連載
posted:2016.1.11 from:香川県小豆郡土庄町 genre:暮らしと移住
〈 この連載・企画は… 〉
海と山の美しい自然に恵まれた、瀬戸内海で2番目に大きな島、小豆島。
この島での暮らしを選び、家族とともに移住した三村ひかりが綴る、日々の出来事、地域やアートのこと。
writer profile
Hikari Mimura
三村ひかり
みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。
http://homemakers.jp/
2016年が始まりました。
この年末年始は1年分休んだんじゃないかというくらいしっかりお休みしました(笑)。
心も体もパワーチャージして、また今年も小豆島でがんばります。
本年もよろしくお願いいたします。
1月も数日が過ぎた頃、島の友人からこんなお誘いが来ました。
「7日、10時から七草採りと七草粥の会をします」
七草採り!
一度自分の手で七草すべてを集めてみたいな〜と思っていたので、
これは行こう! と乗り気で当日を迎えました。
いろは(娘)が通う子ども教室の子たちも参加することになっていて、朝から
「セリ ナズナ ゴギョウ ハコベラ ホトケノザ スズナ スズシロ これぞ七草〜」
と何度もつぶやいていました。
いままで何度か七草粥はつくりましたが、
スーパーで七草を買うのがなんとなく嫌でした。
嫌というか、ストーリーがなくておもしろくないなぁと。
結局どの草がどれなのか曖昧で、記憶に残らず。
やっぱり七草を探して集めるところから始めると全然違う。
普段は“雑草”とひとくくりにして見ている草の中から、
自分たちが必要としている草を探すのはすごくおもしろい。
細かな葉の形や色など、探し求めている草のことをしっかり見て覚える。
こうしてみんなで集めた七草を並べてもう一度確認。
もう七草のことを忘れなさそうだな〜(笑)。
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さてさてここで終わりではなくて、ここから七草粥づくり。
小豆島自主保育〈海と山のしましまようちえん〉の皆さんと一緒に。
しましまようちえんの皆さんは週1回くらいのペースで
肥土山の田んぼで活動していて、季節の遊びや料理をされています。
とてもすてきな活動で、しましまようちえんに興味を持たれて
移住してくる方もいるくらいです。
薪で火をおこして大きな鍋でお米を炊く。
採ってきた七草を洗って刻む。
外でみんなで料理するのはほんとに楽しい。
できたできた! 小豆島産の七草粥。
みんなで一緒にいただきます。
なんておいしいんでしょ。
今年もこんな感じで小豆島暮らしスタートです。
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