草加市〈キッチンスタジオ アオイエ〉
人と人、人とまちがつながる
ダイニングキッチン

〈キッチンスタジオ アオイエ〉の設立に向けて

2017年9月、3日間にわたって開催された
「第2回リノベーションスクール@そうか」。

プロジェクトの題材になったのは、
草加駅前にある4世帯分の2階建て、木造風呂なし賃貸アパート。
当時築52年で、10年近く空き家の状態でした。

こちらを対象物件として、10人で構成されたユニットで
近隣のエリアに変化をもたらす事業提案に取り組みます。

取り壊しを待つばかりだった八幡荘という名の賃貸アパート。こちらが対象の物件に。

取り壊しを待つばかりだった八幡荘という名の賃貸アパート。こちらが対象の物件に。

八幡荘の内観。

八幡荘の内観。

草加市は東京に隣接する、人口約25万人のまち。
高度経済成長期に、一気にベッドタウンとして宅地開発が進みました。
都心までの利便性から、マンションが次々に建ち並び、急速に都市化が進んだまちです。

その流れに沿うように、僕の両親も家を購入しつつ
都内に勤めるために、墨田区から草加へ移住してきました。
つまり僕はベッドタウンベイビー。そこであらためて考えてみると、
自分は草加についてあまり知らないことに気がつきます。

そんな地元愛とは程遠い自分が
「草加で暮らすとしたら、どんな場所がほしいか」と、
意見を出していくことになりました。

ディスカッションでは、まず草加の問題点が挙げられました。

・人口は増加している稀有なまち。

ただ、地域文化である御神輿の担ぎ手は常に不足している。

・引っ越してくる人はまちを知らず、仕事と家の往復ばかり。

マンションからまちに降りてこない。

そんな問題に対して、僕らが提案した事業は、

「地域コミュニティが弱体化する草加で、
昔から住む人も、新しく引っ越してきた人も、
食を通じてつながる地域の食卓のような場所」

その名も〈キッチンスタジオ アオイエ〉。

真っ青なアパートをそのまま屋号にしました。
コミュニティを育む料理教室を軸とした、新たな場づくりが始まります。

リノベーションスクール時のイメージ図。

リノベーションスクール時のイメージ図。

〈キッチンスタジオ アオイエ〉の外観(名前の由来は外観が青いから)。

〈キッチンスタジオ アオイエ〉の外観(名前の由来は外観が青いから)。

profile

白田和裕 Kazuhiro Hakuta
はくた・かずひろ●1981年埼玉県草加市出身。熊谷にて〈設計事務所ハクワークス〉〈まちづくり団体A.A.O〉、草加にて〈キッチンスタジオアオイエ〉で活動中。大学卒業後、ドイツ・ケルンの設計事務所にて研修し、古いものを生かしたリノベーションの虜に。2016年よりハクワークスとして独立。「空き家にチャンスを。空き家でチャンスを」をテーマに活動中。空き家をシェアキッチン〈デンクマル〉に、空きビルをシェアカフェ〈シェアカフェ★エイエイオー〉に、空きビルの区画をシェアサロン〈みかんビル〉にするなど、“空き家を開き屋“に。建築士が空き家を妄想する不動産サイト『空き家妄想バンク』も展開。まちの旗振り役として地域を巻き込み、“ おもしろい妄想”を繰り広げる。
https://www.denkmal.work/hakuworks

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