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古材・廃材を使って
築80年の納屋が
“劇的”ビフォー&アフター!
〈大工インレジデンス〉

糸島での自給自足の日々を綴った
―田舎暮らし参考書―
vol.021

posted:2019.2.13  from:福岡県糸島市  genre:暮らしと移住 / アート・デザイン・建築

〈 この連載・企画は… 〉  田舎へ移住を考えている人、すでに移住した人。
そんな方の、暮らしの参考やアイデアになるはずです。農業、狩猟、人とのつながり、四季のこと。
福岡県糸島で自給自足生活を営む〈いとしまシェアハウス〉の暮らしをお届けします。

writer profile

CHIHARU HATAKEYAMA

畠山千春

はたけやま・ちはる●新米猟師兼ライター。3.11をきっかけに「自分の暮らしを自分でつくる」活動をスタート。2011年より鳥を絞めて食べるワークショップを開催。2013年狩猟免許取得、狩猟・皮なめしを行う。現在は福岡県にて食べもの、エネルギー、仕事を自分たちでつくる〈いとしまシェアハウス〉を運営。2014年『わたし、解体はじめました―狩猟女子の暮らしづくり』(木楽舎)。第9回ロハスデザイン大賞2014ヒト部門大賞受賞。
ブログ:ちはるの森

こんにちは。
「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる
〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。

以前この連載で紹介した、
〈大工インレジデンス〉という取り組み、覚えていますか?

このプロジェクトは、大工は家賃&食費が“無料”になり、
我が家の暮らしを体験しながら、一緒に納屋をリノベーションして、
新しいコミュニティの場をつくろうというもの。
大工さんの技術と、我が家の暮らしの、物々交換のような取り組みです。

今回のプロジェクト第1期では、物置きとして使っていたボロボロの納屋を改修。
大工インレジデンスによる、その大変身ぶりを紹介していけたらと思います! 

大工インレジデンスのメンバーや、シェアハウスメンバーと集合写真!

さて。先に結論から言ってしまうと…… 
予想していた100倍、いいものができちゃいました!!!

納屋のBEFORE

納屋のAFTER

どうですか、この変身ぶり。
ビフォーの写真をたくさん撮っておかなかったことを後悔……。
だって暗くて、狭くて、撮ろうにも難しかったんです。

今回の大工インレジデンスのリノベーションで
こだわったポイント&目的はこの3つ。

(1)廃材・古材を活用する

(2)空間を明るくする

(3)狭い納屋を広く活用する

みんなの知恵や技術、ネットワークを駆使して、
木材はほとんど、廃材・古材のいただきものでまかなうことができました。
(木材を提供してくださったみなさま、本当にありがとうございました!)

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どうやってこんなすてきなスペースに!?

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アイデア盛りだくさんの、新コミュニティスペース

どうやったら狭くて暗い納屋を
たくさんの人が交流できるコミュニティスペースにできるか。

大工メンバーたちと話し合いを重ね、
まずは空間全体を薄暗くしていた2階部分の分厚い土壁を
壊すところから始めました。
外から差し込む光をうまく取り入れようという作戦です。

土壁を壊すと、いっきに部屋が明るくなりました。

土壁を壊すと、いっきに部屋が明るくなりました。

その後、古材の建具をパッチワークにして大きな窓をつくります。

古材の建具を組み合わせた、大きな窓。

あちこちで集めてきた、カラーも形も個性ある建具たち。
どれもこれもかわいくてお気に入りなのですが、
ユニークなものばかりだからこそ、
空いた隙間を埋めたり、組み合わせを考えるのにかなり時間がかかりました。
(その分、仕上がったときの達成感は最高!)

2階の床と壁はまだつくり途中。これからさらに大変身する予定です!

2階の床と壁はまだつくり途中。これからさらに大変身する予定です!

そして、1階には奥行を出すために小上がりをつくりました。

1階の小上がり。

この床は、あちこちからいただいてきた廃材を小さくカットして
“ヘキサゴンパーケット”という形に組み合わせ、つくったもの。
こうすれば、古材・廃材の課題である「傷んだ素材」でも、
きれいな部分だけをカットして活用することができます。

ヘキサゴンパーケットに組み合わせた床。

お友だちの子どもも手伝ってくれました!

お友だちの子どもも手伝ってくれました!

たった数センチ、床の高さが変わっただけでも
場所に立体感が出て、広く感じるようになりました。

そして、ぜひみなさんに見ていただきたいのが、
私のお気に入りのひとつ、2階へ登る小さな階段! 
少し変わった形の階段には、ちょっとした秘密があります。

変形すると階段になる椅子階段。

この階段、変形すると椅子になるのです!

大工インレジデンスメンバーのふみよくん。

大工インレジデンスメンバーのふみよくんに
「空間を広くするために、階段はできるだけ場所をとりたくない」
とリクエストしたところ、通常は椅子として使えて、変形すると階段になる
“椅子階段”をつくってくれました。
ク、クリエイティブすぎる!

1階のスペース。

椅子階段を設置すると、2階への階段が完成する仕組みになっているので、
備えつけの階段スペースは、途中までしかありません。
部屋の隅に沿った形なので圧迫感もなく、リクエスト通りの仕上がりに感動。

途切れた階段を見ると「どうやって2階に行くんだろう?」と好奇心をくすぐられます。
我が家に来られた際は、一度はこの階段でワクワクしてもらいたいなあ。

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妄想ふくらむ、新スペース

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キッチン台も、タイニースペースも、全部手づくり!

そして、昨年11月のDIY合宿でつくった作業台は、
キッチンスペースに美しく収まりました。

DIY合宿でつくったキッチン作業台。

隣の台とのサイズもぴったり揃って、作業しやすい高さ。
手づくりとは思えない完成度です。

バーカウンター部分には、これまたいただきもののタイルを貼りました。
空間がパッと明るくなって気に入っています。

1階のバーカウンター。

料理教室などのイベントを企画することを見越して
キッチンスペースを広くつくってあるのですが、
このバーカウンターを使って、定期的にバーなんかもやってみたいなと思っています。
〈1日店長企画〉なんかも楽しそう。

ここでなにかしらのイベントが開催されて、ワイワイと人が集まる場所になるといいなあ。
あれやこれやと妄想がふくらみます。

そして、納屋の隣には洗濯機のためのタイニーハウスをつくりました。

納屋の隣のタイニーハウス。

もともと、洗濯機のスペースは納屋の一部に組み込まれていたのですが、
「いろんな人が訪れるオープンな場所にするためには、
洗濯場所と納屋は分けたほうがいいよね」という結論に落ち着き、
ずっとデッドスペースだった場所に小屋をつくることになったのです。

ハンマーでブロック塀を壊す。

まずは納屋の隣にあったブロック塀を巨大ハンマーで壊すところからスタート。
太い角材で基礎をつくり、古材の建具、廃材や流木を組み合わせて壁を制作。
洗濯が楽しくなる、かわいくポップな小屋に仕上がりました!

全面ガラス張りで陽が入るため、温室効果があって暖かい。
おかげで、雨の日も洗濯物が乾かせるようになりました。

タイニーハウスと、シェアハウスメンバーのあべゆかちゃん。

置く場所がなくて納屋で眠っていたもうひとつの洗濯機も新たに設置して、
洗濯機の稼働が倍にUP!
住人が8人いるので、晴れの日の洗濯機の奪い合いも減りそうです。うれしい! 

リノベーションが完了した新スペースで集合写真!

たった2か月で生まれ変わった納屋のスペース。
暮らしも快適になり、使えるスペースがぐーんと広くなったので、
大人数のイベント受け入れや合宿も企画できそうです。

これからますます進化していく我が家と、
ユニークな大工たちが集まる〈大工インレジデンス〉プロジェクトをお見逃しなく!

家賃&食費が無料になる
大工インレジデンス第2期メンバー募集開始!

大工インレジデンス第2期メンバー募集!

そしてただ今、 大工インレジデンスでは第2期メンバーを募集しています! 
舞台となるのは、オープンキッチン隣の農機具置き場。
がんばって片づけて、みんなが驚くほどすてきな場所にしちゃおうと思っています。
「おもしろそう!」と思った方、ご応募お待ちしております!

詳しくはこちら

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今日のごはん

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今日のシェアハウスごはん

土台からつくっていた庭のピザ窯が、ついに完成しました!

庭のピザ窯でピザを焼く。

ご近所さんを招待して、生地から手づくりしたピザで乾杯!

みんなでピザパーティー。

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