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posted:2025.2.28 from:三重県伊賀上野市 genre:旅行
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Momo*Kinari
きなり・もも
ライター・エディター。東京在住。Webや雑誌、旅行ガイドブックで撮影・執筆。国内外でグルメや観光スポットを取材。たまに料理やモノづくり、イラストの仕事もしています。 X:@Momo_kinari
日本ではおなじみの忍者ですが、近年では映画やアニメの影響もあり、
外国人観光客からも人気が上昇しています。
三重県伊賀地方と滋賀県甲賀地方が忍者の発祥地として知られ、
なかでも伊賀忍者は忍術や戦闘能力に優れ、多くの戦で貢献したといわれています。
今回は、そんな忍者の里「上野市(忍者市駅)」で立ち寄りたいスポットを紹介します。
使用車両はJR東海所属のキハ75形2両編成。
三重県までは、名古屋から「名古屋発専用臨時電車」に乗って移動します。
「名古屋発専用臨時電車」は、地域活性化と観光需要の取り組みを検証するために、
2025年2月16日と22日に実証運行された2日間限定の電車です。
「名物☆忍者列車」のピンク。ほかにブルーとグリーンがある。
名古屋から関・伊賀上野駅までを直通で結ぶ臨時列車で「伊賀上野」、
そして伊賀鉄道で忍者のまち「上野」へ。
お弁当やスイーツ、パンなど地元のお店やキッチンカーが勢揃い。
「上野駅」に到着。改札を出ると、駅前の多目的広場で地元のお店が集まった
「忍マルシェ」が行われていました。
地元のお店が出店しているほかに、駅の周辺は忍者の人形が並べられ、
地元の人や観光客が入り混じり、賑やかにグルメや体験を楽しんでいました。
いろんなポーズをとっている忍者人形と写真を撮って楽しめる。
今回行われていたマルシェは「忍者の日」にちなみ、2日間限定で開催でしたが、
今後も多目的広場で、不定期でさまざまなマルシェを行うそうです。
information
忍マルシェ
Instagram:忍マルシェ
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茅葺き屋根の建物が「からくり屋敷」。
伊賀上野駅から徒歩分の場所にある〈伊賀流忍者博物館〉は、
忍者が使用していた本物の手裏剣や忍術資料を多く展示する博物館です。
隠し階段の仕組みの説明。どこからか視線を感じる……?
江戸時代末期の土豪屋敷を移築した「からくり忍者屋敷」には、
数々の仕かけが隠されており、“どんでん返し”や“仕掛け戸”など、
からくりを実際に体験できます。また、迫力の忍術実演ショーも必見。
映画などで見た道具の名前を知ることができます。
「忍者資料館」には忍術書や忍具が展示されており、
解説を読めば、道具をどのように使用していたかがわかります。
手ぬぐいやバンダナは忍具をモチーフにしたデザインも。
忍者実演ショーや忍者体験を楽しんだあとは売店へ。
店内にはここでしか買えない、同館オリジナルの忍者グッズが揃います。
「伊賀流 味覚修行 忍くろ」(450円)、「忍ジャーエール」(250円)。
また、「忍ジャーエール」などシャレの効いたドリンクや
「伊賀流 味覚修行 忍くろ」竹炭を使用した真っ黒なアイスも販売。
フレーバーは2種類あり、購入時にAとBどちらがいいですか? と聞かれます。
こちらは「忍くろA」。真っ黒なので見分けがつかない。
ふたを開けるとどちらも真っ黒。食べたあとも口のなかが真っ黒に!
