〈テマトカ〉
小豆島に移住して、
オリーブを育てる夫婦

手間ひまかけてつくられた小豆島産オリーブオイルが誕生!

2017年も残すところ数日。
いよいよもう年末! というこの時期に、
新しいオリーブオイルを発売したご夫婦がいます。
今日はそのふたりのことを書きます。

テマトカ〉の高野真也さんと夕希子さんご夫妻。
おふたりとの出会いは4年前(だったかな)。
私たちは小豆島に引っ越してきたその翌年、
香川県丸亀市の有機農家へ1年間農業研修に行っていたのですが、
高野さんたちとはその農園で出会いました。

実は高野さんたちも小豆島で暮らしたいと考えていたそうで、
東京からいったん香川本土へ移住し、これからどうしようかというときだったそうです。

たくちゃん(夫)が研修先の丸亀市の〈よしむら農園〉さんで一緒だった高野さんご夫妻(写真左側)。

農園での研修が終わったあとも、何度か小豆島へ遊びに来てくれて、
一度住む家も決まりかけたのですが白紙に戻ってしまったり。
その後、オリーブの収穫の仕事で住み込みで何週間か島に滞在したり。
去年の冬には、私たちの家の離れに住み込みで
生姜収穫&加工の手伝いにも来てくれました。

どうなるかなぁ、住む家見つかるかなぁ、仕事見つかるかなぁと思っていましたが、
ちょうど去年の今頃、手伝いに行っていたオリーブ農家さんから
畑を一部譲ってもらえることになり、そしてなんと家も決まり、
めでたく小豆島への移住が決まりました!

引っ越し先の家をみんなで一緒に見に行きました。

奥さまのゆっこさん。しばらく滞在していたうちの離れの壁を漆喰塗りしてもらいました。

さぁ、引っ越し! と思いきや、ここから引っ越し完了までにはまだ長い道のりが。
新居となる家は改装工事真っ最中で、今年の春は2か月間くらい
島の友人たちの家を転々としていたような。
うちにも1か月くらい住んでいたような(笑)。

もうひとつひとつのことが普通じゃなくて、書くと長くなりすぎちゃうので、
もし気になる方はぜひ小豆島に遊びに来てご本人たちからお聞きください。

テマトカのオリーブ畑は、山の斜面にあります。

一本一本、大事に補強されたオリーブの木。

それにしても、島で暮らし始める前からすでに島に何人もの友人がいて、
その友人たちの家を転々としながら、これから暮らす家を直したり、
すでに島で働き始めていた高野さん夫妻のサバイバル能力とつながり力は、
ほんとにすごいなと思います。

オリーブの実を収穫する高野さん。

大きな実は〈マンザニロ〉という品種のオリーブ。

うちに滞在していた頃、高野さんは毎朝日が昇る前に家を出て畑に向かい、
オリーブの害虫「オリーブアナアキゾウムシ」を捕獲に行っていました。

ゾウムシの幼虫は、オリーブの木の幹の内側を食べてしまい、
木が枯れてしまうこともあるオリーブにとって厄介な昆虫。
高野さんたちは、殺虫剤や除草剤などの農薬を使わずにオリーブを育てているので、
殺虫剤で殺すことをせず、一本一本、木を見回りして守っていました。

この春から秋にかけて、オリーブの木を育てながら、ほかの仕事もし、
私たち〈HOMEMAKERS〉のところにも手伝いに来てくれていました。
収穫のシーズンが近づくにつれて、オリーブの実をどう加工しようか、
ピクルスにしてみたり、塩漬けにしてみたり。
オリーブは非常にアクが強く、そのままでは食べられないのですが、
そのアク抜きの方法にもこだわりながら、いろいろ試していました。

同時にロゴをデザインしたり、商品のパッケージを考えたり。
そしてこの年末にようやく完成したのが、エキストラヴァージンオリーブオイル!
ひとつの商品をつくりあげるって、本当にすごいことだなとあらためて感じました。

完成したエキストラヴァージンオリーブオイル。パッケージデザインはゆっこさん。

ミッションという品種のみを使ったオイルと、3種(ルッカ、コロネイキ、マンザニロ)をブレンドしたオイル。

パンにつけてもおいしいし、お刺身とかにもいい! あー、食べたい。

高野さんご夫婦が小豆島に移住してから
こんなにもすぐにオリーブオイルをつくれたのは、

・すでに実をつける大きさのオリーブの木を購入したこと

・移住する前から何度も小豆島に来ていてつながりがあったこと

・農業経験があったこと

なのかなと思います。
あとは、もちろん熱意! それは大前提ですが。

オリーブ農家になった最初の年から実を収穫できるのはすごい強み。

夏場はどんどん雑草が生えてくる。経験がないと草刈りひとつでも難しい。

手間ひまかけて大地から恵みをいただく、そんな思いを込めたのが「手間土果(テマトカ)」。

今シーズンつくれたオリーブオイルの数はわずか。
まだまだ課題はたくさんあるのかもしれないけど、頑張ってほしいなと心から思う。
私たちも共にワクワクするし、やっぱり何かを自分たちの手で生みだすのはおもしろい。
来シーズンがまた楽しみです。

2017年も盛りだくさんの年でした。
まだまだ私たちの小豆島暮らしは続きます。先は長いなぁ〜。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

information


map

HOMEMAKERS 

住所:香川県小豆郡土庄町肥土山甲466-1

営業時間:金曜、土曜のみ 11:00~17:00(L.O. 16:00)

http://homemakers.jp/

writer profile

三村ひかり Hikari Mimura
みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。
http://homemakers.jp/

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