『to go MATSUMOTO』 65年続く印刷会社が始めた、 レストランのテイクアウト情報 ウェブマガジン
松本のテイクアウト情報を発信
2020年4月17日、長野県松本市にある〈藤原印刷〉が
レストランのテイクアウト情報に特化した
ウェブマガジン『to go MATSUMOTO』をスタートさせました。
これは、新型コロナウイルスの感染拡大により、
従来の集客が見込めなくなってしまったお店と家庭をつなぎ、
応援することを目的としたウェブマガジン。
〈栞日〉や〈タビシロ ジェラート〉など、
松本市内にある飲食店のテイクアウト情報を紹介しています。
17日にインスタグラムのアカウントを開設すると、
フォロワーが3週間で3,000人を突破。
ハッシュタグ「#togomatsumoto」をつけた投稿も、
およそ3週間で800件を超えました。
このマガジンでは、飲食店の紹介と合わせて、
応援する方のコメントも紹介しています。
たとえばこちらは、本屋・喫茶店〈栞日〉の紹介ページ。

そして同店の店主・菊地徹さんは、応援ページで〈Alps gohan〉にコメントを寄せています。

こうしてまちの人たちがお互いに支える仕組みを
つくり継続的に発信することによって、
常に新鮮な情報を提供し、松本にテイクアウトを
定着させることを目指しているといいます。
5月2日に公開したVOL.2では、オリジナル企画
「八幡屋磯五郎×to go MATSUMOTO vol.01 to go SUPER HOT stay home」
も実施しました。

コンセプトは「STAY HOMEに刺激を」。
七味唐辛子の老舗〈八幡屋磯五郎〉の協力を得て、
市内の飲食店にて一味唐辛子の3倍ほどの辛さのある
唐辛子〈バードアイ〉を使ったメニューを展開しました。
こちらはアジア料理店〈がねいしゃ〉の〈バードアイのガパオライス〉。
こちらは、同店のガパオライスとカレーを食べた方の投稿です。
バードアイを使用したメニューはゴールデンウィーク期間中、
〈がねいしゃ〉〈creperie monkava〉〈三代食堂〉〈百老亭〉の
4店舗で販売され、売れ行きは上々だったようです。

藤原印刷本社工場
企画・運営を行っている〈藤原印刷〉は、松本に65年続く印刷会社。
3月には、新型コロナウイルスの影響で学校を休んでいる子どもたちに向けて
“大きな紙”配布する活動も行っていました。(その時の記事はこちらから)
紙と印刷の魅力を伝えることに力を入れてきた同社ですが、
なぜ今回はデジタルメディアを始めたのでしょうか?
取締役であり、企画者の藤原隆充さんは、
その思いを同社のnoteに綴っています。
新型コロナウイルスの影響が日を追うごとに及び、
苦境を強いられている飲食店の力になりたいと思った藤原さんは、
お店のテイクアウト情報を雑誌というかたちにこだわって発信していきたいと考えました。
雑誌にこだわった理由は「雑誌は人格を持ち、
哲学や思想を伝える力があると本気で思っているから」。
また、これからの食の楽しみをお店の人、まちの人と一緒に考え、
伝えていくためには、雑誌がベストだと考えたのだとか。
今回はそのコンテンツを更新のしやすさ、拡散力、
コストを優先し、ウェブマガジンとして公開することにしたといいます。

「飲食店は食を提供しているだけではありません。
人を抱え、気持ちを受け入れ、つなぐこともできます。
私にとってまちのお店はなくてはならない存在です。
だから生き残って欲しいんです。
できる限りのサポートがしたいんです」(藤原さん)
新型コロナウイルスの影響がいつまで続くのか、先が読めない今、
藤原さんは長期戦を見据えて新しい企画を練っています。
今後の展開も、注目していきたい雑誌です。
information
to go MATSUMOTO
発行者:to go MATSUMOTO
有志チーム:高橋亮太朗(BELPA) 千野隆(折協市場店) 藤原隆充(藤原印刷) 竹村奈々(藤原印刷)
発行所:藤原印刷株式会社
住所:松本市新橋 7-21
