連載
posted:2014.12.15 from:香川県小豆郡土庄町 genre:暮らしと移住
〈 この連載・企画は… 〉
海と山の美しい自然に恵まれた、瀬戸内海で2番目に大きな島、小豆島。
この島での暮らしを選び、家族とともに移住した三村ひかりが綴る、日々の出来事、地域やアートのこと。
writer's profile
Hikari Mimura
三村ひかり
みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。
http://homemakers.jp/
12月も中旬、クリスマス、お正月が近づいてきました。
うちでは、毎年12月になるとアドベントカレンダーを飾ります。
アドベントカレンダーは、12月1日からクリスマスまでの日にちを数える
カレンダーで、毎日ひとつずつその日の窓や袋などを開けていきます。
そうすると、中にはお菓子や手紙などの小さなプレゼントが。
今年はいいものが見つからず、気づいたらもう12月まで数日。
「そうだ、気に入ったのがないのならつくろう!」と思いたち、
自分たちでつくることにしました。
材料を買いに行かないでつくりたい。
それなら自然の素材を拾ってきてつくろうということになり、
さっそく家のすぐ裏にある山へ。
探しものは、プレゼントをぶら下げる素敵な枝と、飾り用の葉っぱや木の実。
普段何気なく歩いている道も、枝や木の実を探しながら歩くとなんとも楽しい。
これかわいいじゃん。
こんな実もあるんだねー。
と、いろは(長女)とふたりでぶらぶら歩くこと30分。
こんなにもいろんな種類の植物があるんだなとあらためて思いながら、
少しずつ拾ったり、おすそ分けしてもらったり。
自然のものってほんとに美しくて、かわいらしい。
秋の山はほんとに豊かです。
もっと植物のことを知りたいなと思いました。
少なくとも拾った木の実や枝の名前を知りたい(笑)。
家に戻って、さっそくカレンダーづくり。
まずは、木の枝にぶら下げる24日分の袋に日付のスタンプを押してお絵かき。
そしてその中に、小さなお菓子とお手紙を入れていきます。
拾ってきた枝をちょうどいい長さに切り、そこに木の実や葉っぱを飾り付け。
これに袋をぶら下げていきます。
山から素材を集めてきて完成まで約半日。
こんなふうに子どもと一緒に自然を楽しみながらものづくりができる。
それってすごく素敵なことだなと。
来年は近所の子たちも一緒に、みんなでつくれたらもっと楽しいかも。
さて、クリスマスまで残りわずか。
毎日自分たちでつくったアドベントカレンダーを見ながら、
お菓子も順調に減っています(笑)。
information
HOMEMAKERS
住所:香川県小豆郡土庄町肥土山甲466-1
営業時間:金曜、土曜のみ 11:00~17:00(L.O. 16:00)
http://homemakers.jp/
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