連載
posted:2017.12.11 from:香川県小豆郡土庄町 genre:暮らしと移住
〈 この連載・企画は… 〉
海と山の美しい自然に恵まれた、瀬戸内海で2番目に大きな島、小豆島。
この島での暮らしを選び、家族とともに移住した三村ひかりが綴る、日々の出来事、地域やアートのこと。
writer profile
Hikari Mimura
三村ひかり
みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。
http://homemakers.jp/
今年も残りわずか。
ほんとに毎年あっというまに過ぎていきます。
この小豆島日記も気づけば連載189回目!
小豆島に引っ越してきたのが2012年10月で、
その半年後の2013年4月から書かせていただいていて、
もうすぐ5年書き続けてることになります。
我ながらよく続いているなぁと驚き。
時々振り返って読んだりするのですが、この小豆島日記は
私たちの小豆島暮らしの記録そのもの。
いまやなくてはならない大切なものです。
意外と忘れてしまっていることも多く、あー、こんなことあったなぁ、
いろは(娘)が小さいなぁ、懐かしいなぁとしみじみしながら読んでます。
小豆島で暮らし始めた頃は、何もかもが新鮮で、
書きたいこと伝えたいことであふれかえってました(笑)。
毎週更新してましたからね。すごいな。
いまも書きたいことはたくさんありますが、
2週間に1回くらいのペースが書き続けるにはちょうどいい感じ。
私は小豆島に来る前は、都会で働く会社員でした。
写真を撮ることは昔から好きで、大学生の頃くらいから一眼レフカメラを持って
旅したりしてたけど、写真は趣味で、それで稼げはしませんでした。
いろはが生まれてからは、どこかに写真を撮りに行くというより、
子どもや暮らしを撮ることがメインに。
本を読んだりしてカメラのことを少し勉強して、
当時よく読んでいた『ダカフェ日記』でオススメされていた
カメラとレンズを購入。日常的に写真を撮るように。
いつか写真を仕事にできたらいいなぁと漠然と思っていました。
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小豆島に来てからも、それまでと変わらず日常の写真を撮り続けてました。
それが、ありがたいご縁にも恵まれ、この小豆島日記につながっています。
〈HOMEMAKERS〉としてもカメラはなくてはならないもの。
商品の撮影をしたり、パンフレットをつくったり、Webサイトに載せる写真を撮ったり。
島の友人たちと〈小豆島カメラ〉として撮影・発信の活動もしています。
当時思っていた「写真を仕事にできたらいいなぁ」は、
思っていた以上に実現しています。
何か特別なものを撮ってるわけじゃなくて、
毎日ここにある暮らし、家族、島での出来事を撮る。
いつもの日々。同じようでいて毎日少しずつ違う。
それをこれからも撮り続けていきたいなと思います。
そしてこの冬、そんな写真たちをちょっとだけ展示できる機会ができました。
〈オリンパスプラザ東京〉の一角で、暮らし・家族をテーマにした写真を
展示させていただけることに。
12月25日(月)午後(14時~19時くらいを予定してます)には、
そこでジンジャーシロップの販売もする予定です。
クリスマスですが、お時間ある方はお越しいただけるとうれしいです。
information
三村ひかり 写真展「HOME」
開催日時:2017年12月15日(金)~2018年1月10日(水)
11:00~19:00(最終日は~15:00)
会場:アンバサダースクエア(東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビルB1F オリンパスプラザ東京内)
休館日:木曜
入場無料
https://fotopus.com/event_campaign/showroomgallery/detail/c/834
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