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posted:2014.10.18 from:秋田県秋田市 genre:ものづくり / アート・デザイン・建築
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
「木のある暮らし Life with Wood」からのニュースです。
日本の木材を活用した新しい商品、ユニークな商品、ヘルシーな商品の情報や、
木に触れる、木の良さを知るイベントやプロジェクトのことなどをキャッチ!
writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
まちを訪れる人の玄関口であり、家路に繋がるバスターミナル。
そこに木のぬくもりがあると、すごくほっとしますね。
秋田県秋田市にある「秋田駅西口バスターミナル」は、
地元産の「秋田杉」をふんだんに使った木造のバスターミナル。
日本三大美林の一つに数えられ、全国一の蓄積量を誇る秋田杉の材木のほか、
鉄・ガラスも天然の原料を使い、2013年10月に完成しました。
デザインのコンセプトは、「秋田杉によるお出迎え空間」。
ベンチには暖かくやわらかい杉の質感を味わえるように
大断面の秋田杉を使用。また裸電球が連なる懐かしいバス停の
雰囲気を表現するべく、省電力のクリヤー電球型LEDを使った
ペンダントライトが照明として使われています。
デザイナーは、ナグモデザイン事務所の南雲勝志さんら。
戦後の植林によって杉だらけになった日本の山林を
きちんと評価する活動「日本全国スギダラケ倶楽部」が
きっかけになってこのバス停が実現したのだそう。
いつか訪れてみたいバス停です。
秋田杉を使ったものづくりについては、
コロカルの特別企画「木のある暮らし Life with Wood」
でもご紹介しています。こちらもぜひ!
名称:秋田駅西口バスターミナル
住所:秋田市中通2丁目7番地
写真撮影:シブヤスタジオ
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