連載
posted:2012.6.12 from:広島県広島市 genre:エンタメ・お楽しみ
〈 この連載・企画は… 〉
若手アニメーション作家・水尻自子のショートアニメを、各地域の方言でお届け。
声の出演者による方言エピソードなどもご紹介します。
なめこ:なんかね。いつもわりぃね。
豆腐:なんがね。
なめこ:たいがいヌルヌルしとってから、ばり気持ちわりぃのぉって思っとらん?
豆腐:そがいなことないけ。それがおまえのええところじゃろぉが。
なめこ:そうかね。じゃがほんまは少し気持ちわるいじゃろ。
豆腐:全然そがいなことないんよ。ヌルヌルしとらんなめこはのぉ、ネバネバしとらん納豆と同じなんじゃけぇ。
なめこ:ありがとね。ちぃと元気でたわ。
●声の出演者より
広島弁は抑揚と語尾がポイント。
同い年、同郷のふたりで
「どう言うんかいね。こっちの言い方がええかいの」
とか言いながら大真面目に収録しました。
●編集部より
広島弁の語尾というと「じゃろぉ」とか
「じゃけん」というイメージがありますね。
やくざ映画のインパクトが強く
ちょっとこわいイメージもありましたが、なごみました。
profile
Yoriko Mizushiri
水尻自子
みずしり・よりこ●1984年青森生まれ。手描きやコマ撮りアニメーションを中心に制作。新作「布団」が第14回広島国際アニメーションフェスティバルで木下蓮三賞を受賞するなど、気鋭のアニメーション作家として注目を集めている。
credit
声の出演:堀内明さん、村井智さん
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