太陽光パネルで
目指せ、エネルギー100%自給!
〈いとしまシェアハウス〉の
オフグリッド計画・その1

こんにちは。
「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる
〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。

エネルギーの自給を目指す我が家では、
シェアメイトひとりにつき1枚、モバイルソーラーチャージャーを配布し、
そのエネルギーでスマートフォンを充電する取り組みを行っています。
※過去記事はこちらから。

そして今回、ついに家で使うすべてのエネルギー自給100%を目指し、
太陽光発電システムを導入することになりました! きゃー! 

足場をつくり、その上で作業します。

足場をつくり、その上で作業します。

今回はその第一歩として、駐車場の屋根を葺き替え、
そこに18枚の太陽光パネルを設置することになりました。

この太陽光パネルは1枚で275ワット発電するので、
18枚で約5キロワットの発電量になります。
これは、標準的な家庭の電気消費量を十分まかなえる電気量だそうです。

今まで私たちが持っていた大きめの設置型太陽光パネルが50ワットなので、それの約99倍。
いつも使っているスマホ充電用の
折りたたみ式太陽光発電機が20ワットと考えると、約247倍。
すごいパワーです! 

屋根の葺き替えは、大工インレジデンスのメンバーとして我が家に住んでいる、プロの大工ふみよくんがあっという間にやってくれました。

屋根の葺き替えは、大工インレジデンスのメンバーとして我が家に住んでいる、プロの大工ふみよくんがあっという間にやってくれました。

まずは、強風でトタンが吹き飛ばされ、穴だらけになった駐車場の屋根を葺き替えます。
1枚10キロある太陽光パネルは、18枚で合計180キロ。
屋根材は、この重さに耐えられるものをセレクトしました。

すっかり屋根の準備ができたら、さっそく太陽光パネルを設置していきます。

すっかり屋根の準備ができたら、さっそく太陽光パネルを設置していきます。

太陽光パネル設置のワークショップを開催

「屋根に登って太陽光パネルを設置する」なんて、なかなかできない経験なので、
この経験をいろんな人たちと共有したいなと思い、
2日間のワークショップとしてオープンにすることにしました。

今回行うのは、

・太陽光パネル18枚を屋根に設置

・パワーコンディショナー(通称パワコン)に接続

 ※パワコンとは、太陽光発電でつくった“直流”の電気を、家庭で使う“交流”に変換する機器のこと。

・電気がつくられているかテスト

するところまで。

サポートしてくださったのは、福岡に本社を置く〈自然電力〉さんです。
指導・ご協力、ありがとうございました!

丁寧に質問に答えてくれる自然電力の皆さん。

丁寧に質問に答えてくれる自然電力の皆さん。

自然電力のスタッフさんによる、太陽光発電についてのレクチャー&質疑応答の時間には、
「つくった電気はどうやって貯めるの?」
「太陽光パネルって何年くらい使えるの?」
などなど、鋭い質問が飛び交います。
ちなみに太陽光パネルの保証は、一般的なメーカーだとなんと25年もあるそう! 

屋根の上に金具を設置して、太陽光パネルを固定していきます。

屋根の上に金具を設置して、太陽光パネルを固定していきます。

パネル設置の作業風景。

ワークショップには、太陽光発電を検討しているご近所さんや、
近くでゲストハウスを運営されているオーナーさん、
遠くは東京から親子で参加してくださった方もいて、とても賑やかに! 

自然電力スタッフさんの指導のもと、18枚のパネルを設置することに成功! 
屋根の上での作業でしたが、怪我もなく無事にやり終えることができてホッとしました。

パネル設置完了!

パネルの設置が終われば、いよいよパワコンに接続です。
パネルでつくったエネルギーを家電に流して、
実際に電気がつくられているかどうかを確認します。

太陽光パネルから引っ張ってきた配線をパワコンにつなぎます。

太陽光パネルから引っ張ってきた配線をパワコンにつなぎます。

記念すべき試運転で使う家電は、
我が家のDIYに欠かせない、インパクトドライバー! 

まずは子どもたちがパワコンのスイッチを入れると……

子どもたちの手で、スイッチオン!

パワコンの液晶画面に、運転スタートまでのカウントダウンが数字で表示されます。
3・2・1……

無事、インパクトドライバーに充電できました!!!! 

インパクトドライバーに充電できました!

実は最終日の午後、太陽はすっかり隠れてしまって、
たまに雨もぱらついていたので、きちんと試運転で動くのか不安もありました。
でも、18枚もある大きなパネルのおかげで、
あの曇り空でもしっかりと発電し、役割を果たしてくれました……! 

太陽光パネルを18枚設置し終わった屋根の上で、記念撮影!

太陽光パネルを18枚設置し終わった屋根の上で、記念撮影!

太陽光を使ったエネルギー発電、無事成功! 
……したわけなのですが、
今の段階では蓄電池(つくった電気を貯めておく装置)がないので、
発電中、つまり太陽が昇っている昼間だけしか自給した電気は使えません。

ちなみに夜に電気が使えないとなると、

・照明が使えなくて真っ暗闇

・冷凍庫の中のものが溶ける

・インターネットが使えない

・家電全般使えない

と、とにかく不便……。

「電気を貯めておける」って、すごい技術なんだなぁとあらためて感じます。
バッテリーってすばらしい! 

天気がよかったので、外でお昼ごはん!

天気がよかったので、外でお昼ごはん!

太陽光パネルで発電した電気を日常のエネルギーとして使うために、
いつかは蓄電池を設置して、電力会社に頼らない、完全“オフグリッド”を目指したい! 
と思っています。

まだ設置して数日しか経っていないのですが、
これからこのパネルたちが糸島の太陽の力で
どんどん発電してくれることを夢見ています。

またいつか「オフグリッド計画・その2」として、その後の経過をご紹介しますね!

今日のシェアハウスごはん

5月は、たけのこがたくさん採れる季節! 
足が早くてすぐに傷んでしまうので、湯がいたらすぐにザルに並べて天日干しをします。

タケノコを小さくスライスして、ザルに並べる。

まるで曼荼羅のようなたけのこアート。

この季節しか見られないザルの上のたけのこアート、
神秘的でとても気に入っています。

甘夏を煮る。

保存食といえば、集落で採れた無農薬甘夏でつくったマーマレード。
鮮やかなオレンジがあまりにも美しかったので、思わずカメラを向けました。

冬を越え、夏が近づくこの季節は、目に映るものがなんでも色鮮やかに見えて幸せです。
マーマレード、たくさんできたので、友だちにおすそ分けしています。

information

いとしまシェアハウス

writer profile

畠山千春 CHIHARU HATAKEYAMA
はたけやま・ちはる●新米猟師兼ライター。3.11をきっかけに「自分の暮らしを自分でつくる」活動をスタート。2011年より鳥を絞めて食べるワークショップを開催。2013年狩猟免許取得、狩猟・皮なめしを行う。現在は福岡県にて食べもの、エネルギー、仕事を自分たちでつくる〈いとしまシェアハウス〉を運営。2014年『わたし、解体はじめました―狩猟女子の暮らしづくり』(木楽舎)。第9回ロハスデザイン大賞2014ヒト部門大賞受賞。
ブログ:ちはるの森

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