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100円で約20リットル!
おいしい水は、汲んで帰る。
〈神戸ウォーター水汲み場〉

CLASS KOBE - CLASSな神戸の物語 -
vol.029

posted:2016.3.29   from:兵庫県神戸市  genre:暮らしと移住 / 旅行

sponsored by 神戸市

〈 この連載・企画は… 〉  旅するように暮らす、暮らすように旅する。それができるのが神戸の魅力。
ブックレット『CLASS KOBE』で紹介した場所、そして、オリジナル記事も加えた、
神戸の暮らしを訪ねたくなるコロカルの神戸案内です。

credit

文:橋本勲(glass)
撮影:猪股純一
Supported by 神戸市

水の豊かなまち、神戸の名水

神戸というまちは、よくよく考えると山裾に広がっています。
ということはつまり、山に降り注いだ雨が長い年月を経て
地表に湧き出している場所だってあるはずです。
調べてみたら、やはりありましたね、神戸市内にも名水が。

飲用の可否に関係なく数えてみると、その数15か所ほど。
なかには弘法大師伝説がある水もやっぱり存在しているので、
神戸でも湧水は、ありがたいものだと考えられていたのですね。
それだけ水が豊かなまち、ここに暮らす人は水の恵みを日々感じているのでしょうか。

三宮の中心部からフラワーロードを越え、山手幹線を東へ少し進んだところに、
〈神戸ウォーター水汲み場〉があります。
六甲山系から湧出する良質な天然水〈六甲布引の水〉を、
より多くの人に飲んでもらい、健康になってほしいという願いから、
ここでは100円で約20リットルの水を汲んで帰ることができるのです。
24時間いつでも、誰でも水を汲むことができるので、
朝も夜も、地元の人はもちろん少し離れたところに暮らす人まで、
いろんな人が車のトランクにポリ容器を積んで、ここを訪れています。

神戸国際会議場でも、年に1度、毎年4月に開催される須磨大茶会でも、
この神戸ウォーターが使われているそうです。
そういえば〈神戸ウォーター水汲み場〉の北側は新神戸。
そこには古くから名水として知られる〈布引の滝〉もあります。
神戸は水にも、ずっと守られているのですね。

神戸の水といえば、北野から歩いて行ける〈布引の滝〉が有名です。

ちなみに〈神戸ウォーター水汲み場〉があるのは、
多彩な温泉が楽しめる〈神戸クアハウス〉の入口です。
湯に浸かって疲れをとったあとに名水を飲むか、
ちょっと飲んでからじっくり湯に癒されるか。
神戸のまちでのお水とのつき合い、なかなか楽しそうですよ。

〈神戸クアハウス〉の北館に水汲み場があり、いつでも100円で約20リットル利用可能。ちょっと飲みたい、という人には、500ミリのペットボトルも販売されています。

名水といえば、温泉で有名な有馬は源泉として豊富な地下水が湧出しています。それらを訪ね歩く水巡りの旅も楽しそう。

information

map

神戸ウォーター水汲み場

住所:兵庫県神戸市中央区二宮町3-10-16

営業時間:24時間

料金:約20リットル 100円
http://www.kobewater.com/

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