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〈兵庫景 田岡和也展〉
平穏な日常こそ宝もの。
水性マーカーで描く日常風景画展

コロカルニュース

posted:2018.10.17   from:兵庫県神戸市  genre:アート・デザイン・建築 / エンタメ・お楽しみ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Ryoko Tanaka

田中涼子

たなか・りょうこ●兵庫県出身。長野県、福岡県での生活を経て現在東京都在住。犬とお酒と旅が大好き。そして自他ともに認める大食漢。お給料は食費と旅行代に消えていく日々です。愛犬は沖縄生まれの元捨て犬ちゃん。

神戸市立兵庫図書館では11月11日(日)〜12月9日(日)、
兵庫と福岡を拠点とする画家・田岡和也氏が折紙と水性マーカーで描いた
兵庫の日常風景計100点の展示が開催されます。

その名も〈兵庫景〉。

今年は見慣れた日常の風景が、豪雨や地震、台風等の天災により
一瞬で変容する光景を目の当たりにする機会が多くありました。
兵庫区は1995年に阪神淡路大震災という大きな災害を経験。
人々が地域で力を合わせ、その場所で生きて過ごしてきた事で、復興を成し遂げ
今の平穏な風景に戻った歴史があります。
〈兵庫景 田岡和也展〉は、見慣れた日常の風景について思いをめぐらせながら、
その何気無い日常こそが宝ものだと感じられる、そんな作品展です。

大八うどん(kazuya taoka)

大八うどん(©kazuya taoka)

焼芋屋(kazuya taoka)

焼芋屋(©kazuya taoka)

何気ない日常をポップに切り取る田岡氏は、香川県のこんぴらさんのふもと生まれ。
現在は福岡と兵庫を行ったり来たりの二重生活。
兵庫区は奥様の実家がある場所で、離れてみてその場所のよさを実感中とのこと。

制作中の田岡和也さん。

制作中の田岡和也さん。

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ちょっぴりクスッと笑える作品たち。

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大阪芸術大学在学中の2003年に初個展。
まちをぶらぶらしては、景色を眼と写真に写し、
それら記憶のかけらをコラージュし一枚の絵へと変換する作品の制作を開始しました。

日産自動車WINGROAD、NTT docomo × Meets Regional、FM802「エコ考え中。」の
アートワークを制作したり、国内はもとよりロサンゼルスやデュッセルドルフでも展覧会を開催。
2015年には神戸・和田岬に鎮座する和田神社の拝殿天井画(計80枚)を
奥様の田岡亜依子さんと共同で制作もしました。

松尾稲荷神社のビリケンさん(kazuya taoka)

松尾稲荷神社のビリケンさん(©kazuya taoka)

メトロ神戸卓球場(kazuya taoka)

メトロ神戸卓球場(©kazuya taoka)

人工衛星饅頭(kazuya taoka)

人工衛星饅頭(©kazuya taoka)

カラフルで、ちょっぴりクスッと笑えるあたたかい作品たちに触れ、
かけがえのない日常の風景の大切さを感じてみてはいかがでしょうか。

バンビかどや(kazuya taoka)

バンビかどや(©kazuya taoka)

information

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兵庫景 田岡和也展

開催場所:神戸市立兵庫図書館

住所:兵庫県神戸市兵庫区駅南通5-1-1

TEL:078-682-9501

開催期間:11月11日(日)〜12月9日(日)

開館時間:火曜〜土曜/10:00〜20:00 日曜・祝日/10:00〜18:00

休館日:月曜(祝日の場合は開館、直後の祝日でない日を休館)

観覧料:無料

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