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posted:2018.7.5 from:愛知県名古屋市 genre:食・グルメ
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
職人さんがていねいに絵柄を組み上げてつくる「組み飴」。
名古屋に、そんな組み飴にロゴやキャラクターを組み込み、
人気を集めている小さな飴工房があります。
その名も〈まいあめ工房〉。Instagramをきっかけに人気が広がり、
これまでに手がけた依頼は6,000社以上。海外からの反響も大きく、
デビッド・ベッカムさんの息子、ブルックリン・ベッカムさんや、
『VOGUE』などで活躍するファッション・ジャーナリスト、
スージー・メンケスさんからもオーダーがあったそうです。
2018年6月、そんなまいあめ工房が中日ドラゴンズとコラボした
「ドアラ」の組みあめを発表しました。
きっかけは、株式会社中日新聞社のドラゴンズグッズ開発チームが
まいあめ工房へ「中日ドラゴンズと地域に根ざす企業で一緒に
東海地方を盛り上げていきたい」と相談をもちかけたこと。
社内でことあるごとに中日ドラゴンズの話をしていた
まいあめ工房の皆さんには、うれしい依頼でした。
かくして、ドアラの組み飴づくりがスタート。
こちらが試作第一弾です。
「口が可愛く見えないから色を変えよう。顔が縦に長細いので横長に」(まいあめさん)
続いて、第2弾。だんだんかわいくなってきました!
「前よりは良くなったけど、目が小さいような……もっと目と口を大きくしよう」(まいあめさん)
そして、第3弾!
「どうですか……!!このでき上がり……!!
ついに、こんなにこんなに可愛い、
愛嬌たっぷりのドアラができ上がったのでした」(まいあめさん)
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パーツを組み上げて絵柄をつくり、イメージ通りの飴をつくるのは大変なこと。
長年の経験で培った職人の技術と勘がなければ、とってもできないことなのだそう。
「まいあめ工房も中日ドラゴンズも、
フィールドや環境はまったく異なりますが、
若手を育成していきたい思いは基本的には同じで、
若手職人、若手選手にどんどん経験をつませて、
できなかった部分は“なぜできないのか”、“どうしたらできるのか”を
自分でしっかり考え、改善点と向き合ってもらう。
それが組織、チームとして大切なことなのかな、そんな風に思うのです。
いつの時代も若い人材がそれぞれの分野の未来を
担っていくことに間違いないのですから。
地元に根づくお菓子文化が地元のプロ野球チームの手によってフューチャーされ、
若手職人が誇りと責任を持ってグッズ製作に関われる。
そんな素晴らしい機会を与えてくれた中日ドラゴンズさん、
中日新聞さんの懐の広さに改めて感動を覚え、
これからも地元を代表できるような文化を築きながら、
地元で頑張るドラゴンズをもっともっと応援していきたい。そう強く思うのでした」
「ドラゴンズキャンディー」はナゴヤドーム内のグッズショップや、
中日新聞がドラゴンズグッズを販売している
Webサイト〈中日新聞 ドラゴンズショップ〉で購入可能です。
また、〈まいあめ工房〉のサイトでは
オリジナルの組み飴をオーダーすることもできます。
ぜひチェックしてみてくださいね!
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