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Riho Nakamori
中森りほ
なかもり・りほ●東京生まれ東京在住のフリーライター/編集者。仕事やプライベートで月に1回以上、地方や海外へ。各地のおいしい食べ物やお酒、素敵なホテルや旅館を発掘するのが趣味。好きな番組は『ブラタモリ』『六角精児の呑み鉄本線・日本旅』。
瀬戸、常滑、信楽、備前、越前とともに日本六古窯のひとつに数えられ、
その発祥は平安時代末期から鎌倉時代のはじめといわれる丹波焼。
850年以上受け継がれる産地では、時代の要請に応じて、つくる物やつくり方の変化を
繰り返しながら、昭和53(1978)年には国の伝統的工芸品指定を受けました。
今日も50以上の窯元が、技法も造形も用途も多様なものづくりを手仕事で行っており、
日常使いできる、暮らしに寄り添う、美しく多様な作品は、
世代を超えて愛され続けています。
そんな丹波焼の郷も、時代の変化に伴い、窯元数や職人の減少がみられ、
持続的な産地のあり方を模索しています。
美意識を磨くために何度も訪れることができる郷になることを目指して、
2024年の春に兵庫県丹波篠山市今田町エリアでスタートするのが〈陶泊〉です。
陶泊とは、陶芸体験などから一歩踏み込み、陶工の自宅などに宿泊して
生活を共にすることで、職人の手仕事や里の空気、文化なども味わう滞在型旅行です。
陶泊で宿泊できるのは、職人の工房など、実際の暮らしの現場。
職人の日常に触れ、日本のものづくりの現場を間近で見て体感することができます。
もちろん、個別の客室やシャワー等の宿泊設備もあり安心して滞在することが可能です。
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もちろん陶芸の体験も含まれています。教えてくれるのも、現役の職人。
また参加者の要望に寄り添い、例えば土堀や粘土作りといった作陶のプロセスも
体験することができます。
また、陶泊では、「さとびとガイド」と呼ばれるツアーガイドが
一人ひとりの関心や好みに合わせて、当日案内します。
さとびとガイドは、立杭でものづくりをする若手の職人が中心です。
そのため、地域の話や陶芸のリアルな話を聞き、立杭をより深く、
より楽しく知ることができます。
現在2024年春頃の一般募集に向けて、宿泊業の勉強会やツアーガイド向けの
ワークショップを実施しています。
実際に宿泊できる窯や陶泊のツアーの詳細は今後公式より発表されるそうです。
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「陶泊」
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