連載
posted:2013.7.18 from:福島県会津若松市 genre:エンタメ・お楽しみ
〈 この連載・企画は… 〉
若手アニメーション作家・水尻自子のショートアニメを、各地域の方言でお届け。
声の出演者による方言エピソードなどもご紹介します。
左足:いやー、しかし今日もよぐはだらいたなぁ、くたびっちゃオラ~。
右足:あれ、なんかくせぐね?
左足:したがらない、たいなくせぇわっせ!
右足:こんじはめんげあのこにやだがられっちまーなー。
左足:なんだオメ! 彼女いだのがせ? チッ、いいごとなぁ~。
右足:まーだそんなんじゃねーよー。んだげっちょすきなんだよな~。
左足:んじゃらば、がんばんなんねわせ! 応援すっがらよ。
右足:わりな~。
右足:あ~、どうすっぺ。
●声の出演者より
会津弁はちょっとぶっきらぼうに聞こえるかもしれませんが、
乱暴なわけではありません。
語尾に「~べ」「~べした」とつけたり、
「そうだよね」というような相づちに「したがらよ」と言ったりします。
そのほか会津弁で気に入っているのは
「さすけねぇ」=大丈夫、ドンマイという意味の方言。
大河ドラマ『八重の桜』でも使っていたと思います。
●編集部より
会津弁は『八重の桜』でおなじみの人も多いと思います。
東北特有のこもったような発音ですが、慣れてくると
どこか親しみがわいてきますね。
今回吹き替えに協力してくださったのは会津若松市の「太郎焼総本舗」さん。
甘味処で、太郎焼という大判焼のほかに、かき氷も人気だそう。
会津若松に遊びに行った人はぜひ訪れてみてください!
profile
Yoriko Mizushiri
水尻自子
みずしり・よりこ●1984年青森生まれ。手描きやコマ撮りアニメーションを中心に制作。新作「布団」が第14回広島国際アニメーションフェスティバルで木下蓮三賞を受賞するなど、気鋭のアニメーション作家として注目を集めている。
credit
声の出演:太郎さん
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