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posted:2017.2.11 from:北海道札幌市 genre:アート・デザイン・建築 / エンタメ・お楽しみ
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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
credit
写真提供:札幌国際芸術祭事務局
ただいま開催中の〈第68回さっぽろ雪まつり〉。
毎年200万人もの観光客が訪れる、札幌の冬の大イベントです。
今年も盛況に湧く会場で、ひときわユニークな雪像が。
ここでは夜になると音楽影絵劇『トット商店街』が上演されています。
今年開催される〈札幌国際芸術祭2017〉(SIAF2017)の
公式プログラムとして制作されました。
この雪像があるのは、大通5丁目会場。
テレビの歴史を語るうえでの生き証人でもある黒柳徹子さんと、
かつてたくさんの人がその場所に集まっていた街頭テレビ、
そして商店街をモチーフにつくられています。
そして夕方17時15分以降になると、音楽とアニメーション、影絵、そして演劇と
さまざまな表現が合わさった音楽影絵劇が雪像ステージにて開催!
黒柳徹子さんのナレーションとともに、賑やかな劇が繰り広げられます。
本作品の芸術監督を務めるのは、音楽家・俳優・著述家など、
多岐にわたる活動を行う岸野雄一さん。
岸野さんを指名したのは、昔から岸野さんをよく知る
SIAF2017ゲストディレクター大友良英さんです。
岸野さんは、大友さんが音楽を手がけたテレビドラマ『トットてれび』を
インスピレーションの源に、古き良きテレビの黎明期に
思いを馳せながらイメージを膨らませたのだそう。
そして生まれたのが、トットちゃんの愛称で知られる黒柳徹子さんが
テレビの天女になって、さっぽろ雪まつりにやってくる雪像のアイデアでした。
1日4回(毎時00分、17時台は15分から12分間ほど)、会期中は毎日上演しています。
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そしてこの4公演の合間も見どころのひとつ!
岸野雄一さんと、メディアアーティストのクワクボリョウタさんの
コラボレーションによる作品『札幌ループライン』の風景が
雪像テレビに映し出されます。
これは札幌市電の風景をジオラマと影絵で再現したもの。
実は雪像ステージの横の特設ブースで、ライブでつくり出されている作品です。
こちらもお見逃しなく!
information
第68回さっぽろ雪まつり×札幌国際芸術祭2017『トット商店街』
日程:2016年2月6日(月)〜12日(日)
時間:毎日17:15〜、18:00〜、19:00〜、20:00〜の4回公演(各回約15分)
会場:大通公園西5丁目『トット商店街』特設ステージ
芸術監督:岸野雄一
出演:岸野雄一、ジョン(犬)/音楽:海藻姉妹
技術協力:クワクボリョウタ/雪像デザイン:梅村昇史/制作:TASKO inc.
Web:公式サイト
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