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posted:2024.5.20 from:東京都千代田区 genre:ものづくり / アート・デザイン・建築
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writer profile
Mae Kakizaki
柿崎真英
かきざき・まえ●ライター。宮城県仙台市出身。2019年よりフリーランスライターとして、東京を拠点に活動中。月刊誌やニュースサイト編集者としてのバックグラウンドを活かして、Webメディアや雑誌などに寄稿を行う。
東北の伝統工芸とデザイン・テクノロジーとのコラボレーション展となる
〈Craft×Tech Tohoku Project 2024 Exhibition〉が、5月24日(金)と25日(土)の
2日間開催されます。
会場は、東京千代田区の登録有形文化財として知られる
〈kudan house(九段ハウス)〉。
今会期の後は、スイスのバーゼルで6月に開催される
〈デザイン・マイアミ・イン・バーゼル〉、
イギリスのロンドンで9月に開催される
〈ロンドン・デザイン・フェスティバル〉に巡回予定となっています。
〈Craft×Tech〉は、日本の伝統工芸と国際的に活躍する
クリエイターとのコラボレーションによって、革新的な
プロダクトやアートピースを生み出していくイニシアティブを目指し、
デザイナーの吉本英樹氏によって立ち上げられたプロジェクトです。
立ち上げの背景について、吉本氏はこのように述べています。
「私はもともと、伝統工芸の収集家でもなければ、それに特別な思いを
寄せるわけでもありませんでしたが、ふとしたきっかけで訪れた
東北の漆塗り工房で、文字通りその職人技に大きな衝撃を受けました。
社会の教科書に載っている日本文化の象徴としての伝統工芸というよりも、
今まさに現場で生み出されている、極めてクオリティの高い、
純粋なものづくりとしての工芸の美しさ。
ひた向きに、伝統を受け継ぎ、当たり前のように更新し続けていく姿。
そういったことに胸を打たれて以来、さまざまな地域の工芸産地の
製作現場を訪れ、職人さんとの会話を重ねるなかで、何か自分の持てる力と、
日本の伝統工芸を重ね合わせるようなプロジェクトを立ち上げたいという
気持ちが、日に日に大きくなっていきました」
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その第1弾となる今回は、東北6県の工芸産地が参加。
青森県の津軽塗、秋田県の川連漆器(かわつらしっき)、岩手県の南部鉄器、
宮城県の仙台箪笥、山形県の置賜紬(おいたまつむぎ)、福島県の会津本郷焼と、
各県を代表する伝統工芸が世界的に活躍する6組のクリエイターとタッグを組み、
新たな作品を創造します。
工芸の美しい素材や技法を歴史と未来の両面から見つめ、
世界のアートシーンに日本文化の新しい側面を伝える〈Craft×Tech〉の活動を
現地で体感してみてはいかがでしょうか。
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*価格はすべて税込です。
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