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posted:2019.10.15 from:岩手県 genre:アート・デザイン・建築
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
岩手県と青森県の三陸沿岸地域にて、
〈三陸国際芸術祭〉が開催されます。
三陸沿岸エリアは、世界でも類を見ない芸能の宝庫。
青森・岩手・宮城の三県だけでも、2,000以上の
郷土芸能団体が存在するといわれています。
三陸国際芸術祭はそうした郷土芸能をはじめ、
アジアの芸能や国内外のコンテンポラリーダンスなど、
ジャンルを超えたパフォーマンスアートが集う芸術祭です。
今年のテーマは「触レル」。
日本の芸能に触れるとともに海外の芸能や現代の芸術と交流し、
相互の接触から過去を読み解き、現在を更新し、
新たな未来に向けて歩んでいくことを目指しています。
10月26日(土)〜10月31日(木)は、
気仙地区(陸前高田市・大船渡市)にて
さまざま鑑賞プログラムと体験プログラムを開催。
南国の熱狂に触れるなら、10月27日(日)に開催される
一夜限りのバリナイト、〈インドネシア・バリ島から
バロンダンスとガムランの夕べ〉へ。
キャッセン大船渡の千年広場にて
バリ舞踊・バロンダンスとガムラン演奏が行われます。
この芸術祭には“芸能を習う”プログラムも用意されています。
10月29日(火)〜31日(木)は3日間連続プログラム
〈大船渡まるごと芸能体験館×三陸国際芸術祭〉が開かれます。
仰山流笹崎鹿踊り、赤澤鎧剣舞、石橋鎧剣舞、
前田鹿踊り、永浜鹿踊りのレクチャーが行われ、
稽古場や衣装、芸能のはじめ方など、
普段は見られない芸能の内側に触れられます。
申し込み、詳細はこちらから。
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11月3日(日)〜11月4日(月・休)は青森県八戸市へ舞台が移ります。
11月3日(日)は〈習いに行くぜ!三陸へ!! 〜八戸で神楽体験編〜〉を開催。
このプログラムでは、踊りやお囃子を体験。
身体を動かしながら、観るだけでは得られない神楽の魅力と出会えます。
同じく11月3日(日)には八戸の〈カドヅケ×商店〉も開催。
八戸市中心街の横丁に、芸能団体と現代パフォーマーが登場し、門付けを行います。
門付けとは、商店の商売繁盛や、居合わせたお客さんの無病息災を願うこと。
参加団体は白銀四頭権現神楽(白銀四頭権現神楽保存会)、
法霊神楽(法霊神楽保存会)、バロンダンス&トゥラン・ブーラン(インドネシア)、
日比野桃子(ダンサー・パフォーマー)。
なんだか縁起が良さそうですね!
そのほかにも、多数のプログラムが開催されます。
最新情報は公式サイト、Facebookをご覧ください。
information
三陸国際芸術祭
会期:2019年10月26日(土)〜11月4日(月・休)
開催地:八戸市(青森県)、久慈市、岩泉町、山田町、大槌町、大船渡市、陸前高田市(岩手県)
主催:三陸国際芸術推進委員会、国際交流基金アジアセンター
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