暮らしながら、働きながら、
自分たちの拠点をつくりあげていく
更地にした場所に、新たに必要なものをつくる
いま私たちが暮らしている家は、
100年以上前にたくちゃん(夫)のひいじいちゃんが建てた家で、
山の斜面を切り開いて段々に整地した場所にあります。
横長の敷地の中に、母屋、蔵、離れ、倉庫といくつかの建物があって、
昔はここで暮らしながら、農作業をしたり、たばこの葉を乾燥したり、
牛も飼っていたそう。
暮らす場と働く場が一体になった場所。
かたちを変えつつ、私たちもこの場所で暮らし、働いています。

左側から、母屋(生活スペース+一部カフェとして開放)、蔵、離れ(ゲスト宿泊棟になる予定)。
6年前に島に引っ越してきたとき、母屋は生活できる状態でしたが、
たばこの葉の乾燥小屋や農機具の倉庫はぼろぼろで、そのままでは使えない状態でした。
手を入れて使い続けるか、解体するか。
暮らしながらしばらく様子をみて、最終的には母屋、蔵、離れは残し、
それ以外の建物は壊して、更地にしました。
更地にしたのが2015年3月。引っ越してから2年半後です。

屋根が落ち、いたるところが朽ちてしまったたばこの葉の乾燥小屋。

解体作業。大量の廃材が出ました。

更地になったスペース。
私たちは暮らし方も働き方も手探りでつくりあげてきていて、
何が必要なのか最初はわかりません。
農業を始めて数年経ち、少しずつ道具が増えていき、
倉庫が必要だねということになって、
更地にした場所に半屋外の倉庫を建てたのが、2017年3月。
倉庫ができて、あちこちに散らかっていた道具をまとめておけるようになって、
少しきれいになりました。

親戚の大工さんに倉庫の工事を依頼。

敷地まわりは、農機具やら廃材やらでくちゃくちゃ(汗)。
それからまた1年過ぎ、畑の面積も少しずつ広がり、育てる野菜の数も増え、
苗を育てるためのスペースが必要だねとなって、
2018年3月に工事を始めたのが育苗ハウス。
実は育苗ハウスを建てたいと思っていた場所には、
古い建物を解体した時に出た廃材(主に木材)がごっそり積まれたままになっていて、
これを片づけるのに丸3日かかりました。
もうほんとにひとつずつひとつずつ進めていっている感じです。

この廃材の撤去に苦労しました。丸3日、手伝ってくれた父母に感謝。

育苗ハウスを建てるための準備完了。

工務店の友人たち。こういうとき、頼れる友人が島にいるのは心強い。

基礎づくりから。
育苗ハウスの躯体は、友人たちの手を借りて、一気にできあがりました。
しかーし、その先がまた長い。
日々の作業に追われ、少し油断したら、いつのまにか雑草に覆われ、
使い始めてもいないのにすでに廃墟のように……(汗)。
単に私たちの計画性のなさが問題なんですけどね。

一気に育苗ハウスの躯体ができあがりました。

と思ったら、一気に草に飲み込まれました。

ようやくここまできた。
雑草を抜き、防草シートを張り、躯体を塗装し、防虫ネットをかけ、
ようやく使い始められるようになったのが夏のはじめ。ほっ。
今年の秋冬野菜の苗づくりから、この育苗ハウスが活躍しています。

秋冬野菜の苗が並びます。

「苗半作」という言葉があって、苗のできで作柄(野菜のでき具合)の半分が決まると言われているくらい苗づくりは重要。
母屋を直して、蔵を直して、離れを直して、ガレージを直して、
倉庫を建てて、育苗ハウスを建てて……。
移住して6年経っても、直し続けて建て続けてます。
そういえば、この11月から小豆島暮らしも7年目です。
暮らしながら働きながら、自分たちの拠点をつくりあげていく。
さて、次は何をつくろうか。
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