山岳霊場と遍路道、 歩いて楽しむ小豆島

小豆島の山岳霊場と遍路道

小豆島の魅力といえば?
まずはやっぱり「海」ですかね。
おだやかでキラキラし、多島美と夕景が美しい瀬戸内海。
もうこれは伝えなくても多くの人たちがイメージできるだろうし、
それを楽しみに小豆島を訪れるんじゃないかと思います。

続いて「オリーブ」。
オリーブ畑の風景、瀬戸内海を背景にしたオリーブの木。
間違いなく美しいです。
小豆島で暮らす私たち自身も、瀬戸内海やオリーブのある
美しい風景に日々癒やされています。

そういった観光地的な美しい風景に加えて、私たちがこれは
ほかにはない小豆島の魅力だと考えているのが、
小豆島八十八ヶ所の霊場のなかの「山岳霊場」と、
その霊場を巡る山や集落のなかにある「遍路道」です。

小豆島の遍路道。山のなかを通る遍路道が多くあります。

小豆島の遍路道。山のなかを通る遍路道が多くあります。

「お遍路」といえば四国が有名ですが、実は小豆島にも
八十八か所の霊場(お寺や庵など)があり、その霊場をまわる遍路道があります。
その昔、弘法大師(空海)さんが島に立ち寄られて、
修行や祈念を行ったといわれている88の本場霊場と奥の院、合わせて94か所の霊場。
その足跡をたどって霊場を巡礼するのがお遍路で、
小豆島でもお遍路さんをよく見かけます。

「第44番 湯舟山(ゆふねさん)」で休憩中。中山地区の山の上にあります。風が通り抜けるとても気持ちがいい場所。

第44番 湯舟山(ゆふねさん)」で休憩中。中山地区の山の上にあります。風が通り抜けるとても気持ちがいい場所。

四国八十八ヶ所を巡礼すると総距離が1400キロにもなるのに対して、
小豆島八十八ヶ所は約150キロ。
小さなエリアにぎゅっと霊場が集まっています。
そして、小豆島霊場には四国霊場にあまり見られない、
山谷や自然の地形を利用した「山岳霊場」がいくつかあり、
遠くから見ると、ほんとにすごい場所に建物が建っているんです。

よーく見てください。岩にへばりつくように建物があります。小豆島の山岳霊場のひとつ「第72番奥の院 笠ヶ滝(かさがたき)」。

よーく見てください。岩にへばりつくように建物があります。小豆島の山岳霊場のひとつ「第72番奥の院 笠ヶ滝(かさがたき)」。

この昔からある本物の山岳霊場と遍路道が、私たちが暮らしている場所の
すぐ近くにあることにとても価値があるんじゃないかと。
すぐ近くにあるから、小豆島滞在中に
「明日の朝、遍路道を少し歩いてみようか? 山岳霊場を訪れてみようか?」
というくらい気軽に歩いていくことができるんです。

10月のある日。暑さがだいぶ落ち着いたので、今シーズン初の遍路ハイキングに。まずは田んぼの道を歩きます。

10月のある日。暑さがだいぶ落ち着いたので、今シーズン初の遍路ハイキングに。まずは田んぼの道を歩きます。

遍路道。夏場は雑草が生い茂り、蜂やヘビなども活発なため、歩くのが難しいところもあります。

遍路道。夏場は雑草が生い茂り、蜂やヘビなども活発なため、歩くのが難しいところもあります。

ゲストハウスNOTELからも歩いて30〜40分ほどで行ける
すばらしい山岳霊場が2つあります。
第47番 栂尾山(とがのおさん)」と
第72番奥の院 笠ヶ滝(かさがたき)」です。

「第47番 栂尾山(とがのおさん )」。洞窟のなかに仏殿があります。

「第47番 栂尾山(とがのおさん )」。洞窟のなかに仏殿があります。

「第72番奥の院 笠ヶ滝(かさがたき)」。これ登るの? という急な石段を登らないと本殿に行けない。

「第72番奥の院 笠ヶ滝(かさがたき)」。これ登るの? という急な石段を登らないと本殿に行けない。

writer profile

三村ひかり Hikari Mimura
みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の真ん中あたりにある「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同でオーガニック農園「HOMEMAKERS」を立ちあげ、野菜や果樹の栽培および販売、カフェをオープン。2024年より地元の廃校をリノベーションし、宿泊施設NOTELを運営。
https://homemakers.jp/

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