小豆島に移住して12年、 農業とカフェとゲストハウスの “3足のわらじ”を履いてみて
好きなことに取り組む理想と現実
地方に移住して、複数のことに取り組む生き方をする。
私が小豆島への移住を考えていた当時、
「半農半X」という生き方に興味をもっていました。
塩見直紀さんの『半農半Xの種を播く──やりたい仕事も、農ある暮らしも』
という本に出合ったのがきっかけで、野菜を育てながら、
写真を撮ったり文章を書いたりする仕事ができたらいいなぁと。
もう1冊、藤村靖之さんの『月3万円ビジネス』という本からも
影響を受けていて、誰かが喜んでくれる、必要としていることで、
自分ができることを月3万円くらいの収入の小さな仕事として取り組み、
それを10個組合せれば生きていけるでしょうという内容だったと思います。

育てた野菜をカフェで販売。すてきなかごバッグを持って毎週買いに来てくれる小豆島の友人。

この秋はじゃがいもが豊作。カフェでメニューとしてずっと出したかった、HOMEMAKERSの畑で採れたじゃがいものフライドポテト。アンデスレッドとデジマじゃがいも。今年ようやく実現!
今まさに、農業とカフェとゲストハウスと複数のことに取り組んでいます。
ゲストハウスに宿泊される方が、野菜を購入して、
滞在中にその野菜を料理して食べてくれる。
おいしいと喜んでくれて、それを直接伝えてくれる。
お昼はゲストハウス1階にあるカフェでランチを食べたり、
コーヒーを飲んだり。
島の友人や知人が、カフェに野菜を買いに来てくれる。
そこで野菜の料理の話をしたりする。
農業とカフェとゲストハウスそれぞれがつながっていて、
とても理想的ではあるのですが、なんせそれを同時にまわしていくのは大変。
牛乳の在庫チェックから野菜の収穫、発送管理、
インスタでの情報発信まで、頭のなかには多岐にわたる、
やらないといけないことがごっちゃになってつまっている状態。
カフェが広くなり、宿泊できる施設ができ、たくさんの人たちに出会い、
笑い合いながら話す機会が増えました。
一方で、ともに働く仲間には、段取りが悪かったり、
判断が遅かったりして迷惑をかけることが増えた気がします。
みんな離れていかないでねと思うことが最近しばしばあります。

カフェが広くなって、大人数でごはんを食べる機会が増えました。この日の夜は、みんなで厨房に集まって料理。

夕暮れのNOTEL。1階にカフェ、外階段を登っていって2階で泊まる。
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