なんの味か当ててみてくださいね。
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藤堂高虎により築城された〈伊賀上野城〉は、白亜三層の端麗な姿が
美しいと評価され、日本の100名城に選ばれています。
当時の内堀と高さ約30メートルもの高さを誇る内堀の石垣や
昭和10年に建てられた天守閣が残っています。
桜の時期は多くの観光客が訪れる。
三層からなる天守閣には武具、甲冑(かっちゅう)や藤堂家の遺品、
横山大観をはじめ名士の色紙46点の天井絵を展示。
「白鳳城」とも呼ばれているお城や桜を背景に記念撮影を楽しんでみては。
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伊賀上野市で百数十年続く〈湖月堂〉は丁稚羊羹を主力とした和菓子店。
三重県の小京都とも呼ばれている伊賀上野市は、
水と土壌、気候に恵まれており、地元の食材が豊富でどれも上質。
その食材を生かした和菓子店がまちの通りに点在しています。
伊賀名物「かたやき」は、小槌を使って割って食べるほど硬い。写真は〈鎌田製菓〉の直売所で購入。
なかでも、「かたやき」は、三重県北西部に位置する伊賀市と名張市に伝わる菓子。
伊賀忍者の携帯食「忍菓」とも呼ばれ、
合戦地では日持ちする保存食として重宝されたといわれています。
原料は小麦粉、砂糖、胡麻などで栄養価も高く、添加物は不使用。
ほどよい甘さと芳しい香りが特徴の伊賀地方を代表する銘菓です。
忍者最中はパッケージが違うだけで中身は同じ。裏表が違う皮がかわいい。
本町通りの〈御菓子司 おおにし〉の忍者を模った
「忍者最中」(115円)も伊賀上野の名物。
粒感のしっかりした餡と香ばしい最中の皮があとを引く味わい。
たくさん買ったはずの最中が、気がつくと忍者のようにドロン!
と消えてなくなっています。
〈いが上野 いせや〉の「丁稚羊羹」(520円)と「おしもん」(200円)。
そのほかにも、「丁稚羊羹」や生落雁の「おしもん」など、
この場所ならではの和菓子もありますのでお見逃しなく。
information
伊賀上野観光協会
Web:伊賀上野観光協会
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伊賀市は「伊賀牛」の産地。伊賀にきたら絶対に味わいたいグルメのひとつです。
「伊賀牛」とは、伊賀市・名張市で肥育された雌の黒毛和種の未経産牛のこと。
気候、水に恵まれた伊賀の土地で飼育された伊賀牛は、
松阪や近江方面に出荷され、近江牛の大半は伊賀の素牛だったともいわれています。
駅前の商業施設〈ハイトピア伊賀〉の2階にある〈伊賀牛ステーキハウス グラツィエ〉。
そんな伊賀牛を使った贅沢な料理を提供する〈伊賀牛ステーキハウス グラツィエ〉へ。
高級なステーキハウスですが、ランチタイムはリーズナブルに味わえるメニューがあります。
上から牛刺し、牛トロ刺し。サラダやスープ、ドリンク、デザート。
なかでも牛刺し2種類とステーキ100グラムが味わえる
「伊賀牛恵ランチ」(4,200円)がおすすめ。
2種類の牛刺しは、融点の低い伊賀牛ならではの食感と甘みが楽しめます。
伊賀牛サーロイン100グラム。
ステーキは、ポン酢、岩塩、おろしソースがセットになっていて、
好きな味で伊賀牛を堪能できます。
赤身と脂身のバランスが良い伊賀牛は、肉質がとてもやわらかく、
子どもから高齢の方まで幅広く味わえます。
information
伊賀牛ステーキハウス グラツィエ
住所:三重県伊賀市上野丸之内500 ハイトピア伊賀2F
TEL:0595-21-3148
営業時間:11:00~14:00、17:00~21:00(20:30L.O.、入店ストップ 20:00)
定休日:火曜(水曜休業あり)
Web:伊賀牛ステーキハウス グラツィエ
食後は同ビル1階にある〈肉の伊藤 丸之内店〉へ。
店頭には、伊賀牛のなかでも厳選された品質の肉がズラリと並びます。
脂が苦手な人は、赤身と脂身のバランスが良い部分を選んでもらうこともできる。
芳醇な香りとコクは、肉通から「肉の横綱」と称されるほどの逸品。
お家へのお土産や大切な人への贈り物にもピッタリ。
伊賀にきたら、ぜひ伊賀牛や和菓子などのグルメも忘れずにチェックしてくださいね。
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