連載
posted:2012.7.17 from:兵庫県神戸市 genre:エンタメ・お楽しみ
〈 この連載・企画は… 〉
若手アニメーション作家・水尻自子のショートアニメを、各地域の方言でお届け。
声の出演者による方言エピソードなどもご紹介します。
なめこ:なんかー。いっつもごめんなぁー。
豆腐:なにが?
なめこ:いっつもぬるぬるしとって、めっちゃ気持ち悪いなぁっておもっとうやろ?
豆腐:そんなことあらへんよ。それがあんたのえぇとこやんかー。
なめこ:ほんまにー? そやけどちょっとは気持ち悪いやろ?
豆腐:何いうとん。ぬるぬるしてへんなめこなんか、ねばねばしてへん納豆とおんなじやん。
なめこ:ありがとう。ちょっと元気でたわー。
●声の出演者より
神戸弁の特徴は、語尾の「~とう」「~とん」(いずれも、概ね「~している」の意)です。
これって大阪や京都の人に言わせると怖いんだそうです。
私は愛着もってるんですけどねー。
ちなみに、この方言にちなんだごみ分別キャラクター「ワケトン」という豚もいます。
●編集部より
関東の人間にはなかなか聞き分けられないのですが「関西弁」といっても微妙にそれぞれ違うんですよね。
大阪や京都の人がちょっと怖いと感じるなんて意外です。
そして「ワケトン」おもしろいですね!
調べてみたら、ほかにもいろんなキャラクターがいたり、歌もあるんですねー。
profile
Yoriko Mizushiri
水尻自子
みずしり・よりこ●1984年青森生まれ。手描きやコマ撮りアニメーションを中心に制作。新作「布団」が第14回広島国際アニメーションフェスティバルで木下蓮三賞を受賞するなど、気鋭のアニメーション作家として注目を集めている。
credit
声の出演:中多万貴さん
Feature 特集記事&おすすめ記事