
というふうに暗い人通しで、こっそりつながることができます。
基本的に暗い石川県民たちは、このアプリをダウンロードして、
暗いままに仲良くなることができるでしょう。

「ア～イムクラウド～♪」と、
いつからか自分を誇れるようになってきたのはきっと
石川県民に会えたからだと実感する日も、近いはずです。

中部地方で生きていることを自覚できる「You中部」

おなじ石川県に住んでいるという感覚がないのなら、
石川県よりも大きな中部地方というカテゴリーでまとめましょう。

「You中部」の入ったスマートフォンをもっている人通しが近くにいると、
お互いに「ヘイ！ユー中部だよ！」と相手が中部であることを教えてくれます。
さらに、ハミガキをする時や、夏のJポップを探している時にも、
「ヘイ！ユー中部だよ！」という声が聞こえてくることも。

これにより、石川県だけでなく、
中部地方全体にまとまりが生まれてくるかもしれません。

47都道府県どこでも兼六園が見られる「兼47園」

県外に出たまま戻ってこない若者も多いですし、
県外に石川県の魅力を伝えなければなりません。

そこで、石川県のシンボル兼六園のシンボル琴柱灯篭（ことじとうろう）を、
ARを使って再現するアプリを考えました。
ARとは、現実にないものが、そこにまるで「えー！ あーる！」
と思わせる未来っぽいテクノロジーです。

これで、石川県だけでなく、47都道府県どこででも
兼六園を見ることができます。
石川の県外に出た若者は「ARではなく現実の兼六園を見るために帰ろう」
という気になりますし、
石川県のことなんて眼中にない人も、灯篭が眼中に現れた瞬間、
「本物を見ようかな…」と、心に火を灯すことでしょう。

石川遼より石川県がトレンドワードになる日も近いです。

ほかにも、こんなアプリを考えました。

１年で落ちるカミナリの数が最も多い石川県。
石川県民にいわせると、東京のカミナリはゴロゴロ♪レベルで、
石川のカミナリはドーーン！！！！…視界も白くなるそうです。

そんなカミナリを体感できるのが、「雷人」
いきなり大音量でカミナリサウンドが流れたり、
画面が白くなったりします。
きっとカミナリで、石川に光が当たることまちがいありません。

石川県民にとって、やはり、松井選手の敬遠は、
なんともいえないドラマでした。
そこで、生まれたのが、「敬遠撲滅直球勝負」です。

「ちょっと待て！ 敬遠も戦術のひとつだろうが！」
そのとおりです。このアプリは、野球の敬遠ではなく、
残り物とか、映画館のひじかけを遠慮せずに素直に直球でとっていこう！
というガイドブックです。
ゆずりあいは大事ですが、ゆずってばかりもよくないはず。うん。

石川県民が、東京に行く練習をしておける「東京国ドリル」
東京の首都はどこか？
東京のエスカレーターはどっちが追い越しレーンか？
など、東京の常識をドリル形式で学んでいきます。

いろんな料理に金箔をかけて石川県民のすばらしさを伝える「金箔カメラ」
ワンコインの牛丼でも、このカメラで見たら、金箔が出現。
金箔感と同時に、緊迫感を味わえるでしょう。

次回は、君も羊も馬もいる群馬県。

今回はちょっと、はがやしい感じの記事になり、、、おっとまちがえた！
「はがやしい」は、石川県をライバル視している富山県の言葉でした。
前回の富山県の記事は、ワーストバスターズ史上最高の「いいね！」数です。
はたして石川県は、一方的にライバル視されてる富山県に敗れるのか！？
「石川」という名前の知り合いがいる読者は、
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ところで、ワーストバスターズとコラボしたい企業、観光協会の方、
ゆる～いブレストに参加したいという主婦や学生は、
ワーストバスターズ事務局にご連絡をどうぞ。

さぁ次回は、群馬です！
今年最後ということで、スペシャルバージョンでお送りしますぜ。
それでは、また、お会いしましょう。アディオス。