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posted:2023.6.6 from:新潟県三条市 genre:ものづくり
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
JR東日本・燕三条駅の2階に
地方創生型ワークプレイス〈JRE Local Hub 燕三条〉と
国内メーカーと地場企業をつなぐものづくりの総合窓口
〈燕三条こうばの窓口〉がオープンしました。
三条市とJR東日本新潟支社と共に、
〈燕三条こうばの窓口〉を手がけたのは、
燕三条地域の若手経営者9名によるドッンドラインズ。
技術力の高い地元企業の情報を包括的に管理し、
県外へ提案できる新たなサービスが
燕三条のものづくり産業の発展に必要だという考えから、
構想が始まったのだそうです。
そうしてできた燕三条こうばの窓口では、
100以上の工場(こうば)とつながることができる
ビジネスマッチングサービス〈MOC(ものづくりコンシェルジュ)〉が提供され、
防音個室や会議室もあるコワーキングスペースが設けられました。
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2023年6月からは、ものづくりの人材育成を目的として、
MOC(ものづくりコンシェルジュ)、三条市立大学、
東京都の工業高校と連携した教育プログラムや、
課題発掘型リーダー人材育成プログラム「JRE Station カレッジ」、
こうば体験ツアーもスタートします。
ドッツアンドラインズ代表・齋藤和也氏は
燕三条こうばの窓口の機能について以下のように話しています。
「まずはやはりふらっと行けるというのが、この施設の大きな特徴です。
これまでは燕三条に出張で来て用事が終わればさっと帰る方がほとんどだったと思いますが、
『燕三条こうばの窓口』は駅の構内にあるので、例えば帰りの新幹線までの空いた時間などを
有効活用することができます」
そして、製造元を探している国内メーカーは、
地場企業の技術をマッチングすることが可能に。
〈燕三条こうばの窓口〉がハブとなることで、
国内メーカーは自らが動かずに商談先を見つけられ、
地場企業は営業のチャンスの可能性が生まれるというのが大きなメリットです。
「現状の燕三条ではテーブルウェアや工具など
決まったパターンのものづくりが多いですが、
この施設を通して国内メーカーと地場企業をマッチングし、
今後は燕三条全体で“付加価値のあるものづくり”を増やし、
海外へとさらに販路を広げていきたいと考えています」
さまざまな可能性とともに動き出した燕三条こうばの窓口。
詳しい利用方法や各種サービス、最新ニュースやトピックスなどは、
オフィシャルのホームページで随時アップされるようなので、
地方の優秀な中小企業をお探しの方はぜひチェックしてみましょう。
information
燕三条こうばの窓口
住所:新潟県三条市下須頃497 燕三条駅2階 燕三条こうばの窓口
営業時間:10:00〜19:00(全日)※休業日はHPに随時記載。
web:オフィシャルホームページ
コワーキングスペース
席:コワーキングスペース 20席、防音個室ブース 2席、半個室ブース 2席、会議室 3部屋
基本料金:半日プラン(10:00~14:30、14:30~19:00)1100円、1Dayプラン(10:00~19:00)1980円、ドロップイン(15分)143円
オプション:会議室利用:+500円/回、空間自在ワークプレイス利用:+500円/時間
Photo ©︎神宮巨樹
*価格はすべて税込です。
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