山形県内4か所の旅館とグランピング施設を展開する古窯グループ。
山形県初のプリン専門店〈山形プリン〉を開業、2022年12月には東北初の日帰り温浴施設
〈おふろcafé yusa〉と山形プリンの姉妹ブランドとなるフルーツアイスクリーム専門店
〈MOGY〉をオープンするなど、山形のファンをつくるための魅力づくりや
発信を積極的に行っています。
そんな同社が山形県上山市で営むのが、かみのやま温泉の〈おやど森の音〉です。
〈おやど森の音〉は「森にも、人にも、心地よい宿へ。」をコンセプトに
忙しい毎日を離れ、普段とはひと味違った森の時間を提案する
全14室の大人だけが滞在できるおやどです。

館内は、木製家具やドライフラワーなど自然素材をふんだんに使い
シンプルな色調で統一されています。
これは中庭や、ダイニングと客室の窓の外に広がる
豊かな自然を存分に楽しんでほしいという想いからです。
宿全体が「森へ続く庭」のような空間となっています。
全室和室の客室は28平米のスタンダードルームから
約60平米のジュニアスイートまで5タイプを展開。
桜の樹々や山々など、山形ののどかな自然を借景にした贅沢な空間です。
また、和室ならではの心地よさを際立たせるために
床の間には異国の要素を現代的に取り入れています。
館内には、かみのやまの大地から湧き出る温泉を引いた大浴場も完備。
窓辺に揺れる木漏れ日が心地よい「陽」と、
夜空を望む露天風呂付きの「月」に分かれています。
それぞれ脱衣場も落ち着いたアースカラーで統一され、
洞窟のような安らぎが味わえます。

2024年2月11日には、自然に寄り添ったサステナブルステイを提案すべく、
施設内のレストラン〈森の音dining〉がリニューアル。
山形の自然文化や地域との共生を目指し、山形の風土を空間からデザインするとともに、
コンセプトである「森にも人にも、心地よい宿へ」をより一層体現しています。
提供する料理、飲み物からインテリアデザインまで地元素材にこだわり、
より山形の自然を五感で感じられる空間に仕上げています。
(credit)撮影:新津保建秀
2021年3月から約3年間、休館していた〈横浜美術館〉。
2024年3月15日(金)の『第8回横浜トリエンナーレ』開幕と同時に
リニューアルオープンします。
リニューアルオープンを前に、
ミュージアムメッセージ「みなとが、ひらく」が発表されました。
メッセージが生まれた背景や願い、リニューアル後の美術館がどんな場所になるのか
館長の蔵屋美香さんに聞きました。

発表された「みなとが、ひらく」という横浜美術館のミュージアムメッセージは
美術館ではたらく職員へのヒアリングや議論を重ねて誕生したものです。
館長の蔵屋美香さんは当初、
横浜のあちこちで使われる“港”という言葉を使わないメッセージを考えていました。
しかし、どうもしっくりくる表現にたどり着かなかったのだとか。
ミュージアムメッセージの作成を依頼したコピーライターの国井美果さんから
“港”から逃げていてはきちんとした意思表明にならない。
改めて“港”とはどういうことなのか、正面から考えましょう
と提案され、港町にある美術館として“港”と向き合うことになりました。
そして最終的な候補となったのは「みなとを、ひらく」。
しかし蔵屋さんはあと一歩だと感じていました。
美術館という港が開いて、たくさんの人や文化、作品を招き入れること以上に
訪れる人自身も"開いて"もらいたいと考えていたからです。
「『みなとを、ひらく』では、美術館が主語となって
港を開いているだけに聞こえると思ったのです。
お客様にも、従来の常識や固定観念のようなものから解き放たれて、
世界がパーっと開いていくような経験をこの美術館でしていただきたい。
それこそが私たちが伝えたいことでした」
「みなとを、ひらく」から「みなとが、ひらく」に変わったのは
なんと、議事録用メモの誤字がきっかけでした。
「港そのものが主体となって自分で自分を開いていくような、
視界が遠くまで広がって、明るく見晴らしのいいイメージが湧いてきました」
こうして横浜市民や美術館を訪れるすべての人に向けたメッセージ
同時に美術館の職員にとっては行動指針となるミュージアムメッセージが
「みなとが、ひらく」となったのでした。
三重県の北端に位置し、滋賀県と岐阜県に隣接するいなべ市。
美しい自然と昔ながらの景観を求めて、登山客やハイキング客、
レトロ好きの人で賑わうまちです。

登山客やハイキング客が多く訪れる鈴鹿山脈の藤原岳。
そんなこのまちの阿下喜(あげき)という場所にある、休館中の温泉施設
〈阿下喜温泉 あじさいの里〉をリニューアルしようと、〈CAMPFIRE〉で
クラウドファンディングが行われています。

コロナ禍や施設の老朽化がきっかけとなり休館していた〈阿下喜温泉 あじさいの里〉。
仕掛け人となるのは、三重県や紀伊半島を拠点に“おふろ”の再生を通じて、
地域活性に取り組む〈旅する温泉道場〉という企業。
これまでにも、四日市市で親しまれてきた温浴・温泉施設を〈四日市温泉
おふろcafé 湯守座(ゆもりざ)〉として、2017年にリニューアルオープンするなど、
“地域を沸かすアイデア”をもとに活動を行っています。

三重県1号店となる〈おふろcafé湯守座〉。
そんな同社の三重県2号店となる新施設の名は〈いなべ阿下喜ベース〉。
自然と健康がテーマの温泉複合施設として、温泉施設となる
〈おふろcafé あげき温泉〉をはじめ、温泉やサウナ後の体に
優しい料理を提供する〈新上木食堂〉、そしてコンテナホテル
〈AGEKI BASE HOTEL〉の3つの施設が入ります。
晴天率が高く、青々とした瀬戸内海とつながる東かがわ市。
2024年3月1日に、東かがわ市ならではの自然をイメージしてつくられた
コンセプトホテル〈クラフトホテル 瀬戸内〉がオープンします。

手がけるのは全国5か所でグランピング施設〈ザランタン〉を運営するダイブ。
コロナ禍で閉業した旧〈三本松ロイヤルホテル〉を
「まるで海外!なグランピングホテルを、お手頃な価格で」をコンセプトに
リノベーションしています。

滞在型アウトドア空間をイメージして設計された施設内では
チャペルサウナ、水風呂&水盤での水遊び、香川県のご当地グルメを使った
アウトドアディナー、焚き火などのアウトドア体験を楽しめます。

全35部屋の客室は、複数のタイプを展開。
自然のあたたかみと瀬戸内の海・空を連想させるブルーをモダンに取り入れた
シンプルな客室をはじめ、温かみのあるオレンジ・ブラウン・ホワイトの配色で
居心地よく仕上げたナチュラルな客室、落ち着いたグリーンに果実やオリーブを
思わせるくすんだイエローやグリーンを差し色で取り入れた客室など、
お好みの内装を選ぶことができます。

木々に囲まれた中庭は、瀬戸内海を象徴する水盤を中心に
ヨーロッパの中庭・パティオを彷彿とさせる非日常感が漂います。

三角屋根がアイコニックなチャペルは、40平米の広さを誇る
フィンランドサウナとして利活用されています。

チャペルサウナは水着着用で性別問わず利用でき、セルフロウリュも可能。
非日常感のある空間で、恋人同士・友人同士でお喋りを最大限楽しめるよう
サウナ内では音楽も流れています。

サウナから上がった後は、水深が80センチメートルある水風呂でクールダウンを。
人工芝が整備されたプールサイドでは、リクライニングチェアで
外気浴をすることもできます。
ひだまりの中、心地よい“ととのい時間”を過ごせそうです。
現在NHKで放送している大河ドラマ「光る君へ」。
主人公である紫式部ゆかりの地のひとつが、滋賀県の大津市にある〈石山寺〉です。
平安時代、石山寺にお参りした紫式部は、びわ湖に映る中秋の満月を見て
『源氏物語』を起筆したと言われています。

石山寺の創建は奈良時代、聖武天皇の命によって瀬田川のほとり、
伽藍山の麓に建立されました。
平安時代には石山寺へお参りする「石山詣」が貴族たちの間で流行しました。

石山寺はその名の通り、国の天然記念物にも指定されている硅灰石の上に、
数々のお堂が建てられています。

そんな大津の名所石山寺の参道に2022年4月にオープンしたのが、
スイーツ&ベーカリーが4店舗入る複合施設〈石山テラス〉です。

お芋スイーツ専門店〈芋屋十三〉は、〈石山寺〉が日本最古の巡礼の路である
西国三十三所の「第十三番」だったことに由来します。
産地・品種から厳選したさつまいも使用し、独自の二段階焼成によって
甘みを引き出した「焼き芋」(400円)や、目の前で出来たてを提供する
「絞りたて お芋のモンブラン」(850円)などが名物です。
〈石山寺プリン本舗〉では、近江八幡市の高木牧場の牛乳を100%使用するなど
滋賀県産の素材にこだわり、ひとつひとつ手づくりしたプリン(1個400円〜)
を販売しています。
生クリームをたっぷり使ったなめらかな口溶けが特徴のプリンで、
甲賀市の朝宮茶や守山市のモリヤマメロン(期間限定)などを使った
多彩なフレーバーのプリンも味わうことができます。

滋賀県といえば近江牛の名産地。
明治初期に近江牛の生産体制を整え、東京や横浜への輸送・販売に注力し
「近江牛肉」の名を全国に広めたのが〈松喜屋(まつきや)〉の先祖である
西居庄蔵翁です。
庄蔵翁は、明治16年に創業した〈銀座の松喜屋〉に近江牛を一手に納入し、
明治・大正・昭和の三代にわたり宮内庁御用達として近江牛を納めてきました。

そんな歴史ある〈松喜屋〉は、国内外の観光客だけでなく、
滋賀県民がお祝いの際に利用するなどいまなお人気の近江牛専門店です。
本店レストランには日本最大級の長さを誇る31席のステーキカウンターがあり、
ステーキだけでなく40種類以上にわたる牛肉の創作料理を味わうことができます。

近江の魅力を存分に味わえるのが、2024年11月30日までの期間限定で登場している
「紫式部近江牛御膳」(5500円〜)です。
十二単になぞらえ近江牛のローストビーフなど12種類の食材で構成されたサラダや、
紫式部の好物だったと言われるイワシの南蛮漬け、近江牛の手毬寿司にステーキ、
「蘇」をイメージしたチーズケーキなど、紫式部のストーリーとともに味わえます。
information
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松喜屋
住所:滋賀県大津市唐橋町14-17
営業時間:11:30〜15:00(LO14:00、土日11:00〜)、17:00〜21:30(LO20:00)
店休日:不定休
Tel:077-534-2901
Web:〈松喜屋〉公式ウェブサイト
2024年3月16日に金沢~敦賀間が開通する北陸新幹線。
新幹線の新たな停車駅となる「芦原温泉駅」から車で約20分の場所には、
江戸~明治時代に北前船の寄港地として栄えた福井県三國湊があります。
豪商が現れた江戸後期には、日本海側有数の北前船の寄港地として栄えた三國湊は、
江戸末期の遊郭番付表に「三國」の地名が掲載されるほどに繁栄しました。
三國湊は、北前交易がもたらした日本の文化や当地ならではの建築様式など、
時代を超えた歴史がいまなお色濃く残っているエリアです。

そんな三國湊に2024年1月28日(日)に誕生したのが
〈オーベルジュほまち 三國湊〉です。
徒歩圏内に点在する町家に暮らすように滞在し、
土地の歴史や文化を体感することができる分散型宿泊施設になっています。
名前の「帆待ち」とは北前船が出港前に波が収まり、良い風が吹くのを待っている状態。
船乗りたちは、その間に船に持ち込んだ積み荷を売ったり、
別の荷役をしたりして報酬を得ていました。
これが転じて、三國では子どもたちのお駄賃、ご褒美のことを
「帆待ち」と呼んでいます。
ここから「ゲストが、しばし休まれて次の目的地に向かわれるまで、
この地での滞在が忙しい日常を過ごされているゲストへの『ご褒美』となるように」
と願いを込めて〈オーベルジュほまち 三國湊〉と名づけられました。

〈オーベルジュほまち 三國湊〉は、宿泊棟(開業時9棟・16室)、
レストラン棟(1棟)、フロント棟(1棟)からなります。
フロント棟を中心とした半径800メートル(徒歩約12分)圏内に点在する
全11棟の施設は、三國湊を象徴する「かぐら建」などの江戸時代から昭和にかけて
建築された町家を、福井県でしか採掘できない「笏谷石(しゃくだにいし)」や
福井県産の木材などを使用して改修しています。
伝統的な町家ならではの風情は維持しつつ、内観のデザイン性と耐震性を進化させて
現代に蘇らせています。

宿泊棟の客室インテリアは、北陸最大級の祭りの一つである「三国祭」、
「湯屋」、「武道」、「花街」などに着想を得て、
お部屋ごとに異なる世界観を表現しています。
違った角度から三國湊の暮らし・文化・歴史を体感できるので、
連泊や再訪時に別のタイプの客室に滞在するのも楽しみのひとつです。
全国各地の魚介グルメが一堂に会する〈SAKANA&JAPAN FESTIVAL2024 in 代々木公園〉
(以下、魚ジャパンフェス)が、2月22日~25日の期間に開催されます。
2019年2月に第1回が開催された〈魚ジャパンフェス〉は、
コロナ禍を経て2023年2月に4年ぶりに復活。
姉妹イベントと合わせた累計来場者数が約167万人にのぼる
日本最大級の魚介グルメフェスティバルです。
今回の開催では、東日本大震災からの復興応援を目的に「常磐もの」と呼ばれる
福島県産の魚介を使った料理が味わえる〈発見!ふくしまお魚まつり〉が
同時開催となるほか、高校生が考案した福島県の特産品を使ったスイーツが楽しめる
〈ふくしまスイーツフェスティバル〉が初開催されます。

過去に開催された〈魚ジャパンフェス〉の様子。

マグロやサーモン、カニ、イクラなど、全国各地から集まった旬で新鮮な魚介を
海鮮丼や海鮮ラーメン、海鮮パエリアといった和洋中の料理で堪能できる
〈魚ジャパンフェス〉。
今回の開催では、能登半島地震で震度6強の揺れに見舞われた石川県七尾市からも、
名産〈能登かき〉の生産者〈三次水産 能登牡蠣養殖場〉(以下、三次水産)と
〈木村功商店〉の2ブースが出店します。

〈三次水産〉の能登かきガンガン焼き。
世界農業遺産「能登の里山・里海」に認定されている七尾湾は、
海域の栄養が豊かなことからカキの養殖が盛んで、旨みたっぷりに
育ったカキを目当てに、毎年多くの観光客が訪れます。
しかし、今回の地震で養殖施設が大きな被害を受けたうえ、
観光客が訪れることは難しい状況が続いています。
〈三次水産〉によると、旬の1~3月は年間売上の7割以上を占める書き入れどきで、
廃業に追い込まれる生産者も出かねない状況といいます。

被害を受けた作業場で出荷再開の準備を急ぐ〈三次水産〉。
そんななか、〈三次水産〉では作業場の復旧など出荷再開の準備を進めており、
「こんな時だからこそ、おいしいカキを届けたい」と、予定通り出店を決意。
同じく出店を決めた〈木村功商店〉の木村功さんも、「今年もおいしいカキが
育ったので無駄にはしたくない」と話します。
当日、各ブースではお取り寄せの申し込みも受け付け予定とのことなので、
会場や自宅で〈能登かき〉のクリーミーで濃厚なおいしさを味わってみては
いかがでしょうか。
真鶴町は神奈川県の西部に位置し、
都心から電車や車で1時間半程の距離とアクセスは良好です。
冬でも暖かい風を生む相模湾に向かって傾斜している真鶴半島は、
太陽の光を思う存分取り入れて豊かな緑を育んでいます。
漁港で水揚げされる新鮮な魚だけではない豊富な食材にも恵まれています。

また、1993年に制定された通称「美の条例」により
大規模な建築開発がされなかったため、素朴で生活感のある海辺の景観や
住民のつながりの強さ、生活の豊かさも魅力的なまちです。
近年ではそうしたまち並みや暮らしに惹かれ、都心部からの移住者も増えています。
一方で、観光客や旅行客にとっては過ごし方のイメージが湧きにくかったり、
誰もが気軽に立ち寄れるようなカジュアルな飲食店が少なかったりを理由に、
観光客が湯河原、箱根、小田原に流れていくようになりました。
人口は年々減少し、将来的にも減少傾向が続く見通しで、
ほかの地方都市と同様に、空き家の増加が懸念されています。
真鶴町も人口減少、少子高齢化、空き家問題に悩まされているのです。

コロナ禍では地元の方々や観光客に惜しまれつつ
〈まるなか旅館〉が閉館しました。
〈まるなか旅館〉は全室相模湾が見渡せるオーシャンビューの旅館で
新鮮な魚介類がいただける魚がし料理が自慢の宿でした。
そんな〈まるなか旅館〉をリノベーションした宿泊施設
〈HOTEL FARO manazuru〉が2023年12月にオープンしました。
パンダが食べる⽵から機能的なテーブルウェアが誕生しました。
ブランド名は、その名も〈PANDAYS(パンデイズ)〉。
和歌山県白浜町にあるテーマパーク〈アドベンチャーワールド〉から
生まれたブランドです。

アドベンチャーワールドが取り組む〈パンダバンブープロジェクト〉の一環としてスタート。写真提供:アドベンチャーワールド
パンダたちのために調達した竹のうち、幹のようなパンダが食べない部分や
食べ残しなど、使用されない量は年間100トン(※)にも上ると言います。
※ジャイアントパンダを7頭飼育していた2022年当時の竹幹・枝葉の廃棄量。
そんな本来廃棄されてしまうはずの竹を集成材へと加⼯し、アップサイクル。
バターケースやボウル、マグカップ、丸プレートなど
普段の生活に取り入れやすい11アイテムへと生まれ変わりました。

⽇常⽣活のなかで資源循環に対する気付きが芽⽣えることを願って製作されています。写真提供:アドベンチャーワールド
「日本を愉しむ」というビジョンのもと、日本各地をテーマに現地食材や郷土料理を
自宅で簡単に味わうことができる「ご当地体験ミールキット」の〈咲耶(さくや)〉。
一般的なミールキットは日常利用向けなのに対して、〈咲耶〉のキットは時短や
手軽さの利点は残しつつも、一汁三菜以上の和食献立がつくれるので、
自宅で非日常の特別な食事の時間を愉しめることが特徴です。

〈咲耶〉のミールキットは、普段はなかなか味わうことのできない
その土地で愛されている郷土料理を再現しています。
お米をはじめとして、使用する食材や調味料はその地域にゆかりのある
ものも取り入れており、食材からも地域の世界観やその土地らしさを感じられます。
また、同封されているリーフレットに、各メニューのこだわりや特徴が紹介されており、
食を通じて歴史や伝統などの新たな発見もあります。

メニューは主食、汁物、主菜、副菜を組み合わせた5、6品からなる
一汁三菜以上の和食献立となっており、
まるで旅館で提供されるような御膳を楽しめます。
また、商品に同封されているおしながきを食卓に添えることで、
旅館の食事の雰囲気を一層感じられそうです。

それぞれのメニューは簡単な調理で作ることができるようになっており、
袋から取り出しお皿に盛り付けするだけの品もたくさん。
その他にもお米は無洗米、主菜のお魚も味付け済みで届くので
最後の仕上げに焼くだけなど、時間をかけずに手軽に調理できます。
実際、今回注文した瀬戸内のキットも仕上げに魚に焼き目をつける、
届いた無洗米と出汁、具材を炊飯器に入れて炊飯するだけ
まな板と包丁を使うのは大根と小口ネギを切るときだけ
味噌は溶けやすい合わせ味噌、大根おろしはおろしの状態で届くなど
かゆいところにも手が届く心配りが各所に見られました。

そんな〈咲耶〉では2か月に1度季節に合わせて
各地のキットが届く「ご当地ミールキット定期便」も提供中。
現在発売中の計6商品が、初回配送月を基準として隔月で届きます。
単品購入するよりもお得で、年6回の合計では30960円(2人前)、
1商品あたり5160円(2人前)となっています。
さらに、定期便では京都祇園の宇治茶専門店〈祇園辻利〉が、
キットごとに特別にペアリングしたお茶も届きます。
もうすぐやってくるバレンタイン、ホワイトデーシーズン。
今回は、日本のローカル食材や食品を使った2024年の
最新チョコレートをピックアップしてみました。
まずご紹介するのは、南伊豆の海底で熟成されたワイン〈SUBRINA(サブリナ)〉と、
2023年10月に世田谷線の松原駅近くにパティスリーをオープンした
ショコラティエの清水佑紀シェフが率いる〈LIFENRI(リフェンリ)〉
とのコラボレーションによるボンボンショコラ
「BonBon de noir 海底熟成ワインのマリアージュショコラ」(2600円)です。

海底熟成ワイン〈SUBRINA〉をストレートに表現したボンボンショコラや、
希少価値の高いマダガスカル産のショコラを使用したマダガスカル64%、
まろやかな甘みと旨味のあるフランス・ブルターニュ地方のゲランド塩を利かせた
カカオの力強さを感じるビターガナッシュのオリビエ、
浅めにキャラメリゼした、皮付きヘーゼルナッツを食感が残る程度に粗めに挽き
自家製プラリネペーストにしたプラリネノワゼットの4粒がセットになっています。

〈SUBRINA〉ワインとのスペシャルセットでは、ギフトボックス内に
ボンボンショコラが同梱されています。
さらに、〈LIFENRI〉の実店舗でも、2月1日より
「マリアージュショコラ」の単品購入が可能となっています。
information

BonBon de noir 海底熟成ワインのマリアージュショコラ

続いてご紹介するのは、カカオ豆から本格的なチョコレートづくりを手掛ける
ショコラティエ・三枝俊介氏によるチョコレート専門ブランド
〈ショコラティエ パレドオール〉によるチョコレート。
山口県の銘酒〈獺祭〉の酒粕から生まれた「獺祭焼酎」を使用した
「生ショコラ 獺祭焼酎」(9個入り2700円)と、
「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」を使って仕込まれた
「獺祭 本格梅酒 磨き二割三分仕込み」を使った
「獺祭梅酒トリュフ」(5個2700円)が新たに登場しました。
「獺祭焼酎」は獺祭の香りを残しながら、アルコール度数39度による
インパクトと力強い味わいが特徴です。
そんな「獺祭焼酎」とカカオの融合をイメージし、マダガスカル産や
ベリーズ産カカオの自家製チョコレートを使い、口どけなめらかに仕上げたのが
「生ショコラ 獺祭焼酎」です。
口中でとろけるにつれ広がる「獺祭焼酎」の香りが、
フルーティーな香りからゆっくりと変化する余韻を楽しめます。

南高梅の最高級適熟梅を使い「純米大吟醸 磨き二割三分」で仕込んだ「獺祭梅酒」に、
さまざまなカカオ産地の自家製チョコレートをブレンドし、
奥行きのある味わいに仕上げているのが「獺祭梅酒トリュフ」。
「獺祭梅酒」の仕込みに使用した梅のペーストやラズベリーピューレを配合することで
やわらかな酸味がプラスされ、熟成されたまろやかな甘みが楽しめます。

続いては、兵庫県北部の養父市にある、自然豊かな山あいに工房を構える
〈ル フルーヴ〉のチョコレートをご紹介。
“農家さんと一緒につくるお菓子”をテーマにした〈ル フルーヴ〉は
シェフの味覚による妥協のない素材選びが特徴です。
「完熟柑橘アソート4」(1998円)は、顔の見える農家さんから仕入れた伊予柑、
金柑、ブラッドオレンジ、レモンを使った4種類のチョコレートアソートです。
柑橘畑でもぎたての果実をかじるよう瑞々しい素材感を表現しています。
柑橘は一個ずつ大切に皮を剥き、火入れをし、カットをするなど、全て手作業。
時間も手間もかかりますが、柑橘もカカオも国内・海外の農家さんに
大事に育てられた素材のおいしさを最大限に引き出したい、
そんなシェフの思いが詰まっています。
2月1日(木)〜14日(水)には、〈渋谷スクランブルスクエア〉の
ショップ&レストラン1F TOKYU Foodshow EDGE内、
ポップアップスペース「Event Stage1」にも出店(※数量限定、なくなり次第終了)
されるなど、東京でも購入が可能です。
岡山県の北部に位置し、村面積の約9割が森林である西粟倉村。
その森の約8割が針葉樹林で、2008年から村では「百年の森林構想」を掲げ、
村民が一丸となって森の環境整備を行っています。

西粟倉村の針葉樹林
資源循環で森の価値を提供する製材メーカー〈西粟倉森の学校〉では、
この取り組みで発生した間伐材を活用した家具ブランド〈KIMIKI(キミキ)〉を、
2023年11月25日にスタートさせました。

同ブランドが掲げるテーマは「木を感じ、森を嗜む」。
森と人の架け橋としての家具を目指し、使いづらい木材の節や耳の部分を、
「生命力を感じる」魅力ある素材と再定義し、メイン素材として活用しています。
「KIMIKI」という名前は、「幹」という単位で木を生かすという
「生幹≒KIMIKI」という造語から命名。

一般的な製材は、節が少ない部分を良質な木材として活用され、
外周の丸い形状が角材としては使われにくく、
耳(皮)部分は切り落とされて破棄されやすい材料に。
KIMIKIは、これらの材を価値として製品に生かし、
木に対する認識を再定義することを目指しました。
材料の活用部分で家具の印象が変わるよう、
耳(MIMI)、芯(SHIN)、辺(HEN)の3種類の、
それぞれの素材の印象を反映した家具を展開。

MIMIシリーズ(ひのきの耳付き材)では、
テーブル天板に厚み40ミリの木を採用し、
木の魅力を厚みや存在感で感じられる家具を展開。
木の色味は素地色で、表面はすべてオイル仕上げを採用。
経年変化が楽しめる仕上がりになっています。
また、シンプルながらに主張あるスチール脚は、
細く繊細でまっすぐと垂直に伸びる形状で統一しており、
森で育つ針葉樹からインスピレーションを得たフォルムが魅力です。
全国各地に存在するその地域ならではのご当地パン。
今回コロカルでは、日本一のご当地パンを決めるSNS連動企画を実施!
「あなたが決めるTHEご当地パン総選挙」をSNSで募集します。
集まったご当地パンの投稿を元に、トップ10をランキング形式で発表予定。
あなたの地元のパンはもちろん、旅先やアンテナショップで出合ったご当地パン、
学生時代の思い出のパンでも構いません。
「これぞご当地パン!」と思うイチオシのパンを教えてください。
投稿はinstagram、X(旧Twitter)で募集します。
#ご当地パン のハッシュタグと、コロカルのアカウントをタグ付けし、
写真を添えて投稿してください。
みなさんからのたくさんの投稿、お待ちしております!
【応募方法】
・instagram、X(旧Twitter)で #ご当地パン のハッシュタグと、コロカルのアカウント(instagram:@colocal_jp、X:@colocal_jp)をタグ付けして投稿。
なお、instagramストーリーズは写真が24時間で消えてしまうため、NGとします。
・締切は2024年2月18日(日)です。
・①パンの写真、②名前、③地域
上記3点と、推薦コメントを添えてご投稿ください。
※こちらの企画で集まった写真は、コロカル2月の特集記事で掲載させていただく可能性があることをご了承ください。
※全体公開のアカウントをご使用ください。
※ご自身で撮影されたパンの写真をお使いください。
2月3日の節分といえば「鬼は外、福は内」の掛け声と共に、
豆まきをする習わしがありますが、一風変わった掛け声の地域があります。
鬼とゆかりの深い京都府福知山市の、
三和地域にある「大原神社」の節分祭のかけ声は「鬼は内、福は外」です。
巷にある悪いものを神社で清めたうえで(=鬼は内)、
村に福をお返しする(=福は外)一風変わった節分祭になっています。
鬼がお多福に変わる演出は地元の有志により演じられ、
いまもなお地元のひとたちに愛されている恒例行事です。

また、福知山市にある大江山には、平安時代中期の武将・源頼光が、
「頼光四天王」と呼ばれる屈強な家臣らを従え丹波国⼤江⼭へ向かい、
酒吞童子(しゅてんどうじ)率いる鬼の一味を討伐(鬼退治)する
という伝説が伝わっています。
大江山は2007年に「丹後天橋立大江山国定公園」に指定されました。
毎秋、酒呑童子伝説と大江山をテーマとした「大江山酒呑童子祭り」も
開催(2023年は台風災害のため中止)されています。
さらに丹後天橋立大江山国立公園の中にある「元伊勢内宮皇大神社」の節分祭では、
豆まきを行い、人に災いをもたらす三鬼(病鬼・陰鬼・貧鬼)を神前に追い込み、
お祓いをして病鬼を元気に、陰鬼を陽気に、貧鬼を富貴のお多福に変身させます。

一方福知山市北部の大江地域では昭和以降、
大江山の鬼伝説がまちおこしに使われるようになりました。
大江駅前には72枚の鬼瓦があり、大江山までの道中には13体の鬼像が佇むなど、
さまざまな場所に自然と鬼が共存しています。
令和になったいまも、福知山市は鬼伝説をモチーフにしたPR動画やポスター、
鬼ラッピングのタクシーなどさまざまな鬼コンテンツを企画し、
「鬼のまちづくり」をすすめています。
コロナ禍では2月2日の「鬼鬼の日」に、市役所大江支所職員や地域で働く人々が
“鬼のまち”をポップに楽しくアピールしようと、すすんで鬼マスクや角を装着し、
そのシュールな姿が一部で話題になりました。
写真提供:SADO RESORT HOTEL AZUMA
2024年1月31日に新潟と札幌(丘珠)を結ぶ〈トキエア〉が就航しました。
新潟・札幌間が100分~105分と感覚的に近くなり、
互いのグルメやレジャーなどがより気軽に楽しめるようになります。

実は北海道と新潟県は歴史的にも意外と深い繋がりが。
新潟県は北海道開拓の歴史において、移民数が青森県と秋田県について第3位なのです。
さらに北前船の歴史においても佐渡は要所でした。
北前船の寄港地として発展した小木海岸の入り江の宿根木という集落は、
廻船業で栄えた江戸時代の面影を今に伝えます。
現在、トキエアは地域連携プロジェクトの第1弾として、
佐渡汽船や佐渡観光交流機構などと連携し、
北海道から佐渡市に訪れる個人旅行者向けのパッケージツアーを発売しています。
これは、トキエアと佐渡汽船(佐渡市)それぞれの往復チケットと、
宿泊がセットになったもの。
ますます佐渡への旅行が身近になりました。
そこで今回は、これまでに『新潟のつかいかた』で掲載された
佐渡の観光スポットや、おすすめグルメを厳選してご紹介します。
1月20日から開催がスタートした〈札幌国際芸術祭2024〉。
新型コロナの影響を受け、実に6年半振りの開催となります。
今回のテーマは「LAST SNOW」。

世界的なメディアアート研究機関〈アルスエレクトロニカ・フューチャーラボ〉の
共同代表も務めるアーティスト・小川秀明さんをディレクターに迎え、
約80組の国内外アーティストの作品を展示するほか、
北国の冬ならではの屋外イベントや市民参加型プロジェクト、
企業や団体とのコラボレーションが実施されています。

宮田彩加《MRI 20110908》2016- Photo by TAKASHIMA Kiyotoshi
会場は札幌市内の6か所を、過去から現在、
そして100年後の未来をめぐる「200年の旅」
(未来劇場、北海道立近代美術館、札幌文化芸術交流センター SCARTS)と、
未来志向で人々の創造性を生み出す「未来の冬の実験区」
(札幌芸術の森美術館、モエレ沼公園、さっぽろ雪まつり大通2丁目会場)という
ふたつのストーリーに分けて設計。

会場のひとつとなるモエレ沼公園。Photo by TAKUMA Noriko
江戸時代初期にはじまった綿花の栽培から、
繊維産業のまちとなった岡山県倉敷市・児島。
そんな土地柄、デニムと並んで、
このまちで有名になったのが「帆布」です。
同地で1888年に誕生した〈倉敷帆布〉は、
日本人の細やかな業が反映された最高品質の帆布メーカー。
時代の移り変わりに適応しながら130年もの間、
技術をアップデートし続け、しなやかさと強さを併せ持つ糸で、
高品質で味わい深い帆布プロダクトをつくっています。
一級帆布は、バッグやシューズはもちろん、
日用品から工業用にまで幅広く使われているんだとか。
脈々と歴史を重ねる同メーカーですが、昨年2023年12月6日に、
その断片を収めた一冊の写真集『An Ordinary Day』を発売しました。

それは、美しい光をとらえた写真が印象的な中川正子氏を写真家に、
創業135年となる工場の“ある一日”を彼女の視点から切り取った、
業への慈しみの想いと工場で働く人々の実直さが現れた、唯一無二の一冊。
クラウドファンディングでの260名もの人々の支援を受けて、
かたちになったといいます。
1960年代に革靴の産地として栄えた奈良県大和郡山市。
当時の日本のビジネスマンの足元は、同地に支えられていました。
そんな奈良県・大和郡山市で1947年に創業し、
戦後復興から高度経済成長期、バブル崩壊、リーマンショックなど、
日本経済のさまざまな変遷を経ても、
今なお質実剛健な靴をつくり続けている革靴メーカーがあります。
名前は、〈オリエンタルシューズ〉。
同社の創業者・松本常雄氏は、
第二次世界大戦でのビルマ(現ミャンマー)戦線からの生還者。
戦地での靴の重要性を感じた氏は、帰国後に靴づくりをスタート。
以来、靴の製造・卸を展開してきました。
そんな同社が2023年12月2日、本社工場の一角に
旗艦店〈ORIENTAL SHOES FACTORY SHOP〉をオープンしました。

安価なアジア製の靴が日本に大量輸入されるようになってから、
ブランディングを強化させた同社のオリジナルシューズブランド。
その販売に力を入れる過程で常に課題に上がったのが、
“実際にお客さまにシューズを見て試せる場”を設けることでした。
このショップはそんな同社の意向がようやくかたちとなった場所。
あえて都心ではなく、本社工場の横に建てたのは、
工場現場で働くスタッフがお客さまの購入をすぐそばで感じ、
ものづくりへ反映してほしいという思いから。
このショップでは、そんな同社が展開するシューズブランドを
しっかりと見て、履いて、購入することができます。
奈良県の西南部に位置し、すぐそばには金剛山や葛城山がそびえ立つ
自然豊かなまち、御所市(ごせし)。
このまちで100年近い時を刻んできた長屋を改修した住居
〈赤塚長屋(あかつかながや)〉で入居者を募集しています。

この古民家の再生に携わるのは「文化財をまもる、いかす」をミッションに、
主に奈良県下で歴史的建築物などの文化財を活用した持続可能なまちづくり事業を
展開する企業〈御所まちづくり〉。
同社は、御所市の中心街「御所まち」で2008年に廃業した銭湯〈御所宝湯〉を復活させ、
さらに近隣4棟の古民家物件も宿泊施設やガストロノミー・レストランに開発した
「泊・食・湯」分離の分散型ホテル〈GOSE SENTO HOTEL〉を2022年にオープンし、
まちの活性化に一役買っています。

大正7年創業の万年筆本舗をリノベーションした宿泊施設〈RITA 御所まち〉。

かつての自転車屋の面影を残した、昭和レトロな宿泊施設〈宿チャリンコ〉。
同じ御所まちに完成した〈赤塚長屋〉は、空き家などの古民家をリノベーションする
同社の住居事業「narrative house」の第1号物件となります。
きっかけは、古民家活用が抱える「設計・施工の難しさ」「用途開発・資金調達の
困難性」といった性質により開発期間が長期化し、その間にも守るべき古民家が
更地になっていく姿への問題意識からでした。
そこで、短い期間かつ比較的コストを抑えて古民家を救える方法のひとつとして
narrative houseをスタートし、それぞれの建物が持つ歴史や⽂化、営みといった
物語(narrative)をできる限り残すかたちで改修し、住居としての市場価値を与え
流通させる取り組みを行っています。
「新築住宅と⽐べると、決して快適な空間ではないかもしれませんが、⼿間のかかる
不⾃由さを享受し、⼯夫を凝らして過ごす⽣活、建物に寄り添いながら暮らす⽇常を
提案します」と、〈御所まちづくり〉の担当者は話します。

「narrative house」の取り組み。
そんな想いのもとに生まれた〈赤塚長屋〉は、長屋独特の奥行きある空間を
効率的に使うための「通り土間」や、古民家ならではの木材や土壁などの
自然素材をしつらえ、伝統的な住まいが持つ本来の魅力を感じることができる
住居となっています。

〈赤塚長屋〉の内観。
2020年のコロナ禍、富山県の高校生4人が考案した、ある折り紙が誕生しました。
その折り紙とは、富山名物のます寿司を模した「ますずし折り紙」。
〈海と日本プロジェクト〉による、海を感じながらおうち時間を楽しく過ごす
「stay home with the sea」という企画をきっかけに話題となりました。
それから3年の時を経て、ジャポニカ学習帳で知られる
〈ショウワノート〉の協力のもと、この折り紙が商品化。
「おりマス。」という商品名で、12月22日から富山駅や
〈ますのすしミュージアム〉など、富山市内を中心に発売されています。

折り上がったかたちが笹の葉にのったます寿司そっくりというユニークさだけでなく、
一般的な折り紙に比べて折り方が難しいことも特徴です。
その理由は考案者である、富山中部高校探求科学科3年生(当時)の
館盛陽香さん、藤山瞳さん、山口天音さんが数学の授業で研究していた、
折り方が難しいことで知られる「正n角形のねじり折り総数」が開発のヒントとなったため。
研究の過程で作成した折り紙がます寿司の笹の葉を広げたかたちに似ている点に
気づいたことから開発をはじめ、美術部に所属していた同級生の杉本結さんに
デザインの協力を得て、「ますずし折り紙」が完成したのです。
南アルプス、富士山、八ヶ岳と、
四方を美しい山々に囲まれた長野県諏訪郡富士見町に、
世界的建築家・藤森照信氏が設計を手がけた
日本初の宿泊施設〈小泊Fuji〉が誕生しました。
昨年、同宿のクラウドファンディングを紹介しましたが、
そこで集まった金額はなんと1000万円以上。
そんな、多くの人々の期待を背負って誕生した
〈小泊Fuji〉のローカル的魅力を紐解いていきます。



360°見渡す限り広がる青々とした田んぼ。
長野県と山梨県の県境に近い、小さな集落の
4000平米の敷地にある高台に〈小泊Fuji〉はあります。
コンセプトは「いのちの中で呼吸する」。
“人と自然が織りなす里山の風景に、
ゆっくりと心を満たす滞在”を目的として建てられたここは、
1日1組限定(定員5名)の完全プライベートな宿。
「小泊Fuj」という名前は、藤森さんや
所在地である富士見町、デッキから富士山が見えることから、
4つの「フジ」を採用して命名されたもの。

田園風景にポツンと佇むメルヘンな建物は、
まるで妖精のお城のようです。
「一見すると奇抜な建築ですが、田畑から南アルプスへと続く
周囲の景観に溶け込んでいると、みなさま驚かれます。
全国の藤森建築でも言えることかもしれませんが、
元々この土地に在ったような佇まいになっているんです」
と、オーナーの山越典子さん。
藤森氏は自身の建築において「自然との調和」を
大きなテーマとして掲げていますが、それは小泊Fujiでも健在です。
銅板の屋根の上には、近くの樹齢300年の枝垂れ桜にちなみ、
フジ桜が植えられ、外壁には焼杉を使用。
室内は壁を漆喰、床や家具などはクリの材で仕上げられています。

特に屋根は、銅板の経年変化と季節の植物の移ろいが相まって、
四季を通してさまざまな表情を見せるでしょう。


この屋根に貼られた手曲げの銅板や外壁の焼杉は、
クラウドファンディングのリターンであるワークショップで、
のべ150人の協力を得てつくりあげたもの。
「建築は誰にでも関われるところがあるから面白い」
と、藤森氏。あえてさまざまな人の手を介して建築する、氏らしい一言です。
日本地図を思い浮かべることができても、
ふだんの暮らしのなかで、都道府県のサイズ感を意識することは少ないと思います。
今やリモートワークなど、遠隔でのコミュニケーションも当たり前になり、
より実際の距離感覚も掴みにくくなっているかもしれません。
例えば、東海道新幹線に乗って「やけに静岡県長いなあ」とか、
東北自動車道を運転して「あれ? まだ岩手県なの?」とか、
実際に移動して、意外と距離があるんだと感じる人も多いはず。
よく話題にあがるのが、北海道のサイズ感。
その大きさは、関東1都6県も近畿7府県もすっぽりと入るほどです。


※地図はウェブメルカトルをベースに、おおよその大きさを把握するために作図。緯度の違いによる歪みを許容しています(以下も同様)。
札幌在住の人に「今、函館に来ているんだけど、これから会えない?」なんて
距離感がつかめていない発言をすると、北海道あるあるだと冷笑されるでしょう。
札幌から函館は直線距離で150キロ以上あり、
車の道のりでも最短250キロ以上、4時間以上かかります。
旅行上級者となれば、北海道のサイズ感を逆手にとって、
空港のINとOUTを変えて計画を組む「北海道シティホッピング!」を楽しむ人も。
また、たびたびSNSでも話題になるのが、新潟県と九州地方の比較。
さすがに同じ長さではないですが、その近いサイズ感に驚く人も。
新潟県は日本海沿岸線で330.8キロ、
県境の端から端までの直線距離でも250キロを超えます。

九州地方は、門司港から佐多岬までの直線距離で330キロほど。
新潟県とひと言で言っても、エリアによって気候や文化も違い、特産品もさまざま。
広い新潟県内の多彩な魅力は「新潟のつかいかた」でも紹介されています。
みなさん、〈フレスコボール〉って知っていますか?
お菓子の名前? それとも洗剤?
いえいえ、実はブラジル・リオデジャネイロ発祥の
ビーチスポーツの名前なんです。
どのような競技かというと、大きなしゃもじ型のラケットを持ち、
向き合うふたりがどれだけ協力してラリーを続けられるかを競う、というもの。
その様子から「思いやりのスポーツ」とも言われ、日本では2024年1月の時点で
27の一般社団法人日本フレスコボール協会(以下、JFBA)公認地域クラブと
3の公認学生団体があり、フレスコボールを通じた
地域コミュニティが形成されているんだとか。

岩手県・陸前高田市も、そのように
フレスコボールが普及しつつあるまちのひとつ。
きっかけは、東京でフレスコボールの選手として活躍していた
橋詰友人選手が陸前高田へ移住したことから。
そこからフレスコボールの輪が広がり、
2022年からは高田松原海水浴場で公式戦も開催されました。
最近は、宮城県気仙沼に「気仙沼フレスコボールクラブ」も誕生。
三陸海岸は、東北におけるフレスコボールの聖地として、
盛り上がりを見せているようです。
そんな東北のフレスコボールの聖地、岩手県・陸前高田で、
JFBAから、フレスコボールの新ラケットブランド
〈TRILL(トリル)〉が誕生しました。

フレスコボールの選手であり、山木屋としても活動する平山夫妻。
自身もプレイヤーとして活躍し、陸前高田市で
林業・木工業に携わる山木屋の平山夫妻が製作したこのラケット。
地元産材・気仙杉を使ったモデルを中心に、
子どもから大人までが楽しめる全5本を展開しています。
名前は、イタリア語で「鳥のさえずり」という意味の、
2つの音を交互に素早く演奏する音楽記号から。
2つのラケットで打ち合う競技特徴と、
鳥のさえずりの絶えない陸前高田という土地柄から、
このように名付けられました。
陸前高田市では、木材として活用できる
良質な気仙杉が放置されている課題を解決するため、
「自伐型林業」と呼ばれる小規模間伐型の森林施業を推進。
そこから、地域おこし協力隊制度を活用し、
林業における後継者づくりを行っています。
平山夫妻は、そんな地域おこし協力隊として
陸前高田市の林業に従事し、その後完全移住された夫妻。
豊かな海に囲まれた日本では、生活とは切っても切り離せない魚食の歴史があります。
先人の知恵や工夫によって、日本の風土に合った保存技術を進化させながら、
日本人は魚と共に歩み、育ってきました。
それはまさに、日本が誇る食文化とも言えます。
昨今、魚食は現代の多様なライフスタイルと技術の発展により、
「おいしく手軽に食べたい」というニーズが高まりつつあります。
被災地水産業の本格的な復興を果たすことを目的に、
日本の水産業において重要な位置を占める被災地の水産加工品を、
オンラインショップや ECサイトなどを通じて販売する取り組みを
〈ジェイアール東日本企画〉が支援。
本事業で開発・リニューアルした青森県・宮城県・福島県・千葉県の海の幸を使用した商品が、
12月4日(月)より、〈&fish〉にて発売されています。
今回はこの中からコロカル編集部の視点でピックアップしたいくつかの商品をご紹介。

「福島常磐鍋」(メーカー希望小売価格5400円)は
「常磐もの」の「鮟鱇(アンコウ)」や
「真鱈(マダラ)」を中心にさつま揚げやあおさのりをセットにした鍋です。
オリジナルの塩ベースのタレがついており、
切った野菜を鍋に盛り付け、解凍した魚を軽く水洗いし盛り付け
鍋の素を加水し煮立たせるだけで、本格的な海鮮鍋が完成します。
魚介のうま味とさつま揚げのだしが溶け出たスープは、
自宅で食べるレベルを超えた本格的で滋味深い味わい。
あおさのりは半分、鍋の具として、
残りの半分をしめの雑炊に加えて楽しむのがおすすめです。