地方の小さなお店が
通販で商売するということ
カフェや野菜の売り上げ激減で、残るは……?
新型コロナウイルスの影響で、観光業や飲食業など、
場を開き、人が訪れることで成り立っていた商売は大きな打撃を受けています。
その観光施設や飲食店に食材やお土産品などを卸していた問屋、
さらにその商品をつくっていた生産者まで影響はつながっていて、
どこも本当に大変な状況になっていると思います。
いままでどおりの仕事と収入がある人って
いったいどれくらいの割合なんだろうと考えてしまいます。

小豆島から眺める瀬戸内海。いつもどおりの美しい風景。
私たち〈HOMEMAKERS〉もまったく他人事ではありません。
4月の収入は昨年の同じ月と比べると半分以下になりそうです。
最近ニュースで報道されている「持続化給付金」のまさに対象……。
うちの収入は大きく分けると、
・野菜の売り上げ
・ジンジャーシロップなどの加工品の売り上げ
・カフェ(金・土のみ営業)の売り上げ
の3つで成り立っています。
比率としてはざっくりですが、野菜:加工品:カフェ=1:2:1。
このカフェの売り上げが4月はゼロ。
野菜と加工品は、個人のお客さんとお店(飲食店や小売店など)向けに
販売していますが、お店からの注文は4月は9割減くらいの感じです。
では何が残っているかというと、オンラインストアでの個人のお客さんからの注文です。
幸いなことにこのオンラインストアからの注文がいつもより増えていて、
それでなんとか売り上げゼロにならずに済んでいるという状況です。

〈HOMEMAKERS〉がつくっているシロップ。左から〈プレーンジンジャーシロップ〉、〈シトラスジンジャーシロップ〉、〈ハニーダイダイシロップ〉。

4月中は送料無料でシロップなどをお届けしています。
いま、私の周りでは、小さな商売をしている知り合いの多くが、通販に注力しています。
新しくオンラインストアを立ち上げたり、普段販売していないものを売り始めたり。
いますぐに収入を得られる手段はネット販売しかないというのが事実で、
オンラインで収入を得ながら、1年先、2年先どうするかを
考えていかないといけないのですが。
最近は簡単に、しかも無料でオンラインストアをつくることができます。
商品写真もまずは伝えること重視であればスマホですぐに撮れます。
すでに売りたい商品さえあれば、ネット上にお店を開き、
商品の写真を並べることはそんなに難しくないかもしれません。
ただ難しいのは、立ち上げたオンラインストアの存在を広く知ってもらうこと。
普段からSNSで情報を発信していて、発信パワーが強く、
つながっている人たちがたくさんいればいいですが、
それこそごまんとあるネット通販ショップの中から
見つけてもらう、選んでもらうというのはとても難しいことです。
たくさんの注文をいただいたとして、次は発送までの作業。
梱包はどうする? 箱は? 梱包材は?
宛名は手書き? パソコン?
送料はいくら? 送料って意外と高い!!

収穫した野菜を小分けにして梱包する作業は時間がかかります。

野菜だけでなく、野菜の説明や宛名など、一緒に送るものも準備。
商品を梱包して発送するという作業は思ったよりもずっと手間(人件費)がかかり、
梱包材など経費もかかり、売っても売っても利益がでないなんてことがありえます。
私たちが実際に経験してきたことです。

送料って思っているよりも結構高い。新鮮でおいしいものを直送する対価です。
私たちは2013年にオンラインストアを立ち上げ、まだまだ小さく未熟ですが、
それでも7年続けてきました。それなりのノウハウとインフラはあります。
実は昨年末から、今後はもっと個人のお客さんと
直接強くつながっていきたいという思いから、
HOMEMAKERSのWebサイトとオンラインストアの
リニューアル作業に粛々と取り組み、ようやくリニューアルしました。

新しいオンラインストアには、HOMEAKERSの野菜や加工品だけでなく、そうめんや塩など小豆島の仲間がつくったおいしいものも並びます。

私たちのこと、野菜のこと、ジンジャーシロップのこと、いままでちゃんと伝えられてなかったことをまとめました。
自分たちの商品だけでなく、同じ地域で活動する仲間がつくるものも
一緒に届けられるオンラインの場になればと思っています。
「ネットで注文した小豆島の素麺おいしかったなぁ」が、
1年後、2年後、小豆島でのリアルな出会い
「あのとき買ったお素麺屋さんに行ってみよう!」につながるように。

小豆島でつくられた素麺やごま、海苔、つゆなど。家で小豆島ごはん!

1年後、2年後に小豆島に来て、生産者さんに会いに行ってもらえたらうれしい。
今年のゴールデンウィークは小豆島に遊びに来てもらえないけど、
その代わりに小豆島から野菜やおいしいものをお届けします。
近い将来、小豆島で会える日を楽しみに。
私たちはそれまで島でがんばります!
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HOMEMAKERS
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http://homemakers.jp/
