連載
posted:2016.3.7 from:香川県小豆郡土庄町 genre:暮らしと移住
〈 この連載・企画は… 〉
海と山の美しい自然に恵まれた、瀬戸内海で2番目に大きな島、小豆島。
この島での暮らしを選び、家族とともに移住した三村ひかりが綴る、日々の出来事、地域やアートのこと。
writer profile
Hikari Mimura
三村ひかり
みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。
http://homemakers.jp/
ここ2、3年の間に、小豆島ではおいしいごはんを食べられるお店が
次々とオープンしています。
その新しくできたお店を訪ねてみようという
私の個人的な企画「小豆島のおいしいつながり」。
1回目は、小豆島の池田地区にある、海の見えるカフェ〈タコのまくら〉さんでした。
あれから早半年! わわっ(汗)。
というわけで今回は「小豆島のおいしいつながり」企画2回目です。
2016年2月27日にオープンしたばかりの〈セトノウチ 島メシ家〉さんを訪ねました。
島メシ家は、土庄町の“迷路のまち”というエリアにあります。
お店をつくられたのは、〈MeiPAM(メイパム)〉さん。
オリーブを使ったさまざまな商品を展開する地元の企業
〈小豆島ヘルシーランド〉が中心となって運営するアートプロジェクトチーム。
いままでもこのエリアにある古民家などを改修して、
ギャラリーやカフェを運営し、迷路のまちを盛り上げています。
今回は元庄屋さんの屋敷を新たに改修して、
ギャラリーとセトノウチをオープンされました。
そのセトノウチという施設の中に、ごはん屋〈島メシ家〉、
瀬戸内のおみやげ屋〈島モノ家〉、旅の案内屋〈島タビ家〉があります。
島メシ家は小豆島や瀬戸内の食材を使ったデリ(お惣菜)スタイルのごはん屋さん。
日替わりのお惣菜から好きなもの3〜4種類のおかずを選ぶことができます。
それにいりこだしのお汁と小豆島・肥土山産のご飯がつきます。
このデリランチのほかにもいりこだしを使った素麺やカレーもあります。
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お惣菜は、旬の野菜や魚介類を小豆島の塩や醤油や
オリーブオイルを使って料理されたもの。
醤油ベースの和食惣菜からオリーブオイルがきいたイタリアンな惣菜まで
いろんな味が楽しめます。
実は、島メシ家さんには私たちHOMEMAKERSが育てたお野菜を毎週配達しています。
お惣菜の一品に「HOMEMAKERSさんの本日のサラダ」があります。
こういう島のつながりは素直にうれしいですね。
お店がオープンする前から、お野菜の配達がてら何度か工事の様子を見ていました。
お店のレイアウトを考えたり、食器や什器を選んだり、ほんとに大変そうでした。
ようやく完成したお店。
奥の中庭から差し込む陽射しがなんともいい感じで落ち着きます。
またひとつ友だちに紹介したい場所が増えました。
いまはまだ外構(庭)を工事中ですが、暖かくなる頃には完成予定だそう。
「これだけ広さがあればマルシェとかすごくいい感じになりそうだね」
「ここにタープを張って、大きなテーブルを置いて、ごはん食べられるといいね〜」
などなど話は盛り上がりました。
いよいよ今月20日から瀬戸内国際芸術祭が始まります。
この芸術祭開催期間中は、無休で営業されるそうです。すごい!
セトノウチ、ぜひ訪れてみてください。
information
セトノウチ
住所:香川県小豆郡土庄町甲398
TEL:0879-62-8500
営業時間:島メシ家 11:00〜14:00(15:00以降はテイクアウトのみ)
島モノ家、島タビ家 10:00〜18:00
information
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