小豆島日記 VOL.332
小豆島で持続可能な農業って? 身近な山にある雑草や 落葉、枝で土をつくる
ゴミにも資源にもなる落葉や枝
2024年の年明けからさっそく実験的にふたつの畑で
菌ちゃん先生のやり方で土づくりを始めてみました。
実際にやってみると、大変なこともいろいろ見えてきます。
菌ちゃん農法は、水はけと通気性をよくするために
高さ45センチほどの畝をつくるのですが、これがとても重労働。
畑に雨水が溜まらないように、溝を掘ってスムーズに排水できるようにする
必要もあり、理想通りにつくりあげるには、なかなかのパワーが必要です。
準備を終えて、あとは菌たちによる有機物の分解と、
菌たちが増えていくのを2〜3か月待ちます。
夏野菜の植えつけから始めたいと思っています。
山に囲まれた中山間地域だからこそできる農業のかたち。
高いお金をかけて遠くから肥料や資材を仕入れるよりも、
身近な山にある資源を生かすことができたら、経営的にも、環境的にもうれしい。
そしてそれはこの美しい農村を手入れし、維持することにもつながる。
いいことばかりだ。
トライ&エラーを繰り返し、小豆島という場所で
HOMEMAKERSが行う農業のかたちをつくりあげていきたい。
野菜を育てる人も、野菜を食べる人も、野菜が育つ大地も、
幸せにできる農家でありたい。

見方によってゴミにもなるし、資源にもなる落葉や枝。今の私たちにとっては野菜を育てるための大切な資源。
writer profile
三村ひかり
Hikari Mimura
みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島のなかでもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。
https://homemakers.jp/
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