連載
posted:2013.5.20 from:沖縄県国頭郡国頭村 genre:アート・デザイン・建築
〈 この連載・企画は… 〉
生きていることは、それ自体、祝福であるのか。
みずからの問いに、みずから真摯に答えるように作品をつくり続けてきた美術家・内藤礼。
この世の聖地をいくつも出現させてきたアーティストに訪れた新しい兆しーーーそれが「ひと」。
「ひと」はどこから、なんのために地上に生まれてきたのか。そして何を見ようとしているのか。
その答えを探す旅がはじまる。
profile
Rei Naito
内藤 礼
ないとう・れい●美術家。主な個展に、1997年「地上にひとつの場所を」(第47回ヴェニスビエンナーレ日本館)。2009年「すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」(神奈川県立近代美術館 鎌倉)。パーマネント作品として、2001年「このことを」(家プロジェクト『きんざ』、直島)。2010年「母型」(豊島美術館)がある。2011年「ひと」の制作を開始し、NY、ベルリン、東京(佐賀町アーカイブ、ギャラリー小柳、空蓮房、資生堂ギャラリー)で発表。
書籍『O KU 内藤礼 地上はどんなところだったか』
この連載をまとめた書籍「O KU」が刊行されました。
また、東京都庭園美術館で12月25日(木)まで開催されている
内藤礼さんの個展「内藤礼 信の感情」にて、
2013年にコロカルで限定公開した映像作品「地上はどんなところだったか」が上映されます。
本展覧会にも登場する、きぼうの方に向く《ひと》が、沖縄の村落「奥」を旅する映像作品です。
上映の日程は、2014年11月29日(土)、12月6日(土)、12月13日(土)、12月20日(土)。12月20日(土)には内藤礼さんのアーティストトークも行われます。
時間の積層と人が過ごした気配を感じる本館と、
新館のホワイトキューブの空間に、内藤礼さんの新作たちが命と色を吹き込みます。
詳細はこちら。
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