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きょうのイエノミ
旅するイエノミ
日本酒と、辛子明太子&
千切り野菜の酢醤油漬け&
そばチーズ

宝酒造 × colocal
和酒を楽しもうプロジェクト
vol.001

posted:2013.6.13  from:神奈川県横須賀市  genre:食・グルメ / 買い物・お取り寄せ

sponsored by 宝酒造

〈 この連載・企画は… 〉  伝統を継承するということは、昔のものをそのまま受け継ぐだけではありません。
わたしたちの生活に合うよう工夫しながら、次世代に伝えることが、伝統を守ることにつながります。
酒造りの伝統を守りつつ次世代につなげる宝酒造と、
ローカルな素材を活かしてとっておきのつまみを提案するcolocalのタッグで
「きょうのイエノミ 旅するイエノミ」はじまりはじまり。

仕事を終えたご褒美はおいしいお酒とおつまみ。
リラックスしたいなら、きょうはイエノミにしませんか。
神奈川県・横須賀市在住の料理研究家・飛田和緒さんに教わった、手軽で簡単、
しかもちょっとした旅気分が味わえる日本各地のおいしいものと
三浦半島の旬の食材を使った、和酒に合うおつまみを季節感たっぷりにご紹介していきます。

たとえば、冷蔵庫に1本お気に入りの日本酒がいい感じで冷えていて
そういえば辛子明太子もあるし、週末に作った常備菜も。
家に帰ったら、そんなあれこれをおつまみにして呑もうかな。
そう思えれば仕事が大変でも、もう少し頑張れるかも。
そこで料理研究家の飛田さんに教えてもらいました。
おウチで旅気分が味わえそうなローカルな逸品や
まとめて作っておけば何かと便利な常備菜
サササとできちゃうちょっとしたおいしいもの。
誰かに作ってもらうならいざしらず、自分で用意するとなると
やっぱりおつまみはできるだけ簡単なものがいいですよね。

実は飛田さんのお宅は、最寄りの逗子駅からバスで20分以上。
海沿いのバス停からも、驚くほど急な坂道を登りきった高台です。
車がないと何ひとつ買えないというロケーションに加え
仕事をこなしながら子育て中という状況なので
外で呑む機会もほとんどなく、飛田さんは現在進行形のイエノミ派。
幸い農家直売所や漁港が近く、旬の野菜や新鮮な魚はすぐ手に入るけれど
まるで農家のように、夏ならキュウリ、ナスの繰り返しになってしまうので
たくさん買った食材を飽きずにおいしく食べられるようにと
冷蔵庫には、いつも常備菜が各種スタンバイしています。
また特に大好きなのが、ローカルなスーパーで食材や調味料を見て歩くこと。
いまは残念ながら地方になかなか行けないそうですが
そのかわり取り寄せておいしいと思えば、長く愛用し続けることが多いとか。
誠実に作られて、はるばる届けられた全国各地の「おいしいもの」には
生産者や作り手の思いがたくさん詰まっているのがわかるから
昔出かけた街、そしてまだ知らない土地や人に思いを馳せつつ
飛田さんは、海の見えるキッチンで料理を作って大切にいただきます。

きょうのお題「冷やした純米酒」に合うおつまみ用お取り寄せ逸品も
10年以上のお付き合いで、いつも電話で話しているのに行ったことがいまだない
そのうちいつかご主人にお会いしたいと飛田さんが思う
北九州市若松区のお店から届いたばかりの辛子明太子です。

●ローカルな逸品「北九州市・江口海産物店の辛子明太子」
「若松の台所」大正町商店街の隠れ名物は、そのままどうぞ。

「これはもう切って出すだけ。おいしい辛子明太子はそれがいちばんでしょ」
手をかけるなら、ペースト状にして薬味野菜と混ぜてもいいけれど
この明太子だとそれはあまりにももったいない、と飛田さん。
北九州市、それも若松区大正町商店街というローカルな店の自家製ですが
塩味がマイルドで粒もぷちぷち、明太子自体の質もいい。
それが、飛田さんお気に入りの理由です。
包装がきわめて簡素なところも逆に信頼できそうだとか。

いまどき珍しい電話注文のみだと聞いて、後日電話をかけてみると
「容器にお金をかけるより、その分大きな明太子を入れてあげたいからね」
とても76歳とは思えない張りのある声で、江口忠義さんが即答してくれました。
さすが、いまも海産物の目利きとして現役バリバリのご主人。
明太子がどれだけいい状態で冷凍されているかを仕入れで見極め
食べるときに最適な味になるよう、辛味調味液に塩味がどれだけ移るかを逆算する。
「料理人じゃないから昆布やら柚子やら凝ったことはできんけど」
明太子自体のシンプルなおいしさには、絶対の自信があることが伝わってきました。
この江口海産物店がある大正町商店街は「若松の台所」と呼ばれ
「東洋一の吊り橋」と謳われた若戸大橋が開通した昭和37年頃は
炭鉱景気で人がすれ違えないほど、賑わっていたそうです。
その当時は、最高級品の北海道産紅鮭が飛ぶように売れていたのに
いまはこの辛子明太子が店を支える主力商品に。
「少々塩辛くても、北海道の紅鮭は最高においしいのにな~」
とご主人は残念そうですが、その経験が生んだ塩味マイルドな辛子明太子。
やっぱりそのままいただくのがいちばんですね。

『江口海産物店』(福岡県/北九州市)の明太子

●お取り寄せデータ

住所:北九州市若松区浜町2-7-32

電話:093-771-5218

FAX:093-751-7246

営業時間:8:00~18:00 日休

※明太子の値段の目安は100g約650円。
注文は電話かFAXで。
初めての場合は電話注文がお薦め。

●便利な常備菜「千切り野菜の酢醤油漬け」
不揃いに切っちゃっても大丈夫。サラダ感覚で召し上がれ。

飛田さんが住む三浦半島は野菜の名産地。
有名な大根やキャベツ以外にも旬の野菜がすぐ手に入る環境です。
だから細切り昆布は必需品。
余った野菜をひたすら千切りにして細切り昆布で浅漬け風にすれば
冷酒にぴったりな常備菜に早変わり。
飛田さんは家で映画を見ながら、いつもハサミで昆布を切っているそうです。
きょう登場したのは、初夏から旬を迎えるパプリカが主役。
地元産のニンジンとセロリも加え、鮮やかな自然の色味が食欲をそそります
サラダ感覚でパリポリさっぱり食べられるし
酸っぱいのが苦手な人でも、まろやかな米酢を使えば大丈夫。
もちろん市販の細切り昆布を使えば、より簡単。
不揃いな千切りでも気にせず、たっぷり作って召し上がれ。

千切り野菜の酢醤油漬け(常備菜)

●つくりかた

パプリカ、ニンジン、セロリを千切りにする。

だし2:醤油1:砂糖1:酢1を合わせる。

1と細切り昆布を2に漬けこむ。

※昆布が柔らかくなったら食べごろです。
食べるとき胡麻油をかけてもおいしい。

●飛田さんのお気に入り調味料

飯尾醸造(京都府/宮津市)の「純米 富士酢」 詳細

林孝太郎造酢(京都市/上京区)の「米酢」 詳細

村山造酢(京都市/東山区)の「千鳥酢」 詳細

●簡単おつまみ「そばチーズ」
不思議な組み合わせ? でもこれがおいしくてびっくり!

そばをゆでて、パルミジャーノとオリーブオイルを和えるだけ。
ちょろりと加えた麺つゆ効果もあり、冷たい日本酒としっくり合うんです。
注意したいポイントは1つだけ。
それは必ず削りたてのパルミジャーノを使うこと。
「いわゆる粉チーズじゃなく、本場・パルマ産を奮発してくださいね」。
またこれ、なんとゆでおきのそばでも大丈夫、と飛田さん。
そもそも、仕事用にゆでたそばが余って思いついた一品なんだそうです。
ちなみに、きょうのそばは、新潟県十日町市『小嶋屋総本店』の乾麺。
越後魚沼地方の名物・へぎそばで有名な老舗店のもの。
つなぎに海藻の「フノリ」を使うため、乾麺でものど越しがなめらかでコシも十分。
ツルリとした食感が好きで、飛田さんはいつも取り寄せるそうですが
オイルで和える食べ方には、たしかにベストマッチかも。
締めの一品としても楽しめるので、ぜひお試しくださいね。

そばチーズ(簡単つまみ)

●つくりかた

そばをゆでる。

パルミジャーノの固まりを削る。

麺つゆ少々とオリーブオイルを加える。

4 2をたっぷりふりかけ、全体をよく和える。

●飛田さんのお気に入り食材

嶋屋総本店(新潟県/十日町市)の「布乃利 小嶋屋そば」 詳細

マルフーガ社グラダッシ家(イタリア/ウンブリア州)の「DOP EX.V オリーブオイル」 詳細

庄子屋醤油店(宮城県/仙台市)の「つゆ一」詳細

●きょうの和酒   松竹梅「白壁蔵」〈生酛純米〉
酒造りの初心に立ち返り、生まれた自信作です。

生酛(きもと)純米と聞けば、日本酒好きなら「おいしいつまみに合わせたい」と思うのでは?
原材料は、米と米麹だけで、仕込み水は灘の宮水。
日本酒の伝統的な仕込み方
「生酛造り」(酵母や乳酸菌など微生物の働きで醸す)にもこだわりました。
阪神淡路大震災で被災した工場を建て直す際、もう1度酒造りの原点に立ち返ろう、
「現代の技術」と「伝統の技」を融合させよう。
そんな思いで再建された宝酒造の酒蔵「白壁蔵」は、兵庫県神戸市東灘区にあります。
全国新酒鑑評会でも、最高賞である金賞を10年連続で受賞。
お米ならではの旨みをしっかり感じられる、柔らかでふくよかな味わい。
食卓で映えるエレガントなボトルデザイン。
世界各国にも輸出されている「松竹梅」の自信作がこのお酒です。
いまの季節なら、できれば10度前後に冷やして呑んでくださいね。

松竹梅「白壁蔵」〈生酛純米〉640ml

○問合せ先/宝酒造株式会社

お客様相談室

TEL 075-241-5111(平日9:00~17:00)

http://shirakabegura.jp/

profile

KAZUWO HIDA
飛田和緒さん

1964年東京生まれ。8年前からレーシングドライバーの夫、娘の花之子ちゃん、愛猫のクロと南葉山で暮らす。東京時代の便利な生活から一変し、早起きが習慣に。ご主人が仕事で留守がちなため、仕事はもちろん、買い出しやお弁当作りにと忙しい日々を過ごしている。毎日の食卓で楽しめる普段着の料理が得意。高校3年間を長野で暮らした経験もあり。

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