colocal コロカル マガジンハウス Local Network Magazine

連載の一覧 記事の検索・都道府県ごとの一覧
記事のカテゴリー

連載

「脱いだくつ下」福島会津編

水尻自子の方言アニメ
vol.048

posted:2013.7.18   from:福島県会津若松市  genre:エンタメ・お楽しみ

〈 この連載・企画は… 〉  若手アニメーション作家・水尻自子のショートアニメを、各地域の方言でお届け。
声の出演者による方言エピソードなどもご紹介します。

左足:いやー、しかし今日もよぐはだらいたなぁ、くたびっちゃオラ~。

右足:あれ、なんかくせぐね?

左足:したがらない、たいなくせぇわっせ!

右足:こんじはめんげあのこにやだがられっちまーなー。

左足:なんだオメ! 彼女いだのがせ? チッ、いいごとなぁ~。

右足:まーだそんなんじゃねーよー。んだげっちょすきなんだよな~。

左足:んじゃらば、がんばんなんねわせ! 応援すっがらよ。

右足:わりな~。

右足:あ~、どうすっぺ。

●声の出演者より

会津弁はちょっとぶっきらぼうに聞こえるかもしれませんが、
乱暴なわけではありません。
語尾に「~べ」「~べした」とつけたり、
「そうだよね」というような相づちに「したがらよ」と言ったりします。
そのほか会津弁で気に入っているのは
「さすけねぇ」=大丈夫、ドンマイという意味の方言。
大河ドラマ『八重の桜』でも使っていたと思います。

●編集部より

会津弁は『八重の桜』でおなじみの人も多いと思います。
東北特有のこもったような発音ですが、慣れてくると
どこか親しみがわいてきますね。

今回吹き替えに協力してくださったのは会津若松市の「太郎焼総本舗」さん。
甘味処で、太郎焼という大判焼のほかに、かき氷も人気だそう。
会津若松に遊びに行った人はぜひ訪れてみてください!

profile

Yoriko Mizushiri
水尻自子

みずしり・よりこ●1984年青森生まれ。手描きやコマ撮りアニメーションを中心に制作。新作「布団」が第14回広島国際アニメーションフェスティバルで木下蓮三賞を受賞するなど、気鋭のアニメーション作家として注目を集めている。

credit

声の出演:太郎さん

Feature  特集記事&おすすめ記事

Tags  この記事のタグ