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〈OYAKI FARM〉
おやきの発信拠点が長野に誕生

コロカルニュース

posted:2022.8.26   from:長野県長野市  genre:旅行 / 食・グルメ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Kanae Yamada

山田佳苗

やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。

楕円形の美しい建物も印象的

信州を代表する郷土料理、おやき。
もともとは米の代わりとして、小麦粉と蕎麦粉を練った皮に
なす、きのこなどを入れてひもじい冬の食料とされていました。
今では長野名物として親しまれていますよね。

そんなおやきにまつわるビッグニュースが2022年7月に到来。
なんと〈OYAKI FARM〉なる施設が、長野インターチェンジ至近に誕生しました。

手がけたのは、大正14年から鬼無里村(現在の長野市鬼無里)で
おやきをつくり続けてきた老舗・〈いろは堂〉

長野インターチェンジ至近に誕生した〈OYAKI FARM〉。

おやきの製造・販売をはじめ、カフェやショップ、製造工程の見学、
おやき作り体験などさまざまにおやきを楽しめる施設となっています。

いろは堂のおやきは、まず油で揚げて、
そのあと高温の窯で焼き上げるというオリジナルの製法で作られます。
そうすることでこんがりかつふっくらとした生地の食感になるのだそう。
カフェではそんな生地に包まれた7種類の定番具材の入ったおやきのほか、
季節限定メニューもご用意。

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長野インターチェンジ至近に誕生した〈OYAKI FARM〉の施設内。

長野インターチェンジ至近に誕生した〈OYAKI FARM〉の施設内。

味わい深い版築の壁。

味わい深い版築の壁。

また、楕円形のアミューズメントパークのような建物は、
長野県で地場産の自然素材を用いてサステナビリティを提唱し、
世界でも評価される遠野未来建築事務所によるもの。

「赤い土器のクニ」と呼ばれた長野市篠ノ井の歴史に着想を得て、円弧を描くように設計。
杉とヒノキを構造材に用いたり、伝統技術・在来工法の手刻みによる木組や
版築を採用しているところも大きなポイントです。

おやきの文化を知ったり、いろんな種類を食べ比べたり。
OYAKI FARMで新たなおやきの魅力に触れてみませんか?

information

map

OYAKI FARM(おやきファーム)

所在地:長野県長野市篠ノ井杵淵7-1

営業時間 :9:30~18:00

定休日:不定休

車でのアクセス:長野ICから県道35号を北上し約2分。長野駅から国道117号、県道35号を南下し約15分。

公共交通機関でのアクセス:長野駅善光寺口の3番バス乗り場から「30 松代高校行き」に乗車し「水沢典厩寺(みずさわてんきゅうじ)」バス停で下車し(所要時間約25分)、徒歩2分。

Web:OYAKI FARM 公式サイト

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