真鶴で親しまれた〈まるなか旅館〉を リノベーションした宿泊施設 〈HOTEL FARO manazuru〉が オープン
神奈川県西部に位置する真鶴で親しまれた〈まるなか旅館〉
真鶴町は神奈川県の西部に位置し、
都心から電車や車で1時間半程の距離とアクセスは良好です。
冬でも暖かい風を生む相模湾に向かって傾斜している真鶴半島は、
太陽の光を思う存分取り入れて豊かな緑を育んでいます。
漁港で水揚げされる新鮮な魚だけではない豊富な食材にも恵まれています。

また、1993年に制定された通称「美の条例」により
大規模な建築開発がされなかったため、素朴で生活感のある海辺の景観や
住民のつながりの強さ、生活の豊かさも魅力的なまちです。
近年ではそうしたまち並みや暮らしに惹かれ、都心部からの移住者も増えています。
一方で、観光客や旅行客にとっては過ごし方のイメージが湧きにくかったり、
誰もが気軽に立ち寄れるようなカジュアルな飲食店が少なかったりを理由に、
観光客が湯河原、箱根、小田原に流れていくようになりました。
人口は年々減少し、将来的にも減少傾向が続く見通しで、
ほかの地方都市と同様に、空き家の増加が懸念されています。
真鶴町も人口減少、少子高齢化、空き家問題に悩まされているのです。

コロナ禍では地元の方々や観光客に惜しまれつつ
〈まるなか旅館〉が閉館しました。
〈まるなか旅館〉は全室相模湾が見渡せるオーシャンビューの旅館で
新鮮な魚介類がいただける魚がし料理が自慢の宿でした。
そんな〈まるなか旅館〉をリノベーションした宿泊施設
〈HOTEL FARO manazuru〉が2023年12月にオープンしました。
空と海のグラデーションをただ静かに、ぼんやりと眺める「灯台」のような居場所

〈HOTEL FARO manazuru〉は客室や食事処から相模湾を見渡すことができ、
〈まるなか旅館〉の建物のつくりや立地の良さ、景観を生かしつつ新たな息吹が吹き込まれ、
魅力あるホテルへ生まれ変わっています。
自然からインスパイアを受け、館内は海、森、大地をイメージさせる温かみと、
生命力を感じるカラースキームを設定。
ラスティックモダン、プリミティブモダンのテイストを採用し、
素朴感ある自然素材を使いながらも暮らしやすさや
シャープなデザインに昇華させたインテリアで設えています。
デザインを手がけたのは、渋谷区神宮前にてインテリアに関わる
すべてのモノをデザインしている〈LAND〉。
意匠、機能、ディテールのクオリティにこだわって設えられた空間は唯一無二です。
ラタンシェードを本革の紐で編み込んだ照明器具やシェードの雰囲気が
素敵なフロアランプからは、明かりをつけると暖かさが客室内に滲んでいきます。

「特別な雰囲気の空間(非日常)」をセレクトテーマとして
床や天井、内装の全体的な無機質な良さを活かすために素材感、カラーを加えることで
空間に暖かさとおもしろさ、非日常感を演出。
木部や石目調の化粧板で空間と家具アイテムを馴染ませつつ、
ソファやベッドフレームなどにアクセントとなるファブリックを使うことで
空間に彩りと華やかさを生み出しています。
温もりを感じるデザイン性豊かなライトを複数配置し、
まさに「FARO」(=灯台)のように夜でも明るく灯光を放っています。

貸切家族風呂にはサウナを完備。
完全プライベートな空間なので、家族でゆっくりと
リフレッシュした時間を過ごせます。
真鶴半島と相模湾が育んだ地場の食材を使用したレストラン〈燈下〉

真鶴半島と相模湾が育んだ地場の食材を使用したレストラン〈燈下〉では、
宿泊者はもちろんのこと、地域住民や観光客もビジター利用が可能です。
朝食、夕食だけでなく、ランチやスイーツ、テイクアウトなど
朝から夜までどの時間帯でも利用しやすいオールデイダイニングとして
大勢の方々に親しまれる場所を目指しています。

このほか、ホテルオリジナルのグッズを販売するショップや、
相模湾とまち並みを見下ろせる開放的なルーフトップを有効的に活用するため構想中。
海の上にかかる雲の流れや、船の行く先、紺青の違いから潮目を観察したり、
果てしなく続く海を高台から穏やかに見守る時間を過ごせたりと、
非日常の体験ができます。

今後は真鶴町の飲食店と提携することや、自然を感じるアクティビティのプランや
移住体験プランなどの展開も計画中。
真鶴をもっと知って、遊んで、好きになる。
〈HOTEL FARO manazuru〉はその道しるべとなりそうです。
information
HOTEL FARO manazuru
*価格はすべて税込です。